2015年10月

2015年10月29日

オリザささかみ自然塾 石塚パワー全開

久しぶりにBMW技術協会の秋山事務局長と新潟県阿賀野市のJAささかみへ訪問。
清田組合長と江口専務に挨拶。
実は、ここで新潟県農林公社代表理事の岡村均さんと再会した。

岡村農林公社代表理事
以前、豆腐工場建設の際に当時の県農林課に農協にいた石塚課長と計画作りと補助金申請で通っていた時の県農林課課長補佐だった方。
農水省からの出向だった別所課長共々対応して頂いた。血のけの多い僕ら二人とやりあった間柄。今や懐かしい。
農林公社では森林保全と再生に力を入れている。何か連携できないかと。

オリザささかみ自然塾
古代米
以前、近くの水原の干潟自然公園へ行った時の古民家と古代米栽培とその千場。そこで落穂を拾った。その育成栽培。
これはなかなか手に入らない。
パルシステムインターネットで好評。

エゴマ油
無農薬栽培して自然天日乾燥。そして物理的圧搾搾りのみ、いまや貴重品。

椿油
新潟大学と協同して、学生が拾い集めた椿の種を圧搾搾り。
油とともに石けんも開発した。

米加工への挑戦
玄米パン(玄米を水に浸漬しすり潰してペースト化、グルテン添加しパン生地を作る)
中九州クボタと連携。
玄米とは思えないパンの出来。玄米らしさには、もう一度玄米砕いて混ぜるほど。

ささかみおにぎり
ささかみのお米にささかみの百選の水
五頭山系からのミネラル水で炊いた米の香り。そのふくよかな美味しさを届けたい。

株式会社化
お米加工への挑戦。
青木元青年部長と江口専務。
BMW技術協会の秋山事務局長、新潟総合生協の高橋さん松田君と夜遅くまで夢を語りあう。時には激論。

石塚美津夫
組織や事業を超えた信頼
協同の燃える志
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2015年10月24日

ノーベル文学賞と村上春樹 佐藤優氏の随想について

南日本新聞10月18日(日)の一面「日曜随想」の「朝の文箱」に佐藤優氏が書いている。

今年のノーベル文学賞をベラルーシ人の作家スベートラナ・アレクシェービッチ氏が受賞したことについて。

村上春樹氏自身はすでにその著書「職業としての小説家」にこの賞について触れている。要は、マスコミなどがこれで騒ぐことがはた迷惑という趣旨。

佐藤優さんはいう。
彼女の発言を、西側のごく普通の新聞や雑誌に記されているプーチン評の繰り返しにすぎないと。
ロシアの読書人の水準は高い。こんな凡庸な発言を何度繰り返しても、ロシア世論に影響を与えることはできないと。

ロシア人もベラルーシ人もアメリカや欧州連合(EU)が自らの価値観を旧ソ連諸国に押しつけて、帝国主義的な権益を拡大するための隠れみのであると考えている。
村上春樹氏よりもアレクシェービッチ氏を選ぶノーベル文学賞選考委員の政治性に驚いたという。
アレクシェービッチ氏にふさわしいのは、ノーベル平和賞だと皮肉を効かせている。

さすが佐藤優さんである。ノーベル賞が、世界の価値観を決めるのか。そんなことはないと僕は思う。
文学の価値は誰が決めるか。
そうもちろん自分自身である。

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2015年10月19日

「明治維新という名の洗脳」苫米地英人著を読む

苫米地英人というと胡散臭と敬遠する人もいるかもしれない。
いま明治維新について、いろんな角度から見直されてきている。
安倍政権の特定秘密保護法、集団的自衛権の憲法解釈変更、安保法制。そしてTPPへとアメリカを盟主としたグローバル経済圏と安保体制と世界秩序の組み直しが、まさに日本の進路の変更を伴っていることは誰の目からも明らか。

そこで最初の近代西洋との関係である明治維新をどう見るかである。

巷には様々な陰謀論などが出回っている。
いままでの単純な近代国家建設と産業革命と経済発展の文明開化という西洋こそ未来という能天気な解釈はもはや終わった。NHKのドラマくらいか。

