2012年12月

2012年12月30日

種子島で年越し

沖ガ浜田黒糖生産組合の仕事納め。34号小屋と31号小屋が連日夜に小屋で囲炉裏を囲んで打ち上げ。広美に連れられて参加。焼酎である。

お茶の生産者とも忘年会。種子島のお茶の生産は100年前に静岡の掛川から集落単位で移住したお茶生産者が始めている。九州など産地を探して最も条件が良いと種子島に住み着く。種子島にお茶かと驚いたが、じつはすごくレベルが高い。

近所のいとこの和昭さんちで集落の独身男が集まり忘年会。60歳前後の10数人。盛り上がる。焼酎である。

暖かいとはいえやはり真冬。天気が悪くなると肌寒い。今日は風が強い。西之表港では白波がたっていた。

今晩は、親類縁者で懇親会。準備に走る。島は高齢化。その仲間入り。近未来をどう組み立てるか。村で考える。画像1


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2012年12月27日

中澤満正さんとの面会

痛いなんてもんじゃない。本当に自殺しようと思った。一瞬で楽になれる。

ホスピス病棟。ホテルの様なたたずまい。広いラウンジを通り一階の直ぐの部屋。一人部屋でドアの外から声をかける。返事とともに入るとベットから起き上がられた。

一層小柄になられた。血の気も無い。鼻に管がある。体にも数本。いまはこの管で生きていると話す。食べられない。栄養も送り排出もこれだという。相変わらず普通に話す。

腹が痛くて我慢ができなかった。その凄まじい痛みに耐えかねた。その時、女房が申し込んでいたこのホスピスが一人だけ受け付けてくれた。死の間近かな順だ。それで僕が選ばれた。助かった。ここは痛みの原因を直ぐ理解し取り除いた。

お腹が消化も吸収も受付ない。そこで膨張し極限で痛む。看護婦に言ったら麻酔で眠らせて浣腸してくれた。朝目覚めてお尻が冷えている。しまった、粗相したかな。パットの便が垂れていた。浣腸だ。綺麗に拭いてくれた。

例のすこしいたずらっぽの顔で話す。いやこうなると恥もなにもない。ありのままだ。ニヤリとされる。生気が戻ってきた。

目が語っている。生協はこのままではダメになる。心配だ。大胆に舵をきれ。面舵でも取り舵でもいい。思い切ってやってほしい。生産者やメーカーがいる。それを忘れるな。

場だ。生死の空間。
クリアで情熱的な精神。その熱い純粋。
おもしろい魂。極限にあって一歩づつ歩む。一日一日、生の時を刻む。中澤満正という生き方。

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2012年12月26日

大いなることわりへの旅 夜明け前に

上を見ると星がまたたいている。
澄んだ空気は手指先にしみる。
シャワーを熱くして最後は冷水を浴びる。
観えない身体の傲慢を揺さぶる。内奥の横着を洗い流す。強い呼吸。

身仕度を整えたらゆっくりと走り出そう。ごく軽く。苦し過ぎない。楽過ぎない。その境界域をつかんで持続する。呼吸とリズム。体内を循環する。

頂点。首。肩甲骨。脊椎。背中。仙骨。お尻。太もも。膝。足首。踵。足裏。指。親指から小指へ。意識を回す。吐く。深く吐く。

光の玉。天頂から体内へ。バターのように全身を洗い流す。細胞に沁み渡る。呼吸。吐く。長く吐き切る。

人はそれぞれで懸命に生きる。それがなぜ分断され不幸になるか。そのことをそのまま感じる。アタマではなく感じる。嗅覚。聴覚。視覚。触覚。運動覚。研ぎ澄ます。

星のカケラ。集まる。発熱し燃える。冷める。海。生命系。人の誕生。社会。矛盾。生死。破壊。再生。

夜明け前。澄んだ空気。凍てつく。そこをゆっくりと走り出そう。ゆっくりと。吐きながらゆく。体内を覗き込むように。画像1


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2012年12月25日

佐渡帰省とトキ

土曜日夜と日曜日まで佐渡に帰った。野浦には母がいる。93歳。いまは兄が面倒を見てくれている。帰るとどなたですかと聞かれた。兄が伸司だと言うと喜んだ。

やはり兄が居ると匂いが無い。母一人だとどうしても尿の匂いがした。寝てはいるが用便には起きるし居間でテレビも見る。まだまだ元気だ。

広美のことは覚えていた。着替えを手伝う。床の間に花を活ける。掃除。

昼に宮司や太夫が来た。中島君とみんなでいっぱいやる。宮司はこれから仕事だと飲まない。エライね。

久しぶりに晴れたという。兄と潟上温泉に行く。途中で田んぼにトキがいた。サギと一緒でわかりにくい。対向車が近寄ってきて、あれがトキだと教えてくれる。と、飛び立った。羽が美しい。朱色。

加茂湖湖畔からは雪渓の大佐渡を臨む。美しい。家では母がにこやかに言った。幸せだと。ありがたい。感謝。画像1


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2012年12月24日

青木等君と真生子さん結婚式 in ささかみ

昔の田舎の結婚式。お祭り。バカもやる。
久びさにその雰囲気。一緒に参列した石塚美津夫さんのいうまるで学芸会。おもしろかった。

青木君の真生子さんとの出会い。田んぼで婚活第一号。壇上に稲を植えて仲間の男たちが女装して真生子さんとの出会いを演じる。さらに元カノたちの登場。等君の教えている柔道部の子供たち。乱取り。

