2013年08月

2013年08月31日

山城 加寿さんの訃報

昨日、沖縄の比嘉盛人君から電話があった。聞きたくはなかった。ついに山城さんが逝った。

八月3日に入院。スキル性ガンと聞いた。たちの悪いやつである。
比嘉君に「ガンでは死なない」と声をかけて励ますように頼んだ。そして念を送った。
しかし西洋医学では直せない。残念。

山城加寿さん
沖縄物産企業連合社長。沖縄の自立と平和経済のリーダー。
沖縄の企業による協同の商品開発、品質管理、販売を担って、平和活動とともに重要な存在担っている。
久米島の出身。毎年、12月第一日曜日に開かれる那覇マラソンに企業連合社員と出走しいつも完走されていた。僕もその影響を受けて、ここ4年参加し、昨年は完走した。今年もすでにエントリーが済んでいた。楽しみにしていた。完走後の缶ビールをみんなで飲むのがなによりも幸せだった。

今年は、パルシステム協力会異業種交流部会の仲間たちとでこの7月に訪問したばかりだった。いくつかの工場訪問。ぞした大宜味村と協同で村上農園を誘致し豆苗生産を開始された。地域の豊富なおいしい水を活かしたいかにも山城さんらしい取り組みだった。そこには種へのこだわり、水へのこだわり、発芽へのこだわりがあった。水を使ったエアシャワーの原理も使われていた。

東京に出てくると、沖縄の農産物や加工品、そしてしゃれた小道具。
沖縄の物産とは、光と香りと音だと語った宮城前創業社長。その後を引き継ぎ、中興の苦労を重ねられた。

風邪気味だと語られた最後にあったときの姿が目に残っている。
沖縄らしい楽天性のなかで、起業を次々に仕掛けられたこと、おそらく知り得ないご苦労もされていたのだろう。しかし、いっさい愚痴らしい話は無かった。いつも、新たな挑戦について語っていた。

沖縄の可能性。アジアでのポジション。
音楽と食と生活用具の伝統性と先進性。その深い意味を知り尽くした山城さん。
大勢の仲間が、その生き方を知っている。そのストイックに見える生き方。美しい生き方。

大企業や巨大金融や補助金に依存しない。
地域にあり地域とともにあり地域から世界へと発信する。宝島。輝ける宝島。
その豊かな世界へ。山城さん、沖縄と僕らと。ありがとう。結ぶ世界へ。感謝である。
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2013年08月30日

虫たちの不思議

富士山の裾野
そこに絶滅危惧種のミヤマシジミがいる。この名を聞くと淡水貝かと思うが、小さなな蝶々。羽を広げると背中側が薄い紫色で美しい。閉じた時は柄が派手だ。NHKで。

ミヤマシジミの生態の不思議。
幼虫の青虫が本来天敵のハズの蟻と仲がいい。木や葉っぱにいるときに蟻が守ってくれる。ある種のハエが卵を青虫に産み付けようと近づくと蟻が追い払う。アリが防衛してくれる。
そして蟻には背中から蜜を出してお礼する。青虫の背中から蜜を沁み出す。

さらに変なのは、その蟻の巣まで入っていく。まるで知っているかのように。モソモソと地上に降りて、這いながら土の中の穴に潜りこんでいく。その穴の中でサナギになる。無防備な蛹。蟻に守ってもらう。
だが、この時は蛹からは蜜は出ない。

小さな蝶々と蟻たち。
まるで協定を結んだかのように共に生きている。いつからそうしているのか。どうやって先祖代々同じこの行動を継承してきているのか。いまの青虫たちは、こんな複雑な行動を良く分かったな。永遠の謎。

当たり前
と思っていることが、こんなにも不思議なこと。いのちの持つ神秘。この虫たちのワンダーランド。
もともと虫たちは一つの命から分かれた。僕たちだってもともとは虫だった。

アスファルトの割れ目
この覆われた下の土の力。生命の生々しい力。少しの隙間から沸き出でてくる。突き出してくる。
抑えることのできない生命力。
人の知識や社会の底にある。このパワーを信じる。慈しむ。シンプルに生きたい。
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2013年08月28日

「震える牛」相葉英雄 とパルシステム

ベストセラー「震える牛」
TPPの世界が描かれている。

物語は、大都会の商店街で起こった 居酒屋チェーンの殺人事件。不良外国人犯人説で迷宮入りしそうな事件。
これを出世しない現場の田川警部補が、追い詰めていく。田川信一警部補。地取りと鑑取りの猛者。
フィールドワーク。例によってキャリアの上司に煙たがられながらだ。

舞台は、大都市から田舎に広がる。
東北地方を始め、地方都市を巨大ショッピングセンターが郊外に配置され、バイパスはチェーン店が居並ぶ。安売り競争と小売の占有。

このもたらす世界。
地方都市の駅前商店街の崩壊。地域流通と経済の破壊。農村地帯の過疎化。高齢化。
そして競争は、ショッピングセンターの崩壊へと続く。撤退と破壊。

安売り競争。
食べ物の加工技術の進化。劣悪な原料を腐らずうまくする技術。素材から作った料理を知らない人びとの大量生産。添加物の進化。信じられない低価格と高利益。

現在に日本の食と農の構造
ここに描写されている。
一見、消費者のためにと低価格競争を仕掛ける。消費する側も一円でも安くと飛びつく。ここから価値の崩壊へと急転落していく。
これは価値をお金で計ることから起きる。だがそこから逃げられない。誰もがこの世界で呼吸し生きている。
このノンフィクションのように、悪い人が典型としていて、他大勢の庶民が騙されているワケではない。
買っているのは僕たち。支えているのは自分だということ。

ではどうするか。
農の価値を見直す。そにためには食べるを哲学する。なぜ食べるか。何を食べるか。どこでできた物を食べるか。誰が作ったか。それをどう料理して食べるか。

