ファッティー地上用と「野望のルーツ」

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先日発売の月刊ホビージャパン誌2021年4月号。

月刊ホビージャパン2021年4月号
ホビージャパン
2021-02-25


ブルーレイボックスの発売に合わせたボトムズ特集では「バンダイ 1/20 ファッティー地上用」をOVA「野望のルーツ」に登場したタイプ(A型)に改造した作例を掲載してます。
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画像は塗装前状態です。※宇宙用は同キットを改造したモノで、2008年製作

キットはファッティーの基本形状がペールゼンファイルズのCG準拠になっているので、そこを旧来の設定画に近づけつつ、A型の特徴を盛り込むというもの。懸案の左上腕のパイプが通っているところは、別体のスイングアーム式として、上腕は左右共通というまとめ方にアレンジしています。スネのフェンダー形状のところも肉厚が許す限り削り込んで形状修正。ボディ前方はコクピット内に影響がない範囲で削り込み、前側の下面が台形で無く長方形のになるようにしています。が、そこは下から見ないと違いが分かりにくい…。細かいところもあちこち変わっていますが、そこは誌面と合わせてで
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 ファッティー地上用といえば、ボトムズOVA「野望のルーツ」。1986年の作品ですが、これを見たのは当時ボビージャパンの連載「ブラスティー」の打ち合わせで、担当編集者とライター数人でサンライズのスタジオにお邪魔したときのこと。

期待以上の面白さに「もう一回いいですか?」と二度見するほど盛り上がり、さらに近くの模型屋さんにタカラのキットがまだ残っていると教えられて、案内して貰って1/35キットを山盛り買ったという一連の思い出。いまだにその時のブルーティッシュやスタンディングが残ってます(笑)

そんなこともあり、後に地上用ファッティーの作例もやらせて貰ったわけです。
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↑これはHJ誌1988年4月号掲載作(写真は別冊「装甲騎兵ボトムズ パーフェクト3Dブック」より)。
ラーク(現ウェーブ)のファッティーのレジンキット(マックスファクトリー原型)を改造したもの

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↑自分の原型でウェーブより発売された1/35 ファッティー地上用。HJ誌1996年9月号掲載。
(写真は現存品でアンテナが1本折れています)

これの元になった1/35ファッティー宇宙用のレジン原型(1988年)や、ファニーデビルのフルスクラッチ(HJ誌1987年9月掲載)もあったりして、プロ活動の初期は「ファッティーに育てられた」といっても過言ではないかもしれない

1/24ランティス分解 part3/3

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その3 です。
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▲フロントライトやウィンカーのカバーはフチを爪で引っかけるようにするだけで剥がれました。フォグやナンバーは下のように樹脂ピンを削る必要アリ
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▲焼止めされているところをナイフでそいでいるところ。引っかかりが無くなった状態で細い棒などで少し押して、出ればOK。それでも抜けない場合はドリル刃で揉む+押し出し、という方法で
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▲フロントワイパーはエッチング製。スカットルの小さな穴に薄板が入って接着されている。ナイフで剥がすのは難しく、穴に細めのドリルを差し込んで、接着を剥がす…
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▲銀色に見えているところが差し込まれていた箇所。板が変なところで曲がらないように注意が必要で、この写真は平らに挟めるプライヤーで咥えています。左に見えるルームミラーは接着部が剥がれず、接着面でスライスするように切り離すことに
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▲ドアミラーはウィンドウに接着されている。隙間にナイフを入れているウチにピンが切れてしまった。

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▲反対側はミラー付近のクリアーパーツを折ってしまった 写真はドアの内張を剥がそうと透き間にナイフを入れているところ。内部に硬い引っかかりがあり、そこで固定されているようなので位置をテープでマーキングしたところ

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▲やむなく薄刃ノコを隙間に差し込むようにしつつ切ってみることに。余分に傷つけないように周囲をマスクし、刃を少しづつ動かして切断。ちなみにこの透き間からは液体(油?)が滲みでてきました。

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▲中はこのようにピン固定されてました。でも接着はされていない?様子
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▲これを踏まえてもう一方のドアでは合わせ目にヘラを差し込んで浮かすようにしてみたら、そのまま外せました(ええっっ)
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▲前シートを外したところ。取付ミゾのを切り込みつつ剥がしています。運転席側はフチが接着されてましたが、助手席側はミゾのみだったり。ここに限らず状態を見極めつつの作業することが必要です
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*画像は拡大できます
▲仕組みがわかればどこまで手を入れるか、手を出さないか判断できるので、ここまでやってみました。分解してみても、やはりこの値段では十分な模型と思いました。内装は外しやすいので、そこを塗り分けたりはし易そう。ボディ色の塗り直す場合はマスキングで対処したほうが無難に思えます

ということで、分解編はおしまい

剥がして塗り直し〜というのも興味があるところですが、そこはまたいずれ

1/24ランティス分解 part2/3

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リアバンパーを外すのは危険です

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▲リアバンパーは側面でしっかり接着してあり、剥がそうとしたところ折れ気味になってしまった…