さては恒例のJAささかみ青壮年部の仮装乱入。今回はカエルたち。最初は榎本正太青壮年部長。紹介はこのあいだ結婚式したばかりの鈴木朝美さん。会場が一気に盛り上がる。

結婚ってじつはバカなもの。笑い飛ばそう。一人ひとりの物語。そして出逢い。不思議なつながり。そして仲間たち。

真生子さんは髪飾りに稲を飾る。手には稲束。等君。今年の稲品評会で金賞を得たという。有機農業家。仕事は土地改良区事業。

石塚さんとささかみの田んぼを行くと、所々刈取り跡に時季外れの苗代様の田んぼが見えた。今年は田圃整備で補助金が出たという。そこでオリザささかみ自然塾でも何枚か圃場整備した。その田圃整備のプロが青木等君だ。

真生子さんとのデートは農業機械展示会。話は農の未来だという。ささかみの若い有機農業家。めでたい。画像1


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2012年12月21日

シュール

夜半に月を見た。
かまぼこの切れ端のような月を。
澄んだ深い暗青色と白銀色の月。
月に向かって大勢の人がいまひとときの生を感じているのだろうか。
寒さに震え哀しみに耐えながら、その痛みを遠くにおしやるように。
けっして僕たちはかわることができない。その絶望を体感することはできない。
月はしだいに北西の空に傾いていく。
いつの間にか、空が白々んでいく。透明な夜がまた掻き消えていく。画像1

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2012年12月20日

幸せ三原則 病気について

人間が幸せになる三原則
健康、お金、気持ち
そのごく私的見解
健康について
病気がないことではなく、病気について自分の考え方、方針を持っていること。
健康はまず食と運動にある。食はエネルギー供給だけではない。人体細胞の原料供給。細胞は毎日壊され作り変えられる。その原材料。それを腸でバクテリアの力を借りて分解し吸収。吸収した成分は血液に溶けこみ身体全体に運ばれる。血が汚れると細胞異常がおこる。

腸が問題。腸は細菌と共生して活動。この腸内細菌のエサが植物繊維。消化の悪いこの植物繊維を摂らないと腸内細菌が働かない。野菜、根菜類、玄米、雑穀がいい。

ミネラル。身体細胞のバランス。海のミネラル組成、マグマのミネラル組成。これを身体でも同じくする。岩塩、海の塩。梅干、味噌。天然のもの。

植物乳酸菌。納豆、味噌、漬物。これが体内で共生。セロトニンなど脳内物質を製造する。腸内にて。

運動。身体の中の他人。パラドックス。抑え込むと反乱する。疲れたら運動する。疲れて休んでも、疲れが取れない。弛緩すること。身体がコル人は緊張し過ぎ。これを取るのは呼吸と運動による。

血液と血管。高血圧は血管に汚れが溜まり狭くなる。あとは廃用性萎縮。使わない末端細胞の血管細管が詰まる。結果、さらに血が汚れ圧が高まる。これを治す。運動。一日数回血流を早める。汚れを落とす。軽い運動。汗が滲む。

心。競争しない。他人の評価を気にしない。あるがまま。艱難辛苦を楽しむ。事件事故に向き合う。深く考える。ワガママな自分を眺める、一呼吸置く。深い呼吸法。

お金。基本はお金で買うものを無料で調達。食材は作る。畑田んぼ。メシを作る。さらに活動費を捻出する。交通費、書籍、あとは会議費。収入は少なくても活動費が調達できればいける。

お金は回す。三人。それぞれ10万円。使わないとGDPはゼロ。しかし相互に渡すと30万円の経済の誕生。回す。貯めない。

山野で素手で生きる。サバイバル。修験道。アウトドア。ここに野生の人間が誕生する。生きる愉しさ。画像1


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2012年12月19日

立教大学全学共通カリキュラムの志波早苗さん

生活サポート生協・東京の志波早苗事務局長が立教大学で講座を持っている。その全学共通カリキュラムのテーマは「いのちの尊厳と福祉」である。

その第11回事例紹介でパルシステムについて報告した。1時間30分。大学の授業で話すのは千葉大学園芸学部で斎藤修先生のフードシステム論での事例紹介をもう7年くらいしている。他にも一橋大、東大、東京農大、愛媛大、宮城大などフードシステム関係でパルシステムを紹介している。

高校中退のせいか逆に大学はその雰囲気が好きだ。もともと新潟大学にも高校生の時から社会問題研究会を学生たちとやっていた。ませていたのだ。

講義をすることは、一番する方がおもしろい。反応を見ながら対応する。基本筋を立てながらも小ネタをたくさん持っていると話が弾む。所詮、教授じゃないので実践をいかに楽しく学んでもらえるかである。

力を入れるのは理念とビジョン。心豊かと共生について。そして2020ビジョン。三つの輪と五つのテーマ。これがポイント。
そして食である。

志波さんは倫理的消費を展開する。エシカルコンシューマー。だがこなれない訳。言葉のニュアンスが硬い。無理やり選択するかに受け止められるかもしれない。本来の自分の食を深掘りすると、じつは倫理的消費になると思う。

