DSCN4969JR総武本線(中央/総武線各駅停車)と都営新宿線が乗り入れる、市川市の要衝、本八幡駅のJR線高架下に展開されている「シャポー(Shapo)本八幡」は駅中央部と西側に展開されているショッピングモールと駅東側に展開されているレストランモールの2ブロックで構成されており、本八幡駅の耐震補強工事に関連してリニューアル工事が行われていましたが、昨年7月のレストランモールのリニューアルオープンに続き、本館のリニューアル工事が今年6月に完成、これで同施設のリニューアル工事が全面的に完成となりました。
「シャポー本八幡」はJR中央/総武線各駅停車 本八幡駅高架下に展開されているショッピングセンターで、JR本八幡駅の改札内エリアを挟んで東西に展開されており、JR東日本グループのジェイアール東日本都市開発が運営しています。JR本八幡駅改札口からショッピングモール2階(厳密にいえば中2階に相当する高さ。1階は半地下に相当する高さ)に直結しています。

シャポー本八幡は本八幡駅で行われている耐震補強工事に伴いリニューアル工事も行われることになり、昨年ごろから駅東側(千葉寄り)にあるレストランモールが閉店となり、その後年明けにショッピングモール1階部分の大半(クイーンズ伊勢丹などが入るエリア)が閉店となりましたが、2016年7月にレストランモールがリニューアルしています。また、これに並行してJR本八幡駅本体でもトイレ改修工事が行われました(JR本八幡駅のトイレ改修工事自体はシャポー本八幡レストランモールのリニューアルオープンよりも前に完成)。
そして、本館にあたるショッピングモール(ここでは便宜上「本館」と記載)1階(厳密には半地下にあたる)・2階(厳密には中2階にあたる)についても現在耐震補強工事と並行してリニューアル工事が行われ、2016年暮れにJR本八幡駅改札口を挟んで東側の2階が完成、その後西側についてもクイーンズ伊勢丹などが入る1階から段階的にリニューアルオープンし、2017年6月に本館リニューアル工事が完成しました。

シャポー本八幡のトイレについて、本館の改修前の写真があるので、そこから掲載していきます。
■本館トイレ改修前共通事項
●器具カラー:ホワイト(TOTO色番号:#NW1)

■本館1階多機能トイレ 改修前
●撮影日:2015年1月22日(他は特記あり)
●多機能トイレのドアは自動(手かざしセンサー式)
DSCN4704「シャポー本八幡」の一連のリニューアル前、多機能トイレは本館1階の1か所のみの設置となっていましたが、スペースは広々としていました。レイアウトは右勝手でした。


DSCN4699多機能トイレの便器はTOTO製CeFiONtect仕様の壁排水ニューボルテックス式便器CU466Pを使用していました。この便器はロータンク式(便器洗浄後、ライニングからタンクへの給水挙動音が聞こえた)で、元々はTOTO製タッチスイッチが入る予定となっていたようですが、木村技研アクアエースプライベートが組み込まれており、洗浄スイッチは光電センサー式となっていました。便座は普通便座(TC272N)です。便座クリーナーも備え付けられていました。小型手洗器(TOTO L570A+自動水栓)・背もたれも設置されていました。
DSCN4700多機能トイレの洗面台はTOTO製CeFiONtect仕様のL270DMを使用していました。蛇口は自動水栓アクアオート手動スイッチ付きグースネックタイプ(TEL76GX)を使用していました。


DSCN4705多機能トイレ内にはベビーシート(左側)・着替え台(右)も設置されていました。どちらもCOMBI製でした。ベビーシートの右側に掃除用具置き場が設置されていました。


100504-487更にこの多機能トイレでは、便器の左側に実験用シンク(と思われる流し)が設置されていました。恐らく掃除用流しの代替で使用されていたもので、TOTOの品番不明の実験用シンクを使用していました。
(2010年5月4日撮影)

改修前の多機能トイレは過去に「多目的トイレマップ」に登載していましたが、便器から独立したオストメイト対応設備がなかったため評価は★★★★☆(平均4.0点/1票)でした。

■本館2階西側トイレ 改修前
●撮影日:2016年6月18日
このトイレはJR本八幡駅のメイン改札口を出て前方に進んだ先の通路(同通路を突き当たりまで進んだ右側に都営新宿線本八幡駅の入口がある)の中ほど右側にあり、このトイレが最後まで未改修で残ったトイレとなりました(恐らくJR本八幡駅-都営新宿線本八幡駅間を結ぶ連絡通路の途中にあり、最後まで未改修のままで残っていた可能性がある)。レイアウトの都合上、男性用・女性用トイレ入口にもドアがありました。
DSCN8724洗面台はカウンター式で、TOTO製CeFiONtect仕様のL546Uを2台使用していました。蛇口は自動水栓アクアオート(TEL71BX)を使用していました。



DSCN8725小便器はTOTO製CeFiONtect仕様の自動洗浄小便器UFS800C(非ジアテクト・壁掛け低リップ)を2台使用していました。手すり・フックの設置はありませんでした。小便器にはCalmicサニタイザーも組み込まれていました。

