四季折々(2005年)
これがウワサの田村豆腐

川内村が誇る、美味しい水と大地の産物「田村さんの豆腐」
豆は一粒選りの大豆、猪狩健一郎さんの自慢の豆。
「タチナガハ」という品種です。4hの畑で栽培し、豆は一粒ずつ手で選別しています。気の遠くなるような作業をしているので、
「家の中は豆だらけ。大変よ〜」とのこと。
収穫した豆に黒い点ができることがあるのですが、これはカメムシが養分を吸った跡なのだとか。「これがあると豆が汚い感じになる。うちはこうした豆ははずしているから、きれいな豆だといって名指しで購入されるお客さんがいる。」
自家用の味噌などにと購入されるのだそうです。地元のお客さんは目も口も肥えているから、やかましいんですね。
健一郎さんの豆を使っている、田村豆腐。このうまさはクチコミでひろまり、遠くからわざわざ買いにくるお客さんが絶えません。
田村豆腐に看板が
更なる特別栽培米へ

来年は特別栽培でも更にランクが上の「有機栽培」へ。
提出書類を準備しています。
福島県では、「有機栽培」の制度の整備ができていません。申請受入の準備ができていないので、来年、制度の整備ができ、申請が通れば「第一号」になる可能性があります。(6月頃、書類を提出するようになるとのこと)
有機栽培と特別栽培、二重の申請になりますが、まずは特別栽培の申請を出さないといけません。作付けの状況を示す耕作地の地図作成をするためにも、二日間の講習に通ったそうです。
「普通の農家さんが来ることは珍しいみたい。団体や役場の人が講習に来てるのよ。」
書類申請など面倒な手続きを経て、生産物の品質が保証されます。
「来年はどのように作付けしていこうか、考えるのが楽しいわね。」
2005年12月16日
丹波の黒豆

川内村は、豆の栽培に適した土壌と言われていますが、それでも丹波の黒豆は特別。試験場の専門家から、丹波の黒豆を栽培するのは無理と言われています。
試験的に作付けした昨年は、粒が小さく、かじかんだような黒豆。やっぱり土壌が合わないのか、と思われました。
そして今年、「えっ、丹波から豆を取り寄せたの?」と間違われるくらい、粒の大きな、みっしりとした肉質の豆になりました。煮てみると、舌にからみつくような、ねっとりとした豆の味わいがあります。本物です。
ソノ子さんの話へ
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2005年12月04日
日本料理界の重鎮・野崎洋光さんと

日本料理界の重鎮として有名な料理人 野崎洋光さんです。
郡山で開催された「野崎洋光と共に福島を味わう 料理教室と食事会」(主催:野崎洋光と共に地産地消と食を考える会)で、川内村から農楽塾の「ひとめぼれ」が食材として使われました。
生産者の挨拶などもあり、緊張気味の美誉氏。
生産農家としてこんなうれしいことはないと、家族みんなで感激したとのことでした。
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2005年12月03日
あぶくま地域シンポジウム

あぶくま地域シンポジウム
深めようあぶくまの交流と連携
〜共通の文化「食」を通して考える〜
12月3日 飯館村 宿泊体験館「きこり」にて、シンポジウムが開催され、川内村の地域活動報告として、農楽塾秋元美誉が参加しました。

地元の食材を使ったこんな料理も登場。続きを読む
2005年12月01日
ソノ子さんの手料理

「まぁまぁ、食べてみて・・・」
美誉さん宅に打ち合わせに行ったら、ささっとソノ子さんの手料理がテーブルに並びます。
「大根の漬け物だけど、保存して来年の春まで食べるのは外で干しているから、これは今食べる分。塩で水出ししてから糀でつけてるの。」
食卓に並んでいるものはどれも自家製です。続きを読む