身体と心。これは食べることからはじまる。その意味を語る。生協の食の役割。細胞、腸、腸内細菌、食物繊維、血液、ウンコの大切さ。

食と農による社会改革。商品の意味。つながり。お金の回し方。情報型商品。地域コミュニティ。起業。NPOなど非営利活動の意義。

しかし志波さんのこの講座の意義は高い。地域でパルシステムが認知される。だがまだまだ真の理解からほど遠い。そこに大学と組んだ授業。おもしろい。

学生たち。真面目。だが覇気が感じられない気がした。昔の野生化からみると、高度な社会。その時代時代の学問のあり方。
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2012年12月18日

伊藤雅俊名誉会長との会食

セブン&アイ フォールディングの伊藤雅俊名誉会長。5年前にもパルシステムで講演していただいた。昨日はパルシステム連合会役員たちと懇談会。88歳。秘書も連れず来訪された。おおやかずこさんにお世話になった。

あまり話すのは得意じゃないと言われる。下手だと仰る。ぽつぽつと話される。創業者の意思をどう伝えるか。売れない時代、大不況での販売について。杖を使われるがしっかりとしたお身体。独特のやさしいお顔。

少し聞きとりにくいくらい小声で話される。じっくりと。
三無いについて。「お客様は来ない」、「お取引先は商品を卸してくれない」、「銀行はお金を貸してくれない」。その時期が長かった。家業を継いでから長かった。

雪印はいい会社だった。北海道の工場にいった。そして見た。取り扱いたかった。でも相手にしてくれない。セブンイレブンのときにもそこでは売れないと許可してくれない。羽田までトップを追いかけてけんかしたこともある。それが大きくなって入れてくれた。10年してようやく相手にしてくれた。昔は良い商品を扱いたくてもダメだった。相手にしてくれない。そういう時代が長かった。

売れるか売れないではない。お客様は来てくれないのが当たり前。いつのまにかお客様が来るのが当たり前になっている。売れるのが当然となってしまった。いつのまにか取引してやるに堕落する。良い会社だったものが破綻する。みんな勘違いする。傲慢になる。残念だ。

シアーズローバック。ウオルマート。など創業者とは友だち。いろんな勉強をさせてもらった。セブンイレブンはアメリカの創業者から破産前に全株を買った。その後、暴落。大損した。分かっていた。しかしセブンイレブンを守った。いまはアメリカでしっかりやっている。

三井銀行。その支店長が昔はじめてお金を貸してくれた。返せなかったら自分もクビだと。そして必死で返していった。ありがたかった。契約をちゃんと守る。昔の衣料品業界はそれがいい加減だった。そんなことでは信用は出来ない。信用が一番大切だ。株式上場。それで大金持ちになりダメになる。すばらしい人たちが落ちていったのを見た。

昔のアメリカ。ゴールドマンサックス。企業を育てる。家族付き合い。今とは違う。お金を貸してくれた。育ててくれた。
ドラッカーとは死ぬまで40年以上に渡り親密だった。彼の大学に記念館を寄付した。いまもある。家族付き合い。

お昼を兼ねてパルシステムの自慢の商品で試食会。伊藤さんはいつも、来られるたびに現場を見たがる。前回は岩槻セットセンターの仕分け作業。そしてパルシステム東京の配達について回った。商品案内も食い入る様に見る。規格は大きくないか。価格は高くないかと。

おいしいと語った芽吹き屋のおはぎ。こだわりの大牧農場の大豆を使った一品。芽吹き屋の阿部製粉の阿部会長とは友達だと語った。お肉はコアフードの牛肉。見た目はあばただが美味しいという。これはその通り。Aなんとかとかの霜降り肉とは異なる。健康で国産自給飼料100%。あれもこれもと食べてくださる。

扱いアイテム数は。PB商品の割合は。仕入れ計画と発注の誤差はどうしていると、矢継ぎ早に質問される。見事な現場感覚。消費者目線、取引先目線。販売目線。

そうか幅を狭めて、ちゃんとこだわっているのか。そうにやりと笑いながら目を細めた。
王子とこじき。日本最大の流通業の王者。すこしもぶらない。威張らない。いつも食べものにこだわる。食品産業に造詣が深い。世界の動き。世の中の動きに敏感。貪欲。

虫の目、風の目、鳥の目を持てという。
純粋で真剣で楽しむ。健啖家。創業者をジカに見ること。生で語り合うこと。本やテレビではつかめない。その生き方に学ぶ。違う世界に生きていても相通ずる物語。
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2012年12月17日

選挙と政策

自民党と公明党が圧倒的に勝利した。この時、何が大切か。

腹が立って仕方が無い。あれほど2大政党制を支持して政権交代を可能として、この国の閉塞状況を変えてくれると期待したものが、これほど見事に破綻したこと。見るも無残に破壊されたこと。頭にくる。バカヤローと叫びたい。

冷静になると、選挙をもっと考えなくてはいけないと胸に迫る。政治が嫌いだと言い放ち、なるべく関わらなくしてきた。政治家なるものと話すとズレを感じる。一生懸命は分かるが、時代の大きな変化を感じていない気がした。とにかく中身が薄い気がした。選挙は、ミクロとマクロで見る。ミクロは、地域で一人ひとり支持者と語りコミュニティごとに集票すること。マクロは、浮動票とよばれる流れ。これはマスコミなどの情報に左右される。この両方を見ていくこと。

