今注目の治療法

今日は、がんの治療法で注目されている「重粒子線療法」についてお話しします。


「重粒子線療法」とは？？？

・新しい放射線によるがん治療
・従来の放射線より治癒効果が高い
・がんを立体的に捉えて的確に叩くことが可能
・正常組織の損傷が少なく、副作用が極小

「従来の放射線」との違い

・がん細胞への集中度が高い
　（がん以外の部分にダメージを与えない）
・がんをピンポイント攻撃し、同じ場所の再発率がきわめて低い
・低酸素腫瘍細胞（進行したがん細胞や再発がん細胞）にも効果が高い

従来の放射線のがん治療は、身体の浅い部分の正常組織にダメージがあったのに対し
重粒子線療法は、放射線のエネルギー量がガンの部位でピークになるため正常組織に与えるダメージは僅少です。

重粒子線治療は手術の必要はなく、照射準備の時間を除けば１回の照射は１分間寝ているだけで済むそうです。１ヶ月の入院が必要ですが、週４回、４週で１６回から２０回の分割照射を受けることにより、ほとんどのがんは消失するようです。痛みも副作用もほとんどないとのことです。

ただ「お金」がかかります。この重粒子線治療は「高度先進医療」といって、費用は
すべて患者の自己負担となっています。実際は入院費用の一部は「高額療養給付金」の対象になり、入院費用の一部は健康保険から還付されますが重粒子線治療の費用については全額自己負担となります。

さて問題です。この重粒子線治療を受けられる施設は世界に３ヶ所しかありません。
さてどこにあるでしょう？？？
答えは次回に・・・。


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