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[RC改造] 6x6用ギアボックス ナイロン版

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TA02用の6x6ギアボックスをエコノミーナイロンで出力してみました。
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▲左右分割のケースと底面プレート、アイドラーギアを一体で出力。このサイズというか容積になるとコストもかかるのですが、エコノミーナイロンでの出力状態もつかめてきたのでいっちょやってみました。データ的には以前のABS版とほぼ同じですが、プリント前のチェックで肉厚が薄い所をいくつか指摘されたので、そこらを修正したもの
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▲Z軸方向の面は正確に出やすいので、軸受け穴やギア面をそちらに揃えた配置
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▲アイドラーギア全体や歯の形状もイイ感じにみえます
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▲1150ベアリングを入れてみたところ。アイドラーギア側はピタリと収まったものの、デフ部分の穴にはキツくて入らなかった データでは同じ径なのだけど、場所によって誤差の具合が違っているのか? そこは内壁をヤスってベアリングが収まるように調整
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▲パーツを切り離してリアのギアボックスと仮合わせ。フィッティングは問題無し
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▲後々軸のデフギアを入れて、アイドラーギアのかみ合わせをチェック(実際はケースを閉じた状態で)。ここも問題無く回転で一安心

[RC改造] TA02 6x6 フロントリバサス化

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TA02 用の低スキッドパーツ、ナイロンにしてから強度面も十分に使えたので、続いて「0°」をリバサス対応で製作してみました。

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▲ロアアームはショートリバサス。アップライト周りはTT02typeSから移植。

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▲これは走行後で、自作パーツの方は問題なく機能。Cハブ下のビス(キングピン部)が片方違うのはクラッシュで落ちてしまったから。アップライト下のネジ穴が広がってしまうほどだったのに、ナイロンパーツ側は無事だったので強度テスト的にはOK。このあとCハブとアップライトはTT02typeSRと同様に変更しました

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▲新規製作のパーツ。バンパーは以前と変更無し。デフカバーはスキッド0°、サスピンが通る箇所を1mm程短くしてリバサスが填まるように(TA02のサスアームを付ける際はスペーサーを入れる)。ダンパーステー側ではダンパーマウント位置を少し下げて、サスアームが水平になることに対応


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▲現代(?)風になったフロントサス

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▲真横から。リバサス仕様では車軸が前に3mm移動します。TRF418や419のアームを使うと3mm後方になるので、それならホイールベースは変わらず。でもアッパーアームやタイロッドに角度が付くか……?

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▲フロントのリバサス化に合わせ、リアのダンパーステーをFRPに変更。これだとダンパーやアッパーアームの位置が少し上がって車高を下げられる

 走行してみると安定感が増して高速コーナーが良くなる一方、切り返しが鈍くなってしまいトータルではほぼタイムは変わらずとゆー。サスアライメントとしてはロールセンターが下がってるので、まさにそんな感じ。以前のサスの方がロールも大きいけど動きが軽快で面白味があった
あと、ホイールベースが3mm伸びてるのもあるか

 とはいえ本題の「フロントサスの変更が機能するか」という点では、大きな問題もなくクリアー。セッティングは普通に4輪で試した方が良さそうなので、いっそ“TA02 typeS”的なのを組んでみるか!?

[RC改造] 続:TA02 低スキッドパーツ

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TA02 用のフロント周りをよりオンロード走行に適したものにするパーツ。
素材を「ナイロン」に変えて、DMM.makeでの公開を再開しました。
[RC改造]TA02_低スキッド(4°)_セット
[RC改造]TA02_低スキッド(4°)_フロントデフカバー
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 以前の「PA12GB」はプリント精度が高く強度もあるものだったのですが、サスアームの付け根の「デフカバー」をクラッシュで破損してしまうこともあったので、より丈夫な素材に変えました。

 「ナイロン」はプリント価格も安めでよいのですが、以前プリントしたパーツで「穴」が真円にならなかったので、その後は選択肢から外していました。あらめてプリントし試走したところPA12GBよりも壊れにくくなったのは確認されてたので、こちらで公開することに。
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▲形状は変わらず「ナイロン」になったデフカバー
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▲デフカバー「ナイロン」「PA12GB」との比較。ナイロンではビス穴が真円ではないのが分かります。そのためドリルでさらう(開け直す)必要アリ。そこはサスピン部分と同様。右のパーツはクラッシュで入ったヒビが見えてます

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▲使用中のナイロンパーツ「デフカバー」。相変わらずぶつかったり転がったりしてますが、今のところ1コ目で破損もなく使えています。


走っているところはヒラポンサーキットさんの動画で
↓6x6は10:50〜


[RC改造] TA02 6x6 その10 仕様のまとめ

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六駆なTA02。

 ツーリングカーサイズでテスト走行と改良を繰り返し、概ね課題も解消。走りの特徴とセッテイングのポイントもつかめてきた感アリ。ということで現在の仕様を区切りとして、紹介してみます。
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▲ベースはTA02-S(リアサスがTA01型のショートホイールベース=237mm)。その後端に自作のギアケースを追加してリアを2軸化。増えた車軸周りは同じリアサスをもう一組取り付け

 メインシャシーはオプションのFRPシャシーに変更。上下プレートは後端で20mm詰めるようにカットしホイールベースを短縮。これでリア2軸の中間がノーマルのホイールベース257mmの配置に。前後のギアをボックスを繋ぐプロペラシャフトも短縮することになるので、そこはヤーレーシングのユニバーサルタイプに交換し、軸はドッグボーン(フロントをユニバーサルに交換して余ったもの)を切断してステンレスパイプで繋いだモノを使用。
*純正オプションのハードプロペラシャフトの短縮加工でも対応できるが、ギアボックス間隔が詰まってシャフトの傾きが強くなっているので、ユニバーサルタイプの方がいいかなと