しかしここまでくると、自分自身が関わりを強めていかなければと自省する。どう関わるか。
原発稼動の阻止。廃炉へのステップの着実な推進。脱原発の電力の急速な推進。さらに使用済み燃料の処理。汚染された地域の対応。これは死活問題である。まともな人は皆恐れている。次なる大地震の前に可能な限り稼動をやめて、使用済み燃料の対策も早急にしないともうひとつ事故が起きれば国が無くなる。

被災地の新たな地域コミュニティの創造への支援と連帯。あいも変わらない上からの大規模公共事業。これをやめさせる。逆に地域のコミュニティを主体とし環境との相関と持続可能な地域経済を生み出す復興への道。インドネシア大地震、大津波被害に対する国連のカイロ原則。これを推進すること。被災地で安全・安心で地域の住民主体とした未来ビジョンを創造すること。協同の社会作り。

急速に破綻する世界経済への対応。
工業生産の中国シフト。インドシフト。これに対応するアジアにおける持続可能な経済と平和への連携。破綻するアメリカを頂点とした20世紀型金融資本主義に代わる協同組合運動の意欲的な急速成長。
アメリカとEUの破綻の大津波の影響回避。アメリカ自由貿易(TPP)加盟の阻止。アメリカブロック経済圏からの離脱。世界を食と農とケアのローカルな自給圏としてインターナショナルでネットワークする。貧しきものの世界協同。本来のアメリカとEUの地域の人々とのローカルコミュニティへの連帯。EUはいまローカルマネーの大氾濫。99%が主人公となる連帯経済。

閉塞状況を打ち破るビジョン。
敵が攻めてくるから自ら武装して戦う。は、結局自らを悲劇的に破綻させる。防衛が閉鎖的な武力の強化では、個人も地域も国家も破綻する。戦わないことが自らを守る(孫子の兵法)。敵に合わせる(合気道)。銃は昔から悲劇を生み出す。戦争は人間を破壊する。
心豊かな世界。生物多様性とエネルギーの転換。生命圏経済。生命圏の思想。食は世界をつなげる。農は平和の思想を広げる。有機農業と伝統芸能。文化の感動性。日本の里山思想の世界性。持続可能な豊かな未来。生かす思想。

社会と国家を変える。
その政治的ヘゲモニーの思想は、旧来の権力志向では見出せない。どうするか。
愛と平和のパワー。国家主権での対立による、経済破綻の覆い隠しに対抗する。政治の行き詰まり。これを看板だけ張り替えても無駄だ。逆に政治そのものがダイナミックに変わる。二宮尊徳、ガンジー、賀川豊彦、中村天風、ビートルズ、ジョブス。ヨガ。雲水。
そのモデルは、じつは地域にある。田畑にある。
あるいはインターネットによる新たな個人性の獲得とネットワークにある。

自然人としての個人が変わること。それは小さな一歩からだ。
国家が代わること、それは地域ごとのコミュニティの再構築からだ。
一人ひとりが地域未来の主人公になること。それを協同の力で感じること。その暮らしと社会システムと経済の一体的運営を実感したときに真の政治が始まっていく。観客政治の終焉。

いま全国の地域、里山、里地、里海から様々な協同の渦が増大している。いろんな運動と事業。
それがやがて新たな社会へのモデルとなって登場してくる。その力強い胎動をこそ連動する。そして政治をやがて変革していく。そのための試練。
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2012年12月16日

永島敏行さんと坂東玉三郎 「日本橋」を見る

二瓶徹さんに誘われて、地域伝統食品ブランド「本場の本物」関係の仲間の皆さんで、日生劇場の「日本橋」上演を見に行った。同じく審査員の永島敏行さんが出演しているため。こういう芝居ははじめてだ。

坂東玉三郎主演。彼は人間国宝。歌舞伎界でも特異な存在だという。実は佐渡の鼓童の芸術監督もしている。佐渡市は玉三郎さんと連携して伝統芸能の里を世界に発信したいと甲斐市長はこの夏に語っていた。永島さんも農業を続けている。さらに青空市場を常設している。佐渡もかなり行っていると言う。この日は、終演後に一緒に打ち上げに出ていただいた。逆にお土産をもらった。青空市で売れている干し大根など乾燥野菜セット。玉三郎さんも食にこだわるという。

新派というらしいが、要は演劇。歌舞伎とは違い明治以降の泉鏡花原作で分かりやすい。独特の世界。3時間を超える長丁場である。日本橋の芸者の世界。その複雑な男女の有り様。複雑なようで純真。夢幻のなかの一本の芯。それが言葉と三味線と美しい舞台でのイリュージョンとなる。

食と農の世界。これを表すのは言葉だけでは伝わらない。参加型の世界。身体性の世界。映像。音楽。
伝統芸能の奥深さ。まるでシロウトの目にもその世界の片鱗が輝いて見えた。二瓶さんに感謝。
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2012年12月14日

集団的無責任 仕組みの問題 協同

ある人類学者が戦争で人がなぜあんなに残虐になれるかと実験した。
アイデンティティクライシス。自己確立を揺さぶる。組織を与え役割をふる。すると、その役割に忠実な人ほど平気で残虐になる。真面目な殺人者。戦前の日本軍。ナチス。

