北朝鮮の新型中距離弾道ミサイル?:高度2000kmのロフテッド軌道で発射実験』の追記です。


北朝鮮が中距離弾道ミサイル「火星12号(ファソン12)」の発射実験成功を発表しました。
기술자들은 주체106(2017)년 5월 14일 새로 개발한 지상대지상중장거리전략탄도로케트 《화성−12》형시험발사를 성공적으로 진행하였다.(2017/5/15 労働新聞
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(2017年4月のパレードで登場した「火星12」。CSISより画像転載。)
발사된 로케트는 예정된 비행궤도를 따라 최대정점고도 2, 111.5까지 상승비행하여 거리 787 공해상의 설정된 목표수역을 정확히 타격하였다.(2017/5/15 労働新聞
昨日の報道では飛翔時間30分、水平距離800km、到達高度2,000kmとのことでした。個人的に飛翔時間と水平距離を固定して計算すると、高度は2,170kmあまりとなるなど、2,000kmを超えてしまっていました。素人の計算ではうまくつじつまが合わなかったのですが、やはり2,115kmまで到達していたようです。

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(労働新聞より画像転載。)
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(労働新聞より画像転載。)

労働新聞には、ロフテッド軌道での発射であることが分かる画像が掲載されています。
画面に映った軌道が正確なら、ホワイトハウスが言及していたほどロシア領土に近いものではなさそうです。ロシア政府もプーチン大統領が形式的に非難声明を出した他はとりたててネガティブなリアクションは起こしていませんし。

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(労働新聞より画像転載。)
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(労働新聞より画像転載。)
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(労働新聞より画像転載。)

TELは4月のパレードで登場した新型TELのようです。

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(労働新聞より画像転載。)

ミサイルは1段式のようです。煙の色を見ると液体燃料です。CSISではこのミサイルをKN-08改良型とみていましたが、液体燃料となるとKN-08系とは違いますね。バーニア・エンジンは2つ。

全長は15メートル以下とのことなので、19〜20メートルのKN-08(火星13)/KN-14とは異なり、北極星2号(全長12メートル)、KN-14(全長17〜18メートル)とも違います。今年初めに発射準備されていると伝えられていた全長15メートルの弾道ミサイルとは、ひょっとすると火星12のことだったのかもしれません。