むしろ、イギリスを中心にユダヤ陰謀説が氾濫している。

で、苫米地英人氏である。
非常にわかりやすく、明治の薩長とイギリスの関係を説明している。

まずは、萩藩。実は長州藩という名はない。あとで明治政府などが呼称したものだという。
この萩藩と薩摩藩が倒幕軍となり官軍と呼ばれた。

この過程を解き明かす。
萩藩の軍資金はどこからきたか。

撫育局
と呼ばれる幕府には秘密の藩財政があった。この下に「越荷方」が設置される。
元々撫育局は、徳川幕府の治世下で借金まみれだった。そこで検地を行い、過酷な年貢で特別財政を確立する。ここに萩藩の武装の資金がある。この強烈な年貢で江戸時代の最大の百姓一揆も起きている。

越荷方
さらに、現在の下関などに港湾に倉庫を設置し、倉庫と金融で大儲けしていく。さらに密貿易で蓄財する。この撫育局に、木戸孝允、伊藤博文、井上馨らのその後の明治政府の要人達がいた。

その萩藩(長州)が関門海峡で外国船を砲撃した1863年に、その直前に横浜にイギリス等の外国銀行が三つ開業する。そしてこの年に萩藩から伊藤俊輔(博文)、井上聞多(馨)ら長州ファイブと呼ばれる5名の密航がおこなわれた。彼らは、ジャーディン・マセソン商会(東インド会社、中国でアヘン戦争を仕掛けた)がバックで仲介、支援していた。

この長州ファイブの面々
最初は、尊王攘夷運動。天皇を徳川幕府の将軍に変わる政権として、攘夷(夷狄を打つ)として外国人排斥運動を唱えてテロを行っていた。横浜でイギリス交換焼き討ち等。参加していたのは高杉晋作、伊藤博文、井上聞多など。
ところが、いつのまにかイギリスと手を組み、留学しその銀行やシステムを日本に導入していく。
特に、貨幣の紙幣寮、造幣局に元銀行屋のイギリス人アラン・シャンドなどをつかせている。

ジャーディン・マセソン商会は、元は東インド会社(イギリスのインド植民地化)
その下にトーマス・グラバー商会があった。今回、世界文化遺産に登録されたあのグラバー邸である。
このグラバーは、薩長に武器輸出を行っている。その販売代理人が坂本龍馬である。

苫米地英人はいう。
現在の日本の近代史は、まさに薩長の官軍たちの都合のいい歴史である。
また、萩藩でやったように秘密会計(撫育局)の運用もそのまま行われている。
国民と議会に関係なく、官僚が莫大なお金を動かしている。この日本の国のおかしさを形作ったのは明治であると。

国際金融資本の危険性
民主主義の敵は、資本主義である。とくに金融資本主義が世界を危うくする。
戦争の犬たち、戦争をしたがるのは、決して残忍でもイデオロギーでもない。
要は儲かるから。

オリンピックもTPPも原発も、それで大儲けする人々がいるからだという。
金儲けが、経済成長として美化される。その金融資本主義という洗脳。

ここを脱却するために
一人ひとりが、いつのまにか金融資本主義が世界の常識となっていることを疑うこと。
競争と成長と勝者が豊かになり、敗者は貧乏が当たり前という洗脳を脱するために、歴史に学ぶ。
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2015年10月15日

民主主義についてのメモ

SEALDsに刺激されて民主主義について考える。

民主主義というと、政治の話かと思われる人もいるだろう。
だが、協同組合の父、賀川豊彦は民主主義についてこういう。
経済の民主主義、政治の民主主義、社会の民主主義と。
基本に、経済があり、そして政治があり、社会がある。この全てに民主主義を築こうということ。

その民主主義の基本単位
種子島では、村。集落である。
うちの伊関集落は20軒ほど。そこに4つの班がある。
まだ自分たちでは伊関部落と呼称している。この部落長のもとに4名の班長がいる。
僕もその一人。だいたい隔月に一回程度班長会がある。
そこで連絡事項や決め事を決める。

村は実に忙しい。
協同作業は、毎月1日と15日に、公民館と神社の朝掃除がある。
半分づつの参加で朝6時から行う。ま、だいたい30分で終わるが。
それに村道の草刈りもある。今年からは、以前農地水環境保全と言っていた集落作業が、いまは多面的機能保全とか名称を変えて手続きを簡略化し、若干の補助がでるがこれを共同で行っている。