組織のパラドックス。素晴らしい目的の組織が外部との関係では変容する。排除された外部に対しては、人間の組織が一番酷くなる。戦争し虐殺する。恐ろしい殺人鬼。素朴でいい人たちがそうなるという。

情報の非対称性。
マスコミュニケーション。情報提供者が組織する。大量生産で一方向性。一つの見方の流布。受け手は受動者となる。消費者だ。情報の消費者。テレビ、新聞、雑誌、すべて一方通行。作り手は見えない。真実はどこにある。受け手にとって必要な情報とはなにか。

集団的無責任。
集団的議論は意外に創造的ではないという。誰か発言する人が決まりみんなが引きづられる。そしてあたかもそれがみんなの意見かに錯覚する。これはいずれ覚める。頭の良いと思われる人が洗脳する。
組織論理。みんながやっている。僕だけじゃない。組織を動かすには個々のレベルの問題を挙げていたらキリがない。組織の規則に従う。役割に忠実。仕方ない。が暴走を始める。外部と乖離する。

事実、実験すると、集団的思考や行為は無責任を生み出すという。人間の組織が非人間性を内包するパラドックス。これを意識しておく。

ではどうするか。
個人の思考と協同を育む。そのために先ずは個人作業を先行しその考えを発表する。情報の発信者となる。生産者となる。一人ひとりが生産者となる。発信者となる。それを皆が聞く。我慢して聞く。くだらないと思われる発言にも意味がある。それを受け止める。
そしてグループで意見交換する。それも各自がそれぞれ発信者で受信者として。そしてその議論をポストイットで書き記してまとめていく。すると個人を超える。協同生産者。協同消費者となる。みんなの思いが協同の場を、情報空間を作っていく。

個人作業。個人生産者の大切さ。
組織からの自由。自由だが協同する。自立と連帯。これがワークショップの方法。議論の方法。仕組み。内容も大切だが、この方法は更に大切だ。京都大学今西学派のフィールドワークから生まれた方法。自然観察と思考の発展。

野性の思考。
自然体験。人工環境での人間劣化。温室での植物劣化。ラクするとカラダが退化。暑さ寒さを回避すると免疫力が劣化。困難から逃げると思考が衰弱。冒険。探検。

農の思考。
土に触れる、土はミネラルとバクテリアのシステム。水に遊ぶ。学ぶ。自然と一人ひとりが触れ合う。体感する。五感の解放。そして食べること。生命をいただくこと。

状況認識。問題把握。未来展望。実践。の共有。協同の面白さ。発見。
未来は協同のなかに見える。画像1


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2012年12月13日

パルシステム静岡 in ホールアース自然学校

ホールアース自然学校は富士山が目の前に見える山のなかにある。事務所棟や住居棟などと集会所も点在して素敵な空間になっている。

上田さんに言われて林の中の木道を駆け下りると美しいせせらぎに出た。この川でカヌー教室もやっている。途中には野ざらしの木組みの教室やドラム缶の露天風呂もある。創設者の広瀬さんは冒険家。インドのアシュラムにも関わっている。

副理事長の上田さん。このホールアース自然学校との出会いで静岡に引っ越しした。パルシステム静岡を創設した。その近くに田んぼを借りて岩元専務や職員たちでお米作りに励む。

晴天に白雪を冠した富士。それに見守られながらの田んぼ作業。生協の原点がここにある。美しい。

さて、パルシステム静岡は6年めに入った。理事と部課長で一日中ワークショップ。まず到達点の評価。良かった点、問題点、課題を抽出する。個人作業を黙々とこなして書き出す。そしてグループワーク。模造紙に展開する。チームの代表が発表し他のみんながコメントする。

2020年ビジョン。どうなっていたいか。評価の上に課題を整理してイメージを書き出す。あれもしたい、これもできる。
だが最後のフェーズでは、現実に着手すること。出来ることから一歩一歩計画する。

まだまだ粗削りだが、文書のまえのビジョンの荒々は共有した。個人と全体。このワークショップのおもしろさ。見事にみんなの気持ちが集合する。展開される。

自然学校は自然と人のあり様を学ぶ。生命の偉大さを学ぶ。協同のパワーを自覚する。競争や勝ち負け、優劣といった価値観から離脱する。生命圏と自然界に抱かれた豊かな時空間のマジックに覚醒させられる。

自然学校という豊饒。

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パルシステム静岡 in ホールアース自然学校

パルシステム静岡の理事と部課長職員で、研修会を行った。場所は静岡県柚野。画像1


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2012年12月12日

心豊かなくらし 共生の社会

哲学する
大転換の時代
社会の崩壊と大恐慌の時代に向かうときに、求められる生き方

大量生産、大量消費、科学万能、組織巨大化、人間中心、の時代はその金融資本主義の破壊と共に終わらんとしている。

レボリューション。
ビートルズの歌。革命。
革命は誤った政権を打倒すること、敵を打倒すること、権力を奪取することか。
ビートルズは唄う。自分を変えること。一人ひとりが変わること。

ガンジーがかって言ったこと。イギリス帝国からの独立運動。アヒンサー。非暴力の抵抗運動。若者たちがテロと人民軍を作ろうとした時に。暴力と権力でイギリスを打倒し追い払っても、イギリス人のいないイギリスにインドがなるだけだと。
インド独立運動のシンボルは糸車。インドの畑で昔ながらの綿花を栽培し大規模な工場ではなく、家族で糸車で服を作ろうと。自給思想。

