2008年07月07日

いつも仕事に追われている上司のための 部下を動かす教え方   松尾昭仁3

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 タフでなければ生きていけない。 優しくなければ生きている資格がない。
 教えなければ、上司とは言えない。
 だって。

「自分でやったほうが早い」と思うあなたは上司失格!
 この、帯にあった言葉にどきっとしてる人、たくさんいそう。

「上司の役割は、1人で3倍の仕事をすることではなく、10人に20倍の仕事をさせることなんだよねー」という話を、以前先輩にきいたことがありました。
 ですが、私の今までの経験だと、「1人で3倍の仕事」派の人の方が圧倒的に多いような気がしました。そんな方々に、この本を捧げたい。
 「自分の仕事だけで手一杯で、部下を教える余裕がない」
「仕事を教えるのに時間をかけるぐらいなら、自分でやったほうが早い」

その通りだと思ったあなたは、残念ながら「上司失格」です。
なぜなら、部下を教え、育て上げるのは、
上司の大事な仕事の一つだからです。
 なのですよ、と。

 ・・・と、他人のことを言ってみましたが、部下をもたないヒラ同士でも、何かを仕事相手に教える事態はよくあります。そして、自分も教えるのが上手とはいえないのでした。

 この本は「上司のための」「部下を動かす」というタイトルになっていますが、ヒラ同士でもあとからグループに入ってきた人に教えることにも役に立つ本なのです。


 この本では教え方の技術の数々が紹介されています。
 例えば、「評価はよかったこと→悪かったことの順に行なう」、だとか、「一度に教えるポイントは3つまで」だとか、なんとなく知っていつつも、つい忘れてしまいがちなこと。
 そして「なまじ知識がある人よりも、まったくの初心者に対しての方が教えやすい」、というような、今まで知らなかったことも。
 
 
そして、最後の章で、
 
 ある調査によると、人は教わったことの80%を48時間以内に忘れてしまうそうです。しかし、その48時間以内に教わった内容を他の人に「教える」ことで、逆に「80%以上も記憶に定着する」というのです
 ですから、本書を読んで「内容をしっかり覚えておこう」と思った方は、今すぐ「教える」行為を行ってください。
 あなたがお持ちのブログやメールマガジン、またはミクシイなどのSNSの日記に、読後の感想や、「自らが行動すると決めた事項」を書き、公開するのも効果的でしょう。
 と、ありました。

 うまいなあ。
 この本を読んだみなさんが、ブログやメルマガに書けば、書いた人も記憶に定着させられるというメリットもあるけれど、この本の宣伝にもなって一石二鳥ですよね。
 と、思いつつ私もブログに書いているのでした。 


☆3.5


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いつも仕事に追われている上司のための 部下を動かす教え方
松尾 昭仁
日本実業出版社
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おすすめ度の平均: 5.0
5 ドキッとしました
4 基本は基本 応用できるかどうかは読み手次第
5 具体的に書かれています。
4 サラッと読めるのにエッセンスぎっしり
5 教え方の基本がキッチリ学べます


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キア at 11:50│Comments(0)TrackBack(0)clip!ビジネス書 │このエントリーを含むはてなブックマーク

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