地域

2012年08月24日

秋田南部圏食と農推進協議会 湯沢市米戦略会議

湯沢市斎藤光喜市長主催。JAこまちや秋田県振興局などとパルシステムで構成。地域のお米を核とした6次産業化を推進する。

今回は玄米協会から米油の活用について尾西社長の講演。これが面白かった。

米油の品質管の良さ。糠分の多い米。東北胚202号。宮城県古川産から。秋田県湯沢市でまず1000tから取り組む。この東北胚202号米は、もともと玄米食用の米。玄米だと美味いという。

搾油にこだわる。ノルマルヘキサン抽出を使わず圧搾法。糠を分離し圧搾する。米は別に使える。田んぼを油田化する。アメリカ産のトウモロコシや大豆に代わり、かつ品質は東洋のオリーブと呼ばれる。米油はいい。

鬼しさんは面白い。話すと尽きない。会社は非常時のお米を扱う。災害備蓄飯。お湯で簡単に食べれる。宇宙船にも持って行かれた。エベレストでも焚かれた。低気圧で低音度で炊ける。由来を聞いたらお父上が海軍潜水艦乗りでそこでご飯を食べるためのものだったという。潜水艦では普通には炊飯出来ない。むかしの武士の干し飯。その由来。

さて、秋田県湯沢市は首都圏から遠い。いまどき4時間半はかかる。東北秋田新幹線で大曲で乗り換えて各駅でまた小一時間くらい。

典型的な寂れ果てた湯沢駅。なさけない。

早朝、湯沢グランドホテルから軽くジュキングした。すると裏に商店街が広がる。これがおしゃれ。歩道も整備されお店も店構えが小綺麗。電柱も電線も無い。なかなか立派な商店街。聞けばドイツの街に学んだという。

傍に水量が豊富な用水路があった。その側に小さな祠があちこちにあった。石碑に男性器が無造作に並んでいた。合掌。



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2012年08月21日

社会福祉法人 生活クラブ千葉 池田徹理事長語る

生協は法的には消費生活協同組合法による。福祉の取り組みは生協でもできる。活発に助け合い活動やディケアサービスに取り組んでいる。しかし介護保険法による特別擁護老人ホームなどの経営など保健施設の運営を可能にするために社会福祉法人が求められる。生活クラブ千葉の前理事長だった池田徹さんが福祉に取り組んで生活クラブから社会福祉法人を設立した。その名前も社会福祉法人生活クラブ千葉。

生活クラブは、地域を協同で変えていこうとしている。そのブランディングでは、既存の消費生活協同組合は生活クラブ「虹の街」、社会福祉法人は生活クラブ「風の村」とする。

この総合的な街づくりを、UR都市機構(独立行政法人都市再生機構=昔の住宅公団)と組んで千葉県に「いなげビレッジ虹と風」をつくっている。古い住宅の立替と新しい地域コミュニティの創造。具体的には、サービス付高齢者住宅、ショートスティ、ディサービスセンター、訪問介護ステーション、訪問看護ステーション、児童ディサービス、診療所、厨房業務などが「風の村」と呼ぶ社会福祉法人で経営。

小型店舗、地域活動スペース、福祉用具販売・レンタル、住宅改修、会議室、NPOVAICコミュニティケア研究所(相談、子供一時預かり、地域交流、福祉サービス評価)、ワーカーズコレクティブ”San”(惣菜、弁当、カフェ)が「虹の街」で運営している。

そのトップの池田徹理事長がパルシステム連合会で講演した。

もともと千葉で生活クラブの結成に取り組まれた2004年にその理事長を辞されて社会福祉法人の理事長を担われている。

日本のいまを図表で説明された。社会経済情勢の変化。人工は減ってきている。高齢化は急激に進む。家族のあり方の変容。高齢独居世帯の増加。経済成長の停滞・限界。GDPは1990年以降ほとんど増えていない。藻谷浩介氏のデフレの正体を引用し、もはや経済は拡大せず消費も増えないという。とくに日本のM字カーブ。出産年齢の20代から30代で労働率比率が下がる。スウェーデンなど先進国は変わらない。要は子育て中は働けない職場が多い。

福祉の理念は、三つ。個性と尊厳を尊重した質の高い支援。誰もがありのままにその人らしく地域で暮らすコミュニティ。希望と働きがいのもてる職場を自ら参加して作る。誰もが受けることのできる自分らしさへの支援とでも解せるか。そして地域。誰もが住まえる地域。そして誰もが働ける職場。

基本戦略。社会保障と税の改革案は、社会保障政策面でのこの国のあり方を示していると位置づけている。そのうえで政策の前提となる国の有り方、国民の生活の有り方を示すことをわれわれ自身が提示・提案する。生活クラブは、事業を通して社会モデルを提示する。

「事業と地域と職場のユニバーサル化、ノーマライゼーションをすすめ、利用者、地域住民、従業員の生きがい、働きがいある暮らしを応援する」

国の方針、企業との連携。労働概念の変更(最低賃金と職場復帰とステップアップ支援)、福祉を既存の介護事業の枠内に収めず普通の暮らしと連動させるなど「いまを変える」取り組み。

池田さんと話していると、出来ないや無理だがない。また政府批判、この国批判や嘆きが無い。企業を罵らない。自由に出来る可能性を広げていく。敵を作らずどうしたら地域が心豊かに暮らす場に変わるか、この一点で仲間を増やし現実化していく。本物の改革者(イノベーター)だと思う。学んでいきたい。

いなげビレッジ虹と風。



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2012年08月20日

イゴ草の収穫と共同作業

佐渡市野浦集落。村の前は海だ。この海を村の財産として守り、その産物をいただくこと。これが村のルール。

ちょうどイゴ草の共同作業にであった。村じゅうが総出で作業をする。イゴとはホンダワラなどの海藻に付く細く絡みあった海藻。これを天日干し。すると見た目は毛糸玉のようになる。触るとゴワゴワして堅い。これをワラ叩きで柔くする。

まずはモーターで鉄のローラーで潰す。原始的というか無骨な古い機械。いかにもうっかりすると手を引き込まれて砕かれそうな機械。このときも竹でイゴ草をローラーに送りこんでいたトウゾウじいさんが竹ごと引き込まれそうになった。

ローラーで潰したイゴ草を手でほぐす。そのあとは女たちが小槌で叩いてさらに柔らかくする。熱い日差しだったので、岬の城ノ鼻トンネルの中で歩道に腰掛け道端に並んで作業をしている。微笑ましい。

この作業中もイゴ草についているゴミを落とす。意外に砂や小石など様々なゴミが付着している。これを丁寧に手作業で除去する。

ここでその場を離れたが、あとは煮詰めて寒天の様にする。これがイゴ練り。寒天と比べると色が濃い。くすんだ灰色。やや緑がかる。

これを細めに切って冷やしたヤツを辛子醤油ですする。うまいぞー。

安全とはなにか。

自然のまま。そのままにあること。身体も自然なので自然毒には対処可能。人工の化学物質などが浸透していると自然は悲鳴をあげる。人工では生命は作れない。そうだとすると自然溢れる田舎がいい。都市より農村がこそより自然な生態系がある。そして僻地のような寂れゆく農村こそが逆に生命にとって安全なものがあふれることになる。限界集落。これが佐渡にはたくさん有る。限界だらけ。

食べ物って自然が作っている。一粒の種から。この種を育むのは土と水。そして空気である。それだけだ。我々は土を食べている。水を食べている。海を食べている。だから農村が大切だ。生命の源流。生命の多様性。

その農村は自然環境だけではない。良い人たちがいる。美しい里山。里海。これを守り続ける美しい生き方。人はこういう村から育てられる。優しく暖かくそして芯の強い人びと。ただの寒村と見るか、豊穣の里山、里海と見えるか。目が大切である。



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2012年08月17日

なんで田舎が大切か

金銭勘定。都市はなにをやるのもお金がかかる。お金ですべてが図られる。田舎だってそうだろうなと思うと、やや違う。畑と田んぼが少しあれば食べていける。海が有るとなお良い。魚や貝が手に入る。そして年寄りがいる。年寄り、それも90歳を超えた人は人生の達人。歴史の生き証人。深い。そのくせ「ただの人」である。凄い。

いまはチャンス。日本では交通網が整理され全国で一日あればいけないところは無い。しかも定年後でもきて欲しいと家付きで待っている。嘘じゃない。調べればいくらでもある。若ければなおいい。

それが都会を離れられない。その場合は、無理せず二ヶ所在住という贅沢もある。そこから徐々に田舎暮らしに慣れて行く。おもしろいぞ。相談に乗ります。

さて、自分のデザイン。

自分の中に獣の脳がある。もう一人の自分。これがワガママ。貪欲。傲慢。臆病者。横着者。名誉欲。競争心。この自分との付き合い方。

呼吸と運動。身体を整える。カラダを思い通りに動かす。時々叫ぶ。リズミカルに激しく動かす。そうして吐く。深く長く吐く。一日に30分は汗をかく。汗をかく運動を楽しむ。それをクセにする。

信念。信じること。根拠のない自己パワーを心から信じこむ。人生のドラマの主人公。卑怯じゃなく邪悪な心を持たず、批判や傷つけることを受け止める。まっすぐに見つめる。

イメージ。やりたいことを実現しているイメージ。鮮明なカラー。三次元動画。音付き香り付き。楽しく明るく単純な世界。

暗く陰鬱として他者を貶める邪悪な世界。ここは試練。その世界で神を信じる。神といっても何々教ではない。自己流。私度僧。修験者。もっといえばアニミズム。

夜、星空を見た。強く輝く星たち。天空の天の川。そして、流れ星。ペルセウス座流星群。一筋の光。一瞬の輝き。人生は一瞬の旅。



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2012年08月16日

種子島について

普通は7月の終わりまでに稲刈りは終わっているという。今年はそれが遅い。今ごろもまだ稲を刈り干している。

それが道路のガードレールで干している。ハゼ場か田に稲かける竹を組まないのかと聞くと、台風で倒れると稲がダメになるからやらないという。

ここの道路は村道かというと県道だとのこと。それで文句言われないかと聞くと、警察に連絡が言ったという。電話で文句を警察にいう人がいた。そうだろうな。一応、交通道路の公共設備だからなと漏らしたら、いや、ガードレールをもう少し高くしてくれという話しだったのだそうだ。すごいだろう。呆れた。

しかも、順番に干すので紐で印をつけているそうだ。嬉しくなるね。

さて、種子島は働き者が多い。隣の婆さまが凄い。正面のじさまも87歳くらいで現役バリバリ。畑どころかトラクターを目一杯ふかして運転していた。それを軽く超える92歳。矍鑠として畑を作る。50歳代が相手に成らない。草ボーボ。92歳のキレイな畑。何種類もの農作物。

婆さまやじさまのパワー。ゲートボールに参加したら、これが凄い。ゲートボール。所詮年寄りの遊びだろう。これがトンデモ無い。腰の曲がった爺さん。これがフルパワー。かつ知的ゲーム。こっちはファーストゲートに入らず散々笑われた。くやしい。

という訳で南の島の豊かさだ。そういえば、種子島はあのヒョウタンを押しつぶしたというかタテに半切りして置いたようなカタチ。ヒョウタン島である。



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種子島初盆

広美の母が亡くなってはじめてのお盆である。種子島の西之表市井関集落。お盆の訪問者は100人近くになった。13日から15日までひっきりなしに霊前に参りにこられる。

提灯。親戚が提灯をくれる。それを組み立てて青竹を張って並べる。

香典返しも100個を超える。これを届ける。佐渡の村は海沿いにほぼ一列。分かりやすい。種子島は意外に奥行きがあり家を探すのに手間取った。

村はみんな親戚。暖かい。15日の夜だけはごく近い親戚で祈祷を行なう。弟の秀信さん。静さん夫婦。和明さん。親戚の子供たちなど。

和明さんは鹿児島の仕事を辞めて帰島した。いまはタクシー会社に務めて農業に励む。

農業と言えば、長野正育君。32歳。自衛隊を辞めて昨年から7町歩を耕している。親父が亡くなって家を継いだ。畑を一緒に見て回った。安納芋。段々田んぼ。風避けにさとうきび22号。貴重種。甘い黒糖。

熱い夏。木曜日までの夏休み。新盆。神道のお祈り。



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2012年08月10日

福島とネットワーク

JANICが福島駅の前にNGO、NPOの共同スペースを設置した。

パルシステム福島の和田理事長と安斉専務とパルシステム茨城の林専務、牧野課長と合流した。もちろんパルシステム連合会地域活動支援室鈴江室長が参加している。

JANICの活動。事務局長の山口さんが司会で震災タスクフォース福島事務所竹内俊之所長が説明する。

〇劼匹發量燭魴鮃を守る(保養プロ、測定、測定活動、実態調査、ケアなど)仮設住宅支援9報。具体的には各種のプロジェクトが走っている。

<原発問題と持続可能な社会に関するJANICの考え方 理事長大橋正明>引用

大規模な事故がもたらす脅威は瞬時にして国境を越えて共有化され、また影響を及ぼします。JANICは、国際協力NGOのネットワークとして社会的に最も弱い立場の人たちを支援するために、国境を越える問題に取り組んできました。

日本社会が原子力発電の持つリスクを受け止めきれないという事実を明らかにしました。原子力発電による事故は、地球全体に負の影響を与え、取り返しのつかない環境破壊をもたらします。さらに、人的、物質的な被害も他の災害に類を見ないほど深刻です。放射性廃棄物の問題を含め、もはや日本社会において原子力発電を許容する余地は残されておりません。

