[製作ガイド] 1/24 レッドショルダーカスタムパーツ_後編

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1/24 レッドショルダーカスタムパーツ(3Dプリント製)の組み立てガイドの “後編” です。
先に 
をご覧ください
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■ガトリングガン
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▲ガトリングガンのパーツは銃身、本体、後端部、給弾ベルト。給弾ベルトはスケールモデルによせた造形としています。細く小さなサポートが多めです
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▲サポート切断、整形をしたパーツ。給弾ベルトはガトリングガン後部とバックパックに繋がります。ここはどちらかに接着するよりも、両方に
スナップフィット的に入るようにしておくと機体への取り付けがしやすくなります。この例はダボに光硬化パテを塗って少し太らす〜削るなどして調整しています。左脇とバックパックがしっかり接続されることで、9連ランチャーとのバランスを保っているという、実は重要パーツです
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▲塗装例:銃身部は金属色とし、銃口のライフリングもアピールしてみました。銃身パーツはサフ面を磨いて光沢ブラックを塗ったモノを下地にしています。給弾ベルトはモールドが映えるよう2色で塗り分け+凹みはスミいれしています。TV映像指定では本体同様のブルーグレーです
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■左腕ソリッドシューター
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▲パーツは銃身、本体、マガジン、後面ダクト。こちらも細サポートが多数ですので、各々ていねいに切ってください。とくに本体後部のフィンが欠けないように。整形についてはそのフィンや、腕に重なる板に注意。
こちらの銃身も表面を滑らか磨いておくとシャープさが増し、塗装も’映えます
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▲塗装例:銃身部のTV色指定はレンズ部と同じパープルグレー。これは頭部カメラやマシンガン銃身と同色で金属色をイメージしていると思われるので、ブラック下地にシルバーを重ねた仕上げとしてみました。本体やマガジンはヘヴィマシンガンと同じダークブルーです
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▲各パーツの塗装状態。TV色設定やガイアノーツ ボトムズカラーを踏まえつつ、解釈も加えた例となっています。スコープドッグ本体の肩の塗装はお好みでっ

[製作ガイド] 1/24 レッドショルダーカスタムパーツ

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1/24 レッドショルダーカスタムパーツ(3Dプリント製)の組み立てガイドです
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「ウェーブ1/24スコープドッグ」に対応した「レッドショルダーカスタム用武装パーツ」のセットで、パーツは“3Dプリント/光硬化樹脂製”です。パーツリストや基本的な組み方は説明書の通りです。ここでは3Dプリントパーツで必要なサポートの切り出しや整形などの注意点、色指定などをフォローしていきます

