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最近観た映画など

2012年01月29日norainufilm at 05:23|PermalinkComments(0)TrackBack(0)この記事をクリップ!

年末から2012年初頭の間に観た映画など。

「ニーチェの馬」




「ヒミズ」




「哀しき獣」




「NINIFUNI」




「先生を流産させる会」



それぞれの場所で闘いつづけるしか道はないんだろうな。

新作完成直前/福岡へ行ったノア君

2012年01月15日norainufilm at 04:48|PermalinkComments(0)TrackBack(0)この記事をクリップ!

■ノアくんが、実家のある福岡に帰った。
ノアくんというのは、「SRサイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者」の撮影にボランティアスタッフとして参加してくれた青年だ。結婚を機に、実家の仕事を手伝うために地元に帰るという。

ノアくんは、もともと映画のスタッフではない。
映画を観に来てくれたお客さんだった。

あれはたしか、新宿バルト9での「SRサイタマノラッパー」上映後。
いつも通りキャストが観客の方を見送っていたら、映画館の外でノアくんはイックにラップバトルをしかけてきたのだ。
この時の様子は「SRサイタマノラッパー」のDVDに特典映像として収めているが、
イックはノアくんにラップでボロ負けした。

それからノアくんは「SRサイタマノラッパー」関連の上映やイベントに時間があれば来てくれるようになり、2011年の夏、有志のボランティアスタッフとして「SRサイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者」の撮影に参加してくれた。

炎天下の駐車場では灼熱の太陽で火傷をしながら車止めをし、フェスのシーンでは制作部として車の誘導をした。
いち観客だった東京に住む青年が、なぜか仕事を休んで映画のスタッフとして僕の地元に滞在し、映画の撮影に参加していたのである。

20111207_2420140

ノアくんは数日前に地元の福岡へ帰って行ったが、彼がどんな気持ちで東京を離れたのかは分からない。
安堵の気持ちか、諦観か、新天地への希望なのか(東京最後の夜に会ったノアくんの顔は明るかった)。
ただ、福岡で元気にやっていってくれたらいいな、と思うだけだ。

これはノアくんだけの話ではない。
映画「SRサイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者」は、
こんなノアくんのような有志のスタッフによって撮影された映画だ。
いろんな人の人生の一瞬を借りて撮影した。
福岡の映画館で上映する時、ノアくんはいったいどんな気持ちで観に来てくれるのだろうか。

映画はあと数日で完成しようとしている。
届け、福岡へ。

写真(2)



『SRサイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者』特報

2012年01月09日norainufilm at 08:14|PermalinkComments(6)TrackBack(0)この記事をクリップ!



新作『SRサイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者』の特報映像ができました。
2011年の年末からずっと編集していて、ようやく完成です。

試写会する余裕のないインディペンデント映画の武器は、チラシと予告編。
ブログを持っている方、ぜひこのYoutubeの動画を貼付けてください。
「めんどくせ」なんて言わずに、ぜひよろしくお願いします。

さて、本編の方ですが、
『SRサイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者』は間もなく完成します。
ただいま最後の編集作業で追い込み中です。

年末から、クレジットのテロップ(最後に流れたりするアレですね)を作ったり、
色の調整をしたり、タイトルを調整したり、ともう寝不足&不規則すぎて、
眼の形と肌の色がヤバいことになってきました。
白寿を迎えようとする祖母にも年初の挨拶をしそびれました。

音楽や整音の方も今が仕上げ作業の真っ最中。
いろんな人の想いをのっけて撮影した夏のテンションを、
最後の最後の仕上げでギュギュギュッと凝縮したいなあと思っています。

Ride on.



「SRサイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者」宣伝開始

2011年12月16日norainufilm at 19:01|PermalinkComments(1)TrackBack(0)この記事をクリップ!

