2009年04月30日

4月に読んだ本

『空の絵本』あまんきみこ
『コスモス』光丘真理
『そのぬくもりはきえない』岩瀬成子
『「さやか」ぼくはさけんだ』岩瀬成子
『星とトランペット』 竹下 文子 (再読)

  

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デッキ

10年前に作った庭のデッキ。
土台が陥没し、塗り替えをしなかったので水が入ってくさり、さらに虫がついてしまい、終に廃棄処分。
今度は、柱をアルミにし、デッキの板もアルミ粉を混ぜた合板。
これなら、塗装などの手入れがいらないらしい。
前のは手すりをつけなかったが、今度は両側だけ手すりをつけた。

ところが、資材の一部が足りなくて、ステップがついていない。
庭に降りるには、70センチの高さから、飛び降りなくてはいけない。
さらに、夜になってシャッターをおろそうとしたら、手すりが邪魔して下までおろせない事態に。
やれやれ。

今日は陽ざしがあたたかく、ライラックの甘い香りがただよう中、デッキにすわって読書をするのは気持ちがよかった。
できれば、昼ねといきたいが、ご近所から丸見えになるので、これは自粛。
ヨガをするのも、気持ちよさそう。

 
  
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2009年04月26日

子どもの本・九条の会

昨日は、大雨の中、渋谷の児童会館での子どもの本・九条の会主催の「被爆ピアノと朗読、うたのつどい」に参加。

http://love.ap.teacup.com/kodomono/

松谷みよ子さんも、大田大八さんもお元気で精力的に活動なさっている。
大田さんが、3月10日の東京大空襲と8月6日の広島での被爆と、両方を経験なさったそうだ。今、90歳。

おおたか静流さんのライブは二度目。
不思議な雰囲気の方。

長谷川義史さんは打ち合わせ通りの登場だったらしいが、『ぼくがラーメンたべてるとき』の読み聞かせと『ようちえんブルース』の歌は、楽しかった。
♪ぼく、ようちえん行きたくないねん〜♪
静流さんのアドリブも笑えた。
♪わたし、学校行きたくないねん、だってわたしは妖精よ、っていうのに、みんなは妖怪っていうんだもん♪

9条が、当たり前になること。
平和が、当たり前に生ること。
楽しく浸透させていこう。  
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2009年04月24日

オール電化

今の家に引っ越して13年。
風呂釜もガスコンロも、耐久年数を越えている。
取り替えるならオール電化にしよう、とは3年前から言っていたのだが、オット・ドッコイ氏は無関心。(本当は、太陽光発電もつけたかった)
そりゃそうだろう、未だに風呂の沸かし方はわからないし、掃除したこともない。
ガスコンロもお湯を沸かす程度で、もちろん掃除をしてくれたことはない。
こうなったら実力行使。
使うのはわたしだ。
家計費を握っているのもわたしだ。
業者を手配し、段取りを決め、工事決行。
なんやかんやアクシデントもあったが、1日で完成。
ついでに床下のシロアリ駆除もしてもらった。

で、IHクッキング。
快適!
温度調節は簡単だし、周りが熱くならない。掃除が楽。
欠点は、ファンが回る音が気になること。
それに、今まで使っていた鍋とフライパンが使えないこと。
30年カレー専用だったプロ仕様のアルミ鍋、スープ用のズンドウ鍋、得意な厚焼卵用のフライパン、軽くて使いやすいマーブルコートのフライパン、出番の多い18センチのゆきひら鍋 etc。
この際、鍋の数も減らそうと思ったが、どうしても使いやすいフライパンとゆきひら鍋だけは外せない。
でもふたりだから、小さくていい。
IHは、鍋を熱源から離すと切れてしまうと、気がついた。
鍋振りが、出来ない。
これからは、料理の仕方も変わってきそうだ。
  
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うれしい!

豊橋図書館
ばーばママさんが、うれしい写真を送ってくださった。

豊橋図書館の“見て・聞いて・読んで楽しむお話の世界展”という展示。
借り出し人気の本、めずらしいしかけ絵本、読み聞かせにむいた本、あるいは、市長・教育長などが子どものころ読んでいまでも心に残っている本(ばーばママさんの懐かしい本も三冊)などなどが、項目ごとにガラスケースの中に展示してあり、その中に『川のほとりで』が紹介・展示されている。

横には「少年ケニア」うしろには「トムは真夜中の庭で」「タイムマシン」。
そして、よくよく見ると、斜め後ろに「こどものすきな本」という説明書き。
これは、すごーいことです。
名立たる名作と、並んで展示されているなんて!
さらに、「こどものすきな本」だなんて、感激!