■組み立て説明図↓inst_kumizu
実際のパーツ↓
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▲各パーツはサポート(柱状の部分)とラフト(台座)がついています。これを切り取り、整形してから組み立てます。3Dプリントのパーツは造形の自由度が高く、多方向に凹凸が表現でき、厚いもの、中空も得意としています。造形中の支えになる“サポート”が必要なため、ある方向にはサポートが多くつきます。それがなるべく目立たない配置となるような分割や方向で造形しています
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▲繊細なモールドの例、実在するモノを参考にディテールを盛り込んでいます。右の銃口内のライフリング(らせん状の溝)も表現しています(奥まって見えにくい…)
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↓キットにも添付している注意書き
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補足:100均のUVライト、最近は/ ̄\←こんなスタイルのネイル向けが300円ほどで売られています。波長405nmであれば他のモノでもかまいません。セリアには棒状のが110円でありました
補足2 「二次硬化」とは:3Dプリントしたパーツを洗浄後、再び紫外線をあてて表面を硬化させる工程
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■9連ランチャー24rsc_inst_9R_00
▲パーツ構成はランチャー本体と後面、下側ステー、弾体3連x3。
24rsc_inst_9R_01▲サポートのある側。パーツに少し残るくらいでサポートを切り取り、念のため再度周辺を二次硬化して、その後にヤスリなどで平らに整形します
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▲弾体のサポートカット。外側に立っている部分を切り取り、次に底のサポートを切り取ります。先端よりの横棒も切り取り、ランチャーに差し込めるようにします24rsc_inst_9R_03
▲弾体の後面の凹みは二次硬化しておきます
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▲ランチャー下のステーはバックパックとの接続軸にベースキット(ウェーブ1/24スコープドッグ)のランナー(3φ)を利用します。長さ10mmにしたものをステーの凹みに刺し、軸が6mm出た状態にします。溝に瞬間接着剤を流して接着します
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▲弾体は後から入れ、後面パーツを取り付けます。弾を1本毎に切り分け、ランチャーの前方から出し入れするようにも組めます
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▲組み立て、塗装例
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■2連ミサイル
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▲2連ミサイルもパーツ構成は同様。サポートの切断も同じような手順でおこないます
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▲こちらも先に弾の間に立っているサポートをまず切断、その後に後端のサポートを切ります。羽根のフチが欠けないよう注意。先端側のブリッジも切り落とします
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▲浅い角度の面は積層の段差が現れ易い箇所。表面を削って均すか、写真の例のように光硬化パテを薄く塗り、透明な板(パテが剥がれるもの、PP等)を重ねてuvライトで固めることで、平らする方法もあります
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▲整形後のパーツ。後端のパーツは塗装後に弾を入れてから本体と接着します。塗装の前に本体との合わせや弾を入れた状態などを確認しておきます
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▲塗装例。TV画面上では弾体の羽根もホワイトでした。見栄え的には塗り分けても良いかと。組むと見えないですが…
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■マガジン
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▲ヘヴィマシンガンのマガジン。銃x1、腰用x2が付属。腰用はアーマーに付けた時に低めになるように位置を調整しています。これはポーズを付けたときに武装との干渉を抑えるためです
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▲マガジンは板状のサポートとなっています。点線溝「−−−−−」のパーツから離れた側で切り込みを入れて切断します
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▲左から、サポートあり→板を切ったところ→残りを切り取り、底面を平らに整えた状態
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■バックパック
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▲バックパックは本体と背面、球面部とスリットフィンが別パーツ。板状サポートの切断がポイントなので、順を追って紹介していきます
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▲その前に、積層跡が現れやすい面を必要に応じて整えておきます
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▲本体のサポート切断。まずコーナー付近にある縦の点線部分をニッパーで切り込みます
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▲側面の突起部のサポートは細くなったところで切り取ります
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▲板状サポートの点線溝「−−−−−」のパーツから離れたところで数回切り込みを入れます
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▲切り込み入れた板を内側に倒すと分かれてきます
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▲他の面も同様に切り分けます
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▲内部の板状サポートは、ラフトのつながった部分をニッパーで切り分けてから、それぞれ横倒しすることで取れます
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▲ここのサポートはちぎたりせず、開口部側からニッパーやナイフで切り取ります
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▲背面側のパーツは棒状サポートを切り分けた後、板部を同様に切断、平らに整形します
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▲サポートの残りを整え、背面パーツとの合わせを確認しておきます
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▲内部にポリキャップ、スリットフィンをいれて接着します(塗装後でも可)
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▲9連ランチャーの取り付け部。動き、硬さを確認しておきます
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▲細部パーツを取り付けた状態。球形パーツは位置決め後に内面から接着するのがよいでしょう
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▲塗装例。このパーツは単色ですが、スリット部に少し変化をつけてもよいかも。余談ですがこのスリット部は上に連なる突起まで含めてコントロール系の冷却装置と解釈して造形。球面部がベンチレーターと想定し四方の張り出しは薄ダクトとしてみました
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とても長くなったので、後編に続く

GAT-35 ロッグガン 塗装ガイド(改)

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装甲騎兵ボトムズ TV1話で登場する大型銃「 ロッグガン」の塗装ガイドです。
1/24スケールを例に、過去のガイドから更新しています。
※ TV映像や過去の出版物、ガイアノーツのボトムズカラーの指示を参考にしたもので、塗り分け、配色の参考としてください
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▲「AT-」はガイアノーツのボトムカラー、「CB-」は同ダグラムカラーで、「C-」はMr.カラーです。
本体色1は「ブラック+AT-09フォグブルー」としています(詳しくは後述)。
本体色2は 「ガイアカラー063 ブルーグレー」としています。以前に塗った「AT-03 ブルーグレー」よりも青みで少し沈んだ感じで、やはりこちらの方が画面のイメージに近いかなと。
 細部の赤、青、黄なモールドは発射時の演出で発光、点滅、色も変化しているので、そこは好みで塗って貰えたらよいかと。画面では3連の黒丸や、後ろのリブモールドも発光しています。
↓1話のシーン、8:45〜で確認してください


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▲後面。後部ノズル部は画面では黒ベタ。作例は段付きモールドが映えるよう、底面のみブラックとし、フチをシルバー系にしてみました。宇宙用時限爆弾の3色の塗り分け。ラックはブルーグレー系、または取り付ける腰アーマーと同色のどちらでも良いかと

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▲本体色1は「ブラック+AT-04ブラックグレー(小量)」で塗装しています(画像:右端)。ほぼブラックですが、やや青みのあるグレーより。そのまま使える塗料があればとガイアボトムズカラーの黒系と比べたのが画像左からの3色。AT-25 シャドウブラック(シャドウフレア機体色)、AT-26 スレートブラック (シャドウフレア武器色)、AT-27 スチールブラック(ブラッドサッカー機体色)。この中ではAT-26が近いようです

