2020年12月31日

note 始めました

NOMAのNOです

すっかりご無沙汰しております。
あっという間の大晦日。
皆さん、元気でお過ごしでしょうか。

これまで「徳島だより」と称して2拠点生活の様子を
このブログに書いてきましたが
そうした思いをnoteに書くことにしました。


スクリーンショット 2020-12-31 14.48.30




















  *写真クリックでリンクしています



ブログでは、時々の更新だったのですが
こちらのnoteでは、毎日更新しています。
読むだけなら、登録も何も必要ありません。
このブログ同様、楽しんでもらえると幸いです。

コロナ渦で、映像の仕事が減ってしまっても
自分のスキルを活かして何かできることはないか。

文章を書くことなら、川西でも、徳島でも、場所に関係無くできるし
この先のライフワークとして、「書く」ということに磨きをかけたい
そして、それが少しでも誰かの励ましや勇気になれば
そんな気持ちで始めました。

励みになりますので、感想など有りましたら
ぜひコメントを残してくださいませ。

それでは皆さん、
くれぐれもお身体にはお気を付けて
良いお年をお迎えください。

2021年も、NO、MA共々、宜しくお願い致します。

nomaproj at 15:03|PermalinkComments(0)

2020年11月28日

徳島だより〜 新しい習慣

徳島滞在中のNOMAのNOです。

ここ数日、太平洋に波は届かず、
当たり前だけど、本当に冬がやって来ているんだなと思い知らされる。
波が無いと、海岸はとても静かで、砂浜に無数に転がる流木が風化した白骨のようで、
どこか知らない場所に辿り着いたような気分になります。

AEB5B30F-2761-48AA-A150-51D72B4D1B8C




















この秋は、何かと体調不良で、鎮痛剤と抗生剤をカラダに入れ続ける羽目に。
おかげで、ココロの中で育てていた良い菌まで、無理矢理に殺されてしまったような気も。
まあ、60年近くも好き勝手にやってきたのだから、仕方が無いと思う一方で、
これは、天の警告と受け止めるべきでは・・・という殊勝な自分も現れ、驚いた。
これもコロナの影響だろうか、それともマイブームの禅の影響のせいか、
明らかに気持ちのモードが変わってきている。

・・・とは言え、どうすれば日々健康に、どんな状況でも面白がって暮らせるのだろうか?

そこで始めたのが、新しい朝の習慣。
起きたらすぐ、一杯の水を傍らに置いて、頭に浮かぶいろんな事をノートに書き留める。
それが終わったら、アーモンドミルクにベリーやバナナ、玄米フレークを入れた朝食を取る。
ようは朝からガッツリ自分と向き合い、カラダに優しい食べ物を取り入れるという習慣。
当たり前だけど、カラダが健康だから、ココロも健康になる、だから楽しく過ごせる。
これから先の人生は、自分のことをもっともっとちゃんと知って、カラダに優しく接し
継続的にちゃんと面白がらせることが、何より必要で、とても大切なんだって思ったんです。

そんなにすぐには、たいして何も変わらないけど、
何気ない日常の細部に目が行ったり、不思議なシンクロニシティが起こったり、
便も固まってきたり(笑)、カラダにも、気分にも、小さな波紋が拡がりつつあります。
昨日は、ひとりカラオケに生まれて初めて行きました。
そんな気分になるなんて、自分でもビックリしたけど、久しぶりに大きな声を出して、
スッキリしたし、お腹も空いてご飯もお代わりしました。


これは、今年の正月にFacebookに書いた自分への宣言。(以下転載)

死と向き合ってはじめて学ぶ
生きることの複雑さ
生きることの不思議、
寿命のむごさ、優しさ・・・
昨年、妻のそして私の母を続け様に見送って
もっともっと自分に正直に生きたいと
強く思うようになりました。
正義という名の印籠を振りかざし
根拠の無い協調を強いる社会の呪縛を逃れ
これからは、自分が面白いと思うことだけを手がかりに
晴れやかに、堂々と道を外れたい。
すでに、外れてますよと突っ込まれそうだが
そんなものは、ただのわがままだと
ダメ出しをするもう一人の自分の存在を
ずっと無視することができないままきた
もういいよ、もう十分・・・
イボンヌ 動きます
 
