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2014年08月07日

入院日記その102

2006年2月2日木曜日

午後のリハビリの時、リハビリの先生に紹介されて、初めて同じ病気の人と話すことが出来た。
その人は年齢が僕と同じくらいの女性で、今度のゴールデンウィークで発症から2年になるのだが、僕よりも回復は遅れている。
その人がこれまでに会ったADEMの患者の中には死んだ人もいるらしく、衝撃的であった。
その人自身も最初は意識不明の状態が続き、その後もしゃべれなかった期間もあったそうだ。
おまけに医者から一生車椅子生活と言われたそうだ。
それが懸命のリハビリによって、今は車を自分で運転して通院し、歩行練習をしている。
奇跡と言われたらしい。
その人が笑顔でこう言った。
「気持ちしだいで良くなると思いますよ」
よく聞く台詞だが、誰より説得力があった。
前向きに考えて行動する。
この簡単な言葉を実行することがいかに困難で大切か。
心に沁みた。
そして自分の病気の重さも改めて認識したし、これから時間もかかるだろうことも覚悟した。
それを踏まえて今後のことを考えないといけない。
その後、お笑いを始めて最初に出来た友達だろう、X-GUNの嵯峨根さんが来て食堂で話す。
なんでも今度、これまたほぼ同期のくりぃむしちゅーの番組で細木和子に改名されるかもしれないとのことだった。
「いいきっかけになったらええんやけど…」
と言っていた。
その気持ち、よくわかる。
その後母が乱入し3人で時間を過ごした。
夕方彼女からメールがあり、体調がすぐれないらしい。
毎日仕事の後に病院通いで疲れがでたのだろうか。
大丈夫かな?


nonkeyyamazaki at 11:09│Comments(0)TrackBack(0)

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