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読み終えた時、この恐怖からようやく私も脱出できたとホッとした。物凄い作家が現れたものです。

1933年、スターリンの時代から始まります。ミミズから木の皮、革靴、テーブルの足も齧ってしまう飢餓の村では死を決意した老女が村で最後の一匹となった愛猫を雪の戸外に放ちます。猫は一瞬のうちに兄弟の少年たちに捕まります。その時、兄も何者かに捕らえられ食料にされそうになります。

主人公はレオという国家保安省捜査官です。才色兼備の妻がいます。その妻が夫の左遷で立場が対等になった時、あなたの権力が怖かったから妻になった。拒否すれば殺されていただろうといいます。レオは自分の自慢の持ち物として妻を選んだのだろうかと愕然とします。

レオにしても緊張を強いられた仕事をしています。この社会主義国では西の国ぐにのような犯罪は起きるはずはない、とされていて、全ての殺人は知恵おくれかゲイによってなされたと罪のない人々が拷問のすえ殺されます。
子供たちが同じ手口で殺されてもー44人ー疑問をもってはいけないのです。疑問を持ったレオは窮地にたたされます。

ミステリーだからこれでもかこれでもかと読者の心臓を鷲掴みにします。でも一本の線は夫婦、家族です。
これ以上かいては失礼ですからこれくらいにしておきます。08年の出版ですし、リドリー・スコット監督で映画にもなっているそうで。知らなかったのは私だけだった?

昔読んだ一文を思い出すんですよ。-ソ連は温暖な日本を欲しがっているー
PB012363