徳島だより 〜正しい夏休みGO TO 座禅

2020年10月04日

徳島だより 〜「しない」力、「やめる」力

お久しぶりの
NOMAのNOです

この頃は、晴れていると夕焼けがとてもキレイで
空気もカラッとしていて心地いいけど 、
楽しかった夏がどんどん薄まっていくような気がして、少し寂しい気もしています。

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この夏は、ほとんどの時間を徳島で過ごしました。
波があれば、朝に夕に海に入って、夜9時には就寝。
マスクをするのは、唯一スーパーでの買い物中ぐらいで
部屋にはテレビも無いので、コロナ渦であることを忘れそうな日々。

・・・とはいえ、
仕事に関しては、コロナの脅威を嫌でも、
思い知らされるといった日々でもありました。

フリーランスになって、もう25年も経つのに
つい最近まで、どうしても慣れないことがありました。
それは、暇な時期にうまく自分の心をコントロールできないこと
やりたかったことをしたり、楽しいことに時間を使えばいいのに
気持ちがなかなか楽しい方に向かない。

汗をかいて呑むビールは美味いけど、
ゴロゴロと何もしないで呑むビールはそれほどでもない・・・みたいな気持ち???

やけに自己肯定感が低くなり、何もしないことがまたストレスになる。

いくら、大丈夫だよとか、楽しもうよとか、自分に言い聞かせても
自分で自分のことをイマイチ信用できていないので
騙されないよと自分が言う。


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ところが、徳島で暮らし
日々サーフィンをするようになって、心に変化が起きました。

意外に思われるかも知れませんが、サーフィンの基本は「待つ」ことです。
いつ波が立つのかを待つことから始まり
より良い波に出会うには、潮が変わるのを待つ、風が止むのを待つ
海に入っても、次々と来る波を見定めてベストな波を辛抱強く待ちます。

だから自分本位では、いつまで経っても上手くいかないし
自我を消し、波の都合にすべてを委ねて同調するしかない。
それに気づいたことで、自分が自分を説得するような無駄なこともしなくなり
「あるがまま」を自然に受け止められるようになってきた気がします。

これって、WITHコロナ時代の生き方とまさにリンクしていると気づいて、
最近は「禅」の本を読みあさったりしています。 (笑)


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今の世の中、積極的や能動的なチカラが重視され、評価され、
「何が出来るか」を常に求められています。

けれど、人には吸う息ばかりでなく、吐く息が必要なように
活動的な昼間だけでなく、休息のための夜が必要なように
また手は掴むことだけでなく、放すことを覚えないと使えないように
これからは、「しない」チカラ、「やめる」チカラも
同じように大切なのだと気づかせてもらいました。


新しい時代に、
地に足ついた新しい自分になって、
もっともっと、日々の暮らしを深く味わいたいものです。


nomaproj at 23:21│Comments(0)

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