新作映画「SRサイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者」のチラシが出来ました。

まさかの僕の写真が使われています。

ぜひ劇場などで見かけたら手に取ってください。

映画は2012年春の公開予定です。


20111215_2425633



20111215_2425634


撮影時は「SRサイタマノラッパー3」と呼んでいましたが、

「この映画を単独で観てもらいたい」との想いから、気持ちをあらたに

「3」は取って「SRサイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者」となりました。


ただいま最後の追い込みで絶賛編集中ですが、

映像を観るたびに「こんなにたくさんの方に支えてもらったんだなあ」

と感慨深くなります。

いまでも撮影に協力してくれた方、一人一人の顔を思い出します。


公開は2012年春。

ぜひ宜しくお願い致します。


ニュース記事 http://eiga.com/news/20111215/9/
 


 

[映画.com ニュース] 入江悠監督が手がける、人気シリーズの最新作「SR サイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者」 のポスタービジュアルを、映画.comが独占入手した。同ポスターで“主役”を飾っているのが、メガホンをとった入江監督。異例の展開だが「裏方なのに、 まさか自分の顔がチラシで使われると思わず、驚きました。あまりメジャー作品がやらないような宣伝をやりたいと思っていたので、笑ってOKしました」と前 向きなコメントを寄せた。

同作は、「SR サイタマノラッパー」「SR サイタマノラッパー2 女子ラッパー☆傷だらけのライム」 に続く、シリーズ第3弾。1作目でIKKU、TOMと別れ上京した元“SHO-GUNG”MIGHTYのその後が描かれる。ラップをあきらめきれず、チャ ンスを虎視眈々(こしたんたん)と狙っていたが、現実は厳しい。そして、ある事件をきっかけに徐々に追い込まれていく。

ポスターの表面には、「監督入江悠挑 戦。」という文言とともに、「どんなに無理だと言われても、この映画だけは、いま撮らなければならないと思いました。」という入江監督の決意表明が掲出。 裏面には、シリーズ初の都内ロケを敢行し、ラスト15分間では“伝説”の長回しに挑んだ製作陣の熱いメッセージが盛り込まれている。既成概念にとらわれ ず、悩みながら丁寧にポスターを制作していった姿勢がうかがえる。

SR サイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者」は、2012年春に公開。

(映画.com速報)


『劇場版 神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴り止まないっ』DVD発売開始!/園子温監督との対談

2011年12月02日norainufilm at 13:14|PermalinkComments(1)TrackBack(0)この記事をクリップ!

『劇場版 神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴り止まないっ』
ついにDVD&BLUE-Layで発売になりました。

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☆新たに5.1chサラウンドミックスした本編、
☆スピンオフ短編『お兄ちゃんの部屋』(アノお兄ちゃんの1シチュエーションドラマ)、
☆神聖かまってちゃんメンバーとのオーディオコメンタリー、
☆撮影メイキング&の子のコメント、

などなど、かなり盛りだくさんになっています。
個人的には攻めの姿勢を感じるジャケットがお気に入りっす。
あと、『お兄ちゃんの部屋』での竹内君のジメジメッとした湿度多めの熱演は注目です。
特典映像はセル版のみなのでぜひ購入して観て下さーーーーい。
オススメはブルーレイ版!

明日は渋谷タワレコで神聖かまってちゃんとイベントやります。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「劇場版 神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴り止まないっ」DVD発売記念
スピンオフ「お兄ちゃんの部屋」公開オーディオコメンタリー&トークイベント
開催日時/2011年12月03日(土)   18:00
場所/タワレコ渋谷店  B1「STAGE ONE」
出演/入江悠監督・神聖かまってちゃん(mono、ちばぎん、みさこ)
参加方法/
ご予約者優先でタワーレコード渋谷・新宿店にて11/25発売「劇場版 神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴り止まないっ」Blu-rayまたは、DVDをご購入の方に先着で入場券を配布いたします。 
ご予約のお客様には優先的に入場券を確保し、商品購入時に入場券を差し上げます。 
番号はご予約された順番となります。
■それからこの前、園子温監督と対談しました。
こちらは来月のQuick Japanに収録予定らしいです。