豊橋図書館の司書さんに、大学の後輩がいるのかな?
同級生の中には、図書館長になっている人もいるけど。

こうして、長く残っていく作品になるとうれしいな。
ばーばママさん、写真をありがとうございました。
  
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2009年04月20日

『赤い城 黒い砂』

赤い城 黒い砂

脚本・蓬莱竜太
演出・栗山民也
【出演】片岡愛之助、黒木メイサ、中村獅童
南沢奈央、馬淵英俚可、中嶋しゅう、中山仁

日生劇場 1階XA31


《あらすじ》
草原が広がる大地に、絶えず争いを繰り返している赤い国と黒い国があった。
二つの国は絶えず戦争を繰り返していた。
黒い国には、「黒い国の獅子」とうたわれる、ふたりの英雄がいた。
無二の親友であるふたり冷静沈着な男ジンク(片岡愛之助)と自信家のカタリ(中村獅童)の活躍で、黒い国が優勢と見えた。
赤い国には、その勇猛さから「赤い国の魔女」という異名を持つ美しい王女ナジャ(黒木メイサ)がいた。
戦場で三人が刀を交わす中、赤い国が導入した強力な新兵器が戦局を一変させる。
負傷して捕虜となったジンクとカタリだが、カタリがナジャの美貌とその剣技の美しさに心奪われたことから、ふたりの間に亀裂が生じる。
ひとり釈放されたジンクは、名を変えナジャの親衛隊長になり野心を募らせる。
一方、ジンクに裏切られたとは知らず、処刑が決まったカタリは、牢番の娘ココ(南沢奈央)に助けられる。
親衛隊長と脱獄囚は、刀を合わせることになり・・・・・。


シェイクスピア作品は長らく全37作といわれてきたが、近年の研究の結果、新たに3作が加わり現在は全40作とされている。
その追加3作のひとつが、ジョン・フレッチャーとの共作である悲喜劇『二人の貴公子』。
これを元に、蓬莱竜太が脚色、ということになっているが、ほぼオリジナル脚本だろう。
最前列の席で、立ち回りのときは、今にも舞台から役者が転げ落ちそうだった。

ジンクの片岡愛之助は、理知的な顔立ちが冷静沈着な役にぴったり。
親友を裏切り、野心をむき出しにして、ナジャに迫る強引さも魅力的。
中村獅童のカタリは、前半は少年らしい奔放さを見せ、後半は逆境から這い上がった精神的強さを見せる。
王女ナジャの黒木メイサは、美しいだけでなく、凛々しく、眼差しの鋭さで圧倒する。
ただ、時々台詞がもつれる。でも、かっこいい。

戦闘は、冒頭ではマントを翻して剣を合わせていたものが、途中からは、武器は銃やライフルに、服は戦闘服に似た形のものにと変化する。
武器商人が売りつける兵器は次第に強大になり、豊かな土地を奪い合っていたはずの闘いは、その土地をも焼き尽くす。
赤と黒、どちらも衰退し、戦争は終わりかと思わせたところで、第三勢力が大量破壊兵器で攻め入ってくる。
「人である限りどこにでも争いはあるのだ」
と、ナジャは言う。
「それでも産めよ、育てよ、生きよ!」
と、民衆に叫ぶ。
中世の西アジアを思わせるエキゾチックな異国の地を舞台にして、戦争と愛、死と生という現代的なテーマを浮かび上がらせている。
  
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2009年04月18日

三浦半島横断

9時45分に家を出て、11時15分には三浦半島荒崎海岸に到着。
地元の協同組合のマーケットで、三浦大根とキャベツを買う。
どちらも、ひとつ100円。

ちょっと早かったが、「あらさき亭」でランチ。
お魚ランチとカニランチを注文。
焼き魚はなかったが、カニ、ひじきの煮物、イカとアジの刺身、シラス干し、生シラス、カレイの煮付け、生のりの味噌汁、寒天の黒蜜かけ。
ふたりで4200円は、1年半前と同じ。

「あらさき亭」の横の道を登っていくと、「ソレイユの丘」。
プロヴァンス地方の雰囲気が漂う「食べて、見て、体験できる」施設。
たしかに、赤いレンガ屋根の施設が並ぶ。
中では、子どもたちがキャンドルやパンを作っていた。
芝生の上でおべんとうを広げる家族、バーベキューをするグループ、お昼ねのおとうさん、こわごわ羊や山羊に餌をあげる子どもたち。乗馬やミニSLもある。
わたしたちも、お馬さんににんじんのおやつをあげてきた。
キッチン・ガーデンもあったが、残念ながら手入れが悪い。
温室や温浴施設もあるが、施設を生かしきれていない感じ。
経営は、ベネッセ・コーポレーション。
パンと、農業高校の生徒が作ったサラダ菜の苗を買った。