つながり。
世界のつながり方を知る。
そしてそれを再構成して行く。自分からだ。自己を革命できるか。自己改革。
意識と肉体の分離を越えられるか。

世界革命
スピリチュアル。暴力の弱さ。競争の貧弱。知識の欺瞞。
自然の芳醇。それは自己の肉体の神秘に気づくこと。
物語。

野性化。へっぴり腰。しかし田舎にこだわる。村を愛する。
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2013年08月27日

遺伝子組み換えNO 南オーストラリア州

南オーストラリア州政府の農畜産林業漁大臣とお会いした。いまオーストラリア連邦政府は、遺伝子組み換え(GMO)を解禁し各州政府の施作に委ねている。その中で唯一の遺伝子組み換え作物の禁止をしているのが南オーストラリア州政府。

彼女は、オーストラリアが広大で自然の変化に富み、そして人口は少ないことを語る。例えば、ブドウは害虫や病気が少なく最も農薬の使用が少ない。かつあらゆる種類のブドウが栽培できるし、しているという。ヨーロッパで絶えたブドウの、接ぎ木していない原木が今でも残り、世界各地から貰いにくるという。

最初のワインのコルクを嗅ぐ。
すぐにウエイターを呼び、ボトルを変えた。コルクに嫌な匂いが残り、美味しくない。この白ワインはもっといいハズという。取り替えた白ワイン。僕には違いが分からない。

パルシステム静岡の酒
お土産にパルシステム静岡の組合員と職員の酒米ぷろじぇくとのお酒を解説して贈った。まだ若い酒だ。
すると飲み方を聞いてくる。温めるか冷やすか。
これは冷やした方が飲みやすい。通は温めるが、なにしろ若いので複雑だと言ったら、笑っていた。

遺伝子組み換え
2019年までは禁止を続ける。栽培だけではない。種も使用した農機具も州には持ち込み禁止。その徹底ぶり。ただ事ではない。

カンガルー島
オーストラリアの南。小さな低い島。ここにパルシステムのNONGMOの菜種が栽培されている。島の半分が国立公園。カンガルーもコアラもいる。アザラシも見た。
そこにニール達農民がいる。こだわりの移民たち。

クリスとダンカン
藤井蜂蜜
平田産業
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2013年08月26日

人間野性化計画 in 薮川

佐渡には、トキの野生化計画がある。
トキを野生に返す。餌から始まり環境を生物多様性に復元しそこにトキが復帰する。
このとき、環境保全と共に必要なことはトキ自体がその生き方を野性化しなければ危ういということ。トキが野生の暮らし方を身に付けなければやはり絶滅する。

で人間はどうか
いままでは自然環境を人間が横着できるように変えてきた。なるたけ自然と隔離した人工都市化計画をすすめ、人間の都合のいい状態へと変えてきた。その結果、人間はモロくなり、環境の変化についていけなくなる。そのうえ、今度は自然が激変し、温度も乱高下する。大雨が局地的に降り、大風が暴れる。竜巻がいつも発生し、台風がデカくなる。海水温度も上がり異常気象は進行する。
じつは気温や水温の上昇は、地底面と海底の圧が下がり、これによって地面の抑圧が低くなり、地震が多発するという。ええっ、すごいね。本当か。これは気圧や水圧の変化を計算すると膨大になると言う。

ではどうするか
環境変動を抑制していくか環境変動に適応していく。
このやり方は二つの方向からが考えられる。科学技術で自然破壊をくい止める。工夫する。科学技術でさらに人間を守る人工環境を強化する。
もう一つは、人間がその環境変化に適用する。これは野性化すること。温度の変化や移動、食べ物などを自然に近づけた生活をすること。動物化である。

薮川とイーハトーヴ農場
三澤孝道さんが岩手県盛岡市の山の中に蕎麦を中心とした農場を経営。そこを拠点に農と山の暮らしをしておる。岩洞湖も有り漁協と村おこしに励む。これは宮沢賢治の世界。独特の東北の世界。

毎年、ここで村のJAZZフェスティバルがあった。
村で実行委員会を作り、ジャズフェスティバルを開催していた。しかし今年は会場の関係で中止された。ここに参加し村人と踊る。そして里山の自然に遊ぶ。
しかし今年は無い。仕方なく、仲間とただ山に遊びに行った。

夜は冷える。
ここは本州一寒いところ。昼間は暑いが、夜は涼しいを通り越して寒い。布団がいる。しかし寝やすい。

小一時間。藪の刈り払い。
農場長の上野さんから教えてもらった。草刈払い器を使う。ログハウスの周辺の草藪を恐る恐る刈った。男たちみんなで作業した。へっぴり腰。
やっぱり気の置けない仲間達との山仕事というか山の遊びは最高だ。汗を流そう。山菜を頂こう。

夜は、外川さん、竹田さん夫婦、そして漁協の佐藤圭さんも駆けつけてくださった。里山の昔話に花が咲く。
里山の素晴らしさに乾杯。画像1

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2013年08月24日

マスコー製紙 労福協 食べる哲学

パルシステム静岡の挑戦
職員リーダー養成
食べるを深掘りする

マスコー製紙の挑戦
リサイクルでトイレットペーパーとティッシュを生産、牛乳パック回収運動

労働者福祉協議会
連合、労金、全労済、生協
働くこと、生産すること、雇われること、生活すること、消費者
地域連携

現場で考え、人と語り、ものづくりを見る。参加して考える。生きるヒント。
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2013年08月23日

人生を楽しむ

楽しいことは楽しい
これはあたり前
嫌なこと、辛いこと、苦しいことをこそ楽しむ。

運動は苦し過ぎてもいけない。頑張らない。辛くキツい運動を歯をくいしばり?ガマンして鍛えない。これはいかん。若い時は、ほっといても成長するので、負荷が高くてもいける。だが40過ぎたらダメだ。筋肉が壊れる。だから無理はしない。