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園監督いわく、「雑誌での対談は大島渚監督ぶり」とのことで、
若干緊張しましたが、わりと有意義なことを話せて良かったです。
『ヒミズ』での染谷君と二階堂ふみの芝居はちょっとどうなんだと思うくらいヤバいっす。


【明日11/16】田畑智子さんとのトークショー@渋谷

2011年11月15日norainufilm at 14:32|PermalinkComments(2)TrackBack(0)この記事をクリップ!

明日11月16日はオーディトリウム渋谷
短篇「KAZUKO’S CASE」の上映と主演の田畑智子さんとのトークショーをします。
「KAZUKO’S CASE」は今年の夏に撮影した短篇です。

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■上映スケジュール
11月16日(水)19:00開場 19:20「KAZUKO’S CASE」上映開始
上映後、田畑智子さん(主演)、入江悠監督によるトークショー


■料金
一律1000円
整理番号順でのご入場/自由席


公式サイト

数々の映画に出演されている田畑智子さんには、
この機会にいろいろと映画の話を聞いてみたいと思っています。
お時間ありましたらぜひ起こしください〜。

『小津安二郎の反映画』(吉田喜重)/お知らせなど

2011年11月04日norainufilm at 00:38|PermalinkComments(0)TrackBack(0)この記事をクリップ!書籍 | 告知

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移動の途中などに岩波現代文庫版をつらつら読みました。
「小津安二郎の反映画」(吉田喜重)。

すでに映画評論の傑作として誉れ高き本書。
この評論の素晴らしい点は挙げきれないほど無数にあるんですが、
特筆すべきはなにより小津映画「それをそれ自体として語る」姿勢でしょうか。

映画監督でもある筆者は、他作品・他監督との比較や引用を徹底的に排して論を組み立てていきます。
最近の映画評論が、引用につぐ引用、比較につぐ比較で、相対的な作品論あるいは監督論になりがちなのに対して(と、この文章もさっそく比較してしまいましたが)、吉田喜重は小津映画「それをそれ自体として」論じきってしまい、さらには笠智衆や原節子など常連俳優すらも固有名詞を挙げてもらえないほど、その姿勢は徹底しています。
その凛とした姿勢、そして映画を相対化させない凄まじいまでの執念たるや。
映画評論で泣きそうになったのはいつぶりでしょうか。

それから、岩波現代文庫は紙がいいですね。
気持ちがゆったりします。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
舞台挨拶などのお知らせです。

☆「月刊NEOムービー田畑智子」特別上映&トークイベント決定!

11月16日(水)19:00開場 19:20「KAZUKO’S CASE」上映開始
上映後トークショー:田畑智子(主演)、入江悠
■会場 オーディトリウム渋谷


☆「TAMA CINEMA FORUM」

11月23日(水・祝)
『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』(瀬田なつき監督)
『劇場版 神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴り止まないっ』
上映後トークショー:瀬田なつき監督、渡邉大輔氏、森下くるみ氏、入江悠
■会場 多摩

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ハワイにいってきます

2011年10月20日norainufilm at 12:00|PermalinkComments(1)TrackBack(0)この記事をクリップ!かまってちゃん 

これまでの人生で、ハワイ的なものはできるだけ避けるように生きてきたような気がしますけど、なぜか明日ハワイに行くことになりました。

ハワイと言えば、K DUB SHINEの「いつもしてた親不幸そのうち連れて行くよオアフ島」くらいしか知らなかったのですが、つくづく人生っていうのは分からないものですね。

今年の7月に韓国の映画祭に行った時、色黒の太ったおっさんが馴れ馴れしく、「お前の映画めっちゃ良かったで〜、この映画祭で一番や〜」的な事を英語で話しかけてきて、日本に帰って来たら「Aloha〜」とメールが届いたのでした。

