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 テレビを点けると皆げらげらわらっているのが嫌だ。手を叩いてわらっているのも下品だ。美味しい!と言って地団太を踏んでいるお決まりのポーズも嫌だ。

で、娘が紅白歌合戦を録画、という余計なことをしてくれて、さっとガンガン早送りしてみた。何十年ぶりだろう。

ポルノグラフィテイーのアポロはいい。喉に青筋を立てて高音で歌う。彼はトークが苦手なのにいつもトークをやらされている。本当は後ろでギターを弾いてたまに唱和している人の方がトーク上手のはずだ。
彼の詩を見ればわかる。緊張して表に出ている歌い手を後ろで眺めて自分は澄ました顔をしている。時には笑いをかみ殺しているのがわかる。

すっとばして森進一。
年上の人を歌ったのよ、と娘は言った。私の森嫌いはしっているのに。森の歌ったと思える曲はサックスで聴くと素晴らしい。特に年上の人は打たれる。それをどうして知っているのかしら。隅に置けない娘だ。
歌詞を知りたい、サックスの伴奏も聴きたい、森の顔の紙細工のような質感も良く見たい、で15かいほど巻き戻してみた。しわがれ声だが高音だ。もっと感情移入して歌っていたとおもったけど、わりとサラリとほどほどにうたっていて良かった。力いっぱい吹いているサックス奏者もみたかった。
一つの楽器が頑張っている時はオーケストラも映してくれたらな。きっと一流の演奏家なのだ。

次はまたすっ飛ばして郷ひろみ。
スタイルも顔も若い。後ろに戻ってお嫁サンバなどうたいたくないんだろう。前へすすんで進化したいのだろう。

次は和田アキ子。
彼女はこうでなくっちゃ。リズムアンドブルースの女王ここにありき。

次は氷川きよし。
彼もデビュー曲など歌っていられない。うまいし、可愛い。無くしてならない演歌を背負って立つのはこの人しかいない。

次は五木ひろし。
横浜たそがれ。古い歌をうたう時しばしば間の取り方を変えるけど、昔のままだった。確か、ひばりが古い歌を歌う時歌い方を変えてはいけないと言ったとき、前にいたのは彼だった気がする。私は彼の感情移入過多の歌い方も嫌いだけど、今回はさらりと歌った。最後の山口先生~はいらない。一応紅白としてたたかっていることになっているのだ。個人的なものはワンマンショーでやって。

他は椎名林檎、薬師丸ひろ子、神田沙也加、美輪明宏をみた。

早送りしながら観たところではグループが多いとおもった。

それと歌詞がやたら未来、希望、明日、などが多かった。そんなに励まさないでよ。本当の気持ちにそっていないのではないかしら。
毎年だれかは誰かを失っている。
私は死んでなんかいませんというあの歌は一年の終わりに聴いて心打たれない人はいないだろうに、と思う。

タモリは誰よりも一家言のある人のはずなのにひな壇のコメンターをやらず、芸能に徹している。尊敬している。まだラジオの深夜放送にしか出ていなかった頃からのファンだ。そのころはもっと面白かった。彼の「4か国麻雀」はいまやったら殺害予告でも出そうだ。