発信箱:道路財源で地下鉄!?=与良正男(論説室) - 毎日jp(毎日新聞)

ヨーロッパのどの国だかわすれたが、住宅街で自動車がスピードを出しすぎないように、わざと道を曲がりくねらせたり、段差をつけたりしている所があった。
自動車自体、運転しづらくして、交通量を抑える効果もねらっていたようだった。
もちろん、それと同時に公共交通機関の整備も進められていたが。

道路というのは、どこでも同じように舗装して、走りやすくすればいいというものではないだろう。
誰かも言っていたが、道路を整備すれば、それは他所からの人や物の流通がよくなるかもしれないが、より規模の大きい都市への、人口の流出も増えると。
道路の整備にばかり、地域の活性化を求めるのは、そろそろやめた方がいいのではないかと思う。

救急時について、道路云々が取りざたされていたが、私は道路より、やはり医者が大事だと思う。
いよいよとなったら、道路より空路という事になり、僻地などはヘリポートを整えた方がより役に立つかもしれない。
道路が整っても、空路で運ぼうとも、医者がいなければ本末転倒だろう。

 道路ができれば、地方はみなハッピーになれるかと言えば、そうではない。総合的な交通体系とは何か。いや、もっと視野を広げ、国土をどう形成するか。そんな議論が欠けていないか。

生活道路は、私が幼い頃は、砂利道だった。
自動車が少なかったのもあるが、舗装してからは 狭い道にもかかわらず、スピードを出して走る自動車が後を絶たない。
いっそ舗装してない方が、スピードが出しづらくていいんじゃないかとさえ思える。
道路を造る際、自動車のことばかりが念頭にありすぎるように思える。
最初に書いたように、歩行者に優しい道路造りもあるはずだ。
カネのかけ方にも、一工夫ほしいものだと思う。

すでに道路特定財源、と構える時代でもない気がする。
税金が生きた使い方をされるためにも、一般財源化してもらった方がいいとつくづく思うんだが。
すでに国交省は、その一部を一般財源化してくださったようだから、そのまま推し進めていただくとしましょうか。