 駆動系はフロントはギアデフ、リアはボールデフx2。ドライブシャフトは前のみユニバーサル、後ろはどちらもドッグボーン。パワーソースはリポ+ブラシレス17.5T。ギア比6.7:1(スピードチューンギア 66T 、ピニオン24T)。

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▲リア足回り。ラクダ型の箱が自作のギアケース(中はアイドラーギアとデフ)。ロアアームマウントの補強のためサスピンを繋ぐステーを渡したところは効果アリ。しかし寿命は延びたものの1年近く経て積層跡での割れがおきたので、最近プリントし直してブルーになっています。中のアイドラーギアは傷みもなく継続使用。ケース、ギアとも素材はABSで自前で3Dプリントしたもの。ここらをナイロン化するのはコストのこともあり、ひとまず保留

 リアサスは2軸とも同じ形式ながら後後軸はアップライトを逆にして「トーアウト」に。そのためノーマルのアッパーアームが合わなくなり、TL01用とスペーサーで繋いでいます。クランクしているアッパーアームがノーマルで、直線的な方がTL01(GF01も同じ)からの流用
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▲タイヤのトー角に注目。6x6では全体のホイールベースも長め。リアの接地点が2軸ともトーインの場合は安定し過ぎで運動性が低かった。そこで後後軸はトーアウトにし、テールが流れやすくすることで旋回を助けるように変更。通常は流れすぎると失速に繋がるところが「流れてもリア2軸の駆動力で失速しにくい」ということになり、運動性の向上と、結果的に6x6ならではの走り味みたいなものが得られることになったのです。やや後ろを振り回すような曲がりかた

 その流れ具合の調整はスプリング上の薄いスペーサーで2軸間の接地バランスを変更。後ろの接地を強くすると(前が弱まり)流れやすくなる〜、という具合。そこに気づけたのがセッティング面では大きかった

↓続いては何度も作り替えたフロント周り
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▲フロントは駆動系はそのままに、マンタレイ(バギー)由来のサスの配置をオンロード向けに変更。ロアアームのスキッド角が10数度と強めなので、そこを低め(4°)にするデフカバーを新造。U字シャフトの位置が低くなるのに合わせてバンパーも自作。ロアアームが水平に近くなったことで、アッパーアームやダンパーも“起きた配置”になるので、それに合わせたステーも自作。それぞれ強化ナイロンで出力(これはプリントサービスを利用)し、素のギアケースに配したのが上の写真

 バンパーについてはウレタンの取り付けやボディマウントも移設できるよう試してみたものの、薄く広がる形状だとどうしてもクラッシュに弱かったので、そこは諦めて箱形のコンパクトサイズに変更。その分、ダンパーステーをノーマルのボディマウント位置に対応させて完成したのがこれ↓
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▲ダンパーステーというか、いろいろ付くステーは両端に直立のポストを取り付け。アッパーアームはアジャスター式とし、内側のマウントは垂直ビスで高さも調整できることに。ダンパーはロアアームに対して垂直に近い配置。CVAスーパーミニで軸間53mm。アーム側の穴は外側を使用

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▲最後に重量について。この画像は少し前の仕様ですが、ボディレスで1553g(バッテリーは約200g)。前後重心点はバッテリーの後端(赤い+マーク)付近。ボディのマスタングGT4は183g(フェンダーを追加しているのでこれも重い)。合計で車重1736g。ノーマルTA02からおそらく300g以上は重いハズ。左右バランスは写真の状態で左側が20g重く、ショートリポを右寄せで積めば揃う感じ

 そもそも3Dプリントで作れそうだから作ってみた6x6が、走らせて面白味があるところにたどり付けたのはわりとボーナス。この仕様を一区切りにしつつ、また何かしら試していきます。

[RC改造] TA02 6x6 その9 クラッシュ

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FRPシャシーに変更しての走行です。
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▲調子に乗ったせいか、結構なクラッシュをやらかしました。
たまたま開いてた縁石の隙間に突っ込んでしまったとゆーもので、まさにクラッシュテストのような見た目

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▲ABS製のバンパー、ダンパーステーが割れてます。フロント下のデフカバーもヒビが入ってました。
普通に走行している時には問題ない自作プリントパーツでも、激しいクラッシュになると破損は仕方が無いところです。でも壊れた様子から力の掛かり具合や補強のヒントも得られます。

で、そんな事もあろうかと既に「強化ナイロン」で作ったパーツも準備していました。
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▲バンパーとフロントダンパーステー、フロントデフカバー(スキッド4度)
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▲これらはDMM.makeのプリントサービスを利用してて、ランナーで繋げてワンパーツにし、外寸も小さくまとめて出力しています。単品で出力するよりもこのほうがコストが下げられるので。
ちょうど「TA01/02をオンロードで使うためのフロントセクションパーツ」というまとまりになっています

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▲交換したダンパーステー。この形状は折れたABS製と同じ。
なので破損を参考に、両端を補強するデザインにしたモノも製作予定。

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▲下面のサスマウントになっているデフカバーも強化ナイロンのパーツに変更。バンパーはまだ予備のABS製。これでしばらく使っていきます。
って、今回はTA02の改良の話になってますな。もう6x6に関するところは安定しているので。

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こんなのをサーキットで走らせていると、興味を持ってくださる人もいて、実際に試走してもらったりもしています。見た目に反して意外と曲がるマシンになっていて、ちょっと変わった操縦感覚が面白く感じてもらえるようです。

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