2017年05月27日

きなこのケーキ Cake alla farina di soia arrostita

IMG_3860以前、きな粉はお餅と一緒に食べるくらいしか食卓に登場しませんでしたが、今は洋菓子の材料としても使われていて、私も大好きです。

先日観光に来たイタリア人も、和食屋さんで食べたきな粉のジェラートに夢中になっていました。

香ばしくてコクが出て、きな粉はパンナコッタにしてもいい感じです。そのうちイタリアでブームになるのではないかと密に思っています。

今日はケーキにしてみました。


<パウンド型1ケ分>
バタ     80g
卵(S)     2ケ   
小麦粉   50g
BP           小さじ1/2杯
キビ砂糖 70g
きな粉     40g
牛乳       小さじ1
スライスアーモンド適宜


①小麦粉、きな粉、BPは合わせてふるっておく。

②室温に戻したバタを泡立て器で良く練り、キビ砂糖を加えて白っぽくなるまで練り続ける。

③②にほぐした卵を少しずつ加えながらよく混ぜる。最後に牛乳を加え混ぜる。

④③のボールに振るっておいた粉類を加えて、さっくり全体を混ぜたら型に入れて、何度かトントンと落としつけて中の空気を出させる。スライスアーモンドを表面に散らす。

170度のオーブンで40分ほど焼く。

*焼いてから一日後がおいしい。



norichetta at 09:29|PermalinkComments(0)TrackBack(0)デザート dolci 

2017年05月19日

Involtini インボルティーニ

DSCN7083今日は「おいしいイタリア」の日でした。

「おいしいイタリア」は毎月第三金曜日18時15分~仙台市福祉プラザで開いているイタリア家庭料理の会です。

今年で8年目を迎えます。

今日のメニューは下の通りでした。






玉葱とセージのピザ
インボルティーニ
トマトとアヴォカドのサラダ


「インボルティーニ」は、「ロールした」という意味があるので、肉料理に限らず、色々なインボルティーニが存在します。

例えば、茄子を薄切りにして、塩でしんなりさせてから詰め物をしてクルクル巻いたものをオーブン皿に並べチーズとトマトソースをのせて焼いた夏料理の定番も「インボルティーニ」と呼ばれます

今日のインボルティーニは、ドライトマト、チーズ、レーズン、ベーコン、クルミ、オリーブの実などをフィーリングにして豚肉で巻いたものです。

クルミの歯ざわり、レーズンの甘さ、ドライトマトの酸味、チーズとベーコンの濃厚さなど色々な味が一緒になって、不思議でおいしい料理です。

フィーリングがパラパラして詰めにくいかもしれませんが、巻き終わって、ぎゅっと握りながら形を調えると、大丈夫です。

手が込んでそうですが、煮込む時間も少なくあっという間に出来る料理です。


Ingredienti 材料 4人分>

 豚肉            8枚(一枚が30~40gぐらい)

 

 パン粉           20g

 ドライトマト         10g(1ケ分) 
      →
ひたひたの湯で15分もどして千切り

 胡桃            10g→軽く刻む

 レーズン                          10g→軽く刻む

 ベーコン          30g→5㎜程度に切る

  チーズ           30g → 〃

 黒オリーブ(種無し)      5ケ→軽く刻む

 オリーブ油                       大さじ1

 

薄力粉            適宜

グリンピース         100g

オリーブ油          適宜

塩              少々

コショウ

白ワイン           50cc

 

 

Preparazione 作り方>

①詰め物の材料を全部合わせて良く混ぜ合わせ、肉の枚数分、軽く握って丸めておく。


豚肉を広げて、①の詰め物をのせて、肉からはみ出ないようにクルクル巻く。(両端をしっかり内側に巻き込む)


③巻いた肉に、薄力粉をまぶす。

④フライパンに、オリーブ油を熱して、③に軽く焼き色がつくまで焼き、塩コショウをふる。白ワインを加えて、アルコール分を飛ばす。

 

⑤肉の1/3の高さまでを加え(ドライトマトのもどし汁も)、蓋をして2分煮る→グリンピースを加えて3分ほど煮る。蓋を取って煮汁の様子を見ながら少し煮詰める。味を調えて出来上がり。

 

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norichetta at 09:11|PermalinkComments(0)TrackBack(0)北イタリア | 主菜 Secondi piatti

2017年05月08日

盆栽世界大会

IMG_38374月27日から4日間盆栽世界大会が大宮でありました。
それにむけて2年前にも盆栽めぐりでいらっしゃったヴェネツィアの方のガイドをさせていただきました。

4月27日成田に到着から5月7日成田出発するまでの11日間の旅程は結構ハードでしたが、世界大会を皮切りに、栃木、福島、仙台、山形、静岡と盆栽屋巡りをしながら、京都、姫路なども観光しました。

