お寺の生活

随分と暖かくなってきました。今日は寺の裏庭ではホトトギスの鳴き声が聞こえています。昔から、鳥の鳴き声を人間の言葉に当てはめて憶えやすくしたものを「聞きなし」と言いますが、ホトトギスの聞きなしは「本尊かけたか」。

最近では「特許許可局」という聞きなしも出て来ているようですが、いかに現代人が仏法に疎くなってしまっているかをあらわしているようですね。

 
室町時代後期の俳諧連歌撰集(山崎宗鑑 撰)に、犬筑波集(いぬつくばしゅう)というものがありますが、その中の、「夏」の項目に、「仏壇に 本尊かけたか ホトトギス」という歌があります。1530年頃に作られた歌です。

暖かくなってうきうきうかれるこの春の季節に、人の心も浮き足立って生活も乱れてしまいがちですが、昔の人は鳥の聞きなしに「本尊かけたか」とあてて、鳥の声を聞く度に、一番大切なものを思い出していたのでしょう。うぐいすの聞き無しは「法を聞けよ」だそうです。
昔のIMGP6144人が聞きなしに込めた意味は深いと思います。


いよいよ枝垂桜も散り始めました。今日は良い天気で暖かいので、メジロが桜の花の密を吸いに来ています。天気はこんなにいい休日ですが、人ごみを避けなければいけないこのご時世、これからどうなっていくのか…心配事は尽きませんが、小鳥達を見ているそんな窮屈な心の中も穏やかになってきますね。

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最近は新型コロナウイルスの話題で持ちきりです。大変なことになりました。
そんな中でも、野鳥の世界ではいつもどおりの生活が続いてるようです。

今日、庭に3羽の野鳥がやってきました。ジョウビタキとうぐいすとアオジです。
どれがどれだか解りますか?

ジョウビタキはオレンジ色の小鳥。うぐいすはくちばしがマートでうぐいす色をしている小鳥。
アオジは、緑色で目の辺りが黒っぽくなっている小鳥です。皆さんも、身の回りにいる小鳥達を
見つけてみませんか?とてもかわいらしいですよ。IMGP5928IMGP5915IMGP5901 


4月に入り、いよいよ朝日町でも桜が咲き始めました。舟川縁の桜並木は8分咲きほどで、
まだ満開にはなっていませんが綺麗な花を咲かせています。今年は4重奏が見られそうですね。
毎年繰り返すごとに、時間の経つ早さを感じます。この繰り返しを、あと何回経験できるのでしょうね。

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今年は3月20日が彼岸の中日でした。この日は少し風や雨が吹いていましたが、皆さん
いつもどおりお参りいただきました。お勤めの後は、皆で昔の村の様子などが記録された
8mmなどを鑑賞しました。

お彼岸とは言え、世間ではまだコロナ騒動が収まる気配がありません。
手洗いうがいは十分に行う事が大切ですね。


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