加えて、今回の事故は、日本社会が構造的に抱えてきた、しかし可視化されてこなかった問題に光をあてました。それらは、情報公開に恣意的な制限をかける行政のシステムの問題であり、また問題の影響を社会の構成員の一部に押し付ける構造です。福島原発の作業員は、過酷な環境での作業による、大量被ばくの危険に直面しています。また周辺に住む人々は、自主的な判断を下すには不十分な情報しか得られない中での生活を余儀なくされています。さらに、不正確な情報を基にした差別や風評被害をしばしば受けています。これはまさに人権の問題であり、生命の危機の問題です。福島の人たちが直面している問題はグローバルな経済・社会構造の中で途上国の社会的弱者が直面する問題と共通しています。

以下略 

事務所は福島大学キャンパスに出来るのがまだなので駅前に開設したという。

福島有機農業用ネットワーク。菅野正寿理事長。有機栽培を中心とした直売所。各企業と連携して建設した堆肥センター。そして自宅のような事務所。震災以後、午前3時からトラックで都内販売を続けているという。

NPO福島ライフエイド。代表はワインバーの宇津木政人さん。ライフエイドは一人ひとりが企画や販売の中心だ。それを仲間たちで支援連携する。監事の齋藤正臣さんは洋食屋斉藤の店長で料理人。おいしい洋食屋さん。様々な企画を立てている。

地震被害と原発事故被害。とりわけ美しい福島の中通り。二本松。典型的な日本の里山。ここに見えない放射能汚染が降った。農産物がいっきに価格下落。そして売れない。消費者が離れる。しかしここからだ。

JANICとそのネットワーク。放射能汚染との未曾有の戦い。だが、なんか進化している。人びとが折れない。むしろ暖かく力強い。そして地域社会が変化を起こしている。

復興支援とも違う原発事故被害への戦い。こことつながる。これが新しいコミュニティの誕生だ。これが大きい。



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2012年08月09日

キューバについて 大使の歓送会

キューバ大使フェルナンデス・デ・コーシオさんの歓送会に出席した。着任して5年。タニア夫人と隣席された。

主催は日本キューバ経済懇話会。会長は双日の顧問の近藤友義さん。堂々たる体躯。どこか侍の風格。大使と何度も民間債務で話し合ったらしい。

キューバについて考える。

キューバはソ連を軸としたコメコン体制といういわゆる「東側」に位置していた。米ソ冷戦時代。ハイライトはケネディのキューバ危機。ひとつはCIAによるキューバ転覆攻撃。ヒッグス湾上陸作戦とその失敗。もうひとつはソ連の核配備をめぐる緊張だ。核戦争の時計の針が一番世界の終末に近づいたといわれた。フルシチョフの譲歩で難を逃れた。たしか当時のアメリカ国務長官マクナマラが夕日を見てミサイルの飛び交う最終末を幻視したとの記録がある。

それが1990年にソ連が崩壊しコメコン体制が崩れた。キューバはコメコンでは砂糖原料生産に組込まれていた。東側を支えるサトウキビ単作農業生産国。それが崩壊。いっきに70%の貿易減額となった。70%だ。想像できないほど。そして1994年にハバナ暴動が起こる。そのときフィデル・カストロは暴動を前面で受け止める。ハンドスピーカーでの呼びかけ。自らの政策の失敗を民衆に詫びる。そしてその責任を認める。自分を責めろ。自分を倒してキューバ共産党をうち倒せと。

だがそのとき民衆の中からフィデルという叫びが起こる。そしてつぶやくように唱和が始まりいつのまにか大合唱となった。やっがて手に持った棒や石を捨てて立ちすくむ人びと。家に帰り始める。しかし経済はどん底にあった。

これは伝説である。出来すぎた話だと思う。

だがキューバ崩壊を世界が語り日本でも一色になったそのときに、キューバの日本大使が朝日ジャーナルに寄稿した。決してキューバは崩壊しないと。日本人のそれも大使がそう書いたのだ。カストロは分かっていると。ソ連邦からの脱却。そのためになにが必要か。

そしてキューバは舵をきった。三つの政策へ。教育。医療。農業だ。教育はあの小さな国の挑戦。人口1千百万人。

スタンフォード大学のM・カーノイ教授の分析。IEA(国際教育到達度評価学会)による「国際数学・理科教育(動向)調査」の結果を元に現地訪問調査を実施し、『キューバの学業成績の優位』(Carnoy2007年)を出版した。ここではキューバの驚異的な国際比較での子どもたちの学力水準の高さが述べられている。

医療。 医師数72,416人うち47%がファミリードクター(家庭巡回)、医科大学の教師数11,502名、保健省職員は522,431人70%が女性、医師は60%が女性、人口155:医師1(日本は約人口500:医師1)、人口1,032:歯科医1、人口115:看護師1(日本は約人口107:看護師1)

キューバの医療プログラムは凄いぞ。

子どもと母のプログラム、出生率低い、妊婦は少なくとも12回の診察を受け、必要な検査をする。遺伝検査も両親に告知、中絶は認められている。その教育を受けている。ちなみに離婚率も高い。2,3回結婚はザラ。

高齢者ケアプログラム、60歳以上が増えキューバは高齢化社会である。運動を推奨。死亡原因は、1位が心臓血管疾患、2位癌、3位脳血管疾患と先進国と同じ

研究活動プログラム:ワクチン開発、遺伝子研究。海外との協力プログラムは有名。

農業。有機農業への意識的挑戦は間違いなく高い。だがまだまだサトウキビ単作を転換できるほどのものではないと思う。実際は輸入に頼っている。

エネルギーも深刻だ。いまはベネズエラに依存する。ベネズエラはキューバのカストロをを師と仰いでいるチャベス大統領がいる。良好な関係。海底油田も発見されたが中国が急接近している。といった状況である。

だが確かに貧しい。対外債務は山のようだ。貿易保険も使えない。日本企業も二の足を踏む。

キューバにいってみた。もう10年位前か。ラテンアメリカ。明るい。ハバナの町は夜は用もないように見える若者で溢れかえる。あちこちから音楽が聞こえる。

田舎も走った。貧しいがけっして悲惨な感じはない。清潔で誇り高い農民がいる。小さいなりに有機農業もそこここに見えた。独特の高い畝。

キューバへはいまはアメリカ経由で一回乗換えで直接入れる。昔はアトランタで乗り換えてメキシコのカンクンに一泊した。便利になった。だいたい旅行費用は今は20万円くらいだと旅行社の方に聞いた。

ラテンアメリカはいま反米コース。チリを代表に、過去にミルトン・フリードマン方式の軍事独裁と金融自由化と格差社会とそして国家破綻。これを経験した。学習した。そこからもうひとつの世界への挑戦を続けている。そのリーダーがキューバである。

アジアの共産国の失敗と独裁への転落。それと異なる楽天的社会主義。キリスト教の倫理をもった社会主義国。おもしろいぞ。



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2012年08月06日

ふるさと回帰センターと復興六起

仙台。復興のための起業を支援する。その事業モデルの審査。

9名の応募者のプレゼンを聞いた。



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世界の終わりと懐かしい未来へ

いま世界経済で何が起こっているか。

日本はなぜ増税するか。

アメリカ経済の破綻。EUの危機状況。貨幣と信用創造。金融資本主義と金融支配。その下の国家。

BIS(Bank for International Settlements:国際決済銀行)規制による銀行貸出の規制(バーゼル規制)。これにより銀行がマネーによる直接信用供与から、擬似通貨の大量発生。擬似通貨とは株式、債券、証券化、デリバティブ取引など。これにより実体経済の何百倍もの規模の金銭経済が展開されている。返済不能のリスクや価値下落のリスクすら証券化され売買される。CDS(Credit default swap)である。こうして企業破綻や国家破綻も儲けの対象となる。金が金を呼ぶ。何でも金に換える。悪魔の経済である。いまやデリバティブは4京円という天文学的な規模だという。

アメリカのFRB(Federal Reserve Board:連邦準備制度理事会)は民間銀行。アメリカ国債とドル発行の番人。じゃんじゃんドルを発行して儲ける。

IMF(International Monetary Fund:国際通貨基金)は、ドルを金市場や原油市場などで唯一の決済通貨と決めている。あとは破綻国家に大量にドルを融通してドルの世界をつくる。すべての世界経済はこれでコントロールする。

日本の強さ。国民の金融資産1500兆円。中国に負けたといわれる世界第3位のGDP6兆ドル。4位のドイツの2兆6千億ドル。5位のフランス2兆1千億ドル。いかに日本が突出しているか。また内需は500兆円。これもアメリカについで第2位の規模。日本のGDPが560兆円。従って貿易は60兆円に過ぎない。中国はGDPに占める輸出の割合は3割を超え、韓国に至っては5割を超えている。

何を言いたいかというと、TPPなどで勘違いしている人たちのいう貿易立国ではないということ。農業も食品加工業もまずは日本国内を狙うのがいいのだ。自給は正しい。いや金銭的価値で行っているのではないが。

国に有る消費者の三つの分野。市民、企業、政府。所有もこの三つ。市民から政府への所得移転。所有の移転。銀行への庶民の所得移転。1%金利。15年間に250兆円が家計から銀行に渡っていった(2006年国会答弁)。

ギリシヤ危機。国家財政が破綻しようとして増税。重税で破綻加速。消費税増税は、市民から政府への所得移転。3%上げると消費が3%は確実に縮小する。経済が疲弊する。重税国家は破綻する。江戸時代の藩財政のモデル。

日本の国家財政。税収40兆円。一般会計90兆円。不足差額50兆円を赤字国債。ところが国会審議しない特別会計。特別とは年度を越えるというだけ。これは官僚の思いのまま。210兆円。つまり日本の国家予算は300兆円。特別会計の収入は年金資金、郵便貯金などすぐ返す必要の無いお金を大量にプールして湯水のように使っている。ダム建設など。日本全国であっちでもこっちでも大規模に使われている。おかしいでしょ。それで大増税。むき出しの搾取。人びとは働いても働いても楽にならない。

なにが問われているか。

基本は金融資本主義の思想からの脱却。離脱。つまり、金第一主義からの脱却。すべてを金銭的価値で測り金銭によって実現する考え方の破壊。お金を捨てる。くれてやる。一万円を破る。ただの紙クズ。これが自然人としての人間の骨格を形成する。

金を使わずに生きること。どこまでできるか。人間の善意。仲間の信頼。自分の好き勝って。人のために動く。してやりたい。

社会を変える。不公平で不平等で理不尽な社会システム。これを変えたい。だが、その社会システムにどっぷりと浸かっている。この自分が変わること。これは身体思考から。呼吸から。そこから作り変える。そうして地域が変わっていく。社会が変化していく。国の、世界の、あり方が変わっていく。そのイメージ。美しい情景。

ささかみ。オリザささかみ自然塾。山羊の乳絞り。平飼い卵。池の鯉。お米。野菜。野草。家の清水。用水路のドジョウ。

早朝の集落作業。公民館の草刈り。山羊の世話。ニワトリの餌やり。パワーを増した石塚美津夫さん。NPO食農ネットささかみ理事長。

未来は、ここに有る。豊かな地域社会。いまここにある懐かしい未来。

金融帝国の崩壊前夜にて。



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2012年08月05日

ゆうきの里 農業者大会 in ささかみ

毎年、8月の第一日曜日にJAささかみ主催で農業者大会が行われている。もとは減反反対と米価闘争の決起集会だったという歴史的集会である。

ささかみは年二回、こういう200名規模の集会が開かれる。2月は有機農業の表彰と栽培実績の報告。このときは管内二ヶ所の小学校の稲作体験の発表がある。農業を継ぎたいと子どもたちがいう。感動もの。

この八月は時局での課題を講演会としている。

今回はTPPだ。

伊藤亮司先生。タリフラインで米は除外されないという。また食品加工業が窮地に陥るという。新潟県の具体的影響を試算する。

米は全国で一千億超える被害。ほかに加工品でタリフエスカレーションでダメージがくる。

未来は、むしろ小農民。生物多様性と魅力的な共同体を構想。



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2012年08月02日

格差と貧困と病氣 そして働く場

幸せになること。先ずは健康。健康とは病氣にならないことではなく、元気なこと。いろいろな体調不良は誰でもある。あまり気にせず楽しく生きる。健康の秘訣。そんなバカなといわれるか。

働く場所。先ずは何をしたいか。ものづくりか。誰かへのサービスか。何かを究めたいか。楽しみたいか。何をしたいか。したいことが分からずに働くか。なんでもいいから雇って貰うか。お金のためだというか。

嫌なこと。やりたいことをハッキリさせたい。それをして生活を成り立たせたい。

お金を分解してみる。食事。これはできるだけ自給する。購入は最低限に絞りこむ。お米、味噌、ジャガイモ、玉ねぎ、キャベツ、人参はつくる。小さな狭い場所で。ベランダでやってみる。

服は流行を追わない。シンプル。最低限のもの。

パソコンと通信費。この工夫。無料電話。徐々に慣れる。

お金は人のために使いたい。カンパ。出資。貸す。ただし選ぶこと。バラマキではない。少額で役に経つこと。

一番必要なこと。タフさ。それもこころ。気持ち。いつも前向き。明るく率直。バカ。アホ。そのための体力。呼吸法。

いまなら真昼の灼熱。焼けるアスファルト。そこを嬉しそうに歩く。小走り。汗だく。小一時間。

そうしてトイレで下着を着替える。軽く身体を拭いておく。ひと呼吸。

運命を変える。運を引き寄せる。それは意識を斜め頭上に置きながら軽く眺めること。吐くこと。長く深く吐こう。



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2012年08月01日

第4回 「花巻食と農の推進協議会」通常総会

パルシステム神奈川ゆめコープ本部。花巻農協と花巻市とパルシステム連合会で構成している。

放射能汚染のことは本当に考えてなかった。昨年中は全然問題ないと思っていた。それが今年に入り山菜や原木椎茸で基準を上回りはじめて深刻さがわかった。農協も検査器を装備して測り県でもゲルマニュウム半導体の高精度な機器で監査体制を整備している。お米はまったく出ていないが、おそらく消費者は何をいっても心配だと思う。理屈を言ってもだめかなと思う。実際に生産者と向き直り現地で交流して信頼を得るしかない。と花巻地域水稲部会東和支部長の小原君雄さんは語った。

