2018年03月17日
ホビージャパンMOOK
「ノモ研特別編 極上カーモデルの作り方」
ISBN 9784798616476
価格 2400円+税
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本日より発売です!
この本の主役はスクラッチビルドの
「1/12スケール Tyrrell 008」。
精密模型を作り上げた様を詳らかに紹介するこの本。その製作過程と共に、それを成し遂げた"情熱の発露としての模型製作"が隠されたテーマとか言っておくと格好が良いかもしれない。
↑裏表紙
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本の内容は3部構成で、
1章では、その製作に至る背景やマシンについての解説を添えつつ「1/12スケール ティレル008」の作品全貌を紹介。
カウルをつけた全容、内部のメカニカルな姿、パーツの取り付けピンにまでこだわったディテールなどが見所。
2章では、その製作過程を詳細かつ、工程毎に紹介。
カーモデル的な「ボディ」や「エンジン」といった部位毎の説明ではなく、「用いる素材やテクニック」毎に分けているところがノモ研っぽいところ。プラ材での工作、金属素材と加工、3DCAD+出力といったように工程でまとめ、全体の進行は「様々な手法でのパーツ製作〜仕上げ〜カラーリング〜フィニッシュワーク」と進みます。
3章では、このティレル008を作る礎となった二つの作品、1/12 ティレル003と1/12 ティレルP34を紹介。
いずれもタミヤ1/12キットを元にディテールアップや改造を加えた作品で、完成状態と共に製作過程も紹介。ここはプラモ製作の参考になればという面もありますが、これらの製作経験が「ティレル008を製作で取った手法」につながっているので、そんなところも合わせて伝わればということです。スクラッチへの道もまずキットから。
ティレルP34は製作から25年経った模型でもあり、年数を経た姿とそれを修復する工程も。
となっています。
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この本では模型製作についての基本的な事柄についての説明は省いているので、その点は「NOMOKEN新訂版」や、カーモデル製作については「NOMOKEN2」をご参考に。
1/12スケールでF1のスクラッチビルドはそうそうすることはないわけで、これを丸ごと真似るような本ではありませんが、求めるカタチを作り上げていく工程、ディテール再現にこだわった製作、マーキングの自作、スケールに見合った仕上げなど、カーモデルのみならず模型製作の一助になればと思います。
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