<WeeklySelection形式・第28回>
「葭川公園」
(千葉県千葉市中央区)
★この記事は「Weekly Selection」形式での公開です(第28回)。
この「葭川公園」は、千葉駅から南西方向の位置、具体的には県庁前方面に至る千葉都市モノレール1号線の軌道下にあります。この公園に近い駅として千葉都市モノレールでは「葭川公園」という駅が開設されています。「葭川」の読みは「よしかわ」で、千葉都市モノレール1号線の真下を流れる河川のことをいいます。
■基本情報
●所在地:千葉県千葉市中央区富士見2-20-1
■交通アクセス
●千葉都市モノレール1号線 葭川公園駅より徒歩1分
●京成千葉線・千原線 千葉中央駅より徒歩5分
その他、JR千葉駅からも徒歩10分圏内でアクセス可能です。
■葭川公園 トイレ
●撮影日
説明文頭無印:2023年1月1日
説明文頭▲印:2013年3月20日
●器具カラー
下記以外:オフホワイト(LIXIL INAX色番号:/BN8)
洋式便器:ホワイト(TOTO色番号:#NW1)
●多機能トイレのドアは手動
●多目的トイレマップ当該データはこちらを参照
▲葭川公園敷地内のトイレは、LIXIL(INAX)が嘗て製造していた屋外用プレハブトイレユニット「アーバントイレSP」が設置されています。中央に多機能トイレ(UTS-40D)、手前側に男性用トイレ(UTS-12D)、奥に女性用トイレ(UTS-2Dと思われる)を配置しています。バックには千葉都市モノレールの軌道が見え、画面奥が県庁前方面となります。画面右側が東側(京成千葉中央駅方面)です。
男性用トイレの手洗設備は小型手洗器のみの設置です。小型手洗器はLIXIL(INAX)のAWL-76(TOTOのL590系・L833系に相当)を使用しています。蛇口はハンドル式単水栓を使用しています。小型手洗器上部には手すりも設置されています。
小便器はLIXIL(INAX)のU-104PM(TOTOのU370に相当。壁掛け式中型)を1台使用しています。洗浄方式は押しボタン式です。手すりを併設しています。小便器併設のアーバントイレSPのユニット(このUTS-12系や、小便器2台設置のUTS-112U系)の内、2003年ごろまで製造のモデルでは小便器はU-104PMが標準となっていたようですが、それ以降のモデルではクリーンリム・スプレッター洗浄のU-321RMが標準となっていたようです。
大便器個室は和式1室のみです。和式便器はLIXIL(INAX)製ハイパーキラミック仕様のボウル内掃除口付き便器C-852BM(TOTOのC756Cに相当。床下給水)を使用しています。便器洗浄スイッチは前方壁右上のレバー(レバーハンドルはC-5Kと組み合わされることが多かった平付ロータンクDT-523と同一形状)で、給水は隠しロータンク式です。和式個室内には手すり(便器前方横手すり1本)も設置されています。
多機能トイレです。レイアウトは左勝手で便器の正面にドアがあります(UTS-40D系は大体このレイアウトが多い)。便器は交換されており(交換前の便器は後述)、TOTO製CeFiONtect仕様のニューボルテックス式便器「パブリックコンパクト便器・フラッシュタンク式」CFS497BM(フチなし形状・トルネード洗浄採用、排水芯可変仕様、洗浄水量大4.8L/小3.6L)を使用しています。便座は普通便座(TC291J)です。背もたれ・リモコン便器洗浄ユニット(便器洗浄スイッチは2016年以降のオートクリーンCと同タイプのAC100Vタッチスイッチ式だが大洗浄のみ)も設置されています。
多機能トイレの洗面台はLIXIL(INAX)製ハイパーキラミック仕様のL-365G(TOTOのL103系に相当)を使用しています。蛇口はレバー式単水栓を使用しています。洗面台両側に手すりも設置されています。乳幼児・オストメイト対応設備はありませんでした(そもそもUTS-40Dでは元から乳幼児・オストメイト対応設備なしが標準仕様となっていたようだが、物件によってはベビーシートなどを設置していたところもある)。
▲以前の多機能トイレの便器は、LIXIL(INAX)製ハイパーキラミック仕様の車いす対応サイホンゼット式便器C-5K(TOTOのC48ASに相当。上面高さ417mm、標準洗浄水量13L)を使用していました。便器洗浄スイッチはタッチスイッチ式で、同時期のINAXの大便器自動洗浄システム(自動フラッシュバルブ)のスイッチと形状が異なります(同じようなスイッチはPanasonicの呼出ボタン系の商品で見た気がする。「アーバントイレSP」の便器洗浄タッチスイッチはこれが標準品となっていた模様)。便座は普通便座(CF-39AK)です。
周辺のオストメイト対応トイレについて、京成千葉線の京成千葉-千葉中央間の東側には多くのオストメイト対応トイレの供給があり、そごう千葉店(本館に10年以上前からあったほか、最近になってオーロラモールジュンヌにもできた)や高架下商業施設の「C・one」(そちらのオストメイト対応トイレの存在は気付かなかった)が挙げられますが、一番近く容易に利用できるところでは京成千葉中央駅直結のユアエルム千葉店Mio/京成ホテルミラマーレが挙げられます(他にもダイワロイネットホテル千葉中央にもオストメイト対応トイレがある)。また、千葉市科学館などが入る千葉市の大型複合施設「Qiball(きぼーる)」でも、1階などにオストメイト対応トイレがあります。
「アーバントイレ」シリーズは、1991年(多機能トイレユニットは遅れて1993年発売)の両サイドが丸みを帯びたような形状のもの(参考…千代田区地蔵橋公衆便所の改修前)から製造が始まり、その後1995年にはこの記事でピックアップした「アーバントイレSP」が登場しています。現在は製造を終了しているらしく、後継商品は信建工業製のトイレ建物(千代田区内神田尾嶋公園便所などにある)や三晃商事製「サンコーブルースカイ」シリーズとなります。
▲現在は物件の状況が変化している場合があります。
★「WeeklySelection」形式の次回予告
次回は【1月28日は休載・2月4日公開予定】とします。今後は毎月最終土曜日は休載とする予定です。
【第29回掲載物件】
マクドナルド20号つつじヶ丘店
(東京都三鷹市)
主な撮影時期:2023年1月
2月4日公開予定