交流で自分が採った山菜を出せなくてスーパーで買った食材で地元料理を振舞うことは本当に情けなかった。でもぜひ東北の美しい地域を見て欲しい。東和支部美女会の下坂淳代さん。

宮沢賢治の森が姿の見えない透明な恐怖に汚染されていく。悲しみが広がる。

単なる商品取引の関係ではない。食と農を結んで豊かな地域社会をつくろうと協議会は組織された。毎年毎年、計画的に交流しお互いにより深く理解して、ともに歩もうと活動を積み上げている。

その役員会と総会によって昨年度の振り返りを行い、本年度の活動方針を確認した。

主な取り組みは産地花巻では、田植え、草取り、稲刈り、そして冬の交流の4回。神奈川では、横浜南センター祭り、神奈川県商品展示会、しめ縄作り交流、田んぼの同窓会等である。相互に訪問し学び合い経験しあう。議案提案は神奈川ゆめコープ大信政一専務理事。

お米の扱いは、いわてひとめぼれが1350トン。神奈川ゆめコープ交流玄米は3トン。ほかに杵つき餅11万パック。岩手・おいしい産直12穀が9万パック。雑穀などが供給されている。とくに雑穀が美味しい。身体にいいぞ。お米は土と水を食べること。

総会議長はJAいわて花巻の藤舘政義常務理事。震災支援への感謝を述べる。東和町以来の交流の歴史を概括され話された。挨拶は花巻市農林水産部長佐々木忍さん。震度6弱。全壊42棟、これは液状化などで。半壊は重軽併せて105戸。死亡2名。花巻空港は被災地広域防災拠点となった。温泉街は避難所となり現在も避難されている。

放射能汚染は測定を強化。空間放射線量2ヶ所常時測定。高くて0.08〜0.11マイクロシーベルト。米、小麦、野菜、果樹は不検出だ。出荷自粛は、原木しいたけ、干ししいたけ、こしあぶら、こごみにウグイ。市では市民に無料で測定している。50ベクレル以上で県の高度分析へ回す。土壌も釜石の一部で100ベクレルレベル。花巻はそれ以下だ。

総会後、生協組合員と職員も加わり生産者と意見交換会。組合員からは産地交流で生産者の放射能測定などの取り組みを紹介してもらいたいとの声があった。農水省退職して花巻市農林水産部農政課長となった菅原浩孝さんはグリーンツーリズムに取り組んできたが昨年は交流人口が減少したと報告した。

「産地と消費地での食と農を考える」意見交換会。司会は神奈川ゆめコープ吉中由紀理事長。私たちは一時的な交流ではなく協議会を持って持続した活動をすることが出来ると話す。

そして、会が終わると大型バスで横浜中センター見学へと出発していった。

心豊かなくらしと共生の社会を目指す地域の活動。産直はこれだな。



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2012年07月26日

地域が豊かになること

美しい田んぼがある。春は水面に稲苗がそよぐ。夏はツバメ舞いシオカラトンボが飛ぶ。秋は黄金色に穂を垂れる。ハゼ場には稲が干されて、やがて脱穀の音。稲わらの匂い。

畑は春に畝。雨あとの若芽。土の匂い。夏は草取りと強い日射し。木陰の休憩。お茶とオニギリ。

秋は実り豊か。なにが美味いかというと採れたてに優るものはない。家の傍の畑から紅く実ったトマトを二三個もいでくる。それをサッと拭く。そしてそのままかぶりつきたい。ほんの少しの青臭さ。酸っぱさ。ほほの奥から唾液が滲む。甘い香り。もう一口。もう一くち。

キュウリは慣れないと茎と身にトゲトゲがある。慎重に太めで長いヤツを選びたい。まッ、小さいのも捨てがたい。これをもいで冷たい水につけて置く。そして布巾で拭く。それから皮をサッサッと雑駁にそぐ。粗塩を擦り込む。あとはそのまま味噌をつけてかぶりつけ。うまいぞー。

あとは枝豆。採れたて。片手鍋にザッと洗った枝豆を水ヒタヒタにいれる。塩は多めに入れて沸騰したら止める。味見。青臭さと甘みが出るそのギリギリ。少し蒸らしながら塩はほんの少しまぶす。ここで文句言う人もいる。塩分控え目。

さてタップリの枝豆。それも採れたて。香り高い。これを食べる。この場合、必ず美味しいビールが不可欠。ビールは夏だ。暑い灼熱の夏。日に焼かれながら野良仕事。汗だく。夕方、海に入ろう。ひと泳ぎ。夕凪のなか海を泳ぐ。

美味しいビールを飲むために人生はある。美味い枝豆のために生きている。新鮮なキュウリは人を元気づける。採れたてのトマト。人を幸せにする。まずは何がなくとも美味しいものが有ること。それを作ること。それを楽しむこと。こころからの幸せを感じる。まずは自分が楽しむ。幸せになる。あとはそのままに何も足さない。何も引かない。そうして身体のなかに自然を回復させていく。遠い昔、失った豊かさに気づかされていく。



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2012年07月24日

佐渡 野浦 伝統芸能の持つチカラ

時代の転換期。それまでの世の中の仕組みがうまくいかなくなること。

金融は本来、社会をつなぎ生産を育み人びとを幸せにするためのもの。だがいまや人びとを幸せにできない。不幸にする。人びとを競争させ、分断し、一部に富を集中させて生産活動をやれなくする。自然を搾取し壊し復元不可能にする。

いまや世界は自然を破壊し制御不能となり人びとはなす術もない。

こういうとき何ができるか。

できる。こういう状況だからこそ誰の目にも世界の終わりが見えてきた。

先ずは自分を変える。真逆の思想を体得する。するために修行を積む。積みたい。修験者。修験者でありたい。

身体を鍛える。鍛えるといっても普通じゃない。歯を喰いしばって頑張るのではない。遊ぶ。身体を持て遊ぶ。キツすぎない。ラク過ぎない。中庸。無明。未明。明方。その境界域を意識する。

階段を喜ぶ。畑の草むしり。田んぼの草取りを楽しむ。身体を観察。呼吸法。吐く。出す。出し切る。有機の田んぼ。生物多様性。トキの野生化。野性のトキ。有機農業者は芸能を楽しむ。芸能は身体性。カラダで表現する。身体で考える。身体思考。

転換思想。真逆。矛盾。偶然と必然。偶然を必然と理解する。全てをじぶんのために起こっていると考える。自分勝手。自己中心主義。モノは考えよう。

蹴躓く。倒れる。傷つく。負ける。落ちる。不便。疲れる。遅れる。失敗する。事故にあう。総ては自分のために起こっている。自分のせい。自分に良かれと試している。必然。これを溜める。眺める。愉しむ。

すると超能力が産まれる。能力を超えた不思議な現象が起こる。おもしろい。

社会を批判し政府を批判し他者を罵る。これもいい。だが問題は自分だ。自分にできること。これを行う。着々と進める。横着はダメ。

エネルギー。身体を使う。ラクはエネルギーを食う。熱。暑さ寒さ。慣れる。減らす。我慢してそのうち慣れる。気持ち良くなる。

食事を減らす。栽培。捕獲。調理。片付け。自分でやる。簡単。

冷水を浴びる。できるだけ冷たい水。軽く走る。修行。修験者。そのポイントは愉しむこと。習慣づける。無意識にする。

佐渡に仲間と行った。伝統芸能。文弥人形。ジャズダンス。春駒。もちろんプライベート。大交流会。カニ、サザエ、アワビ、枝豆。煮付け。美味しい酒。

朝、海辺を走る。花。防波堤に一輪。凄いね。



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2012年07月23日

弘前のシャンソン

東北は冬厳しい。だから春が美しい。夏が豊かだ。祭りは勇壮。

音楽は豊穣。繊細で豪放でその矛盾する旋律。

詩。物語。情景。哀切と激情。芳醇な香り。シャンソン。

漣。シャンソン酒場。秋田漣。女性シャンソン歌手。小さいがカウンターも入れてボックス席と併せて30名くらいははいるか。酒場というより中規模のバー。ライブ。

秋田漣さん。熟年のシャンソン歌手。フランスへ行ったことは無いと最初に挨拶。しかしフランス語はできる。シャンソンが命と言いきる。CDのバック演奏で立て続けに10数局を歌った。

世界的なヒット曲に津軽弁で歌詞をつける。これがあっている。音がまるでフランス語。いや本当。

津軽の冬の厳しさ。貧しさ。だがその自然の素晴らしさ。人びとの純朴な愛おしさ。それを語り歌う。

歌の持つチカラ。詩の持つ共感。そしてリズムが生みだす情熱。メロディーの豊かさ。

翌朝、小一時間軽く走ってお店をまた見に行った。まだ6時。店は静かに古ぼけていた。弘前の場末のなんでもない小さなスナックである。

人生はおもしろい。まだまだ深いね。



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2012年07月22日

青森の弘前と音楽 津軽三味線

藤崎町と津軽みらい農協と常盤養鶏農協と協議会後に懇親会があった。その夕食の席で津軽三味線のライブがあった。

工藤万次さん。NHKでも出ている本格派。津軽三味線の三味線は棹が筒近くまで伸びて指が押さえられる。それで高い音が出せるという。これは昭和35年に開発さてたとのこと。それほど古い話しではない。それまでは義太夫用の三味線をつかっていた。万次さんが比較してくれた。

佐渡にも三味線はある。いとこの定夫さんが義太夫。その三味線は京都三味線と津軽三味線の中間の音が出るんだと教えてくれた。しかし良くわからない。だがまるで違う音色だとはわかる。

津軽三味線はロックだ。流れるような旋律に激しいリズム感。トランス状態。引き込まれる。波。打ち寄せる波。荒れる海。そしてやがて嵐はおさまり凪がやってくる。日も出てくる。

北国の音。やっぱりすごいな。ライブはいい。

地域を理解する。深く捉える。食べ物はその食べ物を生み出す人が大切だ。その人を育む地域。村。町。土。空気。これを深く体得する。体感すること。そこから豊かな産直の底ヂカラが沸いてくる。



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2012年07月20日

藤崎町食料と農業に関する基本協定 代表者会議

青森県藤崎町とパルシステム東京が中心となって協定が結ばれて年一回代表者会議が開かれている。

その代表者会議が弘前市の藤田記念館の「松風館」で開催された。

17億円、内訳は米4.9億円、7.6億円、青果4.5億円である。前年比102%。とくに米はつがるロマンは美味い。目隠しテストでは一番。

交流



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2012年07月17日

生物の多様性を育む農業国際会議 in 佐渡

日本、中国、韓国の三者で生物多様性国際会議。



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祝島と氏本さん

氏本さんが全農の稚内にある日本初のオーガニック牧場を辞めて故郷に帰ってから7年くらいか。全農を定年した河村さんとお邪魔した。

山口県柳井市の祝島。あの原発予定地の上関の向かいにある。

放牧豚。



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2012年07月16日

「本場の本物」を世界ブランドに

世界各地にこだわりの食文化がある。日本はとりわけそれが多い。だが、グローバル経済はそれを押しつぶし廃れさせようとしている。

21世紀に入るとその度を越した均一化や金銭的価値にみんなが疑問を持っている。持ち出している。ハンバーガーやフライドチキン。こういうファーストフード。安いが腐らないおにぎり。

それに対して地域地域でその土地の気候風土で培ってきた食。食文化。これを大切にしたい。守り発展させたい。発展とは大量生産では無い。むしろ少量こだわり生産。だがその価値をみんなが認めて地域が活性化する。その地域で子育てもできて地域が豊かになること。これを目指す。



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「本場の本物」 in 大豊町

高知県の山の中、香川県との県境に大豊町がある。四国は山が高く険しい。その急峻な山肌に段々畑や石組みの田んぼがある。こんな山奥のこんな険しいところにどうやって開墾したかと驚く。

その頂上まであと一歩といったところに碁石茶の小笠原さんの家があった。大豊町碁石茶生産組合小笠原章富組合長。碁石茶が廃れたとき一軒だけ残った。ほんとうに辺鄙なところにある一軒家。この家の前のほとんど崖に茶畑があった。普通のかまぼこ状に揃えた茶の木も有ったが、ほとんどはそうではなく茶を茎ごと毟り取ったかのようにスカスカな茶畑。聞くとカマで茎ごと刈り取るという。

刈り取った茶葉は大きな釜で水を煮て蒸気を出す。そのうえに木桶で茶を入れて蒸すのだ。その蒸したものを木のムロの部屋で発酵させる。高床の部屋に「汚い」筵を広げる。この一見汚れたムシロに菌がついている。これが発酵を促す。厚さ40cmくらいでさらに上からムシロで包む。こうして一週間くらい。温度は40度位で調節。これは小笠原さんが感でコントロール。

それから一旦取り出して広げる。そして今度は木桶に重ねて密封する。その上から蓋をして漬物のように漬け込む。これが二段階での発酵。最初は好気性発酵。続いて嫌気性発酵である。謙気性発酵は乳酸菌。