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▲砲口の奥は画面では黒ベタ。そこに追加している四角ノズル状パーツはガンメタ系としています。各部のレンズ面はクリアーパーツを取り付けると表現も高まりますし、塗り分けるよりもお手軽です。この画像は1/24スケールですので、1/35スケールでのサイズは「」を御参考に
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[製作ガイド] 1/24 ロッグガン

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 「1/24 ロッグガン」の組み立てについて、3Dプリントパーツの基本的な扱いと、整形、穴開けなど注意点を紹介していきます。
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▲各パーツを整形、全体を組み上げた塗装前の状態
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■「1/24 ロッグガン」パーツリスト、組み立て図

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■組み立て
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▲パーツに付随するサポートを切り離します。プラモデル用の薄刃ニッパーなどで細い部分を切っていきます。パーツ表面が欠けるのを防ぐため、少し残して切り、あとから整形するのがオススメです。サポートが重なって切り取りにくい場合は薄刃ノコなどで底板側をで切ってもよいでしょう
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▲下向きの面など二次硬化が弱い可能性がある箇所は、整形の前にUVライトを当てて硬化をさせます。他の表面と同じ硬さになっていれば大丈夫です。UVライトは波長405nmのモノを。余談ですが最近の100均では懐中電灯型は見かけなくなり、ネイル向けの/ ̄\←このカタチが主なようです
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▲サポートの残りを切り取り、ヤスリなどで周辺の面を整えます
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▲整形が終わった状態。ここは砲身と本体の接続箇所なので、パーツの合わせも確認しておきます
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▲砲身と本体の接続は、付属の四角4角プラパイプ(6mm)を通します。芯を通すことで確実に向きをそろえ、補強も兼ねています。このプラ材はウェーブ「OM-434 6mm プラ=材料【グレー】正方形パイプ」 を使っています
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▲接続部は砲身側が本体に差し込まれ、合わせ目も整いやすくなりました(1/35用と比較)

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▲パーツ形状によっては積層跡が目立ちやすい箇所があります。そこは削って均す、または埋めるなどして整えます。この例は面を削って整えています。この例のように浅い角度の面で生じやすいです
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▲積層の段差を揃える方法として、光硬化パテを薄く塗り、透明な板(パテが剥がれるもの)で押さえつつ硬化させると滑らかにできます。削るよりも整えやすいです。透明でパテが剥がせる板は商品パッケージの透明部分を使ったり、曲面ならポリ袋やラップを使う手もあります
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▲パーツの合わせ目を消したい部分。例は隙間を瞬間接着剤で埋め、ヤスリ掛けでならしています。そこはプラモの合わせ目消しと同様。合わせ目のカドを落としてスジ彫り状にするのもひとつの選択でしょう
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▲側面のスコープ取り付け軸。差し込みと首振り可動がスムーズになるよう、軸穴を調整します。パーツの穴がきつめですので、勘合を確認しつつドリルで徐々に広げます。光硬化樹脂は一般的に欠けたりしやすいものがスタンダードですが、この製品ではドリルしても欠けにくい素材を使っています
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▲TV1話にでてきた「宇宙用時限爆弾」。腰側面へのラックもパーツ化しこのように取り付けます。爆弾は操作パネルらしき面がみえる向きにしておくとよいかと

塗装、色分けについては↓こちらを

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ホントお暑うございます

ワンフェス向けのページを当日までトップに固定しましたところで、ちっと近況なお話。

夏のワンフェス向けと同時に、11月に開催される「装甲騎兵ボトムズ総合模型演習2024」に向けても動いているので、まだまだ作業漬けとなる模様
内容については追々告知されることでしょう。

平行して記事執筆なことも進めているので、こっちも近々始まるのではとか。

ワンフェスのスケール系アイテムは新作をやる余裕がなさそうなので、再販のみになりそうって、これは向こうに補足しておかないと

そういや40周年でも再販されなかったバンダイの1/20スコープドッグですが、現在プレミアムバンダイでザ・ラス版ターボカスタムが予約受付となってますな。

以前のWFで販売した「1/20スコープドッグ アップデートパーツ」がこれで活かせます。特にヒザ3枚フィンの「OVA版」。「とりあえずパーツは買っておくけど肝心のキットが入手難で…」なんて方もいらっしゃったので、上手いこと利用してもらえると良いのですが。
ココ参照→WF2023[冬]の卓と版権アイテム 


って近況のつもりが結局ワンフェス絡みの話を書いてました

またの
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