横浜・横須賀道路が、馬堀海岸まで伸びたというので、新しい道路で三浦半島の反対側へ。以前は、半島をぐるりと回らなければならなかった。
横須賀美術館で谷内六郎館へ。
週刊新潮の表紙絵の1964年(昭和39)の作品を展示していた。
このころ父が毎週、週刊新潮を買っていたので、よく表紙絵は見ていた。
子どもの絵が、姉と弟のことが多く、またファンタジックな絵が多かったことも記憶に残っている。
おとなの本なのに、子どもの本の絵のようなのが、ふしぎだった。

馬堀から高速に乗って、横浜へ。
オット・ドッコイ氏がどうしても行きたい中華の店があるというので、横浜駅東口で降りたら、駅前は渋滞。
ふと見れば「崎陽軒」のビル。
ここでしか買えないという特製シューマイを買う。
お目当ての店は「崎陽軒」ではなく、「新羅」で住所と電話番号しかわからない。
カー・ナビは無し地図も無し。
電話をかけてオット・ドッコイ氏が場所を聞くも、まったく分からない。
「方角が違うんじゃない?」
と、言っても聞く耳もたず。
で、結局、わたしのカンでお店を発見。
いつも、こんな調子。
「新羅」は中華でもあっさりとしていて、もやしヤキソバもチャーハンもギョーザもスープもおいしかった。家庭的でお値段も安い。
わざわざ来てくれたからと、杏仁豆腐をサービスしてくれた。
お安いものしか食べなかったのに、申し訳なかった。

ついでにお店のまわりを散歩。飲み屋さんが多いけれど、なかなかおもしろそう。
来週、大道芸のおまつりがある。

帰りは、高速に乗らずに第一京浜・日光街道を通って帰宅。
5色にライト・アップされた東京タワーに、ちょっと感激。
横浜から2時間。
特製シューマイを肴に、ビールを飲む。






  
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2009年04月15日

『 ムサシ』

    ムサシ

作:井上ひさし (吉川英治『宮本武蔵』より)
演出:蜷川幸雄
音楽:宮川彬良

出演: 藤原竜也・小栗 旬・鈴木 杏・辻 萬長・吉田鋼太郎・白石加代子 


さいたま芸術劇場 U 3


(あらすじ)
船島の決闘から6年後の元和4年(1618年)夏。
鎌倉は佐助ヶ谷、源氏山宝蓮寺という小さな寺で、いままさに寺開きの参籠禅がとり行われようとしていた。
大徳寺の長老沢庵宗彭(辻 萬長)を導師に迎え、能狂いの柳生宗矩(吉田鋼太郎)、寺の大檀那である木屋まい(白石加代子)と筆屋乙女(鈴木 杏)、そして寺の作事を努めたあの宮本武蔵(藤原竜也)も参加している。
ところがそこへ、佐々木小次郎(小栗 旬)が現れた。船島での決闘で、かろうじて一命をとりとめた小次郎は、武蔵憎しの一念で、武蔵の行方を追いかけて、ここ宝蓮寺でついに宿敵をとらえたのだ。
今度こそは「五分と五分」で決着をつけようと、小次郎は武蔵に「果し合い状」をつきつける。
武蔵と小次郎の命をかけた再対決が「三日後の朝」と約束されるのだったが……、まわりの人たちは決闘をさせないようにと、いろいろと手を打つ。
しかし結局、ふたりは決闘をすることに。


巌流島の戦いで、佐々木小次郎が死んでいなかったというシーンから始まる。
2幕以降は、能舞台のようなセット。
寺の建物の周囲にある背の高い竹が揺れて、照明や音響とともに風を感じさせる。

五人六脚でひっくり返りながらまじめに台詞を言うとか、剣術を教える稽古がなぜかタンゴになってしまうとか、身体を使った笑いは井上ひさし流のギャグ。
とにかく、おかしい。役者が、まじめにやればやるだけ、おかしい。
藤原竜也と小栗 旬の掛け合いは、まさに漫才。
どなりあう場面が多いせいか、藤原竜也の台詞は、時々聞こえづらかった。
白石加代子は、いつもながら全開ですごい迫力。
鈴木杏は元気いっぱいで可愛いけど、もうちょっと痩せてほしい。

