ランティス

2018年11月02日

マツダ ランティスのドアミラーの可倒機構が故障して、ギアの軸(樹脂性ケースと一体)が破損していたところまでが前回。


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折れた軸の中心に穴が開いていたので、芯を通して繋げないかとチェック中。
真ちゅうパイプを刺して測ると穴は2mmくらい

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軸側の穴はテーパーのようで1.5mm径くらい

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ケースの外から穴の部分を見る。可倒で回転する金属プレートを回すと半分くらい見えてくる

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ここにビスを通して繋ぎたいが、そのままだと入らない。
だが金属プレートを外すのはやっかいそう


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なので、プレートのフチを削ることにして、超鋼ビットと2mmのキャップスクリューを用意。
ビス頭の径が小さくて、六角レンチでしっかり回せる。

このビスは1/12 F1の車軸用に買ってたもの

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リューターで金属プレートを削るよ!さすが超鋼ビットはよく削れるね

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ギアケース側にビス頭が潜るようにドリル

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ビス頭を逆さに入れて深さのチェック。これでなんとか目処がたったか

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折れた軸にもビスをタップ代わりに一度ねじ込み。ビスの長さも調整

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仮にビスをいれたところ。破断面がギザギザなので軸の向きは合わせられそう

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破断面。ビスで固定しても隙間があっては弱いので、そこはプラリペアを充填することに。プラリペアはエンプラとは接着しないのだけど、充填できればビス固定と相まって固着できるかなと。


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破断したところの向きを合わせてビス固定。

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ぐらつきがないのを確認して、ギアを取り付け

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プラ対応のグリスも新たに補充

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動作チェックで問題なく動くことを確認!

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ビスを通すために削ったところはカバーで隠れるでの、問題ないはず。

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ミラー状態に復活。

車につけても問題なく動いていました。

10日ほどして、またガコガコする症状が

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その2

なので、またバラしました。

修理した軸の固定が緩んでいたので、より強固取り付けることに。

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折れた軸へのビスの掛かりが弱かったようで、ビスがより長めに入るように、ガイドの穴も細めにしました。ビスの先端が入り込んでいるところ、樹脂が膨らんで見えてます

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さらにビスを1本追加することに。これで回転方向の負荷にも強くなるはず。

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追加したのは1.4mmのキャップスクリュー。これも1/12 F1用に買っていたもの

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同様に穴を開けてから、レンチで締め付け

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今度は破断面にパワージェル瞬間接着剤を塗っておき固定。軸の周囲にハミ出しが見えます。

前の修理では瞬間接着剤の経年劣化を気にして使わなかったのだけど、2回目はしっかり固着させることを優先。

組み付けは以下略

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その後、10回ほど動作させて無事に動いています。

これ以上、続かないように願う



ノモケン/野本憲一nomo_ken at 01:14│コメント(0)

2018年10月27日

マツダ ランティスのドアミラーがまた不調になった話。

以前、3Dプリンターで出力したギアに交換して事なきをえた右ドアミラー。
ドアミラー故障 分解編
ドアミラー故障 修復編(ギア自作)

それから1年と少し。

今度は閉じようとするとカクカクと変な音がして途中で止まる。スイッチを入れ直すと開いて本来の位置には戻るという状態。

前回のモーターが回りっぱなしになるという症状とは違うモノの、やはりギアの故障が疑われる。

忙しかったり天気も悪かったこともあり、ミラーをばらす前にギアのことを検討。

また同じく3Dプリントしたギアを交換しても繰り返しになる可能性があるので、以前のABS製よりも耐久性もあってグリスを使う部分にも向くPETGで出力するのがいいかなと

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右がZ-PETG。表面にツヤがある

Z-PETGというフィラメントは7000円ぐらいで、この修理のために買うには全くコストが合わないんだけれど、ウィンドウ修理でパーツを作ったときにこの素材も気になっていたので、実験半分。

がしかし、このZ-PETGのプリントがABSの時ほどキレイにいかなかった…

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一方の側が段差になりがち。

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余白を加えたり、出力が安定するようにいろいろやってみたのだが…

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結論としてZ-PETGの中で“まし”にできたのと、前回のデータを改善して出力したABS製とを用意して、ドアミラーの分解に入ることに。 *グリーンがABS

*以上、前振り
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外したドアミラー

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外装をはずして、可倒機構へアクセス

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モーターを外したギア部。
手前の乳白色のギアが3Dプリントしたものだが…

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周辺ギアと共に外してチェックして見るも、不具合はなさそう
*写真右のギア

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組み直してみると、奥にある軸が樹脂製のギアがぐらついているのに気付いた

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そのギアを取り出したら、軸ごととれた。しかも欠けてるし

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太い樹脂の軸が折れてる。

原因はギアじゃなかった


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パーツクリーナーでグリスを落として確認。
これ、ケースと一体成型なんですけど…トホホっす

良いお知らせ
3DプリントしたABS製ギアは1年ちょいの使用でも問題がなかった

●悪いお知らせ
ドアミラーの中古部品をあらためて検索したものの、全く見あたらない

PETGでのギア製作とか全くの無駄

ケースと一体の軸が破断ですって。ですって。

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続く



ノモケン/野本憲一nomo_ken at 22:44│コメント(0)