GWにすっぽりはまった今回の旅行でしたので、渋滞や人ごみの多さをとても心配しましたが、お天気にも恵まれ、思ったよりもスムーズに旅程通り進んだと思います。

デモストレーション       「下から見上げて大木を感じられるかが大切」だとジャンニ
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まず世界大会では、日本中の有名な盆栽がひと会場に集結されたというまたとない機会でしたので、ヴェネツィアの皆さんはかなり興奮していました。

会場ではデモストレーションが行われていたり、盆栽や盆栽道具などが販売されていたりと、盆栽一色。訪れている日本人の多くは「おじさん」たち。一方、海外の人は若い人が目立ち、その違いも興味深かったです。あちらこちらからイタリア語も飛び交い、多くの若いイタリア人も沢山いました。
                 販売する店舗も沢山
IMG_3611IMG_3616立派な盆栽の数々を愛でる目も疲れて一息つきながらあたりを見渡すと「Yuoは何しに日本へ」のカメラなどテレビ局の取材陣の姿を結構見かけました。

すると一人の新聞記者が声をかけてきてくださり、二人はインタビューされ、翌日新聞に掲載されました。
https://www.agrinews.co.jp/p40732.html
写真も彼らです。
いつも穏やかな鈴木さん     背が高いのがビヨンさん。ナイスガイでした。
IMG_3612IMG_3568会場には鈴木伸二さんなど日本を代表する盆栽作家の方々ともお会いすることが出来て、本当に嬉しそうでした。また北米のビヨンビヨホルムさんという海外を代表する盆栽作家さんもいらっしゃいました。
4年前にお邪魔したミラノの盆栽のパイオニア、クレスピさんにも偶然お会いしました。

IMG_3661栃木ではサツキ盆栽で知られた小林産業さんにおじゃまして、少しレッスンしていただきました。おもちゃを与えられた男の子みたいにジャンニとパオロは本当に楽しそう。

教えて下さったのはサツキ盆栽で何度も国風展に出展している造園家の佐々木さん。盆栽を通して3人は言葉を超えて通じ合っています。

そんな時、奥様方は退屈してないか心配になる私ですが、バールバラとラーラは「夫が嬉しいのが嬉しい」という二人。もちろん時々、「もう盆栽はBasta(充分)!次回は私たちを沖縄のビーチに連れて行って。男どもとは別行動よ!」などと言ったりもしますが、それは口ばかり。本当に素敵なご夫妻です。

栃木のフラワーパーク     ずんだ餅やフキの煮ものなど
有名な藤の大木にびっくり   心のこもった家庭料理に舌鼓 

IMG_3640IMG_3685福島では我妻五葉松で世界的に知られる盆栽作家の阿部健一さんのお宅を訪問したところ、奥様の心のこもった手料理で歓迎してくださり、本当に感激でした。

健一さんの父親である倉吉さんは我妻五葉松の盆栽を本格的に広め、倉吉さん著「盆栽樹形の作り方」はイタリア語、フランス語にも訳され、二人はすでに読んでいます。二人は阿部さんの盆栽に自然を感じると言います。阿部さんの我妻五葉松に対する情熱に共感したジャンニとパオロでした。
またここでも地元のテレビ局の取材を受けて、盆栽に対する思いや、我妻五葉松について質問を受け、真摯に答える二人でした。

矢板の芳松園にて

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お寿司屋さんのカウンター席   歓迎してくれた仙台の皆さん
IMG_3716IMG_3747仙台では、去年トレヴィーゾの盆栽展へお連れしたお茶の先生や画家さんなどと再会し大歓迎を受けました。

主催者のパウロは、来年二月、第4回Miyabi展を計画しています。私も通訳で参加させていただくので、移動の電車の中などで打ち合わせをしました。

天童「盆栽のたけだ」さんにて   沢山良い素材
IMG_3670IMG_3729盆栽の買いもの時の表情はとても真剣です。
その駆け引きは「ヴェニスの商人」という血筋を感じるものです。値切りが下手で知られた典型的東北人の私も冷や汗をかきかき応戦します。

IMG_3771IMG_3759今年のGWは天候に恵まれ、伊豆では富士山を見ることができました。



IMG_3764先月下見に行ったときはお天気は良かったのですが、春霞がかかって富士山が見れなかったので、本当に良かった!富士山を見ながら足湯にもつかって、ほっと一息。

IMG_3784IMG_3778東静岡では、盆栽世界大会でデモストレタ―をされた若手盆栽家漆畑さんの苔聖園を見学。

せっかく海外からいらっしゃる盆栽愛好家のみなさんを十二分に楽しませるデモストレーションを企画準備するのに、時間が限られている中でもあり大変なご苦労だったそうです。その大役を終えたばかりのお忙しい中お話を伺うことができました。