この後に天日干しだ。木桶から取り出すのに刀のような道具を使う。蓋をあけて上から突き刺して四角く取り出す。それを外で別のムシロを広げて並べる。これを上から見ると碁石状。これが名前の由来だという。

乾燥したら完成。しかしお茶で飲むとけっして美味しいものじゃない。変だと思った。たしかに乳酸発酵で体にいいのは言うまでもない。しかし味がなあと思った。良く聞いてみると、じつは本来は茶粥のお茶だという。なるほど。瀬戸内海はあまり水が良くなかったという。それでお米を茶粥で食べた。これはじつにあう。茶色の粥。そして少しの酸味と香ばしさ。これは美味しい。

碁石茶。この手間隙かけた幻のお茶。取り残された技術。これを守る。これをつなげて増やす。

大豊町は碁石茶生産組合を第三セクターで法人化し支援する。大石雅夫社長。小豆島から大豊町まで全工程をマイクロバスで運転してくださった。山の上の山荘梶が森。天体望遠鏡。大雨の中の晴れ間に奇跡的に土星が見えた。

深い山々。霧の峰。先人たちがその神々の住む山に生きてきたあかし。碁石茶



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「本場の本物」地域伝統食品ブランド推進委員会 in 小豆島

「本場の本物」地域伝統食品のブランド認証に関わり7年になった。農水省が推進していたが、例によって昨年から補助事業としては無くなった。

しかし財団法人食品産業センターの事業として継続している。事務局長の二瓶徹さんの文字通り献身的な働きによる。そのブランド認証された各団体による推進委員会の第一回研修会が香川県の小豆島で開催された。

今回は小豆島調理食品工業協同組合鳥居弘明理事長、小豆島醤油協同組合富田孝之専務理事、螢筌泪劵疑⊂松‖析瑳卍后⊂豆島商工会塩田洋介会長、など草々たる伝統食品の振興に関わる人たちと町役場が受け入れてくださった。

小豆島というと、オリーブか古い人は映画「二十四の瞳」坪井栄著、木下恵介監督、高峰秀子主演、が思い起こされる。瀬戸内海の小さな島。オリーブはなんと100年前に政府がモデルとして導入した3ヶ所のうち小豆島だけが残ったもの。日本人の性格を反映し果肉だけを精選してじつに透明感溢れる素晴らしいオリーブ油が出来る。

二十四の瞳は、映画村が保存され映画の舞台となった懐かしい時代の村が保存されていた。木造の古い校舎。小さな二人がけの小学校勉強机。大石先生の自転車。

なぜ、小豆島に醤油がと思った。じつは大阪という巨大な胃袋とその奥の京都。瀬戸内海は重要な物流大動脈。その拠点として古くから醸造が盛んだった。その蔵街が残っている。そして「こが」と呼ばれる大きな古い木樽。これがすごい。

木樽のある倉庫は独特の発酵臭。天井は酵母菌だらけ。ここまでくると発酵は安定し、腐敗菌などはすめない。宝である。しかし木樽のタガの竹を編める人がほとんどいなくなってきているという。困ったことだ。

佃煮。この醤油を使った佃煮が盛ん。佃煮はそもそも大阪の佃村が発祥だという。家康がこれによって救われたことがあり江戸に行ったあとで、村人ごと江戸に呼んだ。その人たちが住んだ場所がいまの佃島だ。佃煮はそういう歴史。関西が発祥。

この佃煮にこだわる。

小豆島の人口は3万2千人。なんとか島を盛り立てていきたい。そんな思いがこもって「本場の本物」を町の核に育てたい。

塩田会長はじめ社長たちが挨拶した後、懇親会ではオリーブの歌と二十四の瞳の主題歌を歌った。清廉な歌詞と純情なメロディ。おじさんたちの意外に純真な歌声にこころがほのぼのとした。



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2012年07月10日

地域のイメージ

思いっきり高齢化。村のほとんどの家が60歳代から90歳代。でもその村の家は立派である。昔のようにあばら家やトタン屋根なんてほとんど見かけない。それでも雨露を凌げればいい。

村の公民館はどこでもこれまた立派である。集会や芸能やイベントに何不自由しない。

ほどほどの田んぼや畑もある。少しだけ農を愉しめば食べるに困らない。本や映画やニュースも世界中のものが即刻ほぼタダ同然で手に入る。いまや村は世界につながっている。

美しい海も見える。夏は泳ぐといい。魚も海藻も貝だって取りたい放題。お金はあまり無い。無いからかえってゆったりしている。なんでもかんでもお金に換算しない。する必要が無い。

惜しげもなく魚やイカやサザエをくれる。トマトやキウリも食べ放題。タダで畑も手伝ってくれる。面倒を見てくれる。

村じゅうが家族。村じゅうが仲間。だけど道普請や祭りのルールは厳しい。これは甘えてはいけない。しかしどうしても出れない場合は責められない。分かっている。

たまには都会でハメを外す。映画館も美術館もライブも観たい。大丈夫。ものの二時間もかからずに行ける。結構安く観れる。

そう考えてみると、いまのニッポンはいいところだ。高層ビル、高級外車、ケバい街並み、ブランドデパート、しゃれげなお店などなど。もういいや。なんかつまらない。

いまの贅沢は田舎ぐらし。自然に囲まれおいいしい空気をたっぷりと吸う。夏の草いきれにまみれる。その匂い。その音。そして夕凪につつまれる。懐かしい未来。

さあ、田舎暮らしに憧れたらみんなで行こう。完全移住なんて考えなくていい。ショートステイから始めること。ほとんど旅費だけでできる。滞在費は都会の一日の何分の一しかかからない。

田畑で遊び、田畑で学ぶ。歌を歌おう。詩を詠じよう。絵を書こう。そして豊穣のなかで身体を馴染ませていく。



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2012年07月03日

種子島にて

種子島はやっぱりすごい。何が凄いかというと生命力である。

田んぼのヒエ。普通、ヒエを抜いたら畔に投げておく。そうすれば枯れる。ところが広美はビニール袋を準備しそれに入れろという。最初はなにをバカなと思った。ところが畔を歩くと変だ。ヒエが生えている。抜いたヒエが畔で蘇っている。引き抜こうとすると根がしっかり生えている。驚いた。

もっと凄いのは竹だ。田んぼに鹿が来ないように電柵に似せて白いビニール紐を張ってある。その杭替わりに竹竿を使っている。この竹が凄い。普通に切ってある。ところが田んぼに刺してあると枝に新葉が出てるのだ。普通、切った竹は枯れるだろう。それが新芽じゃなくて葉が出てる。いや凄い。

だから畑の雑草は抜くだけではダメ。ビニール袋に入れて完全に枯れさせないとまたはびこる。とにかく草の勢いが違う。佐渡クラスの生易しいもんじゃ無いのだ。

さて、海だ。まだ泳いじゃいないが、引き潮なので貝取りにいった。海辺の岩。渚。小さな貝がうじゃうじゃいる。これがまたすごい。

小さなシッタカ貝。これがほとんどヤドカリ。見えているのはヤドカリだらけ。当然美味くない。だからちゃんとしたシッタカ貝を探す。それでよく見るとナガラメの小さいヤツがいる。これは嬉しい。ちなみにナガラメとは鮑じゃなくて、トコブシだ。その小さいヤツ。本来、漁協に叱られるかも知れないもの。特した気分。

この磯がまた違う。佐渡クラスの海辺の生物とは異なる。なんか毒々しいくらいの原色とキカイな態様なのだ。すごいぞ。

いちいちすごい。ナマコが浅瀬で干上がっている。黄土色のヌメヌメした物体がドテッと窪みに干上がっている。このヤロメである。恥ずかしくないのか。

さらになんか虫がいた。ムカデを細くしたようなヤツ。これをカギで触ってみるとうごめく。よく見ると何本か動いている。あちゃー。その何本かに中心がある。丸い中心がある。つまり放射状に広がっている。不気味だ。こいつがさりげなくあちこちにいる。

またヤドカリだってよく見るとただ者ではない。緑色。ケバケバしい緑色。手は赤い。安物のネオンじゃあるまいし毒々しい。どうしたんだと思わず言いたい。変じゃないか。

顔を上げると海が広がっている。強い日差し。だが風が吹いている。遠くに白波が見える。

僕たちは夢中になって貝拾いをしている。種子島にて。



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2012年06月29日

埼玉県加須 旧騎西高校に双葉町

驚いた。プルトニウムが各地で検出されている。福島県の地図上にプロットされたコピー用紙。「専門家たち」がセシウムとヨーソは軽くて拡散するがプルトニウムは重くて極周辺しか飛ばないといっていた。それがどうだ。くそー。

双葉町の井戸川克隆町長。小柄な好々爺の風貌。昨年原発事故発災以降4月からここ埼玉県加須の旧騎西高校に避難している。もう1年3ヶ月以上になる。この学校に住んでいるのか。手作り料理ができない学校施設。週一回だけボランティアが給食室を使い味噌汁を振る舞う。それだけだ。あとは普通パンや市販の弁当などだという。

町長はたんたんと語る。資料を広げる。水俣病の時のやり方だという。

瞬間、なるほどと思った。そいう言えば、国策株式会社窒素と政府を守るために動く。そっくりだ。マスコミと政府。そして国策会社。被害者を放置し長引かせて原因を撹乱し住民に分断を持ち込む。

瓦礫処理もなぜ現地でやらないかと静かに離す。そうか、誰が法外の処理料をせしめるか。復興利権を漁る。それが目的。ところがいつの間にか受け入れ拒否がワガママかのキャンペーン。放射能汚染問題へのすり替え。それもあるが利権屋たちをさも人道的かのような言いよう。全国にばら撒く。ばら撒きたい。なんのために。東京都が最初に瓦礫受け入れを表明。それを処理するのが太平洋セメントなど原発利権屋たち。出来レース。

なんでいつまでもこんな学校に避難生活をしているか。率直に感じていた。町長がおかしいとうわさされた。福島に帰ろうと住民から町長リコールがおこった。しかし町長は負けなかった。シコリを残したが。

住民を人体実験しようとしている。えっ、そんなバカな。いくらなんでもと思った。

さっきまで時事通信社から取材を受けた。アメリカ政府の発災直後からの放射能汚染マップの提供。それをこともあろうに日本政府が握りつぶした。住民を大量に被曝させた。隠していた。謝らない。避難先は高濃度汚染地域。恐ろしい。

フィールドだという。放射能汚染研究機関が喜ぶ。かってない研究ができる。そう書いてある。このリポートに。すごい。

みんな帰りたい。本当に帰りたい。だが汚染の実態を知れば知るほど帰れない。除染。危険極まりない。なぜ本当のことを知らせないか。

じつはさいたまコープ佐藤理事長に誘われた。コープさいたまとパルシステム埼玉、そして農協が週一回味噌汁など晩飯を提供している。騎西高校にはいまも250名がいる。このひは豚汁だった。キウリとキャベツのお漬物。発泡スチロールのお椀。ボランティたちと一緒にご馳走になった。おいしい。

パルシステム埼玉の坂本美春理事長、亀山裕二専務理事と一緒に伺った。ここに1年以上も住んでいるのかと嫌になった。日本はなんてひどいことをし続けているのか。そこに町長も泊り込んでいる。しかし町長からは疲労は見えなかった。覚悟とはこういうことをさすのだろう。静かな小さな巨人。

福島原発の3号炉はウラン燃料では無い。プルトニウム燃料だ。そうあの核燃料サイクル。その申し子。夢のリサイクル。そのプルトニウム原発が世界初の爆発事故を起こした。そして猛毒が飛散した。α線の破壊力。半減期の長さ。

ボランティアグループは、みんなチラシで自主参加している。学校の廊下の壁いっぱいに折鶴。たくさんの手紙。絵、が張られている。七夕の竹に短冊。昨年は読めなかったという。子どもたちが、おうちに帰りたいと書いた。涙と胸が詰まって読めなかった。と語るさいたまコープの「参加とネットワーク推進室・地域とネットワーク」部長福岡和敏さん。そして埼玉県ユニセフ協会の白石英二事務局長。さいたまコープの職員だ。すごいね。こういう人たちが暗黒の日本を下から照らして歩む。しっかりと活動している。

ガンジー翁は語った。イギリス帝国を力で倒してもインド人がイギリス人になるだけだ。権力に頼る末路。一人ひとりがインド人として尊厳をもちインドらしくあれ。アヒンサー。非暴力という強い人間原理。それを失って政権交代は無い。末路。



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2012年06月25日

NPO小田原食とみどり 総会

リオプラス20会議に参加した岩渕成紀先生のメッセージを読みあげる齋藤文子事務局長。小田原食と緑の交流推進協議会総会とNPO小田原食とみどりの総会が開かれた。その会場でのこと。本来講演を予定していたが飛行機の都合でダメになった。ブラジルからのメールである。

NPO田んぼの代表をする岩渕先生は、宮城の被災した田んぼの復興に取り組んでいる。NPO小田原食とみどりは、その要請に応えて支援した。お金や支援物資。そして連携して復興に取り組む。

塩害に苦しむ田んぼや湖沼。海。ところが意外に生物たちは元気だという。収穫量はむしろ例年の1.5倍と増えたらしい。エエッと思った。あの深刻な被害の中で本当か。しかし大きな厄災は悲劇だけでないという。自然の復元力と生命の力を知らしめてくれると岩淵先生は語る。

リオプラス20が成果が無いと報道されるなか、岩渕先生のようなNPOやNGOが世界会議を開いている。生物多様性や生き物価値観のNPOやNGOが活躍する。自然や社会の新たなあり方、関わり方を提案している。

