15日の北朝鮮の軍事パレードでは新型長距離弾道ミサイルとみられるものがTEL(移動式発射車両)に載せられている様子が報道されましたね。

(公開された新型ミサイル 聯合ニュースより画像転載)
直径2m、全長18m以上で、射程距離は中距離弾道ミサイル「ムスダン」(約3,000〜4,000km)よりも長いと推定されています。銀河3号の打ち上げがめでたく成功していれば、この新型弾道ミサイルの登場もインパクトがあったのでしょうが、なにさまあの体たらくでしたからね…。
新型弾道ミサイルの発射試験は行われていませんし、5,000〜6,000km程度の射程では米本土には届きません(ハワイにも届きません)。日本攻撃にはノドンで十分ですから、グアムを狙うためにわざわざ新型を開発したのでしょうか?北朝鮮の真意は測りかねますが、現時点で北朝鮮が弾道ミサイル増強を諦める蓋然性は非常に低いと言わざるを得ません。また、TEL車両が中国製のものをベースにしていることからも、他国のミサイル関連技術がもたらされていることが見て取れます。イランとの技術協力は続いていますし、かの国の弾道ミサイル開発に対する意図と能力を過小評価するのは危険ですね。
日米韓を始め、国際社会は北朝鮮の次の行動に注目しています。つまり、銀河3号打ち上げ失敗による穴をどのような形で埋め合わせにかかるのか、ということですね。その候補のひとつと見られているのが、核実験です。北朝鮮は、2006、2009年のミサイル発射実験後に核実験を実施していることから、今回もロケット(ミサイル)試射と核実験がセットで行われる可能性は高いと見られています。
アメリカは北朝鮮の核実験を監視するために、核実験監視機「WC-135Wコンスタントフェニックス」を嘉手納基地へ配備しています。

(WC-135W Airliners.netより画像転載)
WC-135Wは、ネブラスカ州オファット空軍基地を拠点とする第55航空団・第45偵察飛行隊に所属しています。
機体外部にフィルター・ペーパー付きの収集装置と採取した全サンプルを高圧力下で保存する圧縮装置を備え、核実験等で発生したキセノン135(Xe135)、クリプトン85(Kr85)、セシウム137(Cs137)といった放射性粒子をリアルタイムに探知し収集します。これらの物質を分析することで、核実験の有無を判定し、そこで用いられた核物質の履歴まで分析することが可能です。
また、サンディア研究所が2003年までに開発したAARE(Advanced Atmospheric Research Equipment:先進型大気分析装置)を搭載し、これにより観測機能を向上させたそうです(Global Security)。AAREについてはGlobal Securityにも具体的な説明がないので、いまひとつどういうものなのかは分かりませんでした。
WC-135はソ連のチェルノブイリ原発事故で発生した放射性粒子検出において活躍し、90年代初期の中国による核実験、そしてインド・パキスタンの核実験の際にも米本土から展開されました。もちろん、2006、2009年の北朝鮮の核実験においても重要な大気収集の役目を果たしています。昨年の福島第一原子力発電所事故においても、日本政府の要請で派遣されたことをご存知の方がおられるかもしれません。
このWC-135Wが、数週間〜数か月のうちに北朝鮮の異変を検知することになるかもしれません。

(公開された新型ミサイル 聯合ニュースより画像転載)
直径2m、全長18m以上で、射程距離は中距離弾道ミサイル「ムスダン」(約3,000〜4,000km)よりも長いと推定されています。銀河3号の打ち上げがめでたく成功していれば、この新型弾道ミサイルの登場もインパクトがあったのでしょうが、なにさまあの体たらくでしたからね…。
新型弾道ミサイルの発射試験は行われていませんし、5,000〜6,000km程度の射程では米本土には届きません(ハワイにも届きません)。日本攻撃にはノドンで十分ですから、グアムを狙うためにわざわざ新型を開発したのでしょうか?北朝鮮の真意は測りかねますが、現時点で北朝鮮が弾道ミサイル増強を諦める蓋然性は非常に低いと言わざるを得ません。また、TEL車両が中国製のものをベースにしていることからも、他国のミサイル関連技術がもたらされていることが見て取れます。イランとの技術協力は続いていますし、かの国の弾道ミサイル開発に対する意図と能力を過小評価するのは危険ですね。
◇ ◇ ◇
日米韓を始め、国際社会は北朝鮮の次の行動に注目しています。つまり、銀河3号打ち上げ失敗による穴をどのような形で埋め合わせにかかるのか、ということですね。その候補のひとつと見られているのが、核実験です。北朝鮮は、2006、2009年のミサイル発射実験後に核実験を実施していることから、今回もロケット(ミサイル)試射と核実験がセットで行われる可能性は高いと見られています。
アメリカは北朝鮮の核実験を監視するために、核実験監視機「WC-135Wコンスタントフェニックス」を嘉手納基地へ配備しています。

(WC-135W Airliners.netより画像転載)
WC-135Wは、ネブラスカ州オファット空軍基地を拠点とする第55航空団・第45偵察飛行隊に所属しています。
機体外部にフィルター・ペーパー付きの収集装置と採取した全サンプルを高圧力下で保存する圧縮装置を備え、核実験等で発生したキセノン135(Xe135)、クリプトン85(Kr85)、セシウム137(Cs137)といった放射性粒子をリアルタイムに探知し収集します。これらの物質を分析することで、核実験の有無を判定し、そこで用いられた核物質の履歴まで分析することが可能です。
また、サンディア研究所が2003年までに開発したAARE(Advanced Atmospheric Research Equipment:先進型大気分析装置)を搭載し、これにより観測機能を向上させたそうです(Global Security)。AAREについてはGlobal Securityにも具体的な説明がないので、いまひとつどういうものなのかは分かりませんでした。
WC-135はソ連のチェルノブイリ原発事故で発生した放射性粒子検出において活躍し、90年代初期の中国による核実験、そしてインド・パキスタンの核実験の際にも米本土から展開されました。もちろん、2006、2009年の北朝鮮の核実験においても重要な大気収集の役目を果たしています。昨年の福島第一原子力発電所事故においても、日本政府の要請で派遣されたことをご存知の方がおられるかもしれません。
このWC-135Wが、数週間〜数か月のうちに北朝鮮の異変を検知することになるかもしれません。