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▲裏面に見える固定ピンは削って処理したものの、側面のボディパーツとの重ねっているところの接着が剥がしにくい。ナイフの刃を周囲から入れて浮かそうとするが、凹凸があるようで奥に入っていかないのです

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▲ちょっとずつ慎重に切り込んでなんとか剥がした。ミゾでかみ合い、周囲がべったり接着されていた。そりゃ難しいわ。
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▲前後ウィンドウの外すのはダッシュボードと同様の方法。固定ピンの頭を削るので、キズを付けないようにマスクして作業する
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▲サイドリア側の窓は固定ピンを内側から押したら簡単に抜けた。接着も焼止めもされてない

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▲ここも難所。リアのランプ部。裏側へのピンを処理しても剥がれない。ナイフで少しずつ周囲を浮かして、接着されている箇所の検討をつけていく。小さな曲線刃の「メス」を使ってます

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▲なんとか剥がれました。透明部品なのにピンに沿ってべったり接着されていた。ここも剥がさない方がいいですね。リアのワイパーは取付ピンがから上手く抜けず、付け根からを切りました
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▲これはアンテナ部のパーツを抜こうと裏から少しドリルして、さらに叩いているところ

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▲ポロリと抜けました

その3 に続く

1/24ランティス分解 part1/3

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アシェットの1/24 ランティスを分解した様子を紹介します。
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※注意※
分解は「破損」に繋がります。この記事は加工したい方などの参考に紹介するものです
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▲ケースやボディの固定ネジはプラスやマイナスではなく「三角」に凹んだネジなので、それに合うドライバーを使います。写真は「SK11 差替え式 ドライバー 三角ネジ用」(1.6、2.0、2.2,2.3mmの差し替え)。車体とベース部の固定ネジは2.3mm、ボディ側の各所は1.6mmが合いました

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▲すでにケースから外した状態で、シャシーとボディの固定ネジを外すところ。フロント側はバンパー裏の左右にある深い穴の箇所です

*ベースとの固定ネジの箇所はこちらを参照↓
国産名車コレクション「マツダ ランティス」

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▲ネジはリアタイヤの上側後ろにも。ここはホイールからタイヤを剥がしてからドライバーを差し込む。ホイールはシャフトとの固定が強固で、無理に抜くと折れそう

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▲前後で4本のビスを外すとボディとシャシーが分かれる

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▲室内パーツはすっぽり抜ける。リアドア内張まで一体成形で下辺で折るようにして立てられている。前シートは接着と焼止めされているが、裏面のミゾのかみ合い切り込んだりすれば外せる

 ボディ周辺のパーツは樹脂ピンの焼止めや金属のピンのカシメで固定されているので、削るなりしないと取れない仕組み

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▲前ドアはヒンジ部のネジ(三角 1.6mm)を外すとこのように。内張のモールドもイイ、と思ったけどドアポケット分のボリュームが足りないのと、カーテシランプのモールドも無いな

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▲金属ピンのカシメ(先端を広げられている)で固定されている箇所。ここはモーターツールに球形ビットを付けて先端を削る

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▲という方法でダッシュボードは外れた。前後のウィンドウパーツも同様な方法で外すことに

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▲パーティングラインが通っているものの、ダッシュ周りは良い造形。ハンドル下側のスポークが太めなのが惜しい

part2に続く

国産名車コレクション「マツダ ランティス」

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アシェットから1/24スケール「マツダ ランティス クーペ」が付録の“書籍”が発売されました
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スペシャルスケール 1/24 国産名車コレクション Vol.113
2021年1月27日号
付録:Mazda Lantis Coupe Type R (1993)
価格:4073円(税込み)

出版社名 アシェット・コレクションズ・ジャパン
発売日 2021年1月13日
雑誌JAN 4910324840113
雑誌コード 32484-01
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シリーズのラインナップが明らかになったときから楽しみにしていました。
1/24ということで、箱はそれなりに厚みがあります。
書籍でのランティス解説は6ページ。クーペ、セダン、マツダスピードA-spec が紹介されています

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パッケージの写真では車体色が青みがかってますが、ちゃんと“スパークルグリーン”で安心しました。
実車塗料のままな感じで、屋内で見ると濃くみえたり、写真にとると青っぽくもみえます

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ボディ造形、プロポーションは良いです。最近のカーモデルは実車を3Dスキャンしたものを元にしてたりするので、これもそうなのでは?と思います。細部では“ちょっとここが”というのもありはしますが、この価格で手に入ることを考えれば十分でしょう。

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前ドアが開きます。ドアの窓ガラスに実車にはない黒フチの塗装が付いてたりします。

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MT車なので、3ペダル。
車体色が「スパークルグリーン」だと内装色も「ターコイズ」(グリーンがかった色)になるのですが、ドアの内張がブラックなように、そこまでは再現されていません

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シャシーのようす。ベースとの固定ビスは「▲」ネジです。

妄想としては塗り直したり、内装に手を加えたりというもありますが、
まず三角ネジ用のドライバーが必要ですね。

追記:三角ドライバーのサイズは、ベース固定ネジが2.3mm、フロント裏面は1.6mmでした。
 


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