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「装甲騎兵ボトムズ40周年展」(9月1日〜24日まで 西武渋谷店モヴィーダ館 6階 特設会場)
で、販売の「1/20 ヘヴィマシンガン(初期画稿Ver.)」 組み立てガイドです
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■前置き:「ヘヴィマシンガン(初期画稿Ver.)」とは?
 TVアニメ「装甲騎兵ボトムズ」番組開始時に発表された画稿の中に、スコープドッグが「ヘヴィマシンガン」とは異なる銃を掲げているものがあり、その銃を立体化したものです。その画稿はこれまで幾つかの誌面に掲載され、最近では「グレートメカニックG 2023 SUMMER」のp062に掲載されています。劇中には登場していません。ミリタリー感の強い「ヘヴィマシンガン」に比べてSFチックなデザインで、それを持ったスコープドッグの佇まいがまた良くて印象に残るものでありました。立体化にあたっては「ボトムズ・オデッセイ」掲載の準備稿も参考にしています
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▲各パーツはサポートの付いた状態。他に“説明書”、“3Dプリントパーツ取り扱いの注意”、“イベント販売での問い合わせ先”が添付されています。3Dプリントでは全部を一体で出力することも可能ですが、サポート跡や積層痕の整形、歪みの防止などに配慮してこのようなパーツ分割となっています
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▲パーツからサポート(棒状の余白)とラフト(土台的な面)を切り離します。ニッパーなどを使い、“少し残して切り、残りを整形”するのが良いでしょう
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▲これはサポートが並んで付いた面。周囲の面に微妙なうねりがあるので、ヤスリで平らに整形します。このような箇所はなるべく目立たない配置にしています
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▲平らに整えたところ。この例は#600のヤスリを使っています
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▲積層痕の様子。光造形パーツでは解像度や積層ピッチによって微細な跡が現れます。場所によって“まったく分からない〜分かりやすい”の違いがあります。ある程度はサフや塗膜で埋まりますが、ぱっと見て分かるところはヤスリで均したほうがいいでしょう。ここでも#600のヤスリを使っています。平面や角、ディテールを損なわないように注意します
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▲サポート跡や積層跡を均したパーツ。これで各部を合わせて組み上げられます。接着は瞬間接着剤やエポキシ系接着剤など。プラ用セメントはつかえません。尚、トリガー部はハメ込みだけですむ勘合になっています
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▲塗装はプラパーツと同様に。色設定はないので見本は銃身部をシルバー系、本体をダークブルーとしています。そして若干のグラデーションとスミ入れなど
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▲グリップ部は右手の平の突起が合います
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▲前方のセンサー的凹みにはHアイズ 3 ミニの1.8mmが合います