2020年 元旦

IMG_6136





















改めてコレを読んで、すこしずつだけど、
自分が思った方向に進んでいる気がして、とても嬉しく思っています。 
 
これも、徳島効果なのかな。
いろいろ大変だった中、二拠点生活を始めた自分を改めて褒めてやりたい気分です。
そろそろ、波も上がってくれたら、最高なんやけどな〜


nomaproj at 14:18|PermalinkComments(0)

2020年10月30日

GO TO 座禅

NOMAのNOです。

10月上旬、右肩に激痛が走り、整形外科に飛び込むと「石灰沈着性腱板炎」との診断。 
肩関節近くに石灰(カルシウム)が溜まり神経を圧迫しているとのこと。

そういえば10年以上前になるが、
NOMAの改装作業で、ペンキ塗りやら何やら毎日肩を酷使しているときにもなった記憶が。
どうやら今回は、台風続きでサーフィンをやり過ぎたせいなのか。
先生に聞いても、原因は解明されておらず、50代の女性に多い病気とのこと。

やっかいなのは、鎮痛剤を飲んで痛みは何とか緩和できるが、
明確な治療法が無く、肩に負荷を掛けずおとなしくしているしか手立がないこと。
言わば日にち薬という、一番辛い薬に頼らざるを得ない結果となった。

早々に徳島から引き上げ、自宅でクサクサしているNOを見かねたのか
MAが自分の参加するプロジェクトの展示が東京であるので
一緒にショートトリップしないかと誘ってくれた。

コロナ渦において禅に興味を覚え、
鈴木大拙さんや藤田一照さんの本を読みあさっていた私は
禅の聖地・鎌倉に泊まるならと提案すると、MAも乗ってきて
すぐにGOTOキャンペーンで飛行機とホテルを押さえることに。
すると多額の地域クーポンが付いてくることが分かり、
早速何を食べるか夜遅くまで話し合うほどテンションが上がった。

そして、さらにテンションを高めることが・・・
それは歴代の武将達を始め、夏目漱石や島崎藤村など多くの文化人も
座禅を組みに訪れたという、鎌倉五山のひとつ円覚寺で
毎朝座禅会が開かれており、私たちも参加できると知ったことでした。

IMG_6072





















そして、いよいよ座禅会当日。

まだ薄暗い中ホテルを抜け出し、となりの北鎌倉駅まで電車に乗る
朝の5時過ぎだというのに、すでにスーツ姿の人もちらほら。
鎌倉に住んでいると言えば聞こえはいいが、
都心まで通勤するのは、それなりの苦労があるに違いない。

北鎌倉駅で降りたのは私たちだけ、線路に沿って円覚寺へと向かう
正面の参道はまだ開いておらず、少し離れた通用口から境内に入る
薄暗い中に凛と佇む山門、それを見ただけで背筋がシャンと伸びる。

少し進むと座禅会が行われる仏殿が見えてきた。
まだ戸が閉ざされており、人の気配は無い。
そのとき、お腹がキュルキュルと不穏な音を立て始める・・・
昨晩、GOTOクーポンで調子に乗って飲み過ぎたせいか
起きたときから調子が悪く、ホテルでも2度トイレに行って備えてきたはずなのに

ガラガラガラ・・・
突然木戸が開く音がして見上げると、仏殿に鎮座する釈迦如来坐像の姿が見えた。

「スミマセン、お手洗いをお借りできないでしょうか?」
失礼は承知で扉が開くなり、不躾なお願いをする。

コロナ渦で仏殿脇のトイレは閉鎖されていたにも関わらず、鍵を取りに行ってくださり
何とか、危機を回避。
驚いたのは、外観からはにわかに信じがたいほどの最新便器を備えていたこと。
便座もフタも自動で開き、リモコン付きのウオシュレットを完備。
国賓級の VIPも訪れるということか、座るお尻に緊張が走った。

皆さんに遅れて仏殿へ、裏に回るように促される。
すでに多くの方々が縁台に座布団を敷いて座っている。
ふと気が付くと目の前には釈迦如来座像が迫り、その姿に圧倒される。