と言ってもラク過ぎない。その中間。苦しすぎず楽過ぎない。中庸。ここを意識する。これを楽しむ。すると不思議なことが起きてくる。中間が苦しい方にズレ出してくる。要は楽しさが拡がる。

人間関係
人が悩むほぼ90%の原因。これが人間関係だ。このとき嫌いな人と苦手な人との関係が大切だ。これを避けない。逃げない。無視しない。ジッと見る。シッカリと見つめる。何が嫌か。なぜ苦手か。
好きと嫌いの中間。好きな人とだけいるのはダメだ。好きが危うくなる。好きのなかに見えなくなる。
中庸。一瞬、一瞬を眺める。人を見つめる。自分を考える。好き嫌いのワケ。これを他人のせいにしない。同じ人間で変化する。これを楽しむ。
人間関係を楽しむ。おもしろい。

事件事故
なぜ起きるか。その原因はなにか。その被害をどうくい止めるか。少なくするか。
すると原因が見えてくる。すると予防策が見えてくる。
事件事故をこそ楽しむ。

コミュニケーション
嫌いな人、苦手な人とこそコミュニケーションする。そのズレを知る。考える。考え方の違いを知る。そのクセを理解する。楽しむ。

多様性の共存
自然は不思議な曼荼羅。
そのネットワーク。これから学ぶ。これは自分の中の世界へと視点を向ける。
おもしろがる。楽しむ。愉しむ。
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2013年08月22日

韓国プルンピョンファ生協と社会的企業

チョン・ホンキュ神父と出会って20年近いと思った。正確には1995年に当時の首都圏コープに視察交流でいらして以来だった。18年間である。僕は当時けんぽく生協にいた。

チョン神父はその後すぐに生協を作られた。それからまた来日して山形県の高畠町に行き、米沢郷牧場の故伊藤幸吉代表と会う。そして韓国にBMW(バクテリア・ミネラル・ウォーター)技術を導入する。山梨県の白州牧場の椎名盛男代表とも意気投合し研修生を数年間送り込む。そして韓国にも自然学校を設立する。
韓国では、2012年に協同組合法が成立され、いまでは五名集まれば協同組合が設立できる。いろんな業種が可能だ。ただ金融だけは別だが。

韓国におけるBMW技術は、有機農業を研究する大学教授と政府の農水相(農業省)と地方自治体を巻き込んで畜産中心に広げている。とくに楊平郡が有名。ソウルの韓河の上流。水瓶地域。この水を守るという。郡が率先して農業研究所でBMW技術を研究し、その活性水を農民に無料で配り活用を勧めている。その成果が上がり楊平軍の牛の価格が上がったという。

さて、社会的企業
講演したのは金載京教授。ドイツの大学を出て博士である。韓国における社会的企業について紹介された。2007年に法が成立。この法律によって社会的企業と認定されると人件費の支援をはじめ様々な国の支援を受けることができると言う。社会的企業の定義は、利益の1/3の社会還元、事業目的の地域貢献などである。福祉活動も企業ですすめると社会的企業となる。もちろん協同組合も認定される。
具体例として精神障害者のモヤシ工場が紹介された。また、過疎化する田舎のハルモニ(お婆さん)立ちの絵画を集めた美術館設立も話された。
いま5年ごとの見直しをして次に向かっている。

日韓関係と民衆史観
0.1%の人のために社会システムがあり、国家がある。民族が支配される。国家の対立はなぜ起こるか。誰が起こすか。人々が対立すると誰が得をするか。ごく一握りの人たちの世界観。支配的思想。
大勢の人のための、貧しい人びとのための、自立と協同の思想。自らの世界観。民衆の歴史観。
全羅南道における農民軍の勝利。全 琫準(チョン・ボンジュン 전봉준)農民軍リーダーによる勝利。その民衆の闘い。日本における秩父困民党の蜂起。その敗北。福島農民の自由民権闘争。その敗北。
帝国の勝利と侵略の開始。虐殺の歴史。血なまぐさい歴史。

平和とローカルネットワーク
だが、本来の農を中心としたアジアの民衆の平和への希求。豊かな自然との共生。
誰も支配しない。誰も搾取しない。ただ共に生きる。共生し協同しローカルコミュニティの世界的ネットワークの連帯が、静かにゆっくりと取組まれていく。持続し受け継がれていく。

瀬戸大作部長
パルシステムの地域活動支援部長。震災復興、脱原発、反TPP、国際連帯活動。大きな組織をハミ出す活躍。大胆にまずは走る。駆け回る。現地現物現場で考える。そしてまずは取組む。
既存の組織に住んでいると大変だ。無鉄砲にうつる。だが、世界を変える。関係を変える。変えたい。変えんとしていく。
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2013年08月21日

同級会 薪能 世阿弥と佐渡

14日は、中学校の同級会が田舎であった。30人の同級生。一人亡くなる。29名のうち13名が集まった。

中学校を出て一回しか同級会をしてないために、ほぼ45年ぶりに再会する。今年の2月には東京で9人が集まっていて、そのメンバーは大方来た。しかし、再開してすぐ分かる人とまるでどこのおばさんかと思う人とがいる。だが、しばらくすると昔の影が見えてくる。タイムスリップ。懐かしい。

中学校の時代。たった3年間。61分の3。なのにこの濃さ。なぜだろうか。
かけがえのない人生の仲間である。親友。友と素直に出てくる。思い出話に花が咲く。いろいろ悪戯したこと、先生の体罰。黒板消しの板側で頭をたたかれるのはまだいい。大きな木の参画定規の角で叩かれると血が出る。それは反則技。先生も凄かった。

その日の夕方
佐渡市多田の村に薪能を見に行った。多田地区は、松ヶ崎の港の近く。松ヶ崎は世阿弥の流されてきた最初の場所だ。その縁から毎年ここで能を舞う。
佐渡の能の宗家、本間さんが解説する。港に台船を浮かべて、それが舞台となる。薪を焚きながら、舞う。
中国の妖怪。酒呑の話「大瓶猩々」。たくさんの裃をきたお囃子と合いの手を従えて、悠然と舞う。
主人公は、真っ赤な衣装に赤く長い髪。凄いね。ど派手。突き抜けている。

