日米で共同開発している弾道ミサイル防衛用迎撃ミサイル「SM-3ブロック2A」が、3度目の迎撃試験「FTM-29」に失敗しました。ブロック2Aの迎撃試験は2017年2月に第1回目を行い成功、2017年6月の第2回目は失敗しています。

今回の試験は、陸上型イージス「イージス・アショア」を用いた迎撃試験として2015年以来2回目(1回目はブロック1Bを用いて迎撃成功)となります。

Another US Navy ballistic missile intercept reportedly fails in Hawaii(2018/1/31 Defense News)
試験詳細はミサイル防衛局(MDA)の発表が出れば追記致します。
まずはメモ代わりに。

「Denfense News」によると、ハワイのカウアイ島ミサイル試験場沖から標的が発射され、陸上のイージス・アショア(AAMDTC)がSM-3ブロック2Aを発射しましたが、標的を迎撃することに失敗しました。エンゲージ・オン・リモート(EOR)による初の迎撃実験とも伝えられており興味深いのですが、こちらも詳細を待ちたいと思います。

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SM-3を用いたイージスBMDの迎撃試験は、今回の試験を含めてこれまで35回実施され、そのうち28回の迎撃に成功しています(2006年12月のFTM-11(迎撃ミサイル発射されず)はカウントしていません。また、2008年11月のPacific Blitzは1発成功・1発失敗でMDAは失敗扱いとしています。)。

迎撃率は約80%です(2018/2/1現在)。試験履歴の詳細はこちら

現在、日米のイージス艦に搭載されているSM-3はほとんどがSM-3ブロック1Aで、米海軍はすでにブロック1Bへの移行を始めています。欧州のイージス・アショアへもブロック1Bから配備されて行く予定です。

ブロック2Aは日米が共同開発を進めている能力向上型で、日本は迎撃ミサイルのノーズコーン、第二段および第三弾の誘導・制御システム、第三段を担当しています。ブロック2Aは2018年から米海軍や欧州イージス・アショアへ配備が始まる予定で、海上自衛隊へも2021年にはブロック2Aに更新予定です。 日本への導入が決定した秋田県と山口県のイージス・アショアへもSM-3ブロック2Aが配備されます。