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DMM.makeのクリエーターズマーケットにて販売しているRCパーツ。
「ナイロン」での注意点を記しておきます。
*下記に補足追加 21/10/27

1)「PA12GB」と「ナイロン」の形状精度の違い
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▲例のパーツはM07/257用のリアサスアーム(初期)。左は「PA12GB」、右は「ナイロン」。全体の形状については大きな違いはみられないのですが…↓

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▲ピンやネジ用の「穴」をみると仕上がりが異なります。PA12GBはほぼ真円なのに対して、ナイロンでは「D」状や扁平な形状になっています。そのためナイロンでは穴の修正をする必要があります

*ここでの「PA12GB」や「ナイロン」は
DMM.make内での素材名称。「ナイロン」はSLS(粉末焼結積層造形)、「PA12GB」はMJF(マルチジェットフュージョン方式)というもので、より高精度な造形。PA12(ナイロン12)にGB(ガラスビーズ)を添加し強度を増したもので、これもナイロンの1種。

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2)「穴」の修正
 簡単な方法は穴にドリル刃をあてがい、そのまま開口する方法。その場合、歪みによって穴の中心が微妙にズレる危険性があります。より正確に修正するには↓のような彫刻刀を使って、歪みだけを削ぐといい
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HG細幅彫刻刀(丸刃)/ウェーブ

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▲径の合った先端を差し込み、回すようにして「D」状に歪んだ穴の平らな部分を削ぎ取る。穴内面の歪みのない側と刃先の背側を沿わせつつ回すのがコツ。例は3mm穴を開けるところに彫刻刀も3.0mm径を使用

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▲修正前と修正後。穴の下側の平らっぽいところを削ぎ取り、位置をずらさす真円に修正できています。径がピタリの工具があれば難しくはないです。より細い穴(2.6mmサスピン穴やネジ込み穴)は2.4mm径の彫刻刀で同様に対処してから2.5や2.6mmでドリルしています。2.6mm径の彫刻刀が見つかればよりいいのですが…

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3)「PA12GB」と「ナイロン」の違いまとめ
・「PA12GB」は形状精度が魅力。強度もある。コストはナイロンよりも高い。
・「ナイロン」はコストが安め。PA12GBよりもさらに丈夫。精細な形状(特に穴)の再現では歪みが気になる場合がある。

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補足 21/10/27
上記のナイロン製パーツは昨年出力したものでしたが、
最近出力した別のパーツでは穴形状の歪みが少なく、よい状態でした
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なので、以前ほど気にしなくても良いかもしれません