風は止み、海は凪て、静まり返る。
夕日の沈んだ薄い青空。その広がりの天空に欠けた月。
多勢の村人が、息をつめて、見入る。薪能の世界。時空をいま超えていく。

序破急
大いなる時を刻む。画像1

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2013年08月20日

評価と技術

人事評価
技術と専門家
インセンティブとモチベーション
組織と協同

人事評価
嫌な言葉だ。だが、こう言わなくても誰でも人をある意味評価している。基本は好きか嫌いか。自分に好意的か敵対的か。
これが、組織ともなると違う。なんのために人を評価するのか。評価されるのか。

評価の目的
その組織にとって一番こだわるもの。その組織らしいもの。こと。いろんなことへの対処や問題解決の仕方が、「らしい」やり方になること。哲学、理念。これが重要である。
そうなっているか。これを検討していく。なってない。違う。ダメだ。では、どこが違うのか。何がダメなのか。と考えていく。話しあっていく。そして問題を発見していく。それをどうやったら解決できるか、考えていく。考え続ける。この組織のらしさを大切にしたい。

ビジョン
未来を描く。近未来を想いイメージする。過去からの延長に未来は来ない。未来は不連続。環境は激的に変化する。思い通りにはいかない。未来は変化する。
ではどうするか。どうなっていたいか。どうしたいか。自分発。自分が未来を生きる。自分たちの未来を。それをビジョンする。そして、そう生きているか。それに向かっているか。チェックする。これが評価である。で、そうはなってない。違う。問題だらけだ。そしてその問題に向き直る。問題発見である。
そしてそれを課題とする。課題化。見える化、これが評価だ。評価とは理念の浸透とビジョンの実現を推進するチェック機能である。

人の評価
間違っているのは、あいつはここがダメとか、ここがいいとか言う。人の、個人の性格や仕事の仕方や能力を単体でレッテルを貼る人。そういう評価の仕方。これはサルでもできる。好きか嫌いかがじつは問題。生命体のまま。個人の競争。成り上がり競争にじつはいる。これはダメだ。組織をダメにする。対立と権力争い。陰謀と派閥。

だから個人評価は人格評価や能力評価が単体であるわけではない。
その組織が大切にする理念の具現化。そしてビジョンへの問題発見が重要である。高い目標、実現不可能に見えるありたい将来の姿。この現実とのギャップ。これを可視化する。していく。

技術と専門性
ドラッカーの石切職人。ドイツのナチスの墓堀人。
なんのために石を切るか。なんのために墓を掘るか。技術の専門性は何をもって評価するか。
その技術は、誰のためになんのためにあるのか。磨くのか。その基本こそ大切である。
しろうとの凄さを理解しないと、本物の映画は作れない。媚は売らない。だが、本物の技術をこそ磨きたい。
そこが評価される。技術の専門性をしろうとこそが評価する。
原子力発電所をしろうとが評価する。技術は誰のためにあるのか。

じつは誰でも欠陥がある。ダメなやつである。弱い。卑怯。臆病。能力が無い。
しかし、素晴らしい世界、素敵な生きかた。そして熱い魂。これをもっている。
これを、みんなで協力しネットワークし、実現していく。いきたい。協同。愛と協同。

道端で踏ん張る蜥蜴。がんばる。
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2013年08月19日

TPPと協同の近未来

いま、田舎に行くといい。
地方は人口も減り、空き家が増えて、高齢者だらけ。だが、それがいい。

今年のお盆は広美と佐渡に帰省。母の初盆。久しぶりに兄姉が集まった。
盆踊りに行って見ると、あの小さな村の狭い神社の境内が人で溢れていた。子どもたちも若い夫婦も。若者たちがたくさんいた。都会から子や孫たちが帰ってきていた。

その時、ああここにいるみんなは田舎が好きなのだなと思った。美しい故郷。優しい村びと。お金じゃない付き合い。にんげんの関係。里山、里海のコミュニティ。

では、思考実験
もし野付漁協や恩納村漁協のように、一家に数百万円から一千数百万円の収入を安定的に確保できることができれば。そしてそれが自然と共生し村のコミュニティを守り育てる仕組みだとしたら。

大量生産、大量消費、資源乱獲からの離脱。小さな村。その自然資源を守り、かつその恵みを活かして、それでお金をいただく。それも持続可能にして。

TPPと真逆な精神
真逆な産業。仕組み。コミュニティ。
少量多品種のそこにしかない産物。その管理型生産システム。海産物、農産物、林業生産、バイオマス、水、エネルギー生産、放牧型畜産など。

こうした反TPPシステム
20世紀型産業と文明からの発展。科学技術が里山コミュニティの保存と発展に寄与する。自然破壊と人間社会の破綻から救う。バイオミミクリー。ネイチャーサイエンス。

これはちょっと前の日本(中川誼美さん)、懐かしい未来(辻信一さんなど)にある。決して過去に戻るのではない。過去を活かす。近未来を創造。

哲学、思想
これは生き方。懐かしい未来を創造する生き方。野生の思考。スピリチュアルな感性。手作り。有機農業。伝統漁法。庭先養鶏。山羊の飼い方。牛の活かし方。山口県畜産方式。水の活用。山梨県少水力発電。
農産物生産加工。高知県馬路村。伝統芸能。神事。里の伝統。協同の精神。

もっと大切なこと。
一人ひとりが自然を愛すること。自然の中で自然に学び敬うこと。
コンチキ号。ヘイエルダール。映画を見よう。画像1




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2013年08月16日

佐渡帰省 初盆

母の初盆
兄夫婦、公代、八枝子夫婦と光輝君、太田さん、工藤君家族が集まった。美知子姉さんと玲子姉さんが来て真言宗のお経を唱える。onnabokyaabei besyanou makabora da-mani hanndoma jinnbara harabaritayaun

