アフリカ開発会議のため来日していたある方が、インタビューに答えていっていた。
「アフリカに住む子どもたちが、等しく教育を受けることができれば、アフリカは立ち直れる。」
かつて敗戦国として、悲惨なスタートを切った日本が、世界で上位を占める経済大国になれたのも、教育に力を入れた賜物だろうと思う。
事情は違うかもしれないが、悲惨な状態は共通しているかもしれない。
日本が採ってきた手法で、何か役に立つものがあるかもしれない。
日本は、援助の倍増を約束していた。
でも、日本の援助が、汚職の温床になっていた事例は数多い。
政府への援助は、同じ轍を踏みかねない気がする。
できれば、「国が何もしてくれない以上、自ら動くしかない」、こういう団体に援助するようにはできないものだろうか。
援助も、私たちの税金だ。
その税金が、アフリカの底辺で苦しむ人の少しでも力になるのなら、援助の甲斐もあるというものだが、一部の人間の懐を潤すという、どこかの国の二の舞のようなものならば、いっそ止めた方がいいような気がする。
援助が最も必要なところへ援助が届く、この当たり前のことが難しいなんて、どこかが間違っている。