リオプラス20を読み解く。今日の各国政府や世界的大企業はもはや新たなグリーン経済を指導できない。やろうとしない。大量生産大量消費と資源争奪と自然破壊、人間破壊の経済を変えることができない。見ているものが違う。たとえばBS民放でインドネシア特集をしていた。インドネシアでは中産階層が増えている。チャンスだという。自動車やテレビ、はてはナプキン、紙おむつが売れ出している。日本企業が進出して大もうけが出来ると。成長企業になれると。そうなのか。それでいいのか。こういう価値観。

しかし新たなリーダーたちの胎動。破壊される自然を守る。農の深い価値をよく体得し身体的思考法を会得する。生物を観る。いのちとネットワークする。生物に学ぶ社会。再生エネルギー、ネイチャーサイエンス。江戸期の資源循環社会。地域経済。ローカルマネー。ゆい。協同の思想。金融経済や大企業的価値観の真逆。競争からの離脱。共生の価値観。

小田原地域でこの農と食の実験場。農の世界。深い食の世界。

薬膳講座。4万5千円もする講座に13名も参加する。食べる意味。肉体と精神と心。それを食がデザインする。すごい。

ハーブの学校。美しい生け花。ハーブを家庭に。おしゃれなデザイン。香りと花。美しい癒し。柔らかなその世界。

会議の前に、中沢君たちと田んぼの草取り。金ちゃん、片山君、高野さん。除草機も使う。まだ田植えから一週間。しかしいまが一番重要だ。小さな草の芽が出ている。ということは土に根が髭のように生えているということ。いまのうちにかき混ぜて浮かせる。中沢君は、稗がわかる。コナギよりも稗を取らなくてはと一本一本抜いている。



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2012年06月24日

ささかみ食と農推進協議会総会 除草道具

毎年、この時期に産地協議会総会が開かれる。産直交流から始まってそれを単発に終わらせない仕組み。生産者とメーカーと自治体が参加して都市の生協と協議会を組織する。単なる商品取引だけでなく、都市と農村をつないで「心豊かな共生の地域社会をつくろう」とするもの。

長期のビジョンを持ち毎年事業計画を策定し活動報告を共有する。大げさに見えてもこの組織化によって一歩づつ産直が前進していく。毎年、毎年、振り返りと新たな挑戦。

昨年は東日本復興プロジェクトとしてパルシステム福島との交流支援に力を注いだ。サマーキャンプや火祭り交流に招待し草取り稲刈り体験も受け入れた。

パルシステム福島の和田理事長が話す。16万人がまだ帰れない。いつ帰れるか分からない。長い戦い。見えない放射能汚染との。忘れないで欲しい。長い支援をお願いします。

ささかみは福島から近い。会津はお隣。そこに緑と農の豊かな拠点。原発と戦う。無茶な大量生産大量消費型自然破壊人間破壊の産業社会を変える。そういう協同のモデル。

NPO食農ネットささかみ。石塚美津夫理事長。長年の同志。有機農業への挑戦。

ものすごい泥おい虫の被害。緑の田んぼが白茶ける。稲の葉っぱを食べる。石塚さん、平気である。問題はないと。

オカメ除草具。田車の簡易版。軽い。しかも泥水を逃がす。これでみんなで草取り。稲作の有機栽培では最大の問題は除草。いろいろ工夫する。我が同志。



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2012年06月18日

田んぼとブータンのGNH

小田原田んぼの田植え。

小雨の雨はあがった。午前6時に中沢君から一斉にメール配信。やります。まだ小降りの時。苗が伸びてしまうと心配だった。

仲間たちとお手伝い参加者で10名。いよいよ田植え。まず代かきのヘタさとすでに生え始めた草取り。そして二条植えの田植え機。石川さんに指導してもらって恐る恐る動かす。金ちゃんがおっかなびっくり動かす。曲がる。

田んぼはデコボコ。深い浅い。深いところは沈む。浅いところは土が見える。増岡君が平らにする。

園山さんも忙しい仕事をやりくりして駆けつけた。文平君、河西君、安達君、木村さん、お母さんが草取りと手植えだ。9時過ぎに集まり午後1時前までに終了。途中、鳥居ちゃんが小宮さんに言って中古の田植え機を一台持って来てくれた。ありがたい。みんなしろうと、はじめて使う人も多い。

田植え機を洗う。傍の水路からバケツで水をかける。草で軍手で洗う。そして山の倉庫に片付ける。

鳥居ちゃんが真竹を取りに連れて行ってくれた。園山さんちの力太くんが喜ぶ。

夜、真竹を剥いて玄米一掴み入れて湯がく。取りだしたら、便利つゆと少しの三温糖と干し椎茸で煮つめる。これが美味い。くりくりとしてほのかに新鮮な竹の香り。これは孟宗竹とは違う。好きだな。

BSNHKでブータンを放映していた。アグネス・チャン。ユニセフ。ブータンは王国。普通の国の国民総生産(GNP)を国の発展基準としない。国民総幸福量(GNH)を指標とする。国民が幸せになることを目指す。

だが貧しく教育も行き届かない。仕事も無い。若者の失業。そして車や携帯電話の普及。都市化西欧化の波。苦悩する。だが目指す指標に誇り。教育に力を入れる。

ブータン。世界が注目する。壊れる世界が。



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2012年06月17日

日本フードシステム学会大会 in 日本大学生物資源学部

大学の雰囲気が好きだ。それも世間と隔絶されたような独特の雰囲気のあるキャンパスが。本来、就職活動や成り上がり競争とは無縁の知的好奇心の溜まり場。一切の世俗から離脱して真理の探求のみの場。そのあらゆる人びとのための場。なんである。そういう空間。憧れている。

若い時、学問が単なる競争と選別、労働力養成所と転落した高校に幻滅した。予備校化したそれに出会い憤った。憤慨した。非人間的学習化。学問とは真理追究、深い人間性養成の場であるべきと。そういう生っちょろい理想主義。真理原理主義。以来、資本主義的な生き方が大嫌い。

さて、実態はどうあれ勝手に妄想を広げて理想を追い求める。そこで学会に所属。一日中、こ難しい学者の先生たちとの議論を楽しむ。

今回のテーマ。フードシステム研究のニューウェーブ。座長は佐藤和徳(岩手大学)と浅美淳之(京都大学)。そして報告は4つ。おのおの報告者一人に共同討論者二名が報告する。まずその趣旨を学会誌の大会誌に記載しておく。それをベースに発表していく。12名が座長解題も入れてギッチリ約7時間超に渡って報告が続く。かつ翌日の個別報告もある。

刺激的だったのはやはり斎藤修会長(千葉大)。いま地域に注目する。グローバル化のなかで地域だ。それも農を中心とした展開。その実践例と可能性。そして課題提起。これは使える。地域の疲弊。高齢化。衰退化。これは変えられる。

さてニューウェーブとは何か。大きな時代変化。それに伴う研究の変化だ。

消費行動。食は本来健康のため。ところが所得格差で健康破壊が広がる。医療費が増大。毎年3%1兆円。破綻に向かう。

食の安全。信頼システム。生産現場、流通、小売り、消費者までの関係によるリスクと危機。

食品企業のグローバル化。とりわけ日本企業の東アジアでの展開。円高局面。ATF、EPA、など貿易協定などとの関係。

6次産業・農商工連携。地域ブランド形成。農を核としたクラスター。地域マネージャーの育成。人・もの・金の再構築。

何が刺激的といって、やっぱり単なる事業や運動という実務だけではおもしろくない。やはりそれが意味すること。生協が社会的にどういう価値があるか。パルシステムにどういう価値があるか。問題は何か。課題は何か。学問的に鳥瞰する。

大いなる変化。大震災。原発事故。EU危機。超円高。TPP。大増税。すべてはつながっている。

それにしても学問的な方法論。言語体系。おもしろいが普通の言葉に翻訳が必要だと思った。難儀である、ふーッ。



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2012年06月11日

宮本常一と中島明夫君 in 佐渡

宮本常一は日本民俗学の巨人。中島明夫君は現在佐渡に住むNPOトキの島事務局長である。佐渡市野浦に単身住みついてトキを調べる毎日。新潟大学の技術事務員として単年度雇用で糊口を凌いでいる。

中島君から雑誌「あるく みる きく」(株)近畿日本ツーリストの発行。編集「観光文化研究所」の終刊号をもらった。

宮本常一が主宰した観光文化研究所(略称観文研)。これは日本各地を歩き記録したフィールドワークの達人がそれに師事する若者たちとつくったもの。ここからいろんな学者や研究者が育った。この号でも内海愛子が書いている。日本の侵略とアジアにおける影響をつぶさに調査し記録し告発した。

さて、宮本常一の方法は自分の足で歩き回る。カメラひとつ。あとはノート。これだけ。そして聴く。聞く。よく聞き引き出す。あんな人がと思う人におもしろい真実の宝の山が眠っている。それを引き出す。彼が歩いた道のりを赤線で引くと日本地図が真っ赤に染まったという。

佐渡へは百回以上来て「私の日本地図 佐渡」を表している。これは佐渡人も知らないことが詳しく述べられている。宮本常一の民俗学調査はもともと対馬調査から始まっているがたしか九学会共同調査だったと思う。要は歴史だけでなく自然、鉱物や文化など幅広い知識をもってみて歩いた。

歩くとは何か。知りたいという好奇心。おもしろいことないかというわくわく感。カラダを動かしたいむずむず感。これは車で電車で飛行機で動くとかなわない。これは移動。歩くとは感じること。カラダの足の短さで。山坂を越える。田畑をきざむ。集落を縫う。小川を渡る。家並みにはいる。浜を散策する。海岸を見渡す。目と耳と口。皮膚。鼻。五感が働く。すると六感が稼動する。

書くこと。記録すること。フィールドノート。簡潔。落書き。日時、場所、人、写真、出来事。走り書きで記録しておく。人に話すように書く。レジメで箇条書き。立派な文書や偉そうなことは書かない。伝えたいことを絞る。自分が読者。未来の自分に残す。

歩くこと。考えること。考えるとは物語を生み出すこと。たくさんの物語を知り共感して自分の物語を紡ぐ。そこにもここにも年寄りがいる。人生の達人たち。こういう人は哲学を持つ。言葉化しない経験の宝庫。おもしろいぞ。

白隠さんの言葉を良寛さんが筆にしたもの。静岡沼津の松陰寺にて。白隠さんが仲の良かった良寛和尚。お互い変人同士。



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2012年06月10日

佐渡 野浦にて

あいにく雨だったが、中島君とトキを見に行った。佐渡のトキ野生化訓練センターの裏当たりで、広美 が飛んでいる三羽を見つけた。遠い。良く確認出来ないが羽が心なしか薄い赤に見える。途中で出会ったカメラマンたちも三羽確認したという。

二時間半はぐるぐる回るように探した。耕作放棄地に水が張られビオトープになっている。

夜、その中島君と宮司の臼杵秀麿君と家で飲んだ。後から宮司の嫁の鈴子と定夫さんが合流した。定夫さんは土砂降りのなか田んぼの水路や河川の氾濫を警戒して見て回ったという。

イカの刺身。飛魚刺身。イカの丸煮付。とりわけ美味かったのは鈴子のアジフライ。宮司は大好きでこの時期は毎日でも食べるという。

93歳になった母。小食のせいか元気だ。広美を嫁さんと読んで喜んでいる。頭はまだまだボケてない。自分で起きて杖をつきながらもトイレは自分でする。オシメも自分で替える。ヘルパーさんが洗濯、掃除と風呂に入れてくれる。食事も作りおきしてくれている。ありがたい。

前に一度だけ母が兄の新潟の家にひきとれたことがある。家は不在になった。そのとき突然、実家が遠く感じた。実体がかすれるように薄れた。村が遠のいた。やはり母の存在は大きい。実家と村。その存在感。

翌日曜日には佐渡を後にする。雨が晴れた。小佐渡の山に雨雲がかぶさっている。船が岸壁を離れる。母を残して帰京する。海は霞んでいた。



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2012年06月08日

静岡と白隠禅師

白隠慧鶴(はくいんえか)。臨済宗中興の祖、一万点もの禅画を残した江戸時代の禅僧。そのお墓が静岡県沼津市の松蔭寺にある。たまたま岩元君とパルシステム静岡の総代組合員訪問の途中で見つけた。

狭い路地の酒屋の塀に地下水の無料水道施設があった。地元の人がペットボトルを大量に持ち込んでいる。声をかけると冨士の沸き水でとても美味しいという。そこで酒屋に話を聞きにいく。高嶋醸造。なんと「白隠正宗」の純米絞りを売っていた。いいね。すると近所が白隠さんのお墓があるという。その松蔭寺を訪ねた。禅寺。独特の雰囲気。古い修行場もあった。白隠さんは不思議な人。ぶっ飛んでいる。特に食と呼吸法と絵がおもしろい。

さて、パルシステム静岡の総代会が迫っている。課題は本人出席を増やすこと。協同組合は利用と共に運営参加が大切だ。ややもすると便利な企業としてしか利用していない組合員も多いと思われる。

組合員の権利。このパルシステムという組織と事業は組合員の出資で成り立ち組合員の運営参加で行われる。出資すら商品利用の単なる条件として「貯金のようなもの」脱退すれば返されると加入時説明される人もあると聞く。これは違う。杓子定規のようだが、出資金は協同組合資本となる。出した瞬間から例え名義は本人でもお金は組合財産となる。破綻すれば返さない。協同財産。

