2007年10月11日

『キャバレー』

台本 ジョー・マステロフ
作曲 ジョン・カンダー
作詞 フレッド・エブ
演出 松尾スズキ

■登場人物
サリー・ボウルズ(歌姫) 松雪泰子
MC(クラブの司会者) 阿部サダヲ
クリフ(アメリカ人作家) 森山未來
シュルツ(ユダヤ人果実商) 小松和重
エルンスト(ナチスの政党員) 村杉蝉之介
シュナイダー(下宿屋の女主人) 秋山菜津子

青山劇場 1階I-5

1929年、ナチス台頭前夜のベルリン。
キャバレー「キット・カット・クラブ」では、毎夜毎夜、退廃的なショーと、刹那的な恋の駆け引きが繰り広げられている。妖しい魅力でお客を惹きつけるMC(司会者)、そしてショーの花形、歌姫サリー・ボウルズ。ここは、日ごろの憂さを忘れられるバラ色の場所――。
大晦日の晩、ベルリンに到着したばかりの、アメリカ人で駆け出しの作家クリフは、たちまちサリーと恋に落ち、一緒に暮らし始める。
彼らが暮らす下宿の女主人シュナイダーは、長年女ひとりで生きてきたが、下宿人でもある心優しいユダヤ人の果物商シュルツと結婚することを決意して婚約パーティーをする。
しかし迫りくるナチスの脅威に、結婚をあきらめざるをえなくなる。
希望にあふれていたサリーとクリフにも、ナチズムの足音は高く聞こえ始める。
クリフは、サリーを連れてアメリカに帰ろうとするが……。

舞台は上下に分けられ、そのままキャバレーになっている。上はオーケストラが入っていて、芝居は下で行われる。
昔、ライザ・ミネリ主演の映画は観たが、ずっと軽くて明るい。
ギャグやコントは、翻訳そのままもあるが、新しいギャグや歌詞の中に日本の歌が使われていたりする。
しかし、台詞が聞き取れず、ギャグが分からない箇所があった。
阿部サダヲは、もちろん面白いし歌も踊りもこなす。
松雪泰子は、歌は上手いが、ちょっと存在感が薄かった。
森山未來は、見込んだとおりギャグの間も良くて、シリアスな芝居との切り替えもスマート。もっと、踊りを見たかった。
秋山菜津子は、あまりに老け役だったので、はじめは気がつかなかった。でも、上手い。

全体の演出は面白かったが、残念ながら脚本が良くない。
たぶん、翻訳+脚色なんだろうけど、イマイチわかり難いし、センスが悪い。
映像を使ったり、カーテン・コールまで驚かせてくれたけど。

終わって出てきたら、ロビーで、またもや長塚圭史さんに遭遇。これで3回目。

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