2017年07月21日

Involtini di maiale al balsamicoナス豚巻きバルサミコ風味

3豚ナス今日は「おいしいイタリア」の日でした。

「おいしいイタリア」は毎月第三金曜日、仙台五橋にある福祉プラザ調理室で開いているイタリア家庭料理の会です。

今月は夏野菜をテーマに4品作りました。

ーイカとトマトのスパゲッティーニ
ーナス豚巻き
ーズッキーニのオーブン焼き
ー詰め物をしたパプリカ

ナスの豚巻きバルサミコ風味は、豚の薄切り肉をナスに巻き付けて焼いたら、バルサミコを加えてからめる料理です。豚肉と甘酸っぱいバルサミコは好相性です。

<ナスの肉巻きバルサミコ風味>
①ナス(1本)は縦半分に切ってから、半分を四等分に切り、塩をして少し置きます。
豚肉(4枚)は広げ、指に取ったおろしニンニクを肉すりつけて、軽くニンニクの香りをつける。
*写真はバラ肉ですが、モモでもかまいません。脂が沢山出たときはキッチンペーパーでふき取ること。

2なす豚豚なす











②ナス2切れを手に取って、ぎゅっと水気を絞ってから、小麦粉と片栗粉を合わせた粉を振りかけ、肉を巻き付けます。最後にギュッと握りしっかり肉を巻き付けます。

③フライパンを熱して、肉の巻き終わりを下にして焼く。塩をして、中のナスが柔らかくなるまで、じっくり焼く。

④豚肉に焼き色がつき、中のナスに火が通ったら、バルサミコ酢(大さじ1半)と砂糖(一つまみ)を加え、煮詰めたら出来上がり。
5豚ナス



norichetta at 21:30|PermalinkComments(0)主菜 Secondi piatti 

2017年07月15日

Composta di nespole del Giappone 枇杷のシロップ煮 

びわ我が家の庭の枇杷が沢山実をつけるようになったのは去年からです。

昔から庭の隅に立っている木ですが、何年も実など生ったためしなどなく、「何となくそこにある木」と、私たちはかなり軽く扱っていました。

2年前の春、母の病気が再発し、いよいよ体調が悪化するばかりの夏、病院が施す治療も効かなくなり、藁をもすがる思いで、民間療法の本をむさぼるように読みました。

そこには枇杷の葉や種を使った治療法が書いてあり、人間とは勝手なもので、今まで見向きもしなかった木が、突如、希望の木に変身し、本に書いてある通り、毎晩、庭から葉を摘んで来ては患部に当てることを繰り返し、かすかな望みを託しました。

母は秋に亡くなったわけですが、その翌年、つまり昨年から、たわわに枇杷が生り始めました。今年は去年以上の生り具合で、実の重さで枝がたわむほどでした。

昼間は鳥たち、夜間はハクビシン、昆虫界ではカナブンが甘い香りに誘われ、物色している様子。収穫時を見極めているのは私たちばかりではないのでした。

それらライバルたちと競いながら収穫する度、ご近所や知人友人に配りまわり、それ以上はシロップ煮にしました。

指先を黒くしながら皮を剥き、鍋一杯になったら、お水と砂糖を適宜加え、軽く煮れば出来上がり。いとも簡単なのに、杏仁豆腐のような枇杷の香りがシロップに移り、滋養によい味わい。

種ばかりが大きい、とらえどころのない果物だと今まで見下していた私でしたが、こうして煮て、冷たくつめたーく冷やして食べてみると、そのおいしさにようやく開眼するのでした。

今年は去年よりも豊作。大鍋で何度煮たかわからないほど沢山シロップ煮をつくりました。

集まりがあり、鍋ごと持って行き、皆に食べてもらったところ、とても好評だったので、気をよくした私は、イタリア語の生徒さんにも押し売りして消化してもらいました。

「西の魔女が死んだ」(梨木果歩著)という素敵な物語りがありますが、その中に、愛するおじいさんが亡くなった翌年から家裏のワイルドベリーが沢山生りはじめた、という箇所をふと思い出しました。