ストーリーとしては、こんなオチでいいのか? とか、ちょっとくどいぞ、というところもあったが、笑わせながらきちんとメッセージを伝えるのは、さすが井上ひさし。
2階の一番前だったので、遠くて表情まで見えない。オペラグラスを持っていって正解だった。
15分の休憩をはさんで3時間35分。長くは感じなかった。
もっと前の席で、もう一度観たい。
  
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2009年04月12日

寄せ植えと花壇

寄せ植え
チューリップが咲いて、秋に作った寄せ植えが完成。
パンジー・ヴィオラ・忘れな草は、花盛り。
今は葉っぱだけのリナリアは、チューリップの花が終わったころに花が咲く予定。
球根をほりあげたら、サルビアかデルフィニウムを植える。
これで夏につながる。


09春花壇1
リビングから見える花壇。
白い水仙が咲いて、パンジーのブルー系、ストックのピンク系、アネモネの赤が揃った。
黄色のジャスミンは、あと2日ほどで開花しそう。

09春花壇2
東側の花壇。
パンジーばかりが目立つが、小さなスミレも咲いている。
細い葉っぱは、シラーとハナニラ。
どちらも球根を植えっぱなしだが、毎年増えている。

昨日は、草取りをしているだけで、背中が熱くなった。
もうすぐ、スノーフレークとフリージアが咲きそう。
クレマチスも、今年はたくさんつぼみがついている。
ライラックの花芽も、急に大きくなってきた。
これから庭仕事が、忙しくなる。
日焼け止めを、買っておかなくっちゃ・・・・・。

  
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2009年04月10日

『その男』

その男
原作:池波正太郎
脚本:鈴木聡
演出:ラサール石井
作曲:上妻宏光
キャスト 上川隆也・内山理名・キムラ緑子・池田成志・波岡一喜・六平直政・平幹二朗    

東京芸術劇場中ホール 

杉虎之助(上川隆也)は、旗本の嫡男。
生来の病弱に加え、義母にうとまれ、身の置き場がなく十三歳のとき大川に身を投げる。
しかし、謎の剣士・池本茂兵衛(平幹二朗)に助けられた。
その後、茂兵衛を師と仰ぎ、親とも思って、国中を旅してまわり、6年後に江戸に戻った虎之助。
叔父、山口金五郎(六平直政)との再会。
生涯の友となる伊庭八郎(波岡一喜)、人生最大のライバル中村半次郎(池田成志)、謎の女、秀(キムラ緑子)との出会い。
幕末の激動の中、幕府隠密の礼子(内山理名)を彦根に送り届けることで、茂兵衛が幕府の隠密であったことを知る。
一度は江戸に戻った虎之助だったが、井伊大老の暗殺を知り、師のために働こうと京に上る。
しかし、茂兵衛は、
「江戸に戻れ。礼子と所帯を持って世の流れに関わりなく生きよ。」
告げる。
 
江戸でのしあわせな暮らしもつかの間、礼子は薩摩藩士に殺される。
虎之助は三度京に上り、妻の敵を討つが、茂兵衛も殺される。
最後に
「何があっても生きてくれ」
と、言い残して。

時代は明治になり、虎之助は床屋を開業する。
ひょんなことから、茂兵衛を殺したのは中村半次郎だと知り、薩摩まで追いかけて行く。
さらに時代は昭和、2.26事件の時、虎之助は97歳になっていた。


85年にわたる物語で、上演時間は3時間40分。休憩2回。
1幕2幕は、セットはモダンだが、演出は昔の新派か新国劇のような、時代劇の王道。
3幕目は、新劇風というかリアルでない構成。
時おり入るギャグやアドリブは、ラサール石井の演出らしい。

六平直政の江戸弁が気持ちよく、池田成志の薩摩弁は早口でもあり、何を言っているのか聞き取れない。
チャンバラは新感線の方が、迫力がある。
平幹二朗はさすがの貫禄。
上川隆也は、若い頃の颯爽とした姿と、97歳にしてかくしゃくとした老人の姿の対比が見事。
音楽がいいと思ったら、上妻宏光のオリジナル。

客席は8割くらいしか入っていなくて、こんなに空席のある芝居は初めて。
宣伝が足りないのかな。
人気の幕末物でも、主人公が地味だからか。

最後のカーテン・コールの演出が、ショーのようでおもしろかった。
客席に向かって、桜の花びらがふりまかれたが、いったいどれくらいの量があったのだろう。


  
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