というわけで、第31回ハワイ国際映画祭へ。
http://www.hiff.org/

インターナショナルタイトル「RINGING IN THEIR EARS」こと、「劇場版 神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴り止まないっ」の上映と舞台挨拶です。

劇場初公開から早7ヶ月。
さてハワイの皆さんの反応はいかに。
時間があったらバイクを借りて乗り回してみます。
母親を連れて行くなら、ケープタウンとかがいいです。

追記:
先日撮影が終わった「SR サイタマノラッパー3」の編集はぐいぐいと進んでいます。
「週刊!SRメルマガ」というとこで最新情報を配信しています。
あと、現在絶賛開催中の「ふやか映画祭」でもシークレット映像を上映しますよ。

DSC04275
 photo by Emi

『SRサイタマノラッパー3』9/23、9/25フェスシーン撮影エキストラ大募集!

2011年09月21日norainufilm at 12:09|PermalinkComments(0)TrackBack(0)この記事をクリップ!

■9月頭から撮影が始まった『SRサイタマノラッパー3』。
東京、サイタマ、栃木と撮影を続けてきました。

写真(3)

写真

そして、9/23、9/25はいよいよクライマックスシーンの撮影です。
実はまだまだフェス会場でのお客さん役のエキストラさんが足りません。
(すでに500名以上の方の参加が決定してますが、まだ足りないっす)。

この撮影では、長回しでの高度な芝居が必要なので、
いわゆる普通のエキストラさんというよりも
ほとんど俳優なみの緊張感が要求されます。

それでも「やったるぜ!」「面白いじゃねーか」という方はぜひご参加ください。
登録フォームから登録する余裕がある方はぜひご登録をお願いします。
ギリギリまでいけるかわかんね、という方は当日15時までにお越し下さい。

撮影場所では、台風や雨にも負けずフェス会場も絶賛建設中!

写真(2)

9月23日&25日のエキストラ参加をして頂く方々用に、会場までのアクセス方法(タクシー、バス)を記載致します。

【日にち】:9月23日(祝・金)、9月25日(日)
【場所】:日本レンガ工場跡地 (深谷市浄化センター向い:埼玉県深谷市上敷免2

【予定時間】:13時〜22時

【内容】:音楽フェスのお客さん役(会場内での演技があります)

※なお、大変恐縮ですが撮影の関係上、両日ともに最終入場を15時で締め切ります。
さらに18時以降は極力、会場外出入りを控えて頂くことになります。


ご登録はコチラからアクセスしてください
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
【エキストラ応募フォーム】

応募フォームに必要事項を記入の上お送り下さい。
折り返し、メールまたはお電話にて詳細をお送りいたします。

【交通手段】
--------------------------------------------------------------------------
1、深谷駅からタクシーを利用する場合
--------------------------------------------------------------------------
深谷駅にはタクシー乗り場があり、深谷駅から深谷市浄化センターまで、約14分(1,700円程度)です。
運転手へは「浄化センターの向かいにある、レンガ施設の跡地にお願いします。」と伝えるのが良いです。
深谷駅近辺で利用できるタクシー会社は主に以下の会社をご参照下さい。

深谷タクシー 048-571-0315
ミツワタクシー 048-571-0076
鈴仲タクシー 048-573-3900
深谷合同タクシー 0120-182-155


--------------------------------------------------------------------------
2、深谷市コミュニティバス「くるリン」を利用される場合
--------------------------------------------------------------------------
深谷駅より100円(前払制)で乗れるコミュニティバスがあります。

いくつか路線がありますが、撮影場所向かいの「浄化センター」へ行くものは、北コース西循環があり、
最寄りの停留所は「浄化センター前」となります。
時刻表は以下の通りです。
------------------------------------------------------------
右回り
深谷駅 7:58発 浄化センター前 8:51着
深谷駅13:38発 浄化センター前14:31着