2018年08月25日

ウィンドウのグラグラ感が増したので、以前修理したところがまた劣化したのかと開いてみたら、違うところが壊れてて、そんな樹脂パーツを3Dプリントして修理した夏の思い出2018。

ランティスのウィンドウはサッシレスなせいか、時間が経つとガラス面がグラグラするような症状が出ます。

今までにも何回か修理していて、その際はこんな感じ↓
http://blog.livedoor.jp/nomo_ken/archives/4177105.html

ウィンドウや上下機構にまつわる樹脂部品は、単独でパーツの扱いがなく、まともに修理を頼むとガラス面ごとや、パワーウィンドウの駆動部を丸ごとでの交換になってしまうので、そこをなんとか融通して修理する話。

■フロントウィンドウ
FW zu1_R
フロントウィンドウの前側の付く部品。ウィンドウを挟むように付いている

FW 02_R
これが割れてドアの内側に転がっているんだな。以前にも外れていて付け直したことがあったのだが、今度は完全に割れていた…

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採寸してABS(Z-ULTRAT)でプリントしてみた

FW 04_R
固定ピンもABSで、差し込んでからアセトンで接着

本来のパーツは少し弾力があるけれど自作品は堅めのABS。また油脂への耐久性も不安があるので、グリスは樹脂をいためないタミヤのセラミックグリスを使ってみる

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■リアウィンドウ
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リアでは後端の突起に付く樹脂パーツ。役割はフロントで直したところと同じ

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右リアの無事な状態

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左リアでは外れていたのを発掘

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RW 04_R
同様にABSで自作。“返り“があるところに差し込むので、一部を分割して差し込んでからそこを接着

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■パワーウィンドウユニット
RWpw zu1_R
ウィンドウ側について移動するプレートに付いているガイドブッシュ状の部品が割れていた。
これが前後で1箇所ずつ

RWpw 03_R
バラしてみると中心のピンがハメ殺し。あかーん

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RWpw 05_R
そこで軸受け部を半割して、円盤部を被せるように作ってみた

こんな感じで破損部品を修復、取り付けて修理完了。
ガタは収まり、ウィンドウの動作も正常になった模様。

修理した部品だけ載せているとあっさりな感じですが、バラしている状態で雨が降ってきて、ガラス無しでしばらくブルーシートで覆ってたり、パワーウィンドウの外したワイヤーが付け直せなくなったりと、手際よくいかなかったところもありました。

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プリントした状態の部品。
どうせなので壊れていなかった周辺の樹脂パーツも作ってみたり


果たしていつまで維持できるかは分かりませんが、ウィンドウを直したら車全体のガタピシ感がかなり収まったので、気分がいいぞ



ノモケン/野本憲一nomo_ken at 04:38│コメント(0)

2018年08月13日

マツダブースでランティスや「 魁 コンセプト」の展示があるので行ってきました。

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8月4日(土)

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でも入ったところでいきなりニッサン MID4に遭遇してやられました。

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マツダブース。赤いファミリアとも並ぶ白いランティス。

ハッチバックらしからぬスタイルは今見ても古さを感じさせず、ファミリア、アクセラ、魁 コンセプトと並んで、その足跡が語られるのは発売から25周年にふさわしい晴れ舞台のようでした。

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歴代ハッチバックのパネル展示では「CAR STYLING」誌主催の「日本カーデザイン大賞」 クレイモデル部門受賞のトロフィーと共に。

会場でランティスの説明を担当されていた方はランティス10周年イベントでお会いしたことがあって、開発当時にニュルブルクリンクでテストを担当され「車両に掛かるGを計測した結果『リアにもストラットタワーバーを付けると○秒早く走れる』といって装着を推した」という話をされていました。

当時はスポーツカーでもそこまでのテストは珍しい時代(日本車のニュル詣が盛んになるのはその後)。それだけ走りの方も力の入ったモデルだったわけですね。

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魁 コンセプト
んー、これは新型ランティス(笑)?

アクセラの次期モデルになるであろうと目されるコンセプトカーですが、デザイナーのトークテーマでもあった「継承と挑戦」からして、これまでのアクセラとの違いも見て取れます。

これが市販車ではどう仕上げられるのでしょうか

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その向かいのブースに展示されていた履帯付きの船。脚が収納できるようでびっくりどっきりメカ感満点



ノモケン/野本憲一nomo_ken at 11:53│コメント(2)

2018年06月21日

ランティスの車検を通してきました。
車の方は大きな問題なし。

そんなことよりも驚いたのは、
いつも車を預けている自動車工場のおじさん(もう、おじいさん)が、S54でバンクがある頃の富士スピードウェイを走ってた話を聞かせてくれた!

富士のバンクは閉鎖されてからしか知らないわけで、まさか実際に走ってた人から話が聞けるとは!?

さらにプリンスや、たま自動車にまつわる話とか、

自分が本の知識でしか知らない時代をリアルに体験してきた話で、

とても興味深かった。



20年近く通ってて初めて聞いたよー



ノモケン/野本憲一nomo_ken at 02:24│コメント(0)
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