こんにちは。
最近バレンシアも夏日や真夏日になる日が多く、すっかり初夏といった暑さです。
とはいえ、日陰に入ると涼しく感じられるので、まだまだ過ごしやすいですが。
さて、5月の訪れと共に、バレンシア歌劇場にマエストロ、ズービン・メータの音が帰ってきました。
5月半ばから6月月末まで、3シーズンかけて上演してきたワーグナーの代表作「ニーベルングの指輪」全4部作シリーズの締めくくりとして、最終作「神々の黄昏」のプレミエ上演と、それに加えて2度にわたる全作品のチクルス上演のリハーサル、本番が組まれています。
まずは「神々の黄昏」のリハーサルから入り、順次他の作品もリハーサルしながら、
この前の水曜日に「黄昏」の最後の通し練習(ゲネラル・プローベ)があり、
あとは土曜日のプレミエを待つばかり(他の作品のリハーサルをしながらですが)、
という状況です。
最初のシーズンは、ほとんど毎フレーズに渡って噛んで含めるようなリハーサルをしていたマエストロメータですが、関係も3年目に入り、段々スムーズな瞬間が増えて来たように思います。
メータの、言葉の最も良い意味で「健康」な音楽作りに導かれ、
歌手やオーケストラも緊張とリラックスがない交ぜになった音楽家冥利に尽きる時間を過ごしています。
今シーズンはマゼールと「パルジファル」を演奏できましたし、
オペラのオーケストラで、日本であまり接する機会がなかったワーグナーの作品にきちんと触れることが出来るのはとてもうれしいです。
せっかくなかなか出来ない「指輪全曲」月間なので、
僕自身としても、いろいろなことを吸収できるだけ吸収して、
今後の肥やしに出来れば、と思っています。
そういえば、生前のフルネ先生がかつて、
音楽院を出た後は、故郷ルーアンの歌劇場でフルートを吹いたり、歌手の面倒を見たりして、いろいろと勉強したよ。
とおっしゃっていたことがあります。
しっかりと肥やしを作ることが豊かな収穫につながる、
…はず…。
さて、もうひと頑張りすることにします。
いえ、なにせ昼間なかなかはかどらなかったので。
なにせ宵っ張りなので、夜のほうが集中できる(気がする)のです。
朝早くから起きて勉強した方が能率が良さそうなのですが、
寝起きが悪いのは生まれつきなので、
もうそういう性分なんだとなかばあきらめています。
それでは。
最近バレンシアも夏日や真夏日になる日が多く、すっかり初夏といった暑さです。
とはいえ、日陰に入ると涼しく感じられるので、まだまだ過ごしやすいですが。
さて、5月の訪れと共に、バレンシア歌劇場にマエストロ、ズービン・メータの音が帰ってきました。
5月半ばから6月月末まで、3シーズンかけて上演してきたワーグナーの代表作「ニーベルングの指輪」全4部作シリーズの締めくくりとして、最終作「神々の黄昏」のプレミエ上演と、それに加えて2度にわたる全作品のチクルス上演のリハーサル、本番が組まれています。
まずは「神々の黄昏」のリハーサルから入り、順次他の作品もリハーサルしながら、
この前の水曜日に「黄昏」の最後の通し練習(ゲネラル・プローベ)があり、
あとは土曜日のプレミエを待つばかり(他の作品のリハーサルをしながらですが)、
という状況です。
最初のシーズンは、ほとんど毎フレーズに渡って噛んで含めるようなリハーサルをしていたマエストロメータですが、関係も3年目に入り、段々スムーズな瞬間が増えて来たように思います。
メータの、言葉の最も良い意味で「健康」な音楽作りに導かれ、
歌手やオーケストラも緊張とリラックスがない交ぜになった音楽家冥利に尽きる時間を過ごしています。
今シーズンはマゼールと「パルジファル」を演奏できましたし、
オペラのオーケストラで、日本であまり接する機会がなかったワーグナーの作品にきちんと触れることが出来るのはとてもうれしいです。
せっかくなかなか出来ない「指輪全曲」月間なので、
僕自身としても、いろいろなことを吸収できるだけ吸収して、
今後の肥やしに出来れば、と思っています。
そういえば、生前のフルネ先生がかつて、
音楽院を出た後は、故郷ルーアンの歌劇場でフルートを吹いたり、歌手の面倒を見たりして、いろいろと勉強したよ。
とおっしゃっていたことがあります。
しっかりと肥やしを作ることが豊かな収穫につながる、
…はず…。
さて、もうひと頑張りすることにします。
いえ、なにせ昼間なかなかはかどらなかったので。
なにせ宵っ張りなので、夜のほうが集中できる(気がする)のです。
朝早くから起きて勉強した方が能率が良さそうなのですが、
寝起きが悪いのは生まれつきなので、
もうそういう性分なんだとなかばあきらめています。
それでは。