1541135428




















MAに促され靴下を脱いで、慌ててその横に座る。
ひとり試験に遅刻してきた学生のような気分で落ち着かない。
しかもすべての窓が開け放たれており、冷たい風が容赦なく裸足を撫でていくので
お腹がまた刺激されるのでは無いか、最後まで無事持ってくれるだろうか・・・
これから心落ち着けて座禅という今際に、すでに頭の中は邪念だらけだった。

初心者向けの姿勢などの説明もあっという間で、
気持ちを立て直す暇もないままに、開始を告げる拍子木の音がお堂に響き渡った。

シーンという音が聞こえてくるような静けさとは裏腹に、
心の中は未だアタフタしており、いつまで経っても静かにならない
気にしないでいようと思えば思うほど、お腹が気になる。
逆に些細なお腹の変化を、ずっと探るといった時間が過ぎていった。
突然、拍子木が響き、20分の座禅が終了。

ホッとするのも束の間、またすぐに拍子木が響き、後半20分の座禅が始まった。
ようやくこの頃になって、お腹の不安は少し遠のき
鳥の声や遠くに走る電車の音が、心地よく耳に届いて来るようになった。

すると、時折「タタタタタ」という不思議な音が混じる・・・。
何の音だろうか、鳥の声? 何かの作業音? 人の走る音? 
どれにも似てるようで似てない不思議な音、そしてその妄想は止められなくなった。


排除するのでは無く、すべてをあるがままに受け入れながら
たいせつなのは、自分自身のコントロールを手放すこと。
いろんな本の知識で、頭では分かったような気分になっていたが
最初から最後まで、煩悩だらけの自分を何とかしようと悪戦苦闘していた。

IMG_6069




















きっと、座り続ける事でしか辿り着けない世界があるんだろうな。
そう思えただけでも、ここに来た意味はあったのかな。

お腹の調子も、不思議な音も、
すべては用意されていたシナリオなのかも、そんな気さえして、
人間っておかしいなものだあと、改めて感じることができた座禅体験でした。

不思議なことに旅から帰って、肩の痛みもずいぶん楽になったような気が・・・。
そろそろ徳島に戻っていい頃かも、少しまたテンションが上がりつつある。
そういう自分が素直に嬉しいなあ。


nomaproj at 16:16|PermalinkComments(0)

2020年10月04日

徳島だより 〜「しない」力、「やめる」力

お久しぶりの
NOMAのNOです

この頃は、晴れていると夕焼けがとてもキレイで
空気もカラッとしていて心地いいけど 、
楽しかった夏がどんどん薄まっていくような気がして、少し寂しい気もしています。

C33B7DFA-A4EA-4762-8A6A-9CEC764E7DBA
















この夏は、ほとんどの時間を徳島で過ごしました。
波があれば、朝に夕に海に入って、夜9時には就寝。
マスクをするのは、唯一スーパーでの買い物中ぐらいで
部屋にはテレビも無いので、コロナ渦であることを忘れそうな日々。

・・・とはいえ、
仕事に関しては、コロナの脅威を嫌でも、
思い知らされるといった日々でもありました。

フリーランスになって、もう25年も経つのに
つい最近まで、どうしても慣れないことがありました。
それは、暇な時期にうまく自分の心をコントロールできないこと
やりたかったことをしたり、楽しいことに時間を使えばいいのに
気持ちがなかなか楽しい方に向かない。

汗をかいて呑むビールは美味いけど、
ゴロゴロと何もしないで呑むビールはそれほどでもない・・・みたいな気持ち???

やけに自己肯定感が低くなり、何もしないことがまたストレスになる。

いくら、大丈夫だよとか、楽しもうよとか、自分に言い聞かせても
自分で自分のことをイマイチ信用できていないので
騙されないよと自分が言う。


IMG_6036















ところが、徳島で暮らし
日々サーフィンをするようになって、心に変化が起きました。

意外に思われるかも知れませんが、サーフィンの基本は「待つ」ことです。
いつ波が立つのかを待つことから始まり
より良い波に出会うには、潮が変わるのを待つ、風が止むのを待つ
海に入っても、次々と来る波を見定めてベストな波を辛抱強く待ちます。

だから自分本位では、いつまで経っても上手くいかないし
自我を消し、波の都合にすべてを委ねて同調するしかない。
それに気づいたことで、自分が自分を説得するような無駄なこともしなくなり
「あるがまま」を自然に受け止められるようになってきた気がします。

