小田原下曽我の田んぼ 田起こし簡便ご飯 自分流

2012年06月04日

管野栄子さん、原発と味噌、三波石、神泉、有機栽培と醸造蔵

管野栄子さん。飯館村の味噌作りグループ。古い納家に木桶。雀も出入りするような土壁の小屋。そこに美味い味噌があった。2010年のグリーンツーリズム訪問時。いまは仮設住宅に住む。

までいなライフ。美しい村づくり日本で表彰された直後に、警戒区域でもない飯館村が高い放射能汚染にやられた。下手すると事故現場周辺よりも高い汚染。見えない恐怖。修験者の聖地虎取山も汚染された。キツメのハイキングで登頂した記憶。

菅野さんは語る。何日も泣いた。なんでこんなめにあうのか。そして思いたった。泣いていてもしょうがない。行動しなくては。宮城県の山の中に二反歩の畑を借りた。ニンニクを作る。放射能には免疫力。ニンニクはいい。

何十年かかろうと必ず帰る。なんで自分たちが、から自分たちだから課せられた役割という思いに変わった。行きすぎた日本。これを立ち止まらせる。立ち止まって考えること。どういう風に生き残るか。生きていくか。動かなければ分からない。堰を切ったように話す菅野さん。語る。

増田レアさん。マハラバ文庫代表。この味噌の里親プロジェクトの呼びかけ人。美しい飯館村、そこの味噌のすごさ。決して絶やしてはならない。味噌種にして里親になり育てていきたい。つながっていきたい。

(株)ヤマキ角掛さん。有機大豆、小麦の国産原料生産からこの天然醸造の発酵蔵での味噌醤油の生産。こだわりの御用蔵。それが福島の支援で味噌作りだ。避難所への支援や募金のように具体的な応援はわかりにくい。味噌作りがなんで支援か。味噌の深い意味。自然の凝縮。だからこの味噌を大切に育てたい。

さて、この螢筌泪で角掛さんのご指導で味噌の天地がえしをした。菅野さんも参加する。埼玉県上川町。山深い谷合いにある分校跡地。そこにヤマキの研修所がある。その倉庫から3月に仕込んだ味噌桶を取り出した。参加者全員が輪になって手をつなぎ祈りを捧げる。そしてフタをとる。おおっ、思わず声がでた。美しい。それは濃い山吹色。この香り。見れば味噌に白い粒、シトシンだという。このシトシンは美味しい。深い。少し味噌を手でとり舐める。豊穣なそのなかにやや塩味がある。まだ未熟だと角掛さんはいう。キウリがほしいな。

手袋をしてかき混ぜる。ゆっくりと三回ほどこね回す。空気を抜いてビニールで再度密閉する。フタを落としオモリを載せる。重石はペットボトルに水。あるいは袋入り塩だ。桶10個。すべて微妙に色が違う。多様性こそ天然醸造の面白さ。

埼玉県上川町となった神泉村。ここは三波石層の露見地だ。神流川と下久保ダム。水。清水。神の泉という。だからここに有機の醸造蔵をヤマキは作った。天皇への献上蔵。包丁人四条司家が日本古来の発酵食品にこだわる。国産原料と天然醸造。

夜、NHKスペシャルを見た。日本が作った世界最速スーパーコンピューター「京」。第二位の中国の4倍。そして米国IBMの人工知能。これで未来はシュミレート出来るという。人工心臓も生き物のようにバーチャルに鼓動する。人工知能は機械学習を通して全米のクイズ王に勝つ。相手にならない。そして膨大な人類の知の集積をする。その上に超能力を発揮するという。超機械の未来。そうだろうか。

原子力とはなにか。大地と岩石に沈降されたウラン。それを分解分離し単体として取り出す。精製し中性子操作で核分裂を起こす。もともと宇宙の壮大なパワー。その沈静化とマグマによる攪拌と混濁による生物圏の誕生。その超エネルギーを還元して引き出す。

なぜ放射能は怖いか。生物を破壊しつくす超高エネルギー。制御不可能なミニ宇宙。生物層はエネルギーの最適化を図る。宇宙創成のような核分裂や核融合をもてあそばない。原子力平和利用。これは平和か。知恵なのか。

味噌。真逆。還元からの逆流。複雑性のハーモーニー。分離分解整理ではなく、混合混濁連携協同、共生態。その生命的エネルギー。

放射能の無毒化。単体ウラン単体プルトニュウムと結合。岩石との結合。悪魔のパワーを沈静化し眠りにつける。大地に閉じ込める。

矛盾。イカロスの翼。太陽を目指す僕たちは、その業火に焼かれて墜落していく。そこからのフェニックス。バクテリアと岩石と水。味噌という壮大なシンフォニー。



nobu23 at 06:33│Comments(0)TrackBack(0) 生命 

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