13日から毎日墓参り。16日には海に精霊舟を流してお盆は終わる。舟は兄が太田さんと藁で作った。この藁舟が伝統。佐渡は、神になった霊は海からやってきて海に帰る。昔は、海辺でお経を唱えた。
そいうえば沖縄もニライカナイは海の向こうにあり、そこから神々がやってくる。

お盆は、誰のためにあるか。
死者を弔うことは、いったいなぜなのか。
現世人類の有史以前から墓はあった。死者の弔いはあった。
現世人類のクロマニヨンより前のネアンデルタール人の住まいの洞窟跡にすでに死者を弔い花を手向けた痕跡があるという。親を大切にし、葬儀を執り行い墓を守るのは、すべて生きている私たちのためである。
僕たちが、いまここにあること。今の生を生きていること。それがなぜか知ること。

お墓は小高い山の中腹にある。
竹やぶに囲まれて、自然の段差のままに立てられている。
父が、建立し新しくなった大理石。そこに新君も母も入った。そこから野浦の全景が望める。

暑い夏
海はまるで湖のように凪いでいる。
下の道路に降りると、水面がきらきらと輝いている。
蝉時雨のシャワーを浴びながら、ゆっくりと草むらを歩いて降りていく。
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2013年08月13日

新外交イニシアチブ(ND)

内幸町のプレスセンターで新外交イニシアチブの設立を記念して、オリバー・ストーン監督とピーター・カズニック教授と藤原帰一東大教授と猿田佐世事務局長とのトークイベントにいった。

オリバー・ストーン監督はピーター・カズニック教授と広島、長崎を訪問した直後。原爆資料館や関係施設を見て回り、記念式典も参列。さらに被爆者数十名から話を直接聞いたという。

オリバー・ストーン監督は原爆資料館だけでなく、長崎の私設の戦争展示館の凄さを語った。日本が朝鮮半島と中国で何をしてきたか、その残虐な歴史を目の当たりにしたという。

ピーター・カズニック教授は1996年から学生を広島に引率し被爆者の体験を聞かせている。学生たちは人生観が変わったという。過去から学ばない者には未来もまた無いと話した。

藤原教授は、アメリカの核の傘に日本はいて、しかしこれまではベトナム戦争などで憲法を盾に参戦をサボってきたという。だがいまは逆に国家主義の台頭と集団的自衛権でアジアで日本が戦争にアメリカを巻き込みかねない状況。この時にもう一つの外交が求められるという。

事務局長の猿田さんは、ワシントンDCに住んでいた。日本の市民の声はアメリカにまるで届いていない。一部のアメリカ人の外交官や軍人や評論家だけが日本のことを伝えている。

いままさに1%の人たちの世界。これを市民が主体の世界へと動く。動かす。
アメリカをはじめ韓国、中国、東南アジアへ発信。画像1

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2013年08月12日

鈴木宣弘教授 in ささかみ

JAささかみは毎年村民大会と農業者大会の二回村の大集会を開催している。2月と8月。元々は減反反対の決起集会と米価闘争だったという。1990年代後半からは、村が有機の里宣言をして有機農業を中心とした大会になった。毎回、農をめぐる環境や政策について、学者や有識者の講演を企画し200名を超える参加者で埋まる。

今回は、TPP反対の東大教授鈴木宣弘教授。「明日の食と農を考える ゆうきの里 農業者大会」である。
前段に地元の新潟大学の農学部の学生小木曽努さんから「2011年からはじめた新潟県内の田んぼの赤トンボ調査」の報告があった。農薬、とりわけネオニコチノイド系殺虫剤を使用した圃場には赤トンボが少ないこと、中干し期間も影響があることが示されていた。

鈴木教授は、歯切れ良くTPPの問題点を指摘し、いかに政府官僚の一部が国民にウソをつき、騙しているか、その実例を具体的に話す。
BSE牛肉輸入問題、遺伝子組み換え表示、農薬管理と表示、原産地表示、食品添加物問題など食の安全の危機。そして共済、かんぽ、政府調達、など。アメリカルールと2国間交渉。ISD条項の危険性など。
政府の交渉官や政治家への抗議の活動を行うこと、広く国民にTPP問題を知らせることの重要性を語った。
とくにこの種の学習会がすでに知っている方々が中心になっていることから、一般の人の参加をいかに増やすかが重要だといくつかアイデアを出してくださった。

食と農
人間はなんのために生きているか。仕事しているか。
お金はなんのためにあるか。なぜ必要か。世界はどうしたいか。どうなりたいか。

明日の食と農業を考える
TPPと真逆の世界が求められる。それはNPO食農ネットささかみ石塚美津夫理事長の夢の谷ファームにある。耕作放棄地を復元し、有機農業を行い、ニワトリを飼い、ヤギを飼う。池には鯉を放ち、用水路からドジョウを収穫する。TPP的頭からの離脱。なにが成長産業だ。経済発展だ。そのような世界との相違。

この食の凄さ。
ご飯がうまい。水のせいもあるか。ただの白飯がこんなに味があるのも久しぶりだ。
ドジョウ鍋。取れたて野菜。茄子とピーマンの味噌炒め。茄子やきうりの浅漬け。ミニトマト。
自分で作ったビール。黒ビールの意外なさわやかさ。
藁つぼ納豆。藁も手作り。納豆菌を入れず自然の藁の枯草菌をそのままに発酵させる。ここにしかない納豆。この独特の稲藁と煮豆の混合。そして平飼い鶏卵。発酵飼料で臭いがない。生卵の自然な味わい。
自家製梅干。ヤギの乳。これも土手の草を食べさせているが、発酵飼料も与えているためか、あの青臭さがない。じつにマイルドで甘い。うまい。

