77:ノムケン:7777/77/77(鯉) 77:77:77.77 ID:nomuken
 ひとりぼっちや友達がいないことをタイトルにうたうマンガが増えている。
「ぼっち系」というべき作品の孤独なヒーロー、ヒロインはしかし、意外にタフで
楽しげだったりする。

 「ぼっち系」の大半は学園マンガで、中高生など若者の読者を意識している。
その中で、小川麻衣子『ひとりぼっちの地球侵略』(小学館)は、宇宙から独り地球の征服に訪れ、
高校に通う女の子がヒロインだ。

 新入生の岬一こういちは、怪しい仮面をつけた2年生の希のぞみと出会う。
宇宙人の彼女は10年前の宇宙船団の襲来時、死にかけた岬一に心臓を分け与えたという―
―文化祭などの楽しい学校生活と、希の母星以外からの地球侵略者相手の
過酷な戦いが交互に訪れる。
希の凛々りりしさと、彼女を守ろうとする岬一の思いが生む透明感が魅力的だ。
no title


 同作は2012年からの連載で、「ぼっちがはやっているからこの題名にしたわけではない」(編集部)という。
ただ、最近の新作は多様なジャンルでこの言葉を使い始めている。
榊原宗々『ぼっちマン』(KADOKAWA)は、人類が滅ぼされた世界で少年がサバイバルし、
枩岡啓資(まつおかけいすけ)『ナイトぼっち』(講談社)は、図書室に籠もっていた少年が、将棋に目覚めてゆく。

 コメディーにも、ぼっちは進出中。佐倉準『湯神くんには友達がいない』(小学館)の
主人公・湯神は野球部のエースで頭脳明晰めいせき。
だが、周囲から距離を置かれているのは、孤独を誇り屁理屈へりくつをこねがちなため…
…転校生のちひろが彼の性格に翻弄されるのがおかしい。
周囲から超然と生きる主人公像は、ブレイク中の『坂本ですが?』(KADOKAWA)を連想した。

 他にも、志摩時緒『ぼっちな僕らの恋愛事情』(芳文社)、
芳川由実『ヤンキーとヤンデレの彼らには友だちがいない』(白泉社)など、恋愛系にもぼっちが目立つ。

■かっこよく肯定的に描写

 『ラノベのなかの現代日本』(講談社現代新書)の著者、波戸岡はとおか景太・明治大准教授によると、
ぼっちは2005年前後から友達のいない大学生を示すネット用語として誕生。
10年前後から『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』など
高校生を主人公にしたライトノベルを中心にこの概念が使われてきた。

「友達や恋人がいる『リア充』の対極で、同じ趣味の仲間と集う『オタク』の後に
来た概念です。物語では、一人で寂しくてもかっこいいと肯定的に描かれ、
『いじめられっ子』とは一線を画すことも特色」という。

 近年のぼっちへの関心の高まりがマンガにも影響しているのだろう。
『ひとりぼっちの~』を連載する「ゲッサン」誌の市原武法編集長は、
今の若者は、一人でも超然としている人を理想的に見ているという。
「ケータイでつながるネット社会となり、自分の部屋でさえ孤独になれないことも影響しているのでは」。
友情と努力で成功をつかむマンガの王道はもう、通用しない世代が出てきているのか。

http://www.yomiuri.co.jp/book/news/20140827-OYT8T50123.html





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