2012年11月

2012年11月27日

浮浪雲

憂き世の雑踏を彼方から見下ろす ただ一片の浮浪雲になりたい
感情の波風から解かれ 己の存在さへ忘れる程に
穏やかさに溺れるその奥底には
しかし 荊にまみれた泥中をはいつくばって進む覚悟が
絶えず煮えたぎっているのだ
笑っていられる所以 
ユラユラと風に吹かれるままに



nomadicrecords at 23:45音楽アート この記事をクリップ!

瞬間の迷い人

悠久の流れの中で 今この瞬間ここに生きている意味
人間の価値
観である正悪正誤 あるいは喜怒哀楽ですら
宇宙の真理に流れる
一瞬の焔にしかすぎない
あまりに儚い しかし尊い命の営みの中

誰もが行く宛のない瞬間の迷い人なのだ
手探りの道は終着まで真理に辿り着かないのだとしても
せめて正
しさを模索する旅でありたい
喜びを照らす光を灯したい
そして
宇宙よりも人でありたい

nomadicrecords at 23:35音楽アート この記事をクリップ!

2012年11月20日

ごめんね自衛隊

某SAで久々に自衛隊の人と話した。で色々思い出したよ。今となってみれば、2011.4.22までのあの頃、30km検問を突破するのに、さんざん口論になったりだまくらかしたりした自衛隊の方達には心から謝りたい。彼らだって任務として言われた通りにやっていただけで何の罪もないのにね。それどころかみんなの命を守る為にやっていた事なのだから。それでも、実際は自己責任とか、広野までとか言っては目をつむってくれたり、見逃してくれたり。自分みたいな聞き分けの悪いわがままで自分勝手なヤツが多くて大変だったでしょう。ほんとすいませんでした。
でももし同じような事態になっても、 また…。そん時は宜しくお願いします。

nomadicrecords at 21:29東日本大震災富岡町 この記事をクリップ!

2012年11月04日

ベガルタ仙台レディース上辻選手

たまたまテレビでベガルタ仙台レディースの試合を見た。無敗昇格おめでとう!避難でチームがバラバラになりながら、こうして元気でいられ、仙台がチームを受け入れてくれたという事で、マリーゼ時代に見た選手達が元気に頑張ってる姿を見て胸が熱くなった。地元のチームが消えるのはとっても寂しいけど…。震災後、双葉の寮に荷物を取りにいくときは防護服をきていったという…。
双葉郡は場所柄、Jヴィレッジでは各年代の全国大会があって、彼女達も後輩が出場すると、宿泊先に激励にくるのが恒例。その中で大阪のFCヴィトーリアという女子チームは全国大会の常連で、毎回ウチのホテルを使ってもらっていた。そしてヴィトーリア出身でマリーゼの主力として頑張っていた上辻さんもその一人。気さくで優しい人柄が後輩達から大人気。毎回夜おそくまで後輩達と話をし、一緒に宿泊した事もしばしば。その上辻さんがテレビの画面の中で躍動していた。サッカーを続けられて本当によかったね。
来年は1部復帰。ベガルタレディースといえば鮫ちゃんだけじゃなくて、上辻選手にも注目して下さい! 

東京電力女子サッカーチーム マリーゼ
http://ja.wikipedia.org/wiki/東京電力女子サッカー部マリーゼ 

nomadicrecords at 16:32東日本大震災サッカー この記事をクリップ!

2012年11月01日

84才の先生と

今日シゲ子先生と二人である曲を聴いた。歌が流れたとたんよく喋る先生の動きがぴたりと止まり、一点を見つめすっと聴き入っていた。側ですでにうるうるきていた自分とは違って先生は気丈だった。
何度聴いても泣けてくる、近くて遠い町の歌を、はやく皆に聴いてもらいたい。

そしてこの人達の為に、無力な自分に何ができるのかと、またしても問いかけと葛藤の渦に巻き込まれて押しつぶされそうになった瞬間でもあった。 

nomadicrecords at 23:14東日本大震災富岡町 この記事をクリップ!
RSS
Xプロフィール
livedoor Readerに登録
RSS
livedoor Blog(ブログ)