食後のコーヒー。
湧き水の井戸の水。清水。これを使って薫り高い豊かな味。半径500メートルで自給率を70%以上にしているという。凄いね。大恐慌も天変地異もTPPもこれにはかなわない。どうだ!まいったか!ぐあっははは。感謝!
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2013年08月08日

食べることのTPP

なぜいまTPPか
TPPはどうなりたいか
では、それとどう闘うか

どうしたら大儲けができるか。世界を支配しすべてを集中して大儲けができるか。
それは、現在の自分の国のルールを世界化すればいい。世界をアメリカ化すればアメリカのトップ50社で支配できる。簡単なこと。それに逆らう人と国はつぶせばいい。情報と暴力で。
フードインクの世界
食べるの帝国
低価格というルール。価格は、特別のルール。単純じゃない。コスト?、それは会計基準にしか乗らないものをいう。資源?それはお金に換えられてはじめて資源と呼ぼう。すべては会計基準で計ることができるという。頭の良さとは、そういう計算高い人のこと。帝国の支配。

自由とはなにか、誰が自由か、誰のための自由。
自然の反乱。それは神々が僕たちの身体に宿っていることの自覚。
恐るべきことに、僕たちの身体はじつに精巧に形作られている。分子のレベルで。原子のレベルで。

邪悪な、帝国は、それが気に入らない。
原子のレベルで、分子のレベルで、神々に闘いを挑む。遺伝子組み換え、原子核の崩壊。
さて、それは本当に人間が神々を操作できたことだろうか。

反TPPの精神
それは自然とともにある。
圧倒的な真実。力強い超能力。
それは、素手で生きる僕たちに与えられる。

悲しむことはない。苦しむこともない。
ただある。ただ、在りたい。いまここにある。
見よ、大いなる呼吸。空気をふるわせて残り少ないこの世の旅に、声をあげ続ける。
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2013年08月07日

NHK終わりなき被爆との闘い〜被爆者と医師の68年〜

原爆投下と敗戦から68年、その被爆者の現在を丹念に報道された番組。昨夜放映。おそらく再放送もあると思う。

戦後68年立って血液のガンが増加しているという。MDS。それに苦しむ方たちと一緒に寄り添う医師たちの闘い。竹嶋智惠美さんと吉田孝子さん。

被爆者の方への血液の検査結果の宣告。遺伝子の異常増加。そして闘病。その患者として病院の医療チームに検査と調査の被験者となることを申し出る。二度とこのように苦しむ人を出さないように、お役に立てるならと。

また、広島と長崎の原爆病院の医師たちの凄さ。広島大の鎌田先生と長崎の朝永先生。世界各国から放射線医療の専門家が集まる。放射能の時代にどう闘うか。

被爆者は語る。
私の中に原爆がいる。暴れている。
悪夢のような現実。アメリカは3年立ってもう原爆被害は収束したと発表した。だが68年もして、むしろ血液のガン発生はピークをむかえようとしている。

恐ろしい現実。
そのただなかで苦しむ人。その痛みと恐怖。それから目をそらさない。知ること。しっかりと見ること。考えること。
NHK広島、本当に良い番組はNHKが作っている。
なぜかと考える。電通(広告代理店・世界最大・じつは国内TV、新聞などの広告を仕切って言論統制の主役、元大本営広報部、戦後初代会長は陸軍中野学校生)の影響が無いからかと考えてもいいかもしれない。
テレビも広告をだすクライアントは放送局各社と直接交渉は出来ない。すべて電通を経由し、そこが蛇口を握って「指導」している。このシステム。うまいね。「自主規制」というスタイルの強制。

朝永先生。鎌田先生。
凄い人たち。こういう医師がいるということ。これがすべての邪悪な権力を溶解せしめる。深い愛。
原子力発電所事故。大恐慌。メガクエイク、巨大地震。この絶望感。恐怖。襲い掛かる現実と近未来。

ここを生き抜く魂。それは自分だけを捨てること。共に生きんとすること。恐怖と絶望を突破する。痛みの共感。おもしろがること。バカになる。

闘いは始まったばかり。できることからだ。少しづつ、無理はしない。だが見えている。生命の強い輝き。
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2013年08月06日

真夏の音

鳥たち
蝉たち
草息れ
アスファルトと石塀

何種類の鳥たちだろうか
早朝のやさしい残暑の空気に
飛び交う鳴き声

カラス、三羽
ダミ声は山カラスか、子どもの声か
とり残されたウグイスも鳴く
小さな森の梢

電線にはスズメと椋鳥
飛んで行ったのはヒヨドリだろうか
そのけたたましい叫び声と飛跡を残して

道ばたには夏草
アスファルトと側溝の隙間から
勢い良く突き出している
嬉しい

夏草の種
その奇跡
種は土を求める
土は種のために肥沃する
種の抱える超能力
環境への何百年もの待機時間
湿度と温度と光へのセンサー
体内時計、その長さと正確さ
花は、ある決められた天空時間を知っている。時空を共に、離れた存在で知っている。だからいつも同じ月に同じ日時に一斉に咲く。

虫も鳥たちも知っている。
世界は生命のワンダーランド
分子も電子も恐るべき勢いで循環して変移している。
それをいのちたちは知っている。
身体はその細胞動態を持って知っている。
非言語コミュニケーション

わオッと叫ぶ
大腸を引きづり上げて
全身を震わせて
心の奥底から叫ぶ

空だ
スカイブルーに白い入道雲
真夏の空。真夏の光。
僕たちはゆっくりと走り出してゆく
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2013年08月05日

金融資本主義を変革する

世界を金融資本が席巻している。
ということは、皆んなの身体と頭脳と心が金融資本主義になっているということ。自分もだ。そしてみんなで金融資本主義を支えて、皆んながそこで生息している。もちろん都市銀行口座から始まりクレジットや買い物まで物理的なものもある。問題は、心の使い方が金融資本的なのだ。お金と競争世界観。頭いいだろう。どうだ俺が一番だぞの生きかた。みんな、見て見て評価しての世界観。困った。

