2008年09月30日

勝間和代の日本を変えよう Lifehacking Japan 勝間和代5

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勝間和代の日本を変えよう Lifehacking Japan
勝間 和代
毎日新聞社
売り上げランキング: 8
おすすめ度の平均: 4.5
3 著者に提案
5 読みやすい一冊
5 日本の社会問題をやさしく概観できる


 勝間和代さんの本というと、勉強術の本や知的生産技術の本のイメージを持っていたのですが、この「勝間和代の日本を変えよう」は、ちょっと違った方向性の本です。
 自己啓発書といえば自己啓発書なのだと思いますけれど、自分の内側に向かった自己啓発というよりも、外側に向かっている感じ。なにせ、「日本を変えよう!」ですから。
 今まで読んだ勝間和代さんの本もよかったのですが、私としては、この「勝間和代の日本を変えよう」が一番好きだと思いました。

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 もちろん癒し系の本ではないのですけれど、私はこの本を読んで、元気が出た気がしました。
 たとえば、この「勝間和代の日本を変えよう」第2章に収録されている「西原理恵子さんと、最強ワーキングマザー対談」の、
人間って、そんなこと考えるヒマがないくらい、忙しくしてたほうがいいと思うんですよ。途上国に行くと、ほんと悲惨な現場に行っても、みんなけっこう笑ってるんです。悲しんでいるヒマがない。憎んでたり悲しんでたりするというのはヒマだってことだから。
 という言葉に、「そうか、自分が最近落ち込み気味なのは、ヒマだからだってことなんだな」と思ったり。

 以下は、各章の感想です。

 第1章 若い人が暗い国
 昨今の勉強本ブームは、
気がつくと課せられるバカみたいな長時間労働、死ぬほどの残業から逃れるためには、生産性を上げなければならない。そのためには勉強をしなければならない
という気持ちからだそう。
 「(勝間和代さんが)自分の書くビジネス書をサバイバルガイドだと呼んでいる」「『男たちの運命共同体』から外れている女性は、サバイバル法を考えなくてはならなかったから」という話が印象的です。
 現在30代前半以下の自分は、第1章によると「高度成長はもちろんのこと、バブルもよく知らない」「悲観的で将来へのへの不安が強い」世代です。1章ではこの悲観を、若者の根性の問題とするのではなく、日本というシステムの制度疲労問題としています。そして、変えていけるのではないかとも書いています。

 第2章 西原理恵子さんと、最強ワーキングマザー対談
 確かに、これは最強です。 笑
 毎日.jpに掲載されていたときにも読みましたが、書籍でまとめて読むとまた違った感想がありました。
 「九州男児と一人っ子は、娘のだんなにもらうな」
 「保育園児に(選挙の)票があればねえ」
 「(結婚相手を)大学時代に見つけといたほうがいい」
 「結婚相手が自分を幸せにしてくれるなんて大間違い」
 などなど、引用しきれないほどに名言がたくさん。
 章の最後についた西原理恵子のマンガ「勝間さんとわたくし」もいいです。西原からの勝間さんへのアドバイスは「次は嫁をもらえ」でした。西原理恵子による勝間和代さんの似顔絵は裏表紙にも載っています。

 日本というシステムの制度疲労問題
 「子供を育てるのはよいことだ」と言われても、まだ子供を持っていない自分としては、ではなぜよいことなのか?というのが今までは、いまいちよくわかりませんでした。
 子育ての苦労を散々語られた後に、「でも、子供っていいよ〜」と言われても、「ちょっと待って、今の論理の飛躍はなに!?説明して!」と思ってしまうのです。(でも、大人なのでそんな質問はしません。)
 3章には、「子育ては『自尊心(Self-Esteem)』を満たすこと」だと書かれています。
 自尊心が強くないと、何か不幸があったり、会社でトラブルがあったりすると、ものすごく自分を責めて落ち込んでしまいます。ところが、子どもといるだけで、気持ちが立ち直ります。子どもは、少なくとも絶対的に親のことは信頼してくれていますし、自分が時間や気持ちなどのリソースをかければかけるほど、愛情や自身の成長で返してくれる存在です。そうすると、自然に対応する親である私たちの自分の自尊心も強くなります。
 という部分を読むと、ああ、これが子持ちのみんなが言ってる「よいこと」の論理なのかと納得しました。

 第4章 雨宮処凜さんと、脱・ワーキングプア対談
 冒頭で勝間和代さんが、
今日は正直な話をしたほうがいいと思うので、あえて聞いてしまいますが、私、中学からずっと慶応なんですよ。そうすると、私の身の回りには、だんなが就職に困っている、フリーターになったとかいう人がいなくて。雨宮さんのルポを読んでも、実感としてわかないことがあります、正直にいうと
と言っています。
 こういう「正直」はなかなか言い出せないことだと、私は思っているので、「すごいよ、勝間さん!」と思ってしまいました。

 第5章 NYで考えたポスト資本主義 
経済的に発展が遅れている貧困の国々でも、そこにいる子どもたちや暮らしている人たちの顔が、私たち日本人よりも、よほど明るくて輝いているそうです。なぜなら、彼らはこの先、よりよくなることができます
 という部分が印象に残りました。
 私たちは、これから、輝いていけるでしょうか。

 勝間和代の日本を変えよう 15の提言
 (1)全体を変えるための3つの提言
 (2)男女共同参画・少子化対策のための8つの提言
 (3)ワーキングプア・貧困対策のための4つの提言
 の3部から成ってします。
 男女共同参画・少子化対策の提言が、綺麗ごとに終わらず実際的です。ダイバーシティーフォーラムetcに出てみても、「結局、綺麗事しか聞けなかった・・・」と脱力することも多いので、このように実際的なことを言ってもらえると気持ちがよいです。

 
☆4.5

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キア at 11:50│Comments(1)TrackBack(0)clip!ビジネス書 | ☆5(&☆4.5)の本このエントリーを含むはてなブックマーク

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この記事へのコメント

1. Posted by パンローリング   2008年10月30日 11:51
5 はじめまして。ブログ記事拝見しました。
突然のコメント、失礼いたします。

私は仕事柄、勝間和代さんもブログなどで紹介しているオーディオブックの制作に携わっております。
ちなみに現在発売しているのは、様々なジャンルで
およそ250タイトル程度です。
http://www.digigi.jp/bin/mainfrm?p=topics/audio
ご興味ありましたらご覧になってみてください。
(販売提携リンクなどもやっています。。。)
うちの会社で出しているオーディオブックはまだまだユーザーのニーズに応えることができていないような気がします。
そこで、もしよろしければ何かリクエストや率直なアドバイスをいただければと思い、書き込みをさせていただきました。

突然の書き込み、失礼いたしました。

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