で、組合は年一度、組合員に総会か総代会を開いてその活動と決算状況などを報告する。これは組合員が協同の力で運営する権利で有る。本来、凄いことだ。私的資本企業はそんなの無い。株式会社も株式を圧倒的に所有していればほぼ勝ってにできる。協同組合は一人一票制。属人性を保持している。

だからいくら商品を利用するためと加入の敷居を低めても、それだけではダメだ。丁寧に組合運営を説明し参加を求める。運営参加で組合運動をつくっていく。

というわけで岩元君と組合員訪問。挨拶し一年の活動報告と総代会へのお誘いをする。

訪問してみるととても気さくにお話をしてくださる。家にあげてお茶も出して下さる方もいる。お肉やハムは人気だ。便利つゆも納豆、豆腐も評価が高い。お魚の冷凍品は新鮮なものにまける。これは課題。総代会への出席はほとんどの方が了解してくれた。楽しみである。



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2012年06月06日

恐慌のイメージ 地域を守る

ギリシャ危機

EU危機

世界連鎖 大恐慌 そのイメージと課題

NHKのBS放送でギリシャレポートを見た。かなり前のこと。ELEというNGOで国の債権を監査する会が活動していた。若い人たちが大学を出ても就職先が無い。年金ぐらしの父親の年金も減らされる。生きていけない。こうした若者たちがギリシャの国債がなぜあそこまで増えたか、不良債権化したかを調査している。そのレポートだった。

国債とは政府発行の大量の借用書。要は借金だ。これがどこで拡大したか。どこから借りたか。これを調べている。

ギリシャは2001年にEUに加盟し一気に国債市場が活性化した。そして2004年のアテネオリンピックの公共事業で莫大な金額となった。実態はドイツの銀行からの借入。ギリシャ国債を保有するのはおもにドイツの銀行。不良債権はドイツに溜まる。これをEU中央銀行に寄せる。不良債権をEUで買い上げる。

アテネ前市長。大量の放置した建設予定地。当時、法外な高額で市当局が購入した。債権発行。いまは膨大な不良資産となっている。公共事業が誰のために行われたか。市民のためだったか。そしてその公共事業の債権の購入はドイツから。かつ公共事業の受託はドイツのゼネコン。というやったりとったりの実態。素抜きでむしられる。

そして2008年のリーマンショック。一気に暴落。不良債権化。そこに2009年に政権をとったパパンドレウ首相が、前政権の債務残高の粉飾を暴露した。これで国債の格付けが暴落。破綻。現在は、IMF、ECB(欧州中央銀行)、EUののトロイカ管理。〆把稍其發琉き下げ、賃金カット 8務員の削減、を飲まなければEUの支援は一切受けられないと迫る。

究極の自由貿易。EU。ドイツの一人勝ちの実体。こうして金融が経済を破壊する。マネーがマネーのために経済を組み立てて、役にも立たぬ債権市場が踊る。そして破綻。現実の企業が倒産しモノが回らなくなる。人が働く場を失う。ギリシャ人が怠け者なのではない。イタリア、スペイン、フランスへの波及。

いまヨーロッパは大量の失業者で溢れる。25%。働く場が無い。金融が一人勝ち。ドイツが一人勝ち。結果、EU全体が沈没していく。そしてその渦に世界が引きずりこまれる。銀行の破綻。取り付け騒ぎ。すでに起こっているヨーロッパ。

沈没の大津波はなんと善良で弱い人々に襲いかかる。原発事故のように。なにも悪いことをしていない。電気の恩恵も無い。そういう福島県飯館村。ギリシャ危機からEU危機。そして世界恐慌。この大津波は避けられない。そのとき当の仕掛け人たちは売り逃げる。金持ちたちは安全圏に避難して資産保全。悠々自適。

だが、関係無いと思われた僕たちに大不況が襲ってくる。これはハッキリしている。分かっている。つもり。しかしとは言え来るまで本当には実感出来ない。津波のように。信じられない。

ではどうするか。どうしたらいいか。

離脱と地域通貨。

通貨を解さない経済。物々交換。人的サービスのボランティア交換。人人交換。

新しい価値の誕生。畑田んぼ、食糧生産。自給圏。エネルギー生産。労働とサービスの自給。医療と教育の自給圏。

意識的なグローバル経済からの離脱。地域モデルの創造。

本格的な現在貨幣からの離脱模索。パル通貨。ポイント制。産地との物々交換。人人交換。そのイメージと実際。挑戦。チャレンジ。行動。やってみること。楽しむこと。おもしろい、来るなら来い。素手で立ち向かうこと。仲間たちと。



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2012年05月30日

老人の宝庫 島

種子島に行っていると感慨深い。高齢化社会の典型。過疎化。

これがまた年寄りが元気だ。田舎はどこでもそうかもしれない。だが気候が暖かく山が低くなだらかな丘が続く開放感。このせいか元気に見える。なんか幸せそうに感ずる。軽トラックを運転する高齢者が多い。さらにトラクターを乗りまわしている。

年を取るとお年を取ると先が見え出す。すると年寄りの先輩がたが気になる。自分の未来。もう金を求めてガムシャラに働くことに魅力を感じなくなる。もともとそうじゃないじゃないか。と言われるとそうかもしれないが。

いまは田んぼや畑で体を動かしていたいと思う。だが若いときにはついガムシャラになる。スピードアップでやり遂げる。急いで成果をあげようとする。これが疲れる。農作業がいやになる。それが変わる。

畑そのものを好きになる。田んぼが好ましくなる。土のかおり。草いきれ。ほこほことした土。手塩にかけて育てる。このゆったりとした時間。とはいえ日中の陽光は要注意。日射病にかかりそうになる。

畑の脇で家族でお茶を飲む。甘いお菓子もある。汗だくの顔や首筋を拭く。爽やかに風が吹く。燦めく太陽。薮竹の木陰。

遠くにトラクターの機械音。村のおばあさんが言ったという。こうして畑仕事の間の休憩。このとき一番の幸せを感じる。なんという贅沢。

お店もビルも何もない。だが不便ではない。年の取り方の先輩たち。村に多勢いる。80歳すらまだ若手。かくしゃくとして威厳もある。動きも違う。畑も田んぼも大工仕事も漁業もなんでもこなす。地元の歌もうたう。親切。やさしい。生き方を学ぶ。

畑、田んぼ、丘、海。風、太陽。ふわふわと浮雲。香りたつ。



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2012年05月23日

脱原発と反TPP 政治家のあり方

じつは政治家は嫌いだ。というと政治家とつき合ってないかと思われるがそうでもない。なにしろ市民政治家が家にいるくらいだ。

国会議員をみると脱原発をいう人は多い。強弱はあるが。再稼働も一切認めず全てを廃炉にし使用済み燃料棒の処理に全力をあげる。と明確にしている人はまだ少ない。

問題はTPP反対。これがじつは反対の署名をしている議員はかなりいるのだが、中味が問題。TPP反対といいながらまだ過去の成長産業論を語っている。日本企業の成長、農林水産業の成長論。おかしい。生命産業は世界貿易で競争するようなしろものか。

そもそもグローバル化で金融市場と実体経済の差が4対1となっている。しかも1%に富が集中。この構造は通貨と金銭経済の破綻を意味する。従って貿易のあり方が問われるだけでなく、経済の仕組みを大転換する必要が求められる。

経済成長論、強い企業論、強い農業、輸出型農業論などいう政策は基本がおかしい。つまり国家間駆け引きでアメリカ対日本という構図。アメリカに有利か日本に有利か。

違う。そうではなく金融市場の無制限の開放。1%の大金持ちによる総取りという怖るべき世界へ反対することだ。1%の側もそこまで行ったら社会が壊れる。お金もおじゃんになる。元も子もない。とソロスあたりは恐れている。恐慌反対。

さて、脱原発と反TPPは同じ考え方。これを両方同じとして明確に著作にしたのが篠原孝衆議院議員である。その出版パーティーに行った。

全国後援会の会長があの武村正義さん。ムーミンパパ。どうしているかと思ったら元気だった。少しスリムになり民主党政権へに注文する。頭がいい人、器用な人、シャベリのうまい人は沢山いる。だがひ弱で一貫性にかける。こころもとない。

菅直人前総理も挨拶する。一緒にドイツの森へ行った。以来、森林政策に取り組んでいる。脱原発プロセスを作っている。TPPは今日は言わない。本はもらったが読んではいない。照れるように、にやけながら奥さんは支持すると結ぶ。

鹿野道彦農水大臣。派閥の親分。彼は意外にまとめるのがうまいという。国対に向いている。辛口で辛らつなのに意外にファンが多い。

樽床伸二幹事長代理の挨拶。TPPはともかく一貫した政策通だ。こうした政策マンを増やしたい。

福島瑞穂社民党党首もあいさつした。両方本は読んだ。考えは一緒だ。篠原さんとは一緒にやれる。脱原発、反TPPでやろう。

河村孝名古屋市長。異彩を放つ。羊の群れにカバが紛れ込んだようだ。その腹をさすりつつオミゃと名古屋弁で話す。篠原議員と同じ年で孝の会を作っていたという。立候補したときは党派を問わず300人以上が駆けつけてきた。二度目の選挙は民主党は支持を外した。税金を削減する。税金を減額するのは当たり前。民間はみんなコスト削減しているじゃないか。

乾杯は鈴木棟一さん。驚いた。政治評論家だ。こういう人もくるのかと思った。彼は言う。初めて会ったのは農水省大臣官房だった。官房の役人と激論していた。そこに書類を届けにきた一職員が割って入った。そして官房を指差しあんたの方が間違っていると言った。

いや驚いた。大丈夫かと思った。一職員が外部の人間を支持して上司を面前で批判する。心配になったが、そこで農水省の食堂に行き二人で話しあった。まだ無名の一職員。それがなんと長野県で衆議院議員に立候補した。相手は盤石の小坂議員。なにしろ日本国会創設以来の国会議員の系譜家。120年の実積。こちらは50日しかない。120年対50日。圧倒的な差。しかし長野県民は学力が高い。彼は当選した。彼は地位を求めない。ポストに拘泥しない。どうなっている。不思議な人、そのままでいて欲しい。これからおもしろくなる。乾杯。

篠原議員本人。半年かかった。全部自分で書いた。最初は脱原発と反TPPで一冊にしようとした。つい書きすぎて二冊になった。農水省時代は二回大左遷にあった。羽田勉先生の要請で立候補した。最初は固辞した。ところが日本の農業や政権交代後の混乱を見据えたように説得された。

原発の再稼働はあまりに稚拙。もっとやり方がある、とここは意外に「現実」論。国会議員である。言わなきゃいいのにと思う。そこまで。

菅さんも篠原さんもその奥さんたちは原発際稼働は反対だという。たしかにそれは全国のお母さんたちの声でもある。子どもたちに、未来に、禍根を残す。許されない。

消費税増税は仕方ないという。しかし原発とTPPは未来を破壊すると力がこもった。

議員とのつきあい。それは原発、TPP、BSE対策。関税保護。農地農村保護。食の安全。規制強化などをどれだけ実現するか。協同組合基本法もある。議員をどう活かすか。難しいが立場は簡単である。



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2012年05月07日

馬毛島と米軍基地 私有地

種子島の沖に馬毛島がある。いまは無人島。そこが米軍基地を誘致しようとしている。小さな島。

昔は人が住んでいた。戦後は食料増産で入植地となり牧場も有ったという。120名ぐらいの島民がいた。小学校と中学校もあった。種子島の塰泊漁港から飛魚漁などで番屋に泊りこみ2〜3ヶ月滞在する漁師も最近までいたようだ。

この馬毛島を買い漁ったのが立石建設社長である。かなりの部分を所有する。

馬毛島はもともと平坦だったというが、さらに森を切り倒しブルトーザーで引っ掻く。縦横にむき出しの赤土。邪悪なイタズラ小鬼が自然に敵意を持って破壊し尽くす。そういう光景。島の船着場の傍には6階だてのビルまで建てている。

何をするか。しようとしているか。飛行場を作るのだという。滑走路。しかしなんのために。民間人がそこに米軍基地を誘致するという。

しかし米軍基地にはいかにも狭い。その狭さをたてに沈まぬ空母。つまりタッチアンドゴーの訓練場としている。あるいは緊急出動の飛行場。戦争をにらむ。南西諸島。

いくら私有地だといえここまで森や海を破壊し尽くすことが放置されるのか。驚く。たしかに一昔前はなんでもできた。いまはできない。例えば自分家の前の自然がいきなり買われて破壊されたらこれは許されない。事前に建設計画が示され住民合意が求められる。いまどきのマンションだって当然だ。本当にひどい。

その米軍基地基地誘致に反対しているのが長野広美議員だ。そして漁協の人々である

。漁民は怒りを持って反対している。美しい海を返せ。海の守護神。原発に漁業権を売り渡すようなマネは絶対しない。豊穣の海を取りもどす。

さて、海は荒れる。風が強い。馬毛島の調査に行くからどうすると聞かれた。ビビッた。昔、船で嵐に死ぬ目にあった。体がこわばる。しかし、まっ、なんとかなるだろう。

時化の海に小さな漁船。やっぱり大揺れ。白波を蹴たてる。広美は笑いながらもっと大きな波でも行ったという。まるで問題にしていない。弁護士先生が少し酔ったと聞いた。甲板は波がかぶりみんな操舵室の後ろに座る。ジェットコースターは大げさか。

着いてみると小さな港に立石建設の職員が監視している。二人。すぐ近くで携帯電話で写真を撮っている。港は漁協も権利を持つ。上陸し小一時間岩浜を歩く。砂岩や頁岩か奇岩が続く。小川もあった。脇の道は私有地だという。歩けない。浜を歩く。

