こんにちは、

バレンシアでは先々週くらいからセミが鳴き始めました、こちらは梅雨がないため、春の後はすぐに夏に突入しますから、彼らのシーズンも早めに開幕するわけです。今や夏真っ盛り、カンカンと照りつける日差しの下で彼らセッションは早くも最初のピークを迎えようとしているかのようです。

去年にも書いたかもしれませんが、暑くなると恋しくなるのが「オルチャータ」というバレンシア特産の飲み物、キンキンに冷えた甘〜いオルチャータを盛夏の日差しのもとで大汗かきながらごくりと一杯、という贅沢はやはりここバレンシアならではですね。

さて、6月も終わり、歌劇場の仕事も夏休みモード、かなり散発的になります。

先月のメータとのプロジェクトは大変充実したものでした。加えてご存知のように日本代表の活躍もあり、本当はいろいろ書きたいことがあるのですが、いざ書こうとすると逆にいろいろあり過ぎて、結局今まで整理できないままで茫然としています。

ひとつだけ書くとしたら、そうですねえ…。僭越なんですがやっぱり1番のトピックはマエストロメータのことでしょうか。
今年は体調も安定して見るからに健康そうでしたし、リハーサルでも本番でも終始積極的にオーケストラや歌手を鼓舞し、何より彼自身がハードなスケジュールの中演奏することを心から楽しみながらこなしていたのではないかと思います。
我々が2006年に最初に彼と一緒に仕事して以来、今回ほど彼がエネルギーと霊感に満ちあふれていると感じたことはありません。確か今年もイスラエルフィルと一緒に来日するはずですね。日本にいたら聴きに行くのになあ…。

今月はもう少しまじめに更新できればいいなあ、と思っています。

それでは、また。