週間ノマドくん

編集長はビーグル犬のベック。助手はノマド歴10年。西東京の本宅と越後湯沢のリゾートマンションをダブル拠点に家族を養いつつ全国を放浪中。得意技はサッカー・音楽・金融翻訳。

セカンドオフィスとして越後湯沢のリゾートマンションをスペシャルバーゲンプライスで購入し、引き渡しを受けたのが2014年3月末。初期投資予算100万の大半は物件取得費と諸費用で消え、残り20万程度でオフィスに仕上げないといけない。そんなわけで、まずは「お値段以上」のニトリさんへ走る。畳は編集長に掘られそうなのでカーペットを敷こうと選んでいると、子連れ男が聞こえよがしに「安いのばっかで全然ダメだな」とつぶやき去っていった。おまえニトリ来んなバ~カ(^_^)

それはともかく消費税8パー引き上げ前(2014年3月末)の駆け込み軍団に先を越され、ソファーベッドなどは4月末納期だという。。

続いて立川にオープンしたIKEAでデビュー。ここではいい感じのチェアを見つけるも、オープン当日に在庫が切れて次回入荷未定だという。。
IKEA
*ファミレスではなく家具屋さんです

消費税騒動&IKEA開店騒動で家具は当分届かないものの、カーペットが入るとさっそく湯沢へ。しばらくは屋内キャンプ状態が続き、編集長との寝袋争奪戦に毎晩敗れる。。
寝袋

それでもデスクとホワイトボードが到着すると、ちょっとだけオフィス感が出てきた!
ホワイトボード

さらにソファーベッドが入って寝袋生活卒業。しかしこれも乗っ取られる。。
ソファーベッド

嬉しい誤算だったのがPC。1年ほど前に購入しながら先代を継続使用したためにほとんど使っていなかったノートPCをAmazonで仕入れたモニターに接続。デュアルディスプレイ(表示領域を2画面分に広げる)にできた。昔は同じ画面しか出せなかったのに。おかげでデスクトップPC代が浮いた!
デュアル

方丈の庵(メインオフィス)に収まらない2軍書籍・資料用の書棚も完成!天井まである威圧的な本棚に憧れてたけど東京は部屋が狭すぎて実現できなかった(東京メインオフィス:5.5畳、湯沢セカンドオフィス:12.5畳)
書棚

そしてチェアもようやく入り(というか在庫のあった港北店まで仕入れに行った)ヒトリデデキタ!編集長に徹底的に邪魔されながらも...
完成1

完成2


さて、これでようやく本気が出せるぞ(ポキポキ)でもその前にこの南魚沼界隈をちょっくらブラブラしてきます(^_^;

セカンドオフィスとしてのリゾートマンション探しを開始してから1カ月余り、本契約を交わしに有楽町へと向かう。契約相手の売り主は、バブル期に2千万ちょいで購入したというリアルブルジョワの相続人だった(僕は2千万オフで購入^_^)。
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僕の母より幾分年上かという貴婦人、そして心配で付き添われたと思われる息子さんから、猜疑心いっぱいの目で挨拶を受ける。しかし、そこは(実際のところはともかく)いい人そうな見た目ではノマド界でも1、2を争う僕が相手のこと、すぐに臨戦モードからフレンドリーモードへと警戒を解かれたようだった。むしろ「こいつリゾートマンションなんて買って大丈夫か??」とこちらのことをご心配されていたような。。越後湯沢の四季折々の魅力、食べ物のおいしさについて熱くご説明され、内見時に見た冷蔵庫や大型テレビもいただけると言う。ノーテレビで仕事に励む予定だったんだけどな...まいっか(^_^;
 
結局、2月半ばにリゾートマンションのオフィス利用を思いついてから、あれよあれよという間に契約書にサインするまでに至った。あまりにもスムーズすぎてトラブルやドロドロの駆け引きを期待しながらお読みいただいた方々には大変申し訳なく思う。4回に分けてしまったが、3行にまとめろと言われればまとめられないこともない。午前中に契約を終え、庶民ながらバブリーなマンションのオーナーとなった僕は、カギを手渡されるとそのまま首都高に乗り、さっそく採寸のため湯沢へと直行した。
リゾート42
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「格安でもリゾートマンションは絶対買っちゃだめ!」。誰もが口をそろえる。理由はいろいろ。すべてごもっとも。が、それはあくまで一般論。人と違う道を行けばこそ生かせる、世の中にはそういう宝がまだまだ眠っている気がする。湯沢で成功したら次は海リゾート、熱海辺りにサードオフィスを設けて......早くも夢は広がる。これでいいのだ。そんな41歳の春であった(2014年3月現在)。(-完-)
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購入申込み書にサインはしたが、本契約までにはまだ2週間ほどある。その間にセカンドオフィスとしてリゾートマンションを持つことのメリットとデメリットを再確認しておこう。