今回の調査は取れなくなった魚貝類の変化と原因特定だ。朝日貝、飛魚、エビ、天草などが激減した。そりゃあそうだろう。これだけ森を破壊すれば土砂が流れる。そこでダイビングで海を調査する。朝日新聞鹿児島支局も取材する。こうした弁護士費用や調査費用はどこも出さない。私費と募金による。

森は海の恋人と植樹し自然を守る人たちがいる。その一方でこれだ。建築会社は人と自然を調和して町を作る。建物を作る。儲からないとここまでやるか。建設ではなく破壊会社。戦争会社か。すごいな。

困ったことに、防衛省が調査費を予算計上した。数年間で数億円。何を守るのか。住民は反対している。種子島の西之表市、中種町、南種町、屋久島町、そして鹿児島県全部が反対決議を上げている。島内各所に反対の看板。

自民党はおもしろいことに防衛関係議員は農業関係議員をかねている。両方を勉強している。なぜか。国防とは国民を守ることだ。そのために食料と農業を守る。

さて民主党政権。自然を破壊し海を壊し、住民が反対するこの無謀な一民間人の違法な計画をなぜ悪乗りしようとするのか。何を守ろうとするのか。

森を守る。海を守る。地域を守る。コミュニティを守る。島の守護神。それが漁民。それが農民。島民だ。



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2012年05月06日

種子島と屋久島 手塚賢至さんと山尾三省

南西諸島のうち渡瀬ラインと呼ばれる生物分布の境界線がある。北は屋久島、種子島以北から九州、本州と続く。南はトカラ列島を縦断し奄美群島以南である。

その種子島と屋久島はまた地形が対照的。種子島はヘチマ型で長細く平坦。一番高いところで280m。

屋久島は丸く山は高い。九州で一番。1936mもある。2千メートル級だ。それで植物相の垂直分布がきわだっている。

その屋久島に行った。

島は火山活動じゃないのに造山運動で高くなったという。そのほとんどが花崗岩である。花崗岩は相対的に軽いため上方に押し上げられたという。信じ難い。とにかく狭い島にそそり立つ山。海を離れて山に入るととても島だとは思えない。

屋久杉ランドにいく。ランドなんてなんかいかにも観光化されて軽い名称だとバカにしていた。期待もしない。ところが確かに木道など整備されてはいるが、すごい。迫力ある屋久杉。様々な木々。巨木。苔。これが島かと思わず声がでる。谷底。急流、轟々と響く激流。欝蒼とした森。霧がかかる。小粒の霧雨。

倒木に若木だけでなく、枯木と折れ曲がった蛇に似た木が絡む。脇に小さな白い花。どこまでが枯れた木でどこからが新しい木か分からない。切っても倒れてもまたそこから芽が出てくる。

この森に長くいると肺の中まで植物が侵入してきそうだ。皮膚には苔がまつわりつく。ジメジメと湿った森の空気。

さて、広美の友人に屋久島の手塚賢至さんがいる。屋久島ヤクタネゴヨウ調査隊代表。白川山集落にすんでいる。しらこやまと呼ぶ。元廃村に山尾山省が移り住んでいた。そこの村。移住者の村。山尾山省はすごい人だった。おそらく今日の原発事故や放射能汚染の時代にこそ読まれるべき人だ。

「アニミズムという希望」これは琉球大学での講演録。この本を読んで宗教と哲学に感心を持った。生きる意味。山尾山省を紹介してくれた岩元一豊君。高校時代にヒッピームーブメントに憧れ全国と世界を放浪する。

屋久島はすごいチカラ。険しい山並みは絶えず雲を産み出し雨を降らせる。山の北側と南側で天候も違う。おもしろいが長くは住めない。

質素な住まい。小さな山尾山省の書斎を見せて頂いた。一匹の蟻の書がおかれていた。ふと見るとその床に無数の小さな蟻が動いている。驚いた。本当の蟻。

手塚さんに頼んで山省の本を買った。「リグ・ヴェーダの智慧」。そして発刊されたばかりの「インド巡礼日記」、と「ネパール巡礼日記」である。最初に唐牛さんの夢の話。そしてやはりヨガと自然への畏敬だ。



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2012年05月05日

吉川光洋君と瑞加さん結婚式

またまた結婚式である。今度は若い二人。パルシステム職員の吉川光洋君。宇都宮で式を挙げられた。めでたい。

吉川君。いまから6年くらい前か出会ったのは。グリーンツーリズムの講座企画のとき以来である。東洋大学の青木辰司教授のもとパルシステムが産直交流の深化として企画していた。

その契機は、パルシステムが1999年に新農業政策を策定したこと。それまでの産直を補強して生産と消費を結んだ地域づくりを体系化した。商品を売るための政策ではない。生産と消費のコラボレーション(協同)によるもの。生協が農業へ参画する。そして共に地域モデルの創出を図る。といったビジョンである。

それまでの商品中心の、要は販売戦略からの脱却。それを食料農業政策と呼んだ。いまは珍しくないが、生協が主体的に農業をテーマとしたのは当時は画期的だったと思う。農業政策として提案した。

農業衰退の問題を農業者のだけの問題と捉えない。消費者自らの課題とした。消費者は良いものだけをチョイスバイイングすれば自由な市場によって最適化し強い農業が生まれるといった考えを否定した。かつ、そのなかでも最大の問題は分断である。農と食の分断。これが農薬だらけ化学肥料依存でコスト主義の農産物生産に転落する。これは消費者の問題であり、農と食の協同の問題だとした。

この農と食。これをつなぐのが交流である。そしてその高度化がグリーンツーリズム。そこに吉川君がいた。都市生活者が自然に学ぶ、農に学ぶ、農的暮らしに学ぶ。農村文化に触れる。このことが農産物への愛着と真の理解を進める。これは観光旅行と異なる価値観、異なる体験を組み立てる必要がある。これを体系化したのがグリーンツーリズムである。

遠くフランスのパリ。アメリカとの貿易交渉でフランス農民が少しでも不利になると、あのシャンゼリゼ通りで農民のデモが過激化する。ワインをぶちまけレモンをばら撒く。そのときパリ市民はヤンヤの喝采。農民の肩を持ち政府に抗議する。なぜかと聞いた。するとバカンスだという。バカンス!?

フランスのバカンスは単なる遊びではない。深い愉しみ。3ヶ月。1ヶ月は田舎に馴染む期間。1ヶ月は充実の田舎暮らし。1ヶ月は都市への復帰期間だという。パリ市街の石とレンガの住まい。その自然の無さ。これはバカンスによって補う。これが滞在型の田舎暮らしだ。グリーンツーリズム。無くはならない暮らし。

さて、吉川君だ。彼は大学院生からパルシステムにバイトで働き、そして職員採用となった。産直部門に働き、畜産商品開発も担当し農産物に関わっていく。そしていまは農林水産省で働き全国の農業振興に関わる。

宇都宮大学で管弦楽団に所属した。そこでであったのが瑞加さん。共にヴァイオリンを弾く。瑞加さんは障害児の学校で先生として働いている。吉川君はヴォイオリンを製作するのが好きだそうだ。知らなかった。見かけは無骨に見える光洋君。じつは丁寧な仕事は好きである。いよいよ新たな家族のスタートだ。めでたい。



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種子島記念日

28日(土)午前仲間たちと羽田空港から飛ぶ。鹿児島空港で乗り換え。11時10分に種子島空港に着く。参列者一行はバスツアーでロケット発射場へ。僕らは最終打合せ。場所確認。夕方、民宿「珊瑚礁」で交流会。ホテル組とログハウス組。

29日(日)翌朝、いよいよ当日。早朝、犬のトトと軽く走る。ダックスフンド。後ろ足が悪い。怪我していたのを治してやって居ついた。右足が動かないが器用に左足でカバーして元気に走る。先へ先へと。時々待っていて藪へはいる。

8時に来る予定の着付けさんが来ない。畑道で脱輪しそうになり、救援。便りは静兄さん。あっという間に脱出。近所のおじさんも心配そうに助けてくれる。

結婚の儀。孫にも衣装。伊勢神社。着付けさんが車で送る。西之表港を臨む高台。雲間からお日様。宮司の祝詞。神道は降霊に大きな叫び声のように唸る。神は舞い降りる。三三九度。盃の酒は種子島焼酎。ぐっとくる。腑に滲み熱くなる。杯が三つ。

指輪交換で、指輪が無い。預けたまま。花嫁が取りに声かける。

誓詞。宮司から頂いた誓いの詞を讀む。ゆっくりと力強く。

玉串奉天。受けた榊を右に回す。練習してもぎこちない。親族や仲間たちと捧げる。二礼ニ拝一礼。

式を無事終了すると記念撮影。少し汗ばむ陽気。青い海。陽光。

披露宴は種子島あらきホテル。二階。事前の打合せと変わり化粧したように晴れやかな式場となった。ただし150名を超える参列者。狭い。

恐るおそる入場する。種子島から祝い唄。めでたい。よくぞみなさん参列くださった。ありがたい。

もうひとつ、春駒。佐渡野浦の祝い行事。拍子と囃子は山本宋栄太夫。踊りと噺は臼杵秀麿宮司。いっきに緊張がほぐれる。

友人代表の祝辞は石田敦史さん。全国を旅する薄汚い放浪者との賛辞。西之表市長野市長は唯一の欠点に市長への反対をあげる。盛り上がる。さらに石塚美津夫さん。山下春美さん。両方親友であり戦友でもある。

この式は地唄が多くでる。三澤孝道さんの南部牛追い唄。そして文弥人形浄瑠璃の一幕。太夫の一説。

ろくでもない人生。冒険とドラマ。波乱万丈。人を傷つけたり傷つけられたり。だが今日に至る。

美しい島。優しい人たち。酒があり歌がある。踊り、舞う。大切な友だち。そして全国の仲間たち。恥ずかしいような嬉しいような、不思議な高揚感。



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2012年04月30日

結婚式と披露宴

種子島の西之表市の伊勢神社。ここで式を挙げた。小柄な鉄筋造り。朱色の柱が目立つ。神主の笹川さんが神道の祝詞をあげる。玉串奉天。指輪交換。誓詞。

西之表港を見下ろす景観。見事な眺め。晴天。

種子島あらきホテル。150名を超える参列者。市長、市議会議長の他市議達。沖ケ浜田黒糖生産組合はじめ伊関集落代表など。仲間たちと野浦から臼杵宮司、山本宋栄太夫。中島トキの島事務局長。一哲。

石田敦史さんの祝辞。放浪する薄汚い人。共生。地域を繋ぎ豊かにしたい。長野市長、黒糖が廃れるのを救った。唯一の欠点は反対すること。

第二部は伊関集落公民館。野浦から春駒。文弥人形浄瑠璃。種子島太鼓。中野さん。

第三部。中学校同窓生による祝う会。カラオケルームのアミーゴ。20数名が参加。瀬戸の花嫁などを歌ってくれた。最後は人間の手のトンネル。しかし同級の人たちがこれだけ集まるのもすごいな。しかしへとへと。

こうして一日がくれた。



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2012年04月24日

村を愛すること

故郷がある。それが羨ましいとも言われる。たしかに贅沢だと思う。

佐渡の僻地。佐渡は島が二つくっついた形。その島の両方に意外に大きな山がある。山脈と読んでもおかしくないほどの大佐渡。こっちの小さい方の山並みから海辺にへばりつくように僕の村がある。村は貧しいが豊か。金銭経済学では低い生産性で貧しい。低いGDPだ。お店も無い。小学校すら今年3月で廃校。郵便局も無い。バスも一日二便しかこない。どうだと言いたいぐらい。都会から見たら何も無い。これがいい。

水が美味い。山の各地に清水が湧き出ている。水地蔵。その水に唇を濡らして舐めてみる。一口、頬ばる。澄んでいるがわずかに甘味を感じる。ふくよか。

土。赤い土。無名異焼がある。金山の赤土を焼いた磁器。焼くと3割縮む。目が細かいため。この土は坑夫が傷ついたときに擦り付けた。胃腸が悪いときに舐めたりしたという。薬。クスリだ。おそらく天然のミネラルだと思う。だから湧き水がいい。

残雪。その雪の下から春が芽吹く。ふきのとう。ワラビ。ゼンマイ。コゴミ、タラノメ。動物たちは初春のこの芽を食べる。冬を解毒する。たっぷり食べて解毒する。自然の摂理。美味しいということの意味。豊かな山菜。

里山。春の里。あちこちで風景の主役は水田。代掻き。トラクターが田をならす。鏡のように田んぼが輝く。キラキラと輝いている。

山は薄茶色から萌黄色へ。化粧直し。土手の若草。ブヨが飛ぶ。日向ぼっこ。草の匂い。日の香り。

眼下に海。めずらしいほどの凪。海面が広く延びる。薄いコバルトブルーに群青色。沖は白茶ける。遠くに船影。霞む弥彦山。近く渚は茶色の藻が広がる。銀葉草。岸辺の岩。奇岩。古い溶岩石。

甘い塩の香り。優しい風景。優しい人びと。

感じること。全身で浴びるように感じること。光、音、匂い、味、感触、全身触覚。心。頭、手足、皮膚、目、耳、鼻、舌、喉、胃袋。動的身体。

村を愛すること。愛は形容詞では無い。動詞。すること。しようとすること。身体を動かす。行くこと。通うこと。住まうこと。共に生きること。豊穣と慈しみ。

もし都会育ちならいつでも村は開放されている。いつでもOK。自然を感じ村人を大切にすること。つかず離れず。適当な距離感。よそ者の素直さ。単純さ。無理せずなじむこと。愛すること。