IMG_3789ジャンニはイタリア人でありながら毎朝日本茶を飲む習慣があって日本茶が大好き。そんな彼のために静岡ではお茶畑とお茶工場の見学を旅程に入れました。


IMG_3795IMG_3793観光協会の方の口利きで案内していただいたのですが、工場の方々からとても丁寧な説明をしていただき、日本人の私も興味津々でした。毎日摘み取ったお茶の試飲の仕方を教えてもらい彼らも挑戦しました。

IMG_3802IMG_3820姫路城と好古園も見学しました。あらためて彼らは日本庭園が好きであることを発見。今回ももっと色々な日本庭園を案内すべきだったと反省。

ジャンニとパウロの夢は自宅に日本庭園を持つこと。日本庭園を見ながらお茶を一服するのだそうです。

数週間前、このブログにも書いたように、守護霊とかそういうことに最近興味を持っていた私は、「私には料理好きのイタリア人がついていると思うのだけど、ジャンニとパウロの背中には日本のお侍さんあたりがついていると思う」と話しました。「そのお侍さんは盆栽が好きでね。。。」と話しましたが、一笑に付されました。

白く輝く世界遺産のお城を撮影し、イタリアの友達に即送信して自慢していました。GWの観光名所ですから、人が沢山で本当に暑かった!

屋台のいい匂いに惹かれるのは
万国共通

IMG_3845京都では伏見稲荷を見学し、骨董大好きの4人さんなので、骨董屋さんが沢山並んでいる三条でお買い物をしました。

仕事で色々なイタリア人と会う機会がありますが、このヴェネツィアの方々ほど「日本のパスタ」、つまり蕎麦、ラーメン、うどん類が大好きな人たちもいないのではないかというほど毎日のように何かしら麺類を食べていました。

佐野でラーメン            山形で蕎麦 
IMG_3755IMG_3725料理番組などで、冷たいスパゲティが紹介されますが、あれは最近の料理で、保守的なイタリア人にとって、パスタは「温かいもの」というゆるぎない信念があります。

GW中は結構暑かったのですが、それでも冷たいものよりも、温かい汁入りに舌鼓をしていました。

松島で稲庭うどん(この時ばかりは冷たいのを食べてみたパウロ夫妻)
IMG_3706IMG_3707ダメな人はお出しの香りからNGの人もいるのに、すっかりだし汁が気に入った奥様二人は後で、鰹節と昆布を購入していました。思うに、ヴェネツィア人は他の地域のイタリア時よりも比較的、魚介を食べることが多いので、日本料理の味を分かってくれる舌を持っているのかと思いました。

終盤「イタリア料理は恋しくないか」と尋ねると、4人とも首を傾げ、「特にない」という答え。ガイドとして、食が合うことは本当に助かります!

何度麺類を食べたかわかりません。今回特に気に入ったのが餃子。「ラビオリ食べたい」が合言葉。
ラーメンでは必ず「ラビオリも」と
注文していました。          京都でカレーうどん           
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「トラベルはトラブル」という話があるほど旅行にトラブルはつきもので、毎日何かしらヒヤッとする出来事がありました。その中で最も冷や汗をかいた2つを紹介します。

あれは京都駅だったでしょうか?彼らの先頭になって新幹線を下車すると、「ノリカ、パウロがバックを忘れたー!」という声がしました。振り返ると、車両に引き帰える彼の後姿が見えmいつ出発するかも分からない新幹線に私も乗り込みました。

彼も私も慌てていたため、隣の車両に乗り込んだことが分からず、ショルダーバックを血眼になって探しますがありません。もう発車するという焦りと、ホームで待つ3人さんとバラバラになってしまう危惧が先に立ち、パウロの腕を引っ張りながら下車しました。

新幹線内で
IMG_3752かし下車した途端、自分たちが乗っていた車両は隣だったと気づいたパオロはすぐにまた乗り込みました。
私は、ホームで出発の合図をする車掌さんに向かって「忘れ物をしてしまって...ちょっと待ってください!」と叫ぶと、「本当にあるの?」と迷惑そうな顔。確かに、本当に大迷惑な話しだと、いたらないガイドとして身を縮めながら、パウロの後をついて中に入ろうとすると、「あった!」と蒼白の顔で問題のショルダーバックを手に出てきました。

そんな風に私たちは大騒ぎしていたので、新幹線の中もホームでも、周辺の人たちは私たちのことを見ていました。やれやれ!
  
顔面蒼白だったパウロも、1時間もするあのショックから立ち直ったらしく、「一分一秒違わないあの新幹線を、自分は1分停めたよ!」と自慢していました。

IMG_3753冷や汗話し、もう一つ。
成田でチェクイン後、見送りをし、私の役目も終わったとホッ肩を降ろして、最終の東北新幹線に乗るため切符売り場へ行くと、GW最終日で旅行先から帰国した人たちが長蛇の列を作っていました。時間的に見て、最終で帰れるかどうかという気もそぞろで並んで待ち、ようやく私の番となった時に、携帯が鳴りました。嫌な予感。電話に出ると、今