しかしもちろん、その影響力が薄い地域があり、ほとんど関係が無い人びともいる。
アメリカ南北大陸の先住民。アジアの辺境。アフリカ。である。自然との関係性がまるで違う。お金で回っていない。日本だって地方へ行けばすごい年寄りがいる。黙々とこの熱い夏の盛りに畑で草取りをしている。人生の達人たち。

だが、金融資本主義を変えるのは、そういう人びとではない。もともと関係が薄い。
そうではなく、ある種その中にいて、その影響下にあるが、貧しく分断されて文句ばっかり言っている僕たち。なさけない自分たちだ。変えるのは自分からだ。

境界域の僕たち
資本主義の頭と身体と心になり切れない。落ちこぼれ。さりとて先住民のようには突き抜けられない。中途半端。その間でウロウロしている。きょろきょろしている。落ち着かない。落ち着けない。不安と動揺。そのなかにいる。

批判からの離脱
だが、自分のダメさを知っている。問題点も見えている。克服は出来ない。解決も出来ない。力のなさに打ちのめされる。だが、それが自分だ。自分だと言うことを知っている。
決して人のせいにしない。他人を批判して何か言った気にはならないぞ。他人が間違っている、他人が問題だと言っても、それがどうした。それは他人の問題だ。それは他人が変われば良い。問題は自分だ。

変革
変わることを楽しむ。キツイことを喜ぶ。おもしろがる。
他人を見つめる。どうして自分とは違うか。何で異なる考えで動いているのか。知る。理解しようとする。そして中に入って見る。おもしろい。
持続すること。走り、歩き、見て、書くこと。この持続は楽しむこと。決してしなければいけないとか、こうなければならないとか抑圧的な心構えにならない。良く嫌なことを率先してやる人がいるが、それが嫌なことを我慢してやっていると、良くない。他人にも押し付けるから。

農業
これは楽しむ。楽しいから持続する。もちろんキツイ。キツイが楽しい。
へたばる。ヘタバルが愉しい。

スコトーマ
死角。見えているのに知覚できない。聞こえているのに知覚できない。受動機。センサー。これはアンプと解析機が必要。解析は心でしている。難聴は心の奥にある。未来が見えないのは、身体にある。知り得ない こと。これを見る。これはじつは他人を理解することで、変わる。自分のなかに他人を宿す。

視野と聴覚と嗅覚、そして動態触覚。
これは自然と仲間と遊ぶ。これで世界をネットワーク。変えていける。
お酒を断つ。無理をせずに、少しづつやる。一生飲まないなんてことはしない。徐々に減らす。もちろん時々は浴びるほど飲む。馬鹿をやる。やりたい。

やりたいことを、眺めながら我慢するのではなく外す。ずらす。練習。タバコの禁煙。酒の断酒。などなど。この練習が面白い。自分を遊ぶ。痛みを眺める。手を傷つけて眺める。といってもほんの少し。誤って切り傷。

近所の森。半時間ほどで森が広がる。鳥たちと遊ぶ。
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2013年08月04日

里山資本主義 NHKと藻谷浩介さん

デフレの正体の藻谷さんが、NHK広島取材班と角川書店から新書をだした。
「里山資本主義」ー日本経済は「安心の原理」で動く
NHK取材班の井上恭介氏は、2008年秋のリーマンショック後にアメリカを取材し「マネー資本主義」というNHKスペシャルを撮った方である。

藻谷さんは、2006年にパルシステムがセカンドリーグを開始したときに基調講演された方。当時は日本総研にいらっしゃった。自転車で来られた。パルの組合員だった。女性たちを中心に地域で家庭の生活技術を社会に広げて起業しようとすることに、応援とアイデアを頂いた。

その後、デフレの正体で一躍有名になられた。デフレが、日本の人口縮小と労働年齢の変化に伴う市場の縮小に伴う現実であることを、経済競争や企業論理とは区別して提示された。もっと言えば成長市場ではもはや無く、家電や住宅など旧来の生活必需品は開発途上の成長市場とは異なる市場停滞と衰退へ向かわざるを得ない構造を明確にしたもの。画期的であった。

いま、日本はアベノミックスなるリーマンショック以前のアメリカ追従。この状況。これと明確に違うコースを歩む持続可能な経済の仕組みをリポートしている。マネーにかわる里山を基本とした資本主義である。固く言えば制度学派の公共材、水、空気、里山、などの自然と地域コミュニテイと教育などの自治制度の公共資本をベースにした本来の社会システムである。ここを意識的に復活し発展させようとする動きだ。

日本の中国地方の地域の驚くべき取り組み。木材バイオマスの活用から取材し、ヨーロッパのオーストリアへ飛ぶ。オーストリアは、国民投票で原発稼働を止めた国。憲法で核の利用を禁止した国である。
EU危機のなか、ひとり超然と新たな持続可能な経済の実験を進めている。

一人当たりGDPが日本より高い。その50%弱が森林。その木質バイオマスを徹底活用しエネルギーを生み出し自給する。発電、熱エネルギー、建築。などなど。
そのモデルが、人口4000人のギュッシング市。市の衰退から立ち直り地域開発計画を策定、半官半民の「ギッシンガー地域暖房社」設立。脱化石燃料宣言から10年余りで70%以上のエネルギー自給を達成している。税収も34万ユーロから150万ユーロへとうなぎのぼり。世界各地から年間3万人も視察に来るモデルとなっている。

バダシュ市長はいう。エネルギー輸入に頼るおかしさ。世界経済はある一握りの人によって握られている。エネルギーという非常に大切な分野において、ある程度の主導権を握ることができる。
大事なのは住民の決断と政治のリーダーシップ。

著者たちはいう。グローバル経済に対し、その歪みに苦しむ人たちが、もう一度、経済を自分たちの手に取り戻そうとする闘いなのであると。

脱原発、自給圏の構築は、この日本ではものすごいチャンスをむかえているのかもしれない。
そしてそれを実現するために各地で闘いが繰り広げられている。この人々とネットワークし、共に取り組みを進めていきたい。おもしろい。
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近所の生き物たち。アブラゼミ。
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バッタと精霊蝗虫。
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2013年08月02日