メリット

1) 今まで以上に仕事に集中できる環境の確保:家族との団らんから距離を置くべきときは置き(みんなが楽しそうにしてると忙しくてもついついリビングに引き寄せられてしまう)、ノーテレビ、ノーSNSで趣ある景色をバックに翻訳に没頭。

2) 資料・書籍の保管庫代わり:わが方丈(5.5畳)の庵(いおり)もいいかげん手狭になってきた。

3) 本宅の3LDKに1K(10畳+キッチン)を加えて4LD2Kに:狭い我が家にある事務所は、いずれ我が子に立ち退きを要求されそう。。

4) 毎日大浴場・サウナに入れる:忙しいと風呂を敬遠しがちな自分もちゃんと入りそう(^_^;

5) こもりながらもプールとジムで運動、冬は隣接ゲレンデでラジオ体操感覚でスキー:大して食べてなくてもデスクから動かないと消費カロリーが少なすぎ
てポチャりがちなんです...

6) 自然が大好きな愛犬ベック様がお喜びになりそう。

7) Facebookやブログのネタになる(^_^)
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デメリット

1) 飽きても売れる保証がない:これが最大最恐のリスク。いくら素敵なマンションでも管理費負担が大きい上、場所が場所だけに、どれだけ価格を下げても売れない可能性がある。売れない限りは、使わなくても管理・修繕費は毎月支払い続けなければならない。それゆえ、リゾートマンション市場(特に人気のない地区)は巷間「ババ抜き」と形容されている。

2) 管理・修繕費と光熱費だけでなく、往復の交通費が結構かかる(往復1万前後か):ガソリン価格が高止まりしている上、高速割引の縮小が痛い。安倍ちゃんめ...

3) 本宅と違って食事を用意してくれる人がいない:外食ばかりじゃ費用がかさむし自炊してちゃ仕事に支障が出るし...

4) ご近所さんに不仲による別居と思われかねない(^_^;)

5) ノマド精神に反する気がする:いやいやノマド魂は不滅ですよ~むしろ北陸・東北ノマドの拠点にしてやります(^_^)b
 
7対5でメリットの勝ち!数の問題ではないし、そもそも購入申込み後だけにリゾートマンションをひいき目で見ている可能性もあるが(本来申込み前に検討すべきでしょう)、やはり自分にとってはリゾートマンションのオフィス利用はメリットの方がはるかに大きいように思えた。

「オフィス利用」というのがポイントで、これが「別荘利用」、つまりリゾートマンションを本来用途で利用するということなら、話は全く変わってくる。よく指摘されていることだが、交通費も含めると毎月5万前後(推定)の費用が発生するわけで、だったら毎月いろんな場所へ旅した方がよくない?いくらいい所でも、毎月来てたら飽きるに決まってる。

その月々の固定費の考え方だが、付随サービスだけでもある程度まで「元をとる」ことはできる。以下で試算してみる。

月に2往復し、リゾートマンションで10日過ごす場合の月々の固定費(自分が購入申込みした物件の場合、往復の交通費を含む)

管理・修繕費:22,000
駐車場代:2,000(10日分)
高速代:14,000(2往復)
ガソリン代:8,000(2往復)
計46,000
※光熱費は本宅分がそれだけ浮くと考え、計算に入れない

むむっ、やっぱ交通費はかなり痛いな...ここから、リゾートマンションを購入することで無料利用できるサービス(居住除く)に本来かかる費用を差し引く。

最近よく見かけるトランクルーム(屋内レンタル倉庫)としての利用料:18,000(控えめに2畳として)
スーパー銭湯代:6,000(10日分)
プール利用料:3,000(10日分)
計27,000

→差し引き19,000円

あとは節税効果で元はとれる?あるいは月1往復にして長く滞在することで交通費を半分にする手もある。

自分で細かく計算しといてこう言うのもなんだが、はっきり言ってそんな小さいことはどうでもいい。いや、ほんとは決して小さくはないんだけど、「元をとる」という考え方がそもそも違うと思う。

なぜなら、今回のリゾートマンション購入は自分にとって「消費」ではなく「投資」だから。投資といっても不動産投資ではない。簡単に言えば、仕事環境を整えてその分いい翻訳をすればいい、ということ。月々数万の費用が発生しようが、その分、いやそれ以上にいい仕事すればいいだけの話じゃん、ってこと。なんか語ってますが(^_^)b

「投資の回収」という意味では元をとることは重要だ。しかし、例えば費用を抑えることばかりを考えていては(例:高速を使わず下道で移動する)、じゃあ買うなよという話になる。なんのためのリゾートマンション購入だか分からなくなる。大部分の人が思っていることかもしれないが、生まれてこのかた、「本気」を出したことがまだないように思う。言い訳のできない環境に身を置くことで、ようやく自分の本気を見られるかもしれない。そんな期待もある。

そんなわけで、「リゾートマンションは危険」という情報をどれだけ目にしても気持ちが揺らぐことはほとんどないまま、僕は3月末の本契約の日を仕事に追われながら待った。
リゾート32 

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