なんていうか、負けてはしまったのですが、カーリングが盛り上がってるみたいです。

カーリングは、冬季オリンピックの中ではめずらしく純粋なポイント争いなので、勝敗が分かりやすく、見ていても非常に盛り上がります。

そこで、日本は負けてしまいましたが、残りの準決勝、決勝をもっと面白く見るために、そして実際にプレイするため、これだけ知っておけば充分というルール解説をしようと思います。

 

‘静世瞭り方

カーリングは、一見得点の入り方が複雑そうですが、いくつかのポイントを抑えれば、なんてことはありません。

 

基本用語として、青いサークルから内側をハウスと言います。
サークル内にある、もしくは青いサークルに少しでもかかっているストーンが得点の対象となります。

赤いサークルはあくまで目安で、得点2倍なんてことはありません。

 

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この場合、青いサークル内に緑ストーンが4個
かつ、1個ぎりぎり青いサークルに引っかかっているので、合計で5点となります。

 

 

 


次に覚えるポイントは、カーリングでは、必ず一方にしか得点は入らないということです。

 



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黄色ストーンが出てきました。
黄色ストーンは、緑色ストーンよりも中心寄りにあります。




この場合、黄色に1点入って、緑色には得点が入りません。

黄色ストーンの方が、より中心寄りだからです。

 

 


 

絡み合ってきました。
中心寄りから、黄、黄、緑、緑の順です。


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この場合、まず、もっとも中心寄りの黄色ストーンが得点となります。次に、2番目に中心に近いストーンも黄色なので、もう1点黄色に入ります。




緑色は、黄色よりも中心に寄れなかったため、得点にはなりません。

 

 


 

配置が変わりました。
中心寄りから、黄、緑、黄、緑の順です。


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最も中心寄りの黄色に1点です。






先ほどと違って、2番目に中心寄りのストーンは緑色です。
でも、緑色に得点は入りません。片方にしか得点は入らないからです。

3番目は黄色ですね。でも、もう黄色には得点は入りません。
内側に緑色があるからです。

 

 

こんなケースではどうでしょう。

 


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なんと、ハウスに緑色ストーンが7個もあります。





でも、最後に中心に黄色ストーンが来てしまいました。
最も中心寄りは黄色なので、黄色に1点です。
残念ながら、緑色ストーンに得点は入りません。
もし黄色をはじき出せたなら、ビックチャンスです。

 

 

 

もうわかりますよね?

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そうです。黄色に2点です。

 

 

 


テレビ解説にもありましたが、しきりにfirst、secondを気にするのはこのためです。
相手が中心寄りに何個ストーンを置いてくるか、虎の子のストーンを弾かれるか。
得点は一気に変わってしまいます。

 

 

 

▲ードストーンの存在

 

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カーリングは、いかにハウス内のストーンを守るかも重要な作戦です。そのため、ガードストーンに存在が重要になってきます。

 








特に、初めの人が投げるストーンは、しばらくアウトしてはいけないため(当てるだけならいいが、場外へと出してはいけない)、だいたいガードストーンとして、ハウスの前に置きます。

 

 

 

 

 

うまく、ガードストーンの後ろに回りこますことができました。

 

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こうすることで、ハウス内のストーンはガードストーンと直線上に並ぶため、ハウス内のストーンを相手に当てられる確率が減りました。

 





もちろん、ガードストーンに当てて、連鎖で当てることができます。ただしそれでも、こつんと当たったガードストーンがハウス内に残ることがあります。

 

 

 

相手に回りこまれてしまいました。

 

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うまく相手に、自分のガードストーンを使われてしまいました。







このような時戦略として、自らガードストーンに当てて、障害物をなくすこともあります。そうすることで、ハウス内の相手ストーンを狙いやすくするのです。

 

一部で有名なマリリンショットは、そういった障害物をなくすショットのことです。

 

 

 


 

先攻・後攻


カーリングの場合、第1エンドの先攻・後攻はコイントスで決めますが、第2エンドからは前のエンドで得点したチームが先攻になります。


カーリングは、最後にハウスの中心にストーンを置けば必ず得点できるので、圧倒的に後攻が有利です。そのため、機会を均等にするため、前のエンドで得点したチームが先攻になります。


この際、何点取ったかは関係ありません。1点でも5点でも同じです。つまり、得点差がついた場合、ひたすら相手に1点だけあげて、常に自分は後攻になり、大量失点を防ぐという戦略をとることもあります。


また重要なポイントとして、0対0で終了した場合は、先攻・後攻の入れ替えはありません。終盤得点差があまりないときなどは、後攻のチームはひたすら0対0を狙い、第10エンドできっかり後攻を取れるようにすることが多いです。

 

 

残り試合も少なくなってしまいましたが、以上のポイントを頭に入れながら準決勝、決勝を見ると、白熱した雰囲気を、より感じることができるのではないでしょうか。



追記(2010/02/22)
あわせて読みたい
カーリングについて自分が知っているいくつかのこと
http://anond.hatelabo.jp/20100221221726

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のーないすこうぷ:カーリングのこれからhttp://blog.livedoor.jp/nonaiscope/archives/50481501.html


いろんな所で盛り上がってます、カーリング

Interrupted Night Train - にわかカーリングファンのための記事
http://d.hatena.ne.jp/mohri/20060220/curling


シナトラ千代子 - カーリングの面白さを考えてみる
http://d.hatena.ne.jp/wetfootdog/20060220/p1


カーリングのチーム青森の未来はまだまだこれから! チーム青森応援リンク集 : 小心者の杖日記
http://www.outdex.net/diary/archives/2006/02/post_99.shtml


スミルノフ教授公式ウェッブサイト | NHKでカーリング
http://prof.suemeweb.com/log/eid594.html



カーリングの裏舞台を伝えるマスコミの眼差し::マスコミ関係
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