2008年11月25日
読書会に参加しました
昨晩行われた「バーチャル読書会ーThe Making Of Second Lifeを読む」に参加してきました。といっても初回だったので雰囲気を探りにいっただけ、という感じでしたが、その中で出てきたキーワード、思ったことをいくつかメモっておきます。今後の流れで話ができたらよいかも。ということで。
なぜスノウ・クラッシュなのか
実はまだ読んでません。読んでないのに○○というのはあれなので読みます。少し疑問なのはスノウ・クラッシュ以前にもウィリアム・ギブスンによるジャックイン的メタバースや、P.K.ディックによる多層人格・異なる人格の葛藤というのはいくらでもあったように思うのに、なぜスノウ・クラッシュなのか。を気にとめつつ読んでみようと思います。(上の写真は、William GibsonがSLで講演をしたさいの記念品コンテナです。。。)
SLの特徴としてあげていた Impression SocietyはSL固有?
SLの柱としてあげていた中に「感銘社会(Impression Society)」があがっていたが、これはまだ有効かどうか疑問です。そうなるようにリンデンラボが促した(参考:Tao of Linden)、ということは別として、このようなしくみは初期のギーク的環境ではよくみられるもので必ずしもSL固有の文化ではありません。
2007年のブーム以降、JIRAやSLdevは一部の特殊な人たちのものになっており、いわゆる一般の人には縁遠くなっています。サーバーのリリースに際しても、メイングリッド展開前に Preview Gridでテストを行っていますが、テスターやフィードバックはあきらかに不足しています。もはや世界は「貢献」ベースだけではなりたたない規模になっているのかもしれません。
もちろん、テクニカルなフィードバックがコントリビューションの全てではなく、コミュニティを作ること、意見を発していくこと、ブログを書いたりすること、なども広い意味では「貢献」です。今後のSLでは「いかにこの世界に参加・関わりを持ってもらうように促すことができるか」が重要になってくるのではないでしょうか。
参考:
Linden Lab Innovation Awardsは今年からその対象範囲を大幅に拡大しました。
WikiやJIRA、翻訳プロジェクトなどは「バザール方式」で運用されているが、参加者の伸びはビミョウ。。。
次回からの展開に期待します :)。
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この記事へのコメント
1. Posted by めも子 2008年11月26日 12:37
『スノウ・クラッシュ』について、大昔に感想書いたのでトラバさせていただきました。
サービスモデルが相当似ているというか、メタバースを踏まえてSLが作られたとしか思えないというかで、非常に強い影響を与えてる作品なのです。
サービスモデルが相当似ているというか、メタバースを踏まえてSLが作られたとしか思えないというかで、非常に強い影響を与えてる作品なのです。