過去記事「中国海軍がスンダ海峡を抜けてインド洋へ」で取り上げた、3隻の中国海軍艦艇が南シナ海と東シナ海のチョーク・ポイントを巡って帰港した模様です。

Chinese Naval Patrol Prompts Conflicting Regional Response(The Wall Street Journal 2014/2/19)

ウォール・ストリート・ジャーナルによると、中国海軍南海艦隊所属の071型玉昭級揚陸艦「長白山」、052B型旅洋I級駆逐艦「武漢」、052C型旅洋II級駆逐艦「海口」の3隻が、1月20日に海南省三亜を出港。西沙諸島や南沙諸島のある海域を通過し、敵による海上封鎖を突破する訓練等を重ねながら、スンダ海峡を29日に通過し、インド洋へ入りました。

スンダ海峡付近では海賊対処や捜索救難(SAR)訓練を行い、その後、ロンボク海峡、マカッサル海峡を通過し、西太平洋にて実弾射撃訓練を実施。そして、バシー海峡を経て2月11日に湛江海軍基地に戻ったということです。

少しだけ補足しておくと、3隻のPLAN艦艇は、実際には西太平洋に出た後、バシー海峡ではなく宮古島の北東沖を2月8日に通過しています(朝雲新聞 2014/2/17)。おそらく、その後台湾海峡を経て湛江に至ったものと見られます。

PLANのパトロール・ルート
(WSJと朝雲新聞をもとにしたパトロール・ルート)

今回のPLAN艦艇の航路が、中国周辺のチョーク・ポイント及び第1列島線を出入りし、さらにはインド洋へも進出したことで、日本やフィリピン、ベトナムだけでなく、オーストラリアもピリピリさせていますね。オバマ政権の対中姿勢を見透かしているのか、習近平政権は強気です。

列島線
(第1列島線)

チョーク・ポイント
(チョーク・ポイント)


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