(千葉県千葉市中央区)
★この記事は「Weekly Selection」形式での公開です(第28回)。
この「葭川公園」は、千葉駅から南西方向の位置、具体的には県庁前方面に至る千葉都市モノレール1号線の軌道下にあります。この公園に近い駅として千葉都市モノレールでは「葭川公園」という駅が開設されています。「葭川」の読みは「よしかわ」で、千葉都市モノレール1号線の真下を流れる河川のことをいいます。
■基本情報
●所在地:千葉県千葉市中央区富士見2-20-1
■交通アクセス
●千葉都市モノレール1号線 葭川公園駅より徒歩1分
●京成千葉線・千原線 千葉中央駅より徒歩5分
その他、JR千葉駅からも徒歩10分圏内でアクセス可能です。
■葭川公園 トイレ
●撮影日
説明文頭無印:2023年1月1日
説明文頭▲印:2013年3月20日
●器具カラー
下記以外:オフホワイト(LIXIL INAX色番号:/BN8)
洋式便器:ホワイト(TOTO色番号:#NW1)
●多機能トイレのドアは手動
●多目的トイレマップ当該データはこちらを参照







周辺のオストメイト対応トイレについて、京成千葉線の京成千葉-千葉中央間の東側には多くのオストメイト対応トイレの供給があり、そごう千葉店(本館に10年以上前からあったほか、最近になってオーロラモールジュンヌにもできた)や高架下商業施設の「C・one」(そちらのオストメイト対応トイレの存在は気付かなかった)が挙げられますが、一番近く容易に利用できるところでは京成千葉中央駅直結のユアエルム千葉店Mio/京成ホテルミラマーレが挙げられます(他にもダイワロイネットホテル千葉中央にもオストメイト対応トイレがある)。また、千葉市科学館などが入る千葉市の大型複合施設「Qiball(きぼーる)」でも、1階などにオストメイト対応トイレがあります。
「アーバントイレ」シリーズは、1991年(多機能トイレユニットは遅れて1993年発売)の両サイドが丸みを帯びたような形状のもの(参考…千代田区地蔵橋公衆便所の改修前)から製造が始まり、その後1995年にはこの記事でピックアップした「アーバントイレSP」が登場しています。現在は製造を終了しているらしく、後継商品は信建工業製のトイレ建物(千代田区内神田尾嶋公園便所などにある)や三晃商事製「サンコーブルースカイ」シリーズとなります。
▲現在は物件の状況が変化している場合があります。
★「WeeklySelection」形式の次回予告
次回は【1月28日は休載・2月4日公開予定】とします。今後は毎月最終土曜日は休載とする予定です。

マクドナルド20号つつじヶ丘店
(東京都三鷹市)
主な撮影時期:2023年1月
2月4日公開予定