2008年09月

秋の

お彼岸ですね。

スペインは西ヨーロッパ(イギリスやポルトガルなどを除く)の標準時を使っています。つまりドイツやイタリアと同じ。そんな時間の割には、地理的にはかなり西に偏ったところに位置しています。

そうなると、ここバレンシアはスペイン国内では東にあるのですが、それでも日の出も日の入りも遅めになります。もっと西の方に行くと余計そうなのでしょうね。
これ、実はスペイン人の宵っ張りで朝が遅い生活のペースににまさにあつらえむき。
意図的なのかそうでないのか、詳しくは知らないのですが、いかにもスペイン人らしい符合が面白いです。

さて、バレンシアもお彼岸が過ぎる頃になると、ようやく残暑もおさまり、本当に秋がやってきた、という感じがしてきます。
来る日も来る日も晴れが続くバレンシアにしては珍しく雨の降りやすい時期でもあるようです。
去年はお彼岸が終わった頃の時期に大雨が降ってオペラ劇場に浸水してしまい、丸々一月閉鎖して復旧する、という事故がありましたが、
今年はそんなことがありませんように…。

それでは、また。

新シーズン

すっかり、ご無沙汰しました。

システムトラブルの影響で、前のブログの書き込みが消えてしまい、完全に復帰することは難しいということで、サイトの管理人さんとも相談して、ここで新たに再開することにしました。

さて、先月末の東京での第9のコンサートを終え、久しぶりにバレンシアの自宅に戻ってきました。

バレンシアの気候は一言で言うと「温暖」。さしずめ”ヨーロッパの宮崎”とでもいいましょうか。地中海に面しているので一年の寒暖の差がマドリッドなどの内陸の町ほど激しくなく、特に冬の暖かさと晴天はとてもありがたく思っています。

というわけで、9月に入ってもまだまだ短パンにTシャツで過ごせる晩夏の気候が続いています。

バレンシアの歌劇場も先日新しいシーズンが始まりました(ヨーロッパでは新シーズンは9月始まりなので)。
最初の仕事は新しいオペラのハイライトの録音からです。

ハイライトということで、短い部分ごとにリハーサルをして、出来てきたらどんどん録ってみて、うまくいかないところは何度も録り直ししていきます。
舞台の中央に赤いランプが設置してあり、ランプが点灯している間は「収録中」だとわかるようになっています。

進捗状況は今のところ順調、演奏会やオペラの本番とはまた違う緊張を感じつつも、どこかでそれを楽しみながらやっています。

今月はオペラ公演はなく、演奏会でバレンシア州内を回ることになっています。
今後予定されているバレンシア以外での演奏会の情報も含めて、詳しいことがわかり次第報告します。

それでは、今シーズンもよろしくお願いします。

Web管理者より

Web管理者によるテスト用の投稿です。
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