DSCN8726大便器個室は2室(洋式×2)ありました。洋式便器はTOTO製CeFiONtect仕様のサイホンゼット式便器C480Sを使用していました。洗浄装置は光電センサー式フラッシュバルブ(木村技研アクアエースプライベート)を使用していました。便座はウォームレットS(TCF116)です。大便器個室内には手すり・ベビーチェアの設置はなかったと思います。

■本館トイレ改修後共通事項
●撮影日
 本館1階(男性用)・本館2階西側:2017年10月21日
 本館1階(多機能):2017年8月5日
 本館2階東側:2016年11月26日
●器具カラー:ホワイト(TOTO色番号:#NW1)
●洋式便器には全て便座クリーナーを備え付け
●TOTOフチなしトルネード便器実使用物件1911件目を確認(2016年11月確認)
▲本館とレストランモールをそれぞれ1件としてカウント
当施設のトイレのウォシュレットは本館2階東側を除き全て2017年製造(TOTO創立100周年の年に製造)です。

■本館1階トイレ
●多機能トイレのドアは自動(タッチスイッチ式・アナウンス付き)
本館1階にはクイーンズ伊勢丹などが入店しており、クイーンズ伊勢丹が入るエリアから西側に少し離れたところにトイレがあります。
DSCN4966洗面台はTOTO製CeFiONtect仕様の壁掛自動洗面器LS800GM(自動水栓・自動液体石鹸供給器付き)を1台使用しています。洗面台付近にはフックも設置されているほか、左側に手指乾燥機(TOTOクリーンドライ高速両面タイプ)も設置されています。

DSCN4967小便器はTOTO製CeFiONtect仕様の自動洗浄小便器UFS900R(壁掛け低リップ)を2台使用しています。1台(右側/入口側)には手すりを併設していますが、手すりは「RESTROOM ITEM 01」小便器ユニット用のものが設置されています。フックも設置されています。Calmicサニタイザーも組み込まれています。
DSCN4962大便器個室は洋式1室のみです。洋式便器はTOTO製CeFiONtect仕様の壁掛け式ニューボルテックス式便器C473P(フチなし形状・トルネード洗浄採用、洗浄水量6L)を使用しています。洗浄装置はタッチスイッチ式フラッシュバルブ(オートクリーンC自動バルブユニット・コンビネーションタイプ)を使用しています。便座はウォシュレットPS2n・エコリモコン・ふたなし仕様(2016/03~モデル)TCF5523Yです。大便器個室内には手すりのほか乳幼児対応設備が充実しており、
DSCN4964ベビーシート(右手前)・ベビーチェア(右奥)・着替え台(左)が大便器個室内に集約されています。ベビーシートはCOMBIベビーシートMS-F42、ベビーチェアはTOTOのYKA16R、着替え台はTOTOのYKA41を使用しています。

DSCN2546多機能トイレです。こちらも全面的に改修され、給湯設備付きオストメイト対応設備も設置されましたが、本館の多機能トイレはこの1か所のみとなります。多機能トイレはTOTO「コンパクト多機能トイレパック」UAD9K1系で、壁掛け式の大便器をセットしたモデルになります。レイアウトは左勝手です。
DSCN2548多機能トイレ内のオストメイト対応設備(給湯設備付き)です。オストメイト対応設備はTOTOの「コンパクト多機能トイレパック」に内包されており、汚物流しはTOTO製CeFiONtect仕様のSK116(フチなし形状・トルネード洗浄採用、洗浄水量8L)を使用しています。 蛇口はシングルレバー式混合プルアウト水栓(ハンドシャワー)です。便器洗浄スイッチははオートクリーンCと同様のタッチスイッチ式ですが、給水はロータンク式(リモコン便器洗浄ユニット内蔵)です。オストメイト対応設備側に紙・液体石鹸の備え付けがあります。左側にふた自動開閉式サニタリーボックス「Calmicサニッコ・オートタイプ」も設置されています。
DSCN2549多機能トイレの洗面台はTOTOの「コンパクト多機能トイレパック」に内包されている樹脂製カウンター式の一体型のものを使用しています。蛇口は自動水栓アクアオート(TEN12BX?)を使用しています。左側に手指乾燥機(TOTOクリーンドライ高速タイプ)も設置されています。
DSCN2550多機能トイレ内にはベビーシート(左側)・着替え台(右側)も設置されています。ベビーシートはTOTOのYKA25R、着替え台はTOTOのYKA41を使用しています。


■本館2階西側トイレ
こちらのトイレはくJR本八幡駅メイン改札口-都営新宿線本八幡駅間を結ぶ連絡通路の途中にあり、利用頻度が高いです。レイアウトの都合上、入口にはドアがあります。
DSCN4975洗面台はTOTO製CeFiONtect仕様の壁掛自動洗面器LS800GM(自動水栓・自動液体石鹸供給器付き)を2台使用しています。 フックも設置されているほか、ここでは左側に手すりが設置されています。左側に手指乾燥機(TOTOクリーンドライ高速両面タイプ)も設置されています。
DSCN4976小便器はTOTO製CeFiONtect仕様の自動洗浄小便器UFS900R(壁掛け低リップ)を2台使用しています。1台(右側/入口側)には手すりを併設しています。フックも設置されています。小便器にはCalmicサニタイザー(ボトルタイプ)も組み込まれています。