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2012年04月23日

佐渡 野浦 春祭り演芸会

二年に一度の春祭り演芸会である。予定の一週間遅れで開かれた。爆弾低気圧の爪痕も残るなか、例年に開花が遅れた桜は満開。会場は懐かしい小学校の講堂。

岩手県盛岡市の薮川地区の岩洞湖漁業協同組合から9名が参加した。繋いだのはそこにイーハートブ農場を運営する三澤孝道さん。薮川は本州一寒い場所。過疎化と高齢化が激しいところ。その内水面漁協の方々が野浦と交流した。地域間交流。

演目はじつに多彩。オープニングは佐渡の三大民謡。村の民謡研究会によるもの。三味線、太鼓、笛で唄う。両津甚句、相川音頭、佐渡おけさ。もちろんその度に踊りを舞う。正調は独特の節回し。

開会挨拶は実行委員会代表。紙を見ながらトツトツと話す。途中でつっかえ狼狽した。会場から声援と笑いがおきる。ほほえましい。

続いて、「スイング、スイング、スイング」はジャズダンス。女性たちが男装して踊る。やや太り気味だが軽快なステップでカッコイイ。

剣舞もKPOPもでる。Kポップ、若い女性に混ざって年配者もいる。親子だという声。なるほど。圧巻は老人クラブ白藤会。顔には厚化粧で怪物君を踊る。それから、男女総勢30名くらいが舞台をはみ出し会場床にも並んで祭りの踊り。ヤンヤの大騒ぎ。

さて、中盤のメインは文弥人形。山本宗悦太夫の低い抑えた声で一気に物語に引きずりこまれる。人形が生きいきと演じ始める。文弥独特の激しい動き。太夫は憑かれたように物語る。

最後の大トリは芝居である。だが残念ながら佐渡汽船の時間で引き上げた。

校庭は満開の桜。佐渡の桜はじつに美しいと三澤さん。野山に水仙の花。大柄な花びら。雑草に黄色が良く映える。美しい里山。美しい人々。お金が無くともなぜか楽しい。陽気で明るい。若い人たちも誇らしげに参加する。老若男女が舞い踊る。

帰宅するとトキの雛のニュースが駆け巡った。めでたい。



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2012年04月21日

島の夜明け

神々しき朝日が昇る

霞む小佐渡は朱色に染まる

後ろに雪冠の白稜線の山並み、大佐渡の構え

両津の海は静かに揺蕩う

大海原から日はまた昇る。その中心に島はある

大いなる海。臍のように島がある。

海辺を走る。澄んだ磯の気を浴びる。

身体の隅々まで気を巡らし、軽く走る。

なんという充実。生命と共にある。海。島。命。生きる。



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2012年04月17日

篠原孝 パルシステムで講演

日本の山村はかって豊かだった。それは山を持っていたから。長野の山の中の生まれだという。篠原孝衆議院議員。

彼は話す。爺さんが唐松の木を植えた。これ一本あればおまえが大きくなったら売ればいい。一財産できる。毎度毎度そこに行くと話した。

だがいまや伐採費用にもならない。1951年にアメリカがサンフランシスコ条約発効前に駆け込みで木材輸入のために日本の関税を撤廃した。さらに公共施設の不燃化の法律。輸入枠の外貨制限撤廃。こうして木材は暴落。山で換金する物が無くなっていく。

昔アメリカに留学していた。バスで旅をした。アメリカはどこに行っても同じ街。同じ店。嫌になった。日本の商店街がボロボロだ。荒れた。小さな町でもバイパスに郊外店。巨大モール。アメリカのビックチェーンが大店法の規制に反対した。ダイエー中内功さんがアメリカで演説した。日本を変える。消費者にアメリカは安い物を大量に販売する。消費者は豊かになると。大店法は規制を無くし風景は変わった。街は滅んだ。

だがヨーロッパは違う。小さな街の小さな店を保護した。大きなチェーン店を規制した。いまも暖かな家族の経営するお店。個性的な街が並び住民たちの小さなコミュティが保護育成されている。

食が変わった。自給率が1960年代は80%。それが畜産、果樹と関税を外され規制を目の仇にして窮地に陥る。小麦と大豆は昔田舎ではどこでも作っていた。麦踏み。それが変わった。アメリカ産の小麦、大豆が席巻する。米を食べると馬鹿になる。学校給食もパンを導入。

いつのまにか日本が変わる。地域が変わる。街の隅々、村の一軒一軒、婆様や爺さんを知り尽くした郵便屋さん。村はずれの診療所のお医者さん。訪問診療。手厚い介護。

非効率はダメだ。競争し強い農業。先進的お店経営。低価格のためにチェーン店。同じお店。同じサービス。同じ食べ物。腐らない同じ味の食べ物。

アメリカに昨日まで行ってきた。TPP推進派と中間派と私の三名。幹事長に報告した。

アメリカと日本。アメリカはシンプル。要求も強引。アメリカにとっていいことは世界にとっていいこと。正しい世界。それに反対するなんてなんて遅れた国だと。

日本は複雑。相手国の立場を心配して相手を受け入れたい。やっぱり日米同盟だ。韓国は競争相手。中国は怖いぞと。

本当か。アメリカに要求しよう。食の安全、食品の品質規制。農薬の規制。ポジティブリスト。自国農産物保護、優遇措置。農村保護、優遇。山村を守り森を保全する。規制措置。砂漠とビルだらけにしてたまるか。

豊かな田舎を保全し優遇する。それが国の使命でビジョンとなる。そう考えるのは知識や学力では無いと最近気づいた。僻地の山の中の田舎。爺さん。唐松。懐かしい故郷。それが私を育てた。

篠原孝さん。テレなのかときどき危ないような言い方をする。誤解されるかも知れない。反TPPと脱原発事故は同んなじだという。確信を持って話す。



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2012年04月13日

正しい日本の田舎

NPO食農ネットささかみの事務局を設立から担ってきた北橋早苗さんがJAささかみを退職する。4月いっぱいで。

めずらしくそのNPOの社員会にほとんどのメンバーが参加した。JAの前の専務やその前の専務も参加された。夜は出湯温泉の湯本館で送別会。北橋さんお疲れ様でした。最初は高橋さんと事務局を担い、ここ数年は高橋さんの部署移動で一人で背負っていた。様々な交流企画。農体験の本気塾。昨年の大震災以降は福島からの被災者受け入れが増えた。企画運営、経理となんでもこなした。気苦労も大変だったろう。

早朝、夢の谷ファームを軽く走る。山あいの日陰に残雪を見る。枯れ木のような茶色い雑木林。良く見ると山桜の蕾がほころびかけている。

石塚さんの作った糸ミミズ神社。はざかけ。昔ながらの曲がり田。山羊小屋。平飼い鶏。軽トラで餌やり。

美しい里。美味しい水。手作り納豆。梅干し。ほとんど自家製の朝食を頂きながら未来を語る。

春。幸せな気分。



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2012年04月09日

生活クラブいなげビレッジ虹と風 池田徹さん

福祉とはなんだろうか。

みんなが幸せになること。なれること。とするとどうすればいいか。

そのあり方のひとつ。素晴らしい取り組みがここ生活クラブ千葉が創造したいなげビレッジ虹と風である。ここには「生活クラブ虹の街いなげ」と「生活クラブ風の村いなげ」が併設されてある。

虹の街は、生活クラブデポーと呼ばれるお店から惣菜弁当の店、組合員ワーカーズが運営するカフェ、福祉用具レンタルと住宅改修、針灸マッサージなど。地域活動スペースも備え会議室もある。VAIC(バイク)コミュニティケア研究所が生活相談全般を行っている。ここで子育て、多重債務、生活困窮対応や介護サービス相談を受け付けている。

風の村は、サービス付高齢者住宅20室からショートスティ20室、ディサービスセンター30名、ホームヘルプの介護ステーション、訪問看護ステーション、児童ディ10名、診療所まである。この総合的なケアを参加型で運営しているのだ。

そのために池田さんは労働を協働し雇用ではないワーカーズのグループによる運営。さらにユニバーサル就労という提案をしている。これは雇用労働だけでなくいわゆるボランティアや有償ボランティアの概念に近い。ウツなどの病からの復帰にあたり即戦力としての労働の前に、序々に無理なく復帰する過程。そのサポート付の労働である。事実、これで元気に働ける例が出てきたという。賃金雇用労働の概念を覆し多様な働き方を提案する。職の創造。

佐久総合病院の色平先生が言った。皆さん死亡率はどれだけですか。もちろん100%。それだけではない。死ぬ前には必ず障害がおきる。みんなが障害を持つ。人はいつまでも元気で働きたい。でも働けなくなる。必ずそうなる。すると惨めになる。だがこういう地域があったらいいな。幸せになる。

全国各地でこういう地域を目指したい。共に学び共に協力し拡げたい。



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2012年03月27日

先進国と途上国について

粗放型のエビ養殖池に行く。

ブランタス川。ブンガワソロ川。その広大な中州地域。そこがシドアルジョ。エビ粗放型養殖地帯。上流の河川から船外機付のボートピープルで一時間半ばかり。下流域に広大な池があった。池というか湿地帯で大きく区切り田んぼ状にしたもの。一つが30haくらいある。。

川は無数に支流となりそれを引き込む。小さな水門を操作して干満を作る。粗放型といっても稚魚を話す。稚魚と言ってもプランクトンの親玉程度の小さなもの。これが池にある藻に住みつき次第におおきくなる。集約型との違いは餌を与えない。羽根車も無い。酸素注入もしない。動力は使わない。かつ化学肥料と抗生物質などの投薬は無し。

まず畦畔というか畦の草を刈っておく。それを干草として池に入れる。堆肥も入れる。すると藻が発生しプランクトンが発生し小動物の巣になる。それをエビが食べて大きくなる。さらにミルクフィッシュも買っている。鯉とフナの中間の形でデカいヤツ。味は淡白でATINAが料理してくれたが旨い。つまりは養殖池がなるべく単一で無くて混殖にしたい。こうして自然にまなび自然を活かす。

池に裸足で入り手づかみを真似した。上質の田んぼの様な柔らかい泥が水底にある。その下にやや硬い泥。手でそっと探していくと何かに当たる。それがエビと気づくのはビクンと跳ねて反射的に手を引いてから。ユックリ泥の中で当たったモノをそっと両手でガッチリ握ってから上げてみる。泥を水で濯ぐ。これがエビの手づかみ。一回上手くいってもそう何度も出来ない。二時間近くやって二三匹だ。北海道漁連の安田さんがコツを覚えて6尾挙げたのが最高。池の淵で生産者たちが笑っていた。

足に柔らかい土。首まで水に使って腰を落とし手で弄る。水面から遠くにマングローブ林が見える。熱い太陽もここでは気持ちいい。一陣の風。

近代養殖は一概に悪いといえない。なにより収穫が安定しかつ労働力が軽減される。要はラクだ。また池までは船で川を行ったが、帰りは嵐のような雨が叩きつけて怖いくらいだった。これを毎日繰りかえすのかと思うと正直大変だと思った。

しかしだからといって近代養殖に近づくか。違う。里地、里山と同じように人の手をいれ、上手に生産性を無理の無いレベルで高めると共に自然と共生する技術と消費者の理解の促進を図りたい。つまり新しい未来を、懐かしい未来を創造していきたい。ATINAの若いリーダーたちを見てそれが実現できると確信した。



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2012年03月25日

ATINA(オルタートレードインドネシア)のエビ加工工場

インドネシアの工場というだけで汚ないかと偏見を持つ。しかし実際に視察すると、むしろ日本の工場でもここまではと思えるほど徹底している。

もちろん入室時の制服の点検員は別にいてボディチェックをする。ポケットなどに金属類や異物になるようなものは無いか。爪や傷も点検する。爪は長いと別室に用意がある。

先ずは素足で消毒液に浸し手指を入念に洗う。それからまた長靴と手袋(手術用のヤツ)を装着する。室はもちろん原料入荷バース。一次加工室と区切られている。品質管理の検査も実施。更に二次加工室に行く。ここでズラッとベルトコンベアーに並び手作業で殻剥きを行う。一尾づつ右手親指に手袋の上に鉄の指筒を着けて剥く。5、6尾まとまると針金状のもので背ワタを取る。そして冷凍ラインへ流れて行く。

これをプラスチックの板に凹みマークが並んだ上に丁寧にエビを揃えてコンベアーに整列させる。

冷凍はIQF(瞬間バラ凍結のトンネルフリーザ)だ。実用では最高レベル。マイナス70度で3分。ガチガチに凍って出てきたものをサッと水で流す。グレースで保存する。

それをバルクで保管して出す場合とコンシューマーパックの工程に行くのとある。モチロン重量再検査と金属検知器は通過する。金属検知器は稼働時と休憩後は点検しいている。

窒素タンクは巨大な物を設備している。水は毎日ミネラルウォーターを仕入れている。大変だ。

作業者は工程ごとに配置され肩に色付のラベルで分かる。ただし作業の進捗で手伝う。この日も入っている方がいた。

工場従業員は組合を組織し共同購入やレクレーションを実施。更に学習会も行っている。

こうして見ていると、国や規模では無く、結局働く人の意識だなと思った。エコシュリンプへのプライド。地域への貢献意識。日本との民衆交易への意識だ。

今回。ATINAのマネージャーの津留さん、ハリーさん。そしてセミナー始め研修企画実行責任者のヘンドラーさんたちに本当にお世話になった。感謝したい。



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2012年03月24日

オープンセミナー in インドネシア・スラバヤ

最初に、ATINA(オルタートレードインドネシアのジェネラルマネージャーのハリーさんがプレゼンテーションした。インドネシアにおけるエビ養殖について。



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