心豊かとはなにか。
心が貧しいとは。アジアのスラム。不衛生な薄らぎたないその道端の子どもと母親。その子の生き生きとした目だ。
高層ビルと電車や自動車に囲まれた街の子供たちの淋しさ。

競争に負けても、失業しても、病気になっても、年老いても安心して面倒を見合う家族。地域。組織。コミュニティ。これがあることで心が安らぐ。人間らしい暮らしが可能だ。

共生とはなにか。
競争の真逆。手垢がついた共生という言葉。ダーウィンやネオダーウィニストたちの進化論の破綻。
生物進化説の誤謬。DNA万能の誤り。生物はぜんたいとしてネットワーク。共に生きている。環境との深い相関関係。

哲学する。
哲学はアリストテレスやソクラテス、カント、ヘーゲルではない。みんなしている。生き方を考えること。これを深める。意識する。

日曜日にJAささかみ農家組合長会議に呼ばれた。ところが越後湯沢駅で立ち往生。6時間待たされて結局戻った。新幹線で缶詰。
おかげで本が一冊以上読めた。なかなかいい。画像1



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2012年12月11日

自分を愉しむ

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過去からか、未来からか(挑戦者へ)
天邪鬼とパラドックス
外から眺める
苦痛、嫌なこと、辛いことをおもしろがる
死の先に
神の存在、自分のなかの、世界に自在するもの

事業計画とは何か
過去の延長には無い。未来のビジョンを手繰り寄せる。出来ない理由を探さない。バカになろう。根拠の無い確信。信じるパワー。誰もやろうとしなかったこと。

自己管理とは何か
管理すればするほどダメになる。忘れようとすると忘れない。覚えようとすると忘れる。記憶のマジック。
怖いこと。逃げると襲ってくる。嫌なこと、避けようとするとブツかる。
どツボにハマる。だから自らハマる。嫌なこと、辛いこと、怖いこと、に進んで向かう。向かいたい。

自分を眺める。狸おやじ。小柄で小肥り。ナゾのとっちゃんボーヤ。アホ。おっちょこちょい。自分勝手。ご都合主義。
自慢じゃないがパラノイヤ。歯医者行こう


死の先
どうせわからない。ならば勝手につくる。パラレルワールド。量子的世界。死ぬ瞬間。多重的世界への旅。楽天家。

神は存在するか
当然、自明。どこに、何処に。
自分の体内、そこここに。世界に溢れている。ワンダーランド。

なんという素晴らしい人たち。素敵な世界に僕たちはいる。一瞬いっしゅんに感謝である。





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2012年12月09日

夜明け前に

まだ暗い夜に、いつもふと目覚める
若いときのあの寝坊する勢いは失って長い
夜、眠りはじめるとすぐ朝がくるような体力は失われた
だから夜はいつもある。夜の中にいる。そういう気がする。

昼が、殻を脱ぎ捨てたもうひとりの自分だとすると、
夜は、その一層下の自分のような気がする。
薄暗いなかのほのかな灯りのまわりに漂う

威勢のいい、気合を入れた、バネ仕掛けの自分と
身動ぎもせずに、漂う自分と

心の世界を旅しながら
あらゆる想念をもてあそぶ

人間のゆらぎのおもしろさ。
エゴイストのパワー。その怯えた力。
卑猥な妄想。幻想郷。
戦場の恐怖。勇敢な戦闘。
難解なゲーム。物語。

海に漂い、空を飛び、断崖から落ちる。
場末の裏道でゴミを漁り、いつかみたこともないような
舞台で冷汗を流している

ただじっとして
言葉になる前の思いつく絵をみる
映像と不思議な経験の旅をしている

僕たちは、いずこからきていずこへいくのか。
みなひとりづつ、いずこかへ無自覚に流されてゆく
あらがうことはできないその旅

不思議な、ふしぎな、ワンダーランド。

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2012年12月08日

鳥取県畜産農業組合と京都生協 産直の原点

鳥取県畜産農業協同組合の釜谷組合長。鳥取県西部の農民運動にも言及。賀川豊彦。
まだ組合がないころに京都生協と産直を始める。

共に出資して牧場と交流会館を建設。画像1


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2012年12月07日

鳥取県 螳罐殴臣歹癲大山乳業協同組合 訪問

鳥取県境港市に井ゲタ竹内という会社がある。境港は宍道湖の上方の島根県との境にある。漁港。カニの水揚高は日本一。いまは寂れているがそれでも漁業はまだまだ盛んである。

その境港の商店街。うら寂れているなんでもない町並みだが、そこに水木しげるの漫画の登場人物というか妖怪たちがそこここにいる。石碑にブロンズ像。この町に年間200万人も訪れる。水木しげる様さま。ゲゲゲの女房のパワーである。

水木しげるといえば、昔若いときに調布市の市会議員の選挙の事務長をしていたころ、水木先生の家に出入りしていた。小池一郎議員の応援をしてくれていたから。水木しげるは政治家が嫌いだというのに、小池先生だけは別だと平気で鬼太郎のキャラクター使用をタダで許してくれた。座談会も無料で出てくださった。