左回り
深谷駅10:33発 浄化センター前10:47着
深谷駅16:13発 浄化センター前16:27着
深谷駅18:47発 浄化センター前19:01着
------------------------------------------------------------
※プリントアウトをお勧め致します。

【注意事項】
●エキストラ出演費、交通費、食費に関してはお支払いできかねます。
●個人のお荷物・貴重品はご自身での管理をお願い致します。紛失等の責任は負いかねます。
●ご応募の際いただきました、個人情報に関しては、厳重に管理し、撮影の参加確認、緊急時のご連絡などの撮影に関する連絡のみ使用し、それ以外には使用しないことをお約束いたします。
●撮影中はスタッフの指示に従ってください。万が一、スタッフの指示に従わず、撮影の進行を妨げる行為をされた方にはご退場いただくことがあります。

それでは、インディペンデント史上最大規模の撮影でお会いしましょう!
雨でも台風でも撮影しますので、ぜひ万全の体制でお越し下さい!
また大混雑の可能性もありますので、車でお越しの方はご注意ください。
当日は多彩な出演者が登場しますのでお楽しみにー。

※詳細は「SRサイタマノラッパー」公式ブログにも記載があります。
http://sr-movie.jugem.jp/


第36回湯布院映画祭

2011年08月29日norainufilm at 02:33|PermalinkComments(4)TrackBack(0)この記事をクリップ!

第36回湯布院映画祭に招待されて行ってきた。

上映後のシンポジウムがどこよりも熱い、
と以前から話を聞いていた映画祭だ。

観客と監督と俳優を交えたシンポジウムでは喧嘩も起こるという。
過去には途中で怒って席を立った監督もいたという。

噂に違わず、たしかに熱かった。

■映画を観てくれたある方が大勢の参加者がいるシンポジウムで僕に向かってこう言った。
「みんなは褒めてるけど、私はあなたの映画がまったくピンとこなかった」
その瞬間、僕はこの映画祭のことが好きになった。

上映後に起こった大きな拍手も嬉しかったけど、
「ピンとこなかった」という、この言葉の方がもっと嬉しかった。

観客が監督(と出演者)に対して、面と向かって「つまらない」と言うのは中々に難しい。
しかもこの場では、観客も「なぜつまらなかった」のかを皆の前で説明しなければいけない。
でも、そんなことを当たり前にさせてしまう映画祭とはなんて素晴らしいんだろう。

監督も俳優も(映画に関わらずどんな分野でも)キャリアを積めば積むほど、
周囲がその人を批判することは難しくなる。
だからこそ、監督や俳優が「裸の王様」になることを決して許さないこのシンポジウムのなんと大切なことか。

映画を褒めてくれた人の顔ももちろんひとりずつ覚えているが、
僕は次回作を作りながら、「つまらなかった」と言った人の顔を何度も何度も思い出すだろう。
絞り出すように説明してくれた「つまらなかった」理由を反芻するだろう。

僕はこれからも自分が作りたいように映画を作るから、
「次こそあの人に面白かったと言わせたい」とは思わない。

映画を作るのにはたくさんのスタッフやキャストが関わっているから、
監督の立場として「つまらなくてさーせん」と謝ったりは絶対にしない。
演出意図の説明はするけど、最終的に子供を守るのは監督の仕事だ。

でも、僕のこの作品を「つまらない」と思う人がいるということの厳然たる事実。
この事実を突きつけられる機会があることで少なくとも謙虚になれる。

映画を見る人も作る人も自分のすべてを賭けて挑む、本当に素晴らしい映画祭だった。

湯布院映画祭に参加された皆様、映画を観てくれた皆様、厳しい言葉を投げかけてくれた皆様、そしてこれまで映画祭を支えてきた皆様、本当にありがとうございました。
あと、オータさん、飯まじ美味かったっす。

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