2008年12月27日
羊たちの反乱
まだ遠いところから、見える鶏たちと羊たちが騒いでいる。あれが、オリザささかみ自然塾。石塚さん家だ。
ヤギに触ったことがあるかい。独特の青臭い匂い。肌にはゴワゴワとした毛が張り付いてる。皮に骨と内蔵とに触るように、触れると暖かい。それが意外に強い。ハネて生きてる。鼓動だ。
この首輪を、引っ張って、このヤギを、外に出し、畦の草場に連れだしていく。
彼は、グーンと踏ん張り、逆らい、両足を上げて威嚇しようとする。
えっ、と向き直り、問いただすと、シュンとする。何でもなかったような顔をする。
そうして、畦道を通り、前に、後ろに、走りながら、ついには草場にでる。
ここで、メスと離れないように、気遣いながら首紐を伸ばし、金杭を打つ。
冬枯れの草は少なく、豆殻を集めて与える。
三匹のヤギに思いを残して、また、仕事に出かける。
冬枯れの空、冷たい雨、生きるための仕事。懐かしいヤギ。寒空の畦道。
