日本生協連第62回通常総会田んぼとブータンのGNH

2012年06月17日

日本フードシステム学会大会 in 日本大学生物資源学部

大学の雰囲気が好きだ。それも世間と隔絶されたような独特の雰囲気のあるキャンパスが。本来、就職活動や成り上がり競争とは無縁の知的好奇心の溜まり場。一切の世俗から離脱して真理の探求のみの場。そのあらゆる人びとのための場。なんである。そういう空間。憧れている。

若い時、学問が単なる競争と選別、労働力養成所と転落した高校に幻滅した。予備校化したそれに出会い憤った。憤慨した。非人間的学習化。学問とは真理追究、深い人間性養成の場であるべきと。そういう生っちょろい理想主義。真理原理主義。以来、資本主義的な生き方が大嫌い。

さて、実態はどうあれ勝手に妄想を広げて理想を追い求める。そこで学会に所属。一日中、こ難しい学者の先生たちとの議論を楽しむ。

今回のテーマ。フードシステム研究のニューウェーブ。座長は佐藤和徳(岩手大学)と浅美淳之(京都大学)。そして報告は4つ。おのおの報告者一人に共同討論者二名が報告する。まずその趣旨を学会誌の大会誌に記載しておく。それをベースに発表していく。12名が座長解題も入れてギッチリ約7時間超に渡って報告が続く。かつ翌日の個別報告もある。

刺激的だったのはやはり斎藤修会長(千葉大)。いま地域に注目する。グローバル化のなかで地域だ。それも農を中心とした展開。その実践例と可能性。そして課題提起。これは使える。地域の疲弊。高齢化。衰退化。これは変えられる。

さてニューウェーブとは何か。大きな時代変化。それに伴う研究の変化だ。

消費行動。食は本来健康のため。ところが所得格差で健康破壊が広がる。医療費が増大。毎年3%1兆円。破綻に向かう。

食の安全。信頼システム。生産現場、流通、小売り、消費者までの関係によるリスクと危機。

食品企業のグローバル化。とりわけ日本企業の東アジアでの展開。円高局面。ATF、EPA、など貿易協定などとの関係。

6次産業・農商工連携。地域ブランド形成。農を核としたクラスター。地域マネージャーの育成。人・もの・金の再構築。

何が刺激的といって、やっぱり単なる事業や運動という実務だけではおもしろくない。やはりそれが意味すること。生協が社会的にどういう価値があるか。パルシステムにどういう価値があるか。問題は何か。課題は何か。学問的に鳥瞰する。

大いなる変化。大震災。原発事故。EU危機。超円高。TPP。大増税。すべてはつながっている。

それにしても学問的な方法論。言語体系。おもしろいが普通の言葉に翻訳が必要だと思った。難儀である、ふーッ。



nobu23 at 05:36│Comments(0)TrackBack(0) 地域 

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
日本生協連第62回通常総会田んぼとブータンのGNH