にわかカーリングファンには大変申し訳ないが、このカーリング人気が長続きするとは思えない。というか、まずしない。ボクシングの世界戦後、朝の街中には、にわかロードランナー、シャドウボクサーが急増するが、それ以前に、興味をもっても、カーリングと交わることができないのではないだろうか。でも、それじゃいやだ。




カーリングという競技が抱える、避けては通れない問題。




カーリングを行える場所は、国内でも非常に限られている。最近のリンク状況は分からないのだが、知る限り国内で正式なカーリング場は、合併でその名が変わるカーリングの聖地北海道の常呂町と、青森と長野だけだろう。やりたくても、場所がない。


カーリングは完全に冬のスポーツ。少しでも暖かくなってリンクが溶け出したら、もうシーズン仕舞い。また、冬まで待たなくてはならない。





数年前の話しか知らないが、都内でもどこかのスケート場で、夜間にカーリングができると聞いた。都内にもカーラーはいるから、今でもできるのだろう。もしかしたらこれだけ注目されたのだから、もっと多くのスケート場でできるようになるかもしれない。




カーリングというのは、ある瞬間それは個人スポーツとなるが、4人揃わないとまずできないし(最低3人)、そもそも1人でしたってつまらない。慢性的な競技人口不足にある今、カーリングを経験している人すべてが、すそ野が広がることを願い、リンクにいる人すべてが、さらなる来訪者を待っている。来る者拒まず、なはずだ。





まずは、お近くのスケート場あたりにでも連絡してみて、カーリングができるか聞いてみるといいかもしれない。カーリング協会だって、きちんと対応してくれるはず。オレはスケート場ではしたことがないので、何とも言えないが。





長野でしていた時だって、ふらっときたカップルを混ぜたりして、みんなで楽しくやっていた。地元の小学生が本当に強くて、大学生のオレらがこてんぱんにやられていた。性差、年齢差が生じにくいのも、カーリングの魅力かもしれない。

足りないときには、職員まで入ってもらったりして。1人でも2人でも、人数なんて、その場で何とかなる。




「オレは前から注目してたんだぞ、って思う?」

とは、友人から言われたせりふだが、そんなことはない。自分だって長野オリンピックでの男子カーリング日本対米国戦に感動して、いてもたってもいられず長野までカーリングをやりに行ったくちだ。すそ野広がれ。オレだって、もっと気軽にカーリングがしたいんだ(笑)