水木しげる効果。町並みのなかの妖怪たち。これは市民が自主的に募金し一個づつ設置し増やしているという。いまも増え続けている。

なんでもないお店が妖怪グッズを手作りして並べていた。へたくそだが味がある。そして、なんか町全体が普通で、統制がとれたいかにもの感じ、がまるでない。普通なのだ。普通の地方都市の寂れた町並み。なんだがである。妖怪がいるのだ。気になる。

さて、そこから小一時間ほどいくと大山乳業につく。ここは40年以上前から京都生協と産直交流をしていたという。しにせの酪農組合。しかし立派な工場があった。

ここは166戸くらいの鳥取県の酪農家が全部集合している。そこに5名もの獣医が雇用されていて22名もの営農指導員がいる。酪農家に丁寧に飼育指導を行っているという。

結果、なんと体細胞が15万を世界初できった。ものすごいレベル。画像1


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2012年12月06日

ココロの練習

感情、ストレス、免疫、癌、病気。
この身体変動を司っているのがココロ。
全身に張り巡らされた神経組織。各細胞には血液循環とリンパ節と神経網がある。

この神経網と細胞が密接に繋がっている。各細胞はそれ自体で宇宙のような複雑な動きを人知れず行っている。そしてそれが全身でネットワークしている。

神経ネットワークのハブ。そこに意識が発生する。ココロ。こころ。心。

この機能。意識をなすがママにすると、環境変化に弱くなる。壊れ易くなる。すると各細胞にも影響がでる。異常が起こる。いや異常とはいえず、神経異変への対応が起こる。顔に出る。

元気で明るいこと。顔と態度。これはココロからでる。これは表面だけでない。身体全身に影響している。各細胞に指令がでている。

全身に張り巡らされた神経網ネットワーク。それをいつも明るく楽しく朗らかにする。全身細胞もまた明るく楽しく朗らかになる。免疫力。

ココロの練習。嫌なこと辛いこと厳しいこと。それに向かう。それに慣れて楽しむ。愉しむ。おもしろがる。病気が逃げていく。

ぐはははは。バカになろう。画像1


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2012年12月05日

今西錦司とフィールドワークの思想 その現在 嘉田先生

今西錦司、故人、元京都大学教授。
進化論において独特の「棲み分け論」と呼ばれる学説を唱えた。
それと京都大学今西学派と呼ばれる様々な人を育てた。その手法が探検隊。フィールドワーク。

なぜいま今西錦司か。そして梅棹忠夫か。彼らに学びたい。彼らを見習いたい。

川の上流部と中流域と下流で魚の生態の違い。生存競争だけでなく環境との相関に注目した。環境が種を棲み分ける。生物は「変わるべくして変わる」進化説。いまから見れば川を岩石と温度と水と生物で考えること。植物プランクトン。小型生物など。その広がりのなかから生物層を見ることという、単なる種の生物の競争仮説とはまったく異なる視点を出していた。

探検隊。1942年中国とモンゴルの境、大興安嶺を探検した。そのころはまだ地図も無い世界。隊長は今西錦司。そして川喜田二郎、梅棹忠夫など当時学生だったそうそうたるメンバーが参加している。

梅棹忠夫は後に国立民族学博物館を創立する。がその出発となったのが今西との出会い。川喜田二郎はKJ法を普及し組織の創造性に貢献。仲間の西堀栄三郎は南極探検隊長、その後東北大学。などおもしろい人たちが多勢いる。生態学手法。その草創期。定義もまだ無い時代。

探検が単なる自然研究に終わらず、博物学でもない。動的に植物や動物の関係を深掘りする。考える。
これが地学、地理学、動物学、植物学、農学、医学など専門領域を超えて強いつながりをもって地域を探検する。この成果の一つが梅棹忠夫の「「文明の生態史観」である。ここで西洋思想の文明の発展観を批判し自然と気候と人の社会の関連性を説く。

梅棹は歩く。見る。聞くを重視しフィールドノートを作成する。そのメモは詳細なスケッチも書く。写真より表現できるという。もちろん写真も膨大だ。なお、歩く、見る、聞くといえば宮本常一だが、かれも見出した柳田国男からも例の葉書をもらっている。

学問が、大学を離れる。机の情報から脱して行動する。フィールドで行動し身体を使って考える。
この京都大学の環境学の流れ。先端的な学問や思想の源流。それが今西学派だ。自アタマで考える作風。そのために本や二次情報を引き写しで論を組み立てない。自分で確かめ自分で考察し自分の言葉で語るのだ。

その京都大学今西学派の現在。環境学の嘉田由紀子先生がいる。
ちなみに生態学については、ピーター・ドラッカーが自分をいつも定義づけて「社会生態学者」と呼んでいたことを記憶している。
時代の転換期を見る、聞く、動く。おもしろがること。画像1



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2012年12月04日

ポンコツを稼働する ちんたらジョグ

足が痛い。特に階段の昇り降り。
4年前に、一番最初にNAHAマラソンのハーフを走った時は直後から痛くなり、翌日は飛行機のタラップから降りる時はひどかった。事務所で笑われた。