年齢を重ねること

年を取ることに独特の考え方をする。
一般的には、肉体の衰弱化や頭脳の劣化、気力の減退などを年のせいにする。
はたして、そうだろうか。

宇宙飛行士
無重力状態。すると筋力が落ちる。肉体の衰弱。運動能力の劣化が著しくなる。要は、肉体は無重力状態のようにラクをすると、それに合わせて筋力が落ちる。筋力は、足や腕だけではない。内臓筋。これが問題。

普通の人は、泳いでみるとこれに似た体験ができる。分かると思う。それも競泳のように体力を使うやつではなく、海に浮かんで遊んでいるだけのこと。楽チンである。すると小一時間もして陸に上がると、ズシリと自分の体重に驚く。海で船に手をかけて上がろうとして、なかなか思うようにはいかない。自分の体がナマリのように感じる。

要は体力の衰退が問題
これを防ぐには、いくつになっても日常の負荷と訓練が欠かせない。とくに都市で暮らすことが長くなると、カラダを使わない。エレベーターや車で楽をする。出来るだけラクをする。これがいかん。
だから運動だ。それも若い時のトレーニングとは異なる。成長期とは違う。ほどほどのヤツを楽しみながら毎日やる。習慣にする。じつは肉体は、常に細胞分裂し、作り変わっている。常にである。

細胞を思い通りにする。
この細胞分裂には規則性がある。負荷がかけられたものには、これに負けない新生細胞が生まれる。これは使うこと。負荷をかけて、これを記憶させる。これに慣れる。すると新生細胞がそれに合わせて生産される。
いくつになっても訓練的に生活する。すると毎日が元気になる。

気力の原点
おもしろがること。楽しむこと。意味が無くても面白い。おかしい。ぐはははは。
だが人は難しい。自分が楽しむだけではダメ。他人が楽しむことを求める。他人と共に愉快になりたい。馬鹿をしたい。共感的存在。困ったもんだ。

逆説
他人の痛みを感じること。そのために何ができるか。他人が幸せになることに、知恵を絞る。ただしやってあげるのではない。ほどこしはいかん。共感。共に生きる。他人のためが、自分のためになる。
情けは他人のためならず。

挑戦
横着はいかん。いつも、やや、つんのめる。前のめりである。前傾姿勢。勢い。走る。
声を出せ。笑い。リズム。音楽。手を使う。台所で料理と皿洗い。布団の上げ下げ。洗濯。掃除。これが実は非常に大事である。

黄金の道。光の道。
高原。短い夏。一気に咲き誇る野草の花たち。青く高い空。その澄んだ山路を行こう。

広美の誕生日にて。
路上に仰向けで転がっていた蝉。掴むとまだ動いている。ビルの手すりにとめる。
全力でジタバタして、いまは異界との境界線にたたずむ。うーむ。画像1

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2013年08月01日

姫田忠義先生とささかみ

姫田忠義先生がこの7月29日になくなられたと聞いた。
パルシステムが長年産直で交流している新潟県阿賀野市のJAささかみで、その上映会を2度ほど開催している。
場所は、笹神の養生園。これはダムに沈んだ村、奥三面から移築した農家で行った。夏の暑い盛り。クーラーもなく戸を開け放して80名もの村人の参集したなかで行った。

姫田先生は、中川誼美さんの紹介で、中川さんの銀座のお店で毎月そのドキュメンタリーフィルムの上映とスピーチを行っていた。それをささかみの養生園でそのまま行った。中川さんの解説と座談付である。

奥三面は、ささかみ村のそのずっと上流にある。
なにがすごいか。村のほとんどは山である。その山で食べられる動物の種類が70種類もあったと言う。さらに、野草の「ぜんまい」の収穫時期には小学校も1週間休みになり家族総出でぜんまいを摂り、煮て干す作業をする。この作業を記録している。
圧巻は、冬の熊狩り。マタギ。深い雪をラッセルし熊の追い込みをして狩りをする。神聖な儀式。熊は食べてかつ皮もすべて利用する。山の神様。

福島県福島市松川町羽山。この村人の年越し前の山ごもりの記録映画も見た。
昔の(今も保存か)村人たちが、どう大人になっていくか。村の団結。このコミュニティの掟を身に着けていくか。これが真夜中の全裸で凍るような清水を浴びて、山の神社へ真っ暗闇に通っていく。そして宿坊での儀式。田植えの儀式。成長とは、大お婆さんになること。女が村の長となる。

姫田先生は、基層文化という言葉を使った。頭の先っぽで考える表層のその奥深くある。非言語世界。この人間形成のあり様。この基底に人びとの長い歴史と食とコミュニティがある。神話があるのだ。それを継承すること。村の伝統を継承し蘇らせること。

柳田国男、宮本常一、姫田忠義、鎌仲ひとみ。そして現在の若いドキュメンタリー作家たち。
僕にとっては、村上春樹。彼はシャーマンだと思う。物語は、表層でデザインされ書き記すのでは面白くない。羽山山ごもりで表出する男のシャーマン。トランス状態。神々が憑依する。

僕たちの、その真昼間の役割と人間。
その奥の深い闇。そこから湧き出てくる魑魅魍魎。それを躍らせる。解き放つ。
そうして飼いならす。村人たちの真の知恵。深い人間への智慧。その記録。

写真は、ささかみ養生園にて。佐渡市野浦の双葉座の文弥人形上演とあわせて伝統文化を体感した。
環境を守る有機農業、そこから保全される生物多様性とトキ、そしてそれを支える自然を崇拝しコミュニテイの伝統を守ること。TPP信仰を打ち破る豊かな村の精神。
NPO食農ネットささかみ石塚美津夫理事長。
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