これって、WITHコロナ時代の生き方とまさにリンクしていると気づいて、
最近は「禅」の本を読みあさったりしています。 (笑)


31VOzOoQd7L._SX383_BO1,204,203,200_




















今の世の中、積極的や能動的なチカラが重視され、評価され、
「何が出来るか」を常に求められています。

けれど、人には吸う息ばかりでなく、吐く息が必要なように
活動的な昼間だけでなく、休息のための夜が必要なように
また手は掴むことだけでなく、放すことを覚えないと使えないように
これからは、「しない」チカラ、「やめる」チカラも
同じように大切なのだと気づかせてもらいました。


新しい時代に、
地に足ついた新しい自分になって、
もっともっと、日々の暮らしを深く味わいたいものです。


nomaproj at 23:21|PermalinkComments(0)

2020年08月15日

徳島だより 〜正しい夏休み

NOMAのNOです

毎日、恐ろしい暑さが続いていますが、皆さんお元気でしょうか
私たちは、先週末から長めの夏休みで徳島に滞在しています。

残念なことにグッドコンディションとはいえない波が続いていますが
日の出と共に海へ出かけ、波と戯れる日々を送っています。
コロナ渦で、海水浴場は開かれず、海の家も無い海岸。
それでも多くのキャンパーやサーファーが集まり、とても賑やかです。

CF1B1BC7-94B4-4F8C-9FCC-6BCEE87C9212




















でも泳ぎに来ていた地元の子どもが、溺れて亡くなるという哀しいニュースも 
海水浴場閉鎖で見張り体制も無いことが、問題視され、話題になっています。
プールとは違い、海は深さも一定ではないし、離岸流もあるし、 
ナメていると、痛い目に遭うのが自然の厳しさなんですよね。

そういえば先日、美馬町の穴吹川という、四国でも有数の清流に遊び行った時のこと
ブギーボードで川下りを楽しんでいたMAが、流れの強い場所に流され立ち往生。
コレはまずいと、助けに行こうとしたのだが、足元が不安定で流れもあるし
なかなか近づけない。しかも頼みのブギーボードも彼女の手を離れて流されてしまう。

あ〜〜大丈夫か〜〜〜〜!


すると、それに気づいた親切な若者が、ボードを受け止め、
急流に逆らいながら、2人がかりで何とかMAを岸まで運んで救出してくれました。
もっとちゃんと見守っておくべきだったなあと反省。
ナメてた訳では無いですが、自然の中では、緊張感を失うとやはり危険ですね。

膝を川底でしこたま強打したMA。しばらくは痛みで落ち込んでいましたが
そこはそれ、とんでもなくキレイな清流。
肉眼でも、さかなたちの泳ぐ姿が見えるほど。

流れが穏やかな淵で、シュノーケルを楽しんだり
浅瀬で寝転がって、空を仰いだり
暑いんだけど、水が冷たくて、とっても心地よく、川遊びを満喫しました。

21995 2




















周りで、はしゃぐ子どもたちはみんな、ザ夏休みという感じで真っ黒に日焼けしており
MAが格闘していた急流を浮き輪に乗って、シュンシュンと下っていく
やっぱり子どもたちは、こうした自然の中で真っ黒になって遊ぶのが
正しい夏休みの過ごし方だなと、とても微笑ましく眺めてました。

最近、街ではこんなに真っ黒な子どもを見かけないですもんねえ。
毎日テレビでは、コロナと熱中症の恐怖を煽る報道ばかり。

ちゃんと大人が見守って、一緒に遊んであげれば
コロナも熱中症も、ちゃんと回避して夏休みを楽しめるのに。
子どもの頃の夏休みって、還暦近い今でも、楽しかった思い出がしっかり残っているし
そうした思い出はキラキラした宝物のようなもの。

幾つになっても、夏休みって、
そういうキラキラした世界を存分に味わい、布団に倒れ込むのが正しい過ごし方ですよね。

IMG_5875




















PS:そして夏はやっぱりスパイスカレーで汗だくになるのが正解。
   川遊びの帰りに美味しく頂きました。(写真は美馬町白草社のホタテカレー) 

nomaproj at 11:38|PermalinkComments(0)