スポーツも盛んだ。
年寄りが多いが、市の体育祭とそのまえに校区の運動会がある。
全員参加。参加できない人は、別に草刈りの共同作業にでる。とにかくみんなで公平に分担する。
ソフトバレー大会もある。
グランドゴルフ会もある。
できるだけ、みんなが参加できるように優しくしてある。

今度の25日は、伊関神社の秋の祭り。
早朝掃除、昼から神事、そして懇親会だ。

村を守り維持するために、当然だがボランティアというか義務である。
村の部落費も意外に高い。月に数千円。

村というコミュニティ
会議も全員参加。そして決めたことはみんなで守る。
作業も共同である。スポーツもみんなで行う。

美しい村を守るために、普段から村人たちの活動がある。
その地道な活動が、道を直し、村を掃除し、村人の仲間意識を育てる。
いろんな人がじつはいる。トラブルも絶えないらしい。
しかしそれは当たり前のこと。

この暖かい村の協同を、農を中心とした仕事起こしへと繋げられないか。
美しく豊かな心を持つ村を、未来へとつないでいきたい。
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2015年10月03日

心とは何か 生物科学者からの接近 森山徹先生

信州大学の森山徹先生の著書
「オオグソクムシの謎」を読む

生物の研究者で、心についてこんなおもしろい説を展開されるとは思わなかった。
なお、オオグソクムシというとパッと見は「クソ」かと思われるが、もちろん名前の由来は違う。
具足虫である。鎧兜のあの具足に似ているからという。

いきなり、心とは何かと問う。
心の正体とは
「私がある行動を発現させているとき、私の内には、「活動しているものの、伴われる(意識的、及び無意識的)行動の発現を抑制する部位」が複数存在します。このような部位を、私は、「隠れた活動部位」と呼びました。」
という。

これは何を言っているかというと、以下引用。
贈り物をするとき、表面では「心をこめて贈ります」というが、その相手の五感に捉えられない様々なことが私の中に生じているという。お腹が空いたとか背中が痒いとかの発現しない抑制する部位が存在するという。この様々な「隠れた活動部位」をまとめて「隠れた活動体」と呼ぶ。

この「隠れた活動体」は、「私たちの内に潜む、確かな実体でありながらも不定な何ものか」だという。
動物は、ある行動を発現するとき、余計な行動を抑制しなくてはなりません。
すなわち動物は隠れた活動体をもつのです。それは、動物が心をもつことを意味します。

森山先生はオオグソクムシとダンゴムシの行動を研究する。
そして機械とことなり、虫たちは様々な状況に対応した行動をとっている。この発現行動を詳細に調べて、その虫たちにとって既知の状況での行動と未知の状況での行動の差異から「隠れた活動体」の存在を確かめている。

心の三様態
「既知の状況」では、特定行動が対応する刺激によって発現し、心は隠れている。
「未知の状況」では、特定行動が有用性を失い、心は個体に憑依し、予想外の行動として正体を現す。
「無知の状況」では、個体が特定行動の動機付けを過剰に高め、体のみになる状況。

という。
これだけ書くとなんのことかわからない。
要は、心とは環境に対応する行動の底にある「隠れた活動体」だというが、おもしろいのはその個体が対処されるべき状況によって、その活動体が変異していくこと。発現様式が変化していく。

人間の心と意識の把握が一番おもしろい
為末大オリンピック陸上選手の「ゾーン」という体験。禅の座禅の瞑想。
そして森山先生の子供時代の「戦艦武蔵」を読んで起こったスピリチュアルな経験。

そして、心と社会についてはこう語る。
「独自の時間を生きる個体同士が共存する集団。そのような集団を、私たちは「社会」と呼ぶのではないでしょうか。
私の考える社会の本質的条件は、各々の個体が心を持つことです。そしてあらゆる自然物は心を持つ以上、あらゆる自然物の集団は社会と呼べると、私は思います。」

なんか凄すぎてうまく伝えられない。
もっとよく読んで理解をしないとと思う。image

nobu23 at 18:32|PermalinkComments(0)TrackBack(0)