那覇マラソンはジョガーの祭典。
マラソンにはジョガーとランナーとその上にアスリートがいる。市民ランナーは3時間台から4時間台。5時間台でもすごい。

僕らはそういうランナーとは違う。ギリギリ。制限時間内。ボロボロでようやくたどり着く。

それでも終わった後の缶ビールの美味いこと。五臓六腑に沁み渡る。ふー、と遠くをみつめる心境。生きてる。

6時間15分。その間に42.195km。
走ろうと思ったときに、最初は100mも行けなかった。デブだった。飲んだくれていて、高脂血症や高血圧など生活習慣病で注意だった。そこでクスリを飲まず医者に通わず治すと決めた。

それまでも散歩で2時間くらいは週に歩いていた。だが歩きではここまでくると治らない。少しパワーアップする。

毎日、少しづつでかつ飽きないで習慣付ける。で通勤時に駅までと事務所へ軽く走る。1.5km。これをちんたらでもジョグで「完走」まで3ヶ月。そういうレベル。

後ろからおばちゃんたちが歩いて追い抜いていく。そのレベル。とにかく見た目はとても走っていると言えない。ちんたら。

6ヶ月過ぎると体が少し変わったかと感じた。何となくいけそう。そこで土日にヒマをみて小一時間走る。近所の丘周辺を軽くかーるくジョキング。

基本は歩き。そのステップ化。ムキにならない。競争しない。距離や時間を意識しない。意識しているが、それを外す。楽しむ。

雨のなか、こんなに多勢の人が同じように走っている。この国もまだまだ捨てたものじゃあない。近くにオスプレイの模型を抱えて走っている人。がんばろう。頑張らないで。

歩く、見る。軽く無理せずジョグしよう。身体が変わる。心もまた。画像1


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2012年12月03日

NAHAマラソンのおもしろさ 完走記

ようやくフルマラソンを完走できた。ほとんど偶然の重なりだったが。当初、目標はハーフの時間内ゴール。

沖縄は雨。NAHAマラソンには珍しいという。時々、土砂降り。肌寒い。

今回は比嘉君と山城さん小野さんなどおきまりのメンバーに坂本美春さんと広美も走った。広美は初出走。今まで1kmも経験がない。目標は2km。

土砂降りの雨のなかで、家庭用のゴミ袋を比嘉君が穴を開けて配ってくれた。これは重宝した。寒さも防ぐ。

ハーフのゴールが平和記念公園。ここだけは必ずいく。着いてみるとまだ体力に多少の余裕があった。もう少しひめゆりの塔まで行ってみよう。

さすがにひめゆりの塔まで来たらガクッときた。もう走れない。やめよう。
だが、バスもピックアップの車も無い。どうせなら歩いて先へゆこう。

27km地点で比嘉君と連絡が取れた。30km地点で拾ってくれるという。そこまで行こう。足も痛くなり歩いた。しかし渋滞で着けない。ではもっと先に行こう。

33km地点で切り上げ時間を知った。まだ余裕がある。もう少し行ってみるか。足の痛みもさほどじゃない。走れる。

残り5kmではじめて完走が頭によぎった。1kmを10分のタイムで十分。無理せずに行こう。ガタきたらやめる。それはそれでかまない。

ついに陸上競技場に入った。泥だらけのトラックを最後はみんな歩いている。多勢が詰まって走れない。そしてゴール。制限時間ギリギリ。

ちんたらマラソン。マラソンといっても三種。アスリート。ランナー。そしてジョガー。走ることを楽しむ、競争しない。

自分のカラダと心を眺める。これに最適。理屈っぽいアタマを変える。カラダで考える。ココロを訓練。楽しむ。逆境。試練をおもしろがる。

広美も13km走ったという。不思議だ。中学生以来の長距離走挑戦。

2万5千人が走る。沿道では雨の中を応援してくれる。どれほど勇気づけられたかパワーを頂いたか。

沖縄。奇跡の島。感謝。画像1


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2012年12月02日

沖縄で考える

今年も那覇マラソンを走る。
その前に下見。そして平和記念公園。

沖縄の光と影。
沖縄の光。豊かな海。珊瑚礁。沖縄物産企業連合の創立者宮城さんがかって語った。沖縄の平和経済の構築。創造。基地経済に依存しない。そのための物産開発。

では、沖縄の物産とは何か。
光と音と香り。沖縄には光と音と香りがあるという。そうか。沖縄の海と島。そこからできる沖縄の食べもの。そして音楽。沖縄のにおい。強い生命のかおり。人々の真のやさしさ。

だが、摩文仁の丘に来ると感じるものがある。
圧倒的に迫るもの。日本軍が死守するとして鬼となっておこなったこと。
沖縄の海の水平線を黒く埋めた軍艦。そこから発射される雨のような艦砲射撃と空を埋める空爆。

塹壕と地下壕から追い立てられ砂糖きび畑を逃げ惑う人びと。虐殺と投身。海岸の絶壁。

強く吹く海風。そこにあらわれる悲鳴のような海鳴り。

平和とはなんだろうか。
僕たちにいまなにができるか。

米軍と軍隊はいまも居座り、住民の民主主義は踏みにじられ、いまだに暴力がまかりとおる。
この地で。

あかるい日の光。
今日は、雨。肌寒い雨はまだやまない。明日は、はたして晴れるだろうか。

僕たちは、ながい道を走るのだ。だがけっしてあきらめない。
くるしまない。暗黒のなかをゆっくりと、だが確かな鼓動を感じながらゆく。

楽しむこと。おもしろがる精神。光と影。影と光の中を。
画像1


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