メモ代わりの更新。
北朝鮮やイランのICBMから米本土を守るのはGMD(Ground-based Missile Defense)です。GMDで使用される迎撃ミサイルは、GBI(Ground Based Interceptor)と言い、現在フォートグリーリー基地(アラスカ)に26基とバンデンバーグ空軍基地(カリフォルニア)へ4基配備されています。2013年3月には、アラスカのGBIを14発増やして計44発にすることが発表されました(過去記事)。
GBIに関しては、東海岸にも発射基地を設置すべきという動きがあります。2013会計年度の国防権限法案の審議において、米下院はGBI発射サイト候補地の調査費1億ドルを承認しました。しかし、軍はその必要性を認めず、当時のデンプシー統合参謀本部議長、オライリー・ミサイル防衛局(MDA)長官、ジャコビー北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)司令官らがそろって「東海岸にGBIは必要なし」との見解を示しています(Navy Times)。
GMDはすでに2カ所の発射基地によって十分な範囲をカバーできています。これ以上発射基地を増やしても防護範囲が重複していくだけであり、かつコストに見合う効率性の向上が得られないとの判断が米議会予算局(CBO)などから示されています(過去記事)。軍もこうした見方に同意しているのですが、政治の要請もあり、新たなGBI設置場所の環境アセスメントがスタートしています。その一環として、MDAが関係各地の地域自治体や住民を招いて説明会を7回に分けて行う予定です。
説明会で配布される[PDF] パンフレットによると、候補地は以下の4カ所。

(MDA配布資料より)
アセスメントの評価項目や各候補地の特色などはハンドアウトに詳述されています。個人的には東海岸へのGBI配備はまだないんじゃないかな、と考えていましたが、北朝鮮の弾道ミサイル開発の進捗状況次第では分かりません。
最後に、ハンドアウトの記載で気になったところを3つ。

(MDA配布資料より)
6月の迎撃実験「FTG-06b」を受けて、「CE-II」EKVの開発再開も決まり、GMDもこれからいろいろ動きがありそうです。
⇒ GMD関連の記事一覧はこちら
北朝鮮やイランのICBMから米本土を守るのはGMD(Ground-based Missile Defense)です。GMDで使用される迎撃ミサイルは、GBI(Ground Based Interceptor)と言い、現在フォートグリーリー基地(アラスカ)に26基とバンデンバーグ空軍基地(カリフォルニア)へ4基配備されています。2013年3月には、アラスカのGBIを14発増やして計44発にすることが発表されました(過去記事)。
GBIに関しては、東海岸にも発射基地を設置すべきという動きがあります。2013会計年度の国防権限法案の審議において、米下院はGBI発射サイト候補地の調査費1億ドルを承認しました。しかし、軍はその必要性を認めず、当時のデンプシー統合参謀本部議長、オライリー・ミサイル防衛局(MDA)長官、ジャコビー北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)司令官らがそろって「東海岸にGBIは必要なし」との見解を示しています(Navy Times)。
GMDはすでに2カ所の発射基地によって十分な範囲をカバーできています。これ以上発射基地を増やしても防護範囲が重複していくだけであり、かつコストに見合う効率性の向上が得られないとの判断が米議会予算局(CBO)などから示されています(過去記事)。軍もこうした見方に同意しているのですが、政治の要請もあり、新たなGBI設置場所の環境アセスメントがスタートしています。その一環として、MDAが関係各地の地域自治体や住民を招いて説明会を7回に分けて行う予定です。
Continental United States Interceptor Site(ミサイル防衛局)
説明会で配布される[PDF] パンフレットによると、候補地は以下の4カ所。
- Fort Custer Training Center – Michigan Army National Guard, Augusta, Mich
- Camp Ravenna Joint Military Training Center – Ohio Army National Guard, Portage and Trumbull Counties, Ohio
- Fort Drum, Fort Drum, N.Y.
- The Center for Security Forces Detachment Kittery Survival, Evasion, Resistance, and Escape Facility (SERE East), Redington Township, Maine

(MDA配布資料より)
アセスメントの評価項目や各候補地の特色などはハンドアウトに詳述されています。個人的には東海岸へのGBI配備はまだないんじゃないかな、と考えていましたが、北朝鮮の弾道ミサイル開発の進捗状況次第では分かりません。
最後に、ハンドアウトの記載で気になったところを3つ。
- 建設予定の発射サイトには最大で60発のGBIが配備されること。
- MDAは北朝鮮またはイランに射程10,000km級のICBMが少数ではあるが存在していると見ていること。
- MDAはPAC-3がMRBMに対処する能力があると見ていること。

(MDA配布資料より)
6月の迎撃実験「FTG-06b」を受けて、「CE-II」EKVの開発再開も決まり、GMDもこれからいろいろ動きがありそうです。
⇒ GMD関連の記事一覧はこちら