沢山の実が実った日、その日はおばあさんの誕生日でした。おばあさんは嬉しくてその場にしゃがみ込み一人で泣いてしまったと、数年後、孫娘に語ります。「自分へのプレゼントだとわかりました。おじいさんは一度たりとも私の誕生日を忘れたことはなかったのですから」

孫娘というのは、学校になじめず不登校の女の子。学校の代わりに、”西の魔女”、つまり母方の祖母の家で過ごしながら、魔女修行が始まる..という物語りです。

IMG_4139子供向けのファンタジーだと受け取る読者もいるようですが、私はそう単純なふわふわした物語だとは思えませんでした。

魔女、というのは特別な人を指すのではなく、昔は各家庭におばあちゃんがいて、彼女たちが教えてくれた事柄は常に科学的ではない摩訶不思議なことばかりでした。だからおばあちゃんたちはみんな魔女だったのかもしれないと思います。

私の祖母も、生前、不思議なことを時々言う人でした。親戚に不幸があると、「昨晩、お別れに来たよ。夜中、玄関の扉が開く音がしたもの」と、翌朝、当たり前のことのように話していました。

下の歯が抜けたら、「空に向かって投げなさい。上の歯の時は下に向かって投げること」とか、「ストーブのやかんの口は南を向いていなくてはいけない」、とか「味噌汁をご飯の上にかけて食べちゃダメだよ。学校でいじめられるからね」とか、不思議なルールが沢山ありました。

疑問も持たず、孫たちはいつもその「不思議」に従いました。科学的に証明されるとかされないとか、そういうことには考えが及ばず、そうすべきだろうと直感で信じたのです。

何が大切で何がそうではないか、何が正しくて正しくないか、魔女との生活の中で、無意識にその答えを感じ取ることが出来たのではないかと思います。

「科学的な根拠がない」とか言い始めてから、私たち日本人は、人間が持つ直感というものを封印し、精神的に脆弱してまったように思えてなりません。目に見えない大きなものに包まれていると信じることは、人間にとって安らぎでもあるからです。

果樹というのは沢山実をつけた年が続いたかと思うと、ある年、ニシンがばったり北海道に来なくなったように、突如、実を結ばなくなることがあります。木だって休息は必要なのでしょう。

来年の豊作を祈りつつ、大仕事を終えたばかりの枇杷の木を称え、毎朝、根元に水をあげています。

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norichetta at 12:55|PermalinkComments(0)デザート dolci 

2017年07月08日

Spaghettini ai calamari e pomodori イカとトマトのスパゲッティーニ

夏野菜今月の「おいしいイタリア」は7月 21日です。

「おいしいイタリア」は毎月第三金曜日、仙台市福祉プラザで行っているイタリア家庭料理の会です。
時間は18:15~  21:00です。

夏野菜がおいしい季節到来です。
今月は夏野菜をたっぷり使ったメニューを作ります。




・烏賊とトマトのスパゲッティーニ
・ナスの肉巻きバルサミコ風味
・ズッキーニのオーブン焼き
・詰め物をしたパプリカ

是非参加お申込みお待ちしています!

norikasato@hotmail.com


パスタの作り方を簡単に説明します。

イカは旬の小さなスルメイカが柔らかくておいしいので、それをさっと茹で、食べやすく切る。トマトも湯剥きして刻んでおきます。二人分であれば、スパゲッティーニ 120g、塩分1%の湯で茹でます。

ボールにオリーブ油大さじ1半、塩小さじ1/4、すりおろしたニンニク1/4片分、ケッパー小さじ2を加えてよく混ぜておく。ここに茹でたイカとトマトを和える。

茹で上がったスパゲッティーニもボールに加え全体を和える。青じそも散らして香りを添える。

暑くて食欲がなくなる夏でも、このパスタなら何故かモリモリ食べてしまいます。
イタリアで生活していた時、毎夏、青じそを育てていました。バジリコも悪くありませんが、青じそのほうがより合うように思います。イタリア人の友人にこのパスタを何度か食べさせてみたところ、「バジルよりも良い」という評判でした。
是非試してみて下さい!

トマトとイカのスパゲティ


norichetta at 15:57|PermalinkComments(0)おいしいイタリア | パスタなど Primi piatti