任地ルワマガナ郡のムシャセクターに配属され、数日が経ちました。

前回は、愛すべき我が家を紹介しました。

不安しかなかったあの家が!ルワンダの我が家のビフォー・アフター公開します。 : ルワンダノオト 青年海外協力隊ブログ不安しかなかったあの家が!ルワンダの我が家のビフォー・アフター公開します。 : ルワンダノオト 青年海外協力隊ブログ

今回は初出勤の様子をお伝えします。

■ワクワクの初出勤

これがぼくの職場、ムシャセクターオフィスです。

以前一度訪問した時は、英語が通じる人はいなそうでした。どうなることやら。

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看板にはルワンダ語で "Office of Musha Sector" と書いてある。

上司に挨拶に行くと、まず「私に何をしてほしいの?」と聞かれました。

いやいやこっちが聞きたいぐらいだよ、と思いましたが仕方ありません。

ルワンダの地方行政は、県>郡>セクターとなっています。

セクターは、郡が決定した政策の実施機関。決定権はありません。

JICAボランティアの派遣はもっと上の組織によって決められるため、配属先の人が「なんかよく分かんないけど、日本人のボランティアが来た」っていう状態になることはよくあるらしいです。

教師や看護師など分かりやすい職種ならまだしも、ぼくらのように専門性に欠ける「コミュニティ開発」という職種にとってはなおさらです。

「現地語もしゃべれないし、専門性もない奴が来たけどどうしよう」ってそりゃ思いますよね。

とりあえずぼくの仕事はこの「コミュニティ」を「開発」することで、特に水問題の解決に関する要請をJICAから与えられていると伝えました。

すると、インフラ担当の女性を呼んできてくれました。

よしよしと思って、質問してみました。

「どんな仕事してるか教えて!」

「…」

「資料とかあったら見せて!(棚のファイルを指差して)こういうのないの?」

「…」


見たことないぐらい分かりやすい「困り顔」でスルーされました。ぱるるか。

ぼくも困り顔で応戦していると、「彼女は来てまだ三ヶ月なのよ」と上司がフォロー。

三ヶ月あったらちょっと教えるぐらい出来るだろうに…。

仕事内容は徐々に知ることにして、とりあえず自分のデスクが欲しいとお願いしました。

「ちょっと待ってて」と言い残して消える2人。

隣の部屋からガタガタガタガタッと音が聞こえます。

しばらくして呼ばれて行ってみると、

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ありました!右がマイデスク。

こんな立派な机をもらえて感激です。とりあえず居場所が出来て一安心。

左にあるのが、インフラ担当の女性の机です。

■まずはオフィスのインフラ整備を

自分の部屋は日差しが入って心地よくていいなーと思って、トイレに行ってみました。

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暗ッ。

見えているのはフラッシュを焚いているからですが、電気がつかず窓もないため真っ暗です。

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便器には便座がありません。鍵がかかりません。もちろん紙もありません。みんなどうやって用を足してるんだろ。

ここ行政組織だよな…。インフラ担当仕事しろや。

…と思ってましたが、どうせ仕事ないし、こういう所こそ自分で動いてやんなきゃなと、これ書いてて思い直しました。

改善出来ないか聞いてみます。電球付け替えるくらいならすぐ出来ますからね。

なぜやらないのかと感じたら、自分がやればいいだけです。

■結局ルワンダ語の勉強

オフィスを眺めてみると、無いって言われたインフラ関係の資料がちゃんと棚に置いてありました。

中を見るとルワンダ語だらけで、全然分かりません。

やることもないし、同僚もかまってくれないので、とりあえず辞書を使いつつ資料を読んでみることに。

どうやら土地開発の進捗具合についての資料のようでした。トウモロコシやキャッサバが目標◯ヘクタールに対して◯%とか書いてありました。

小一時間かかって、ようやく1枚をなんとなく解読。

しばらくは片っ端から資料を訳していくだけでも勉強になりそうです。ボキャブラリー増やさないと、仕事も出来ないですからね。

■水の問題さっそく発見?

家の整理をするため午前中で帰ろうと思い、オフィスを出ると目の前の水汲み場に近所の人たちが集まってました。

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これは「水の防衛隊」として話を聞かなきゃと思って、「日本から来たボランティアで、2年間ここで働くよ。水関係の仕事をするんだ。」って言うと、おばちゃんがガツガツしゃべってくれてほぼ聞き取れず…。

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たぶん「水汲み場が遠くて運ぶのが大変だから何とかして」的なことじゃないかと思います。

多くの人が自転車の後ろにジェリー缶(黄色い灯油缶)を2~5個ぐらい紐で括りつけて運んでいますが、中3のときに彼女と二人乗りしてたらフラフラしてトラックに轢かれそうになったぼくには絶対そんなこと出来ません。

近所のみなさんは外国人が相当珍しいようですが、こちらがルワンダ語で挨拶すると笑顔で返してくれます。

嬉しいことに、老若男女とも怪訝な顔をする人は全然いません。

これから住民の一人として認めてもらえるように、交流を深めていきます。

問題は自分の「仕事」をここで見つけられるかどうか…。

2年後、このブログをどんな気持ちで読み返すのか、いまから楽しみです。

タケダノリヒロ(@NoReHero)