2011年02月

最後のリハーサル

こんにちは、

今日はバレンシア歌劇場内のホールで日曜日にあるシンフォニーコンサートの最終リハーサルでした。
これがこの歌劇場でのマエストロ、ロリン・マゼールの最後のリハーサル、後は既にプレミエを終えたオペラの公演が4回とコンサートが1回、本番ばかりです。

長いようで短い、非常に密度の濃い5年間でした。

いろいろと書こうと思って自宅に戻ってきたのですが、いざ書こうとすると、どうもまだちゃんと思ったように書けそうにないので、またの機会にしようと思います。


さて、3月6日のオペラの最終公演まであと1週間と少し、いい仕事ができますように。

それでは、また。




1984年

こんにちは、

確か今日2月11日は建国記念日ですから、日本は3連休ですね。

バレンシアの歌劇場では、今シーズンで音楽監督を退任するマエストロ、ロリン・マゼールとの最後のプロジェクト「1984年」のリハーサルがはじまっています。
この曲はジョージ・オーウェルの同名の小説をもとに書きおこされたリブレットにマゼール自身が作曲した全3幕のオペラで、コヴェントガーデンで初演された後、ミラノのスカラ座でも演奏されています。
実はそのミラノでの公演の直前にここバレンシアでも公演が予定されていたのですが、リハーサル期間中の集中豪雨で建物が床上浸水の被害にあい、さまざまな設備が壊れてしまった上に、運の悪いことにこの演目の為に保管していた衣装まで水でダメになってしまい、やむを得ずキャンセルになった、といういきさつがあります。

公演は3月の上旬までで、その他に2月下旬にマゼール自作のオーケストラ作品とシベリウスの第1交響曲というプログラムを演奏するコンサートが予定されています。
バレンシア歌劇場のオーケストラは正に彼によって最初から作り上げられた団体ですし、そういったある意味で特殊な、ともいえる私たちの5年間のひとつの締めくくりとして、充実したプロジェクトになるように頑張っていきたいと思います。

それでは。
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