DSCN4959大便器個室は洋式1室のみです。洋式便器はTOTO製CeFiONtect仕様の壁掛け式ニューボルテックス式便器C473P(フチなし形状・トルネード洗浄採用、洗浄水量6L)を使用しています。洗浄装置はタッチスイッチ式フラッシュバルブ(オートクリーンC自動バルブユニット・コンビネーションタイプ)を使用しています。便座はウォシュレットPS2n・エコリモコン・ふたなし仕様(2016/03~モデル)TCF5523Yです。大便器個室内には手すりも設置されているほか、
DSCN4960ここも乳幼児対応設備が大便器個室内に集約されており、ベビーシートが便器に被さる形で設置されています。ベビーシートはベビーシートはCOMBIベビーシートMS-F42を使用しています。しかし大便器と同時使用できないのが難点です。

DSCN4961大便器個室内にはベビーシートのほかベビーチェア(左)・着替え台(右)も設置されています。ベビーチェアはTOTOのYKA16R、着替え台はTOTOのYKA41を使用しています。


■本館2階東側トイレ
こちらはJR本八幡駅シャポー口改札口を出て前方の下りエスカレーターを裏側に回り込んだ先にあります。2016年暮れの時点で完成していました。レイアウトの都合上、入口にはドアがあります。都営新宿線本八幡駅間方面への経路から離脱しているためか、利用頻度は低く、かなり小規模となっています。
DSCN1979洗面台はTOTO製CeFiONtect仕様の壁掛けハイバック洗面器「ニューラバトリースペース」L120DMを1台使用しています。 蛇口は自動水栓アクアオート(電気温水器付き)を使用しています。右側に手指乾燥機(TOTOクリーンドライ高速両面タイプ)も設置されています。
DSCN1978小便器はTOTO製CeFiONtect仕様の「RESTROOM ITEM 01」 小便器セット XPU11(マイクロ波センサー・ジアテクト内蔵、壁掛け低リップ、陶器部品番:UU115R)を1台使用しています。この小便器が1台だけ設置される事例は少ないです(そもそもマイクロ波センサー内蔵の小便器が1台単独で設置される事例は少ない)。フックも設置されていますが手すりの設置はありません。
DSCN1982大便器個室は洋式1室のみです。洋式便器はTOTO製CeFiONtect仕様の壁掛け式ニューボルテックス式便器C473P(フチなし形状・トルネード洗浄採用、洗浄水量6L)を使用しています。洗浄装置はタッチスイッチ式フラッシュバルブ(オートクリーンC自動バルブユニット・コンビネーションタイプ)を使用しています。便座はウォシュレットPS2n・エコリモコン・ふたなし仕様(2016/03~モデル)TCF5523Yです。大便器個室内には手すり・ベビーチェア(TOTO YKA16)も設置されています。

<評価>運営会社が同じということもあるので無理もありませんが、使用器具・内装はシャポー船橋とほぼ同じであったものの、ウォシュレットは全てリモコン操作式のものが入り、本館2階東側以外のトイレでは一般トイレ内、しかも大便器個室内にベビーシートが設置され、乳幼児配慮は格段にパワーアップしたと言えます。以前も書いたように、商業施設のトイレで一般トイレ内にベビーシートを設置するケースはここ最近オープンしたイオンモールやアリオ(イトーヨーカドー系列の大型商業施設)などでも見られますが、JR東日本グループの商業施設ではまだ少ないです(ここ最近はペリエ千葉でも一般トイレ内にベビーシートが設置されたので「まだ少ない」とは言いにくくなった?)。
多機能トイレもしっかり改修され、レストランモールリニューアルに続いて、給湯設備付きオストメイト対応設備を備えた多機能トイレが整備されました。これで本八幡駅周辺のオストメイト対応トイレがまた増えました(そもそもシャポー本八幡のリニューアル工事が行われる前、駅周辺にはオストメイト対応トイレはなかったような気がする)が、やはり多機能トイレのベッド系設備がベビーシート止まりで済まされてしまったのが惜しまれる点として挙げられます。JR東日本グループの商業施設では多機能トイレに多目的シートを設置した例がなく、そろそろ改善が必要ではないかと思います。

千葉県内の商業施設では、今般のシャポー本八幡の全面リニューアルや前月のペリエ千葉本館開業のほか、2018年2月にはJR船橋駅ビル(同ビルにはホテルのほか、シャポー船橋の一部も開業する模様)が開業し、同時にシャポー船橋の全面リニューアルが完成するので、そちらも目が離せません。

※「ウォシュレット」はTOTOの登録商標です。