【参考記事】NIFC-CA (ニフカ):超音速巡航ミサイルを超水平線で迎撃する構想  

DDG53_SM6
SM-6を発射するイージス駆逐艦「ジョン・ポール・ジョーンズ」(米海軍より)

USS John Paul Jones Makes History with Live Fire Missile Tests(米海軍)

6月18〜20日、イージス戦闘システム・ベースライン9Cの戦闘システム船艇評価実験(CSSQT:Combat Systems Ship's Qualification Trials)と海軍統合火器管制対空(NIFC-CA:Naval Integrated Fire Control Counter Air)能力実験が南カリフォルニア沖で実施されました。

19日の実験では、統合防空ミサイル防衛(IAMD)艦の「ジョン・ポール・ジョーンズ(DDG53)」が、6発の標的に対してSM-6×4とSM-2×1を発射し、迎撃に成功しました。「NIFC-CA AS-02A」と名付けられた本実験は、米海軍史上最長距離での艦対空迎撃実験となりました(念のためですが、弾道ミサイル迎撃実験は別です)。

また、この3日間の期間中、ジョン・ポール・ジョーンズは2発の超音速ミサイルと2発の亜音速ミサイルを追跡すると同時に、初めての弾道ミサイル追跡もこなすという多目的同時対処実験も実施しています。

ジョン・ポール・ジョーンズは、今後さらに先進システムの試験艦として役目を果たすため、カリフォルニア州マリブからハワイのヒッカム統合基地へ母港を移す予定です。

NIFC-CA能力による超水平線(OTH)迎撃やローンチ・オン・リモートおよびエンゲージ・オン・リモートを考えれば、イージス艦の前方展開や同盟国軍との統合的な情報共有の重要性が増していることが分かりますね。

NIFC-CA_SM6
海軍海上戦センター資料[PDF]より)



統合防空ミサイル防衛(IAMD)の概念を示した動画です。


【参考資料】
Naval Surface Warfare Center, [PDF] Naval Integrated Fire Control–Counter Air Capability‐Based System of Systems Engineering, November 14, 2013.


【同時多目標迎撃に関する記事】