戦国時代

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『伊達政宗とみちのく文華』 を見に行ってきました!

伊達政宗とみちのく文華本日はすでにお伝えしたように、来月6日まで金沢文庫で開催されている仙台市博物館との交流特別展『伊達政宗とみちのく文華』を見に行ってきました。会場に入るとさっそく政宗公(所用の重文・甲冑「黒漆五枚胴具足」)がお出迎え!実物を見るのは今回が初めてでしたが、やはりあの弦月の前立は迫力がありますね!そして、その甲冑の隣には水玉模様の陣羽織が展示してありますが、職員の方がこっそり?裏話をしてくれました。
この陣羽織、これまで政宗所用と伝わっていましたが、最近の研究ではどうも違うらしいということが判明。ということで展示の説明や図録には「政宗所用」とは書いていないとのこと。あらためて展示を見ると確かに!危うくだまされるところでした〜。

さて展示ですが、一階と二階に展示スペースが分かれていて、一階は主に鎌倉・北条氏や金沢文庫について紹介されているコーナー。残念ながら複製や写真での紹介が多いですがビデオも上映されていて鎌倉幕府(北条氏)の滅亡までが分かりやすくなっています。
二階が今回のメイン?会場、伊達政宗関連の展示コーナーになっています。こちらには政宗公の肖像画や政宗作の茶杓、片倉家の釣鐘の旗、支倉常長の肖像画など伊達家ゆかりの品が数多く展示されています。

こちらにも秀吉が政宗に与えた甲冑が展示されていますが、他の展示としては上杉謙信所用の兜や秀吉の小田原攻めの陣立を記した書、他にも織田信長の朱印状(輝宗宛て)や足利義輝の御内書・上杉景勝書状なども展示。ただ、残念なことに簡単な説明が書いてあるだけで、古文書を読めない私は何が書いてあるのかさっぱり分からず・・・

政宗や秀吉・家康の和歌も展示されているんですが、そんな中、興味をひかれる謎の和歌が一点。「里」が右上にポツンと書かれ空白があり、「山」が小さく三つ書かれて「庵」が斜めに書かれている(以下省略)。ちなみに書いたのは政宗の子・忠宗。「何だこりゃ??」解説を読んで納得。「里遠く 深山の 庵傾きて・・・」と読ませるとそうで、遊び心のある和歌で流石政宗の子だな〜(というか当時の流行りなんでしょか?)

この他にも屏風や水墨画、仙台城と江戸上屋敷の精密な絵図など総数98点(※図録収録数)が展示されています。


【以下おまけ】
称名寺・全景金沢北条氏の菩提寺・称名寺。
ちなみに敷地内に金沢文庫があります。




金沢北条氏・実時胸像称名寺を建立した北条実時の胸像。








称名寺の紅葉金沢文庫に通じるトンネルから称名寺方面を撮影。




金沢文庫裏手の紅葉展示会場を出て帰り道、きれいだったので思わずパチリ!





【特別編?】
展示室を出てすぐのところで政宗公の兜をかぶっている人物を発見!これはもしや・・・ということで近づいてみると職員の方が「着けてみますか?」ということで普段は気になりながらスルーするんですが、人も少なかったので「ハイ!」
初めて兜をかぶってみました!意外と重い!もちろんレプリカですが本物と同じ重さとのこと。ちなみに陣羽織も政宗所用のレプリカ。本物は現在、メトロポリタン美術館で展示中とのこと。「あ〜アレか!」
伊達政宗になる!正面脚が短く見えるのは陣羽織のせいです(ホントか?)

陣羽織はやはり甲冑の上に着ないとなんだか変ですね。バランスが悪い〜
※モデルのせいではありません!(ホントか?)
※顔は落書きしています。





伊達政宗になる!後ろ姿せっかくなので後ろ姿も写してもらいました〜
職員の方ありがとうございます!


さて、展示会はあと一週間!政宗公に変身したい方、急げ!!

称名寺

称名寺これから金沢文庫の政宗展、見てきます。


(追記)
見てきました!展示品はそんなに多くないんですがなかなか内容的には良かったです!
後ほどあらためてレポ(というほどではないと思いますが・・)アップします。


ちなみに称名寺は、鎌倉時代の北条家・金沢北条氏の菩提寺。只今、紅葉が見ごろで展示を見に行く前に写真撮りまくり。天気も良く暖かかったので良い一日でした!

戦国武将4コママンガ 『殿といっしょ』 がアニメ化決定!

歴史ブームと言われてだいぶなりますが、書店に並ぶ本は戦国モノから幕末モノに様変わり。“戦国派”危うし?の状況ですが、救世主が登場?!

以前から人気のあった 大羽快さんの戦国4コマ漫画 『殿といっしょ』 が遂にアニメ化決定したようです・・・と紹介しながら実は管理人、読んだことがありません(汗
話題になっていたので気にはなっていたんですが、CDも発売されていたんですね〜知らんかった・・ということで、今回のアニメ楽しみにしています!
ここまで書いてひとつ気になることが、TVアニメなんでしょか??

【詳細記事】
コミックナタリー 『大羽快の戦国4コマ「殿といっしょ」がアニメ化決定』

【関連サイト】
コミックナタリーのツイッター



十勇士、集結?!

ジョージア×歴史街道某飲料メーカーの策にハマり?10種類全部買ってしまいました〜

あっ全部揃ったので、この後ちゃんと飲みます!

コーヒー好きで良かった…

「織田信長という歴史 『信長記』の彼方へ」 を読み終えて・・・

以前このブログで紹介した「織田信長という歴史 『信長記』の彼方へ」ですが昨日、読み終えました。感想をごく簡単に一言にまとめてしまうと「難しい、そして面白い!」そんな言葉になるでしょうか。

通販で購入したため到着したその本の厚さ(420ページ余)を見てビックリ!「ウ〜ンこれは読むのが大変そう。本棚に眠ったままになりそうだ・・・」と危惧していたんですが、読み始めたらこれが面白い。手にしてから10日かかりましたが無事完読。

単なる信長ファンで専門知識のない管理人ですが、この本の著者・金子拓氏が、太田牛一の著した『信長記』の成立過程・各書写の系統・分類やそれに関わった人々について、表や系図・図版などを交えながら“わかりやすく”書いてくださっている・・・はずなのですが、正直なところ知識の浅い私は途中から頭の中がゴチャゴチャになってしまいました。それでも、気にせず(いいのか?)読み進めるとやはり面白い。

『信長記』を手に入れた織田家はじめ池田家や前田家などその他多くの人々と写本の痕跡(すり消しや追加など※虚偽記載という意味ではありません)から見えるそれぞれの思惑。そして、信長の死後、約100年たったころ偉大なる祖・信長の事績を後世に伝えようと努めた織田長清のおもい、それに影響を与えた人々のことなど、『信長記』に関わるいろいろなことが書かれており、“信長の歴史”ではなく“信長記の歴史”が分かる内容でした。

おそらく研究者の方以外、多くの方が一度読んだだけでは理解できない内容かもしれませんが、そのページ数を気にせず、もう一度読んでみようと思わせる一冊だと思います。信長を好きな方、『信長記』に興味のある方にはおすすめです!


余談。
この本を読み終えふと浮かんだのが、自分が今まで読んでいた『信長記』は、どの系統の本なのだろう?といった疑問。
ちなみに私が読んでいたのは中川太古氏訳の現代語訳『信長公記』。このブログでかつて連載していた『織田信長史』でもその中心的資料として使わせていただいた書。その「はしがき」をあらためて読んでみると中川太古氏は現代語訳執筆の際、新人物往来社版『改訂 信長公記』(桑田忠親氏校注)と角川文庫版『信長公記』(奥野高広氏・岩沢愿彦氏校注)を参考にしたとのこと。

『織田信長という歴史』を参考にすると以下のような感じになるんでしょうか。
【新人物往来社版】は「建勲神社所蔵系」の「町田久成所蔵の写本」を活字化した『我自刊我書』を桑田忠親氏が読み下し校注を付し『戦国史料叢書』に収めた『信長記』(あれ?あってるのかな?これだけで混乱・汗)を『改訂 信長公記』としてまとめたもの。

【角川文庫版】は「建勲神社所蔵」の写本・陽明文庫所蔵の『信長公記』が底本の『信長記』

ということで、私が読んでいた現代語約『信長公記』(中川太古氏訳)は建勲神社所蔵系『信長記』ということになるようです。 (11/15:文書一部訂正)


最後に、連載していた『織田信長史』は、『信長記』を基本史料とした藤本正行氏の著書『信長の軍事学』や『信長記』などを資料とした谷口克広氏の多くの著書を参考・引用させてもらっていました。その他、参考にした多くの著書が『信長記』を参考にしており、太田牛一が『信長記』を記録してくれたおかげで信長の多くのエピソード(一部あげれば、信長のうつけ時代の恰好や父・信秀の葬儀での出来事、安土城内部や馬揃えの様子など)を現代の私たちが知ることが出来ます。

貴重な史料を残してくれた太田牛一に感謝!!


 ⇒ 織田信長という歴史 『信長記』の彼方へ (金子拓氏著/勉誠出版:3,990円(税込))


【関連リンク】
『信長記』(奈良女子大学「阪本龍門文庫善本電子画像集」)
 ・・・このサイトでは、岡山大学付属池田家文庫所蔵系の『信長記』原本の画像が掲載されており内容も閲覧可能です。

『信長公記』
 ・・・このサイトでは、町田久成所蔵本(現在、原本所在不明)の原文(PDF形式)の閲覧可能です。 
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藤本正行著

信長公記―現代語訳 (上)信長公記―現代語訳 (上)あまなつ
太田牛一著 中川太古訳

現代語訳 信長公記〈下〉現代語訳 信長公記〈下〉あまなつ
太田牛一著 中川太古訳


織田信長合戦全録―桶狭間から本能寺まで織田信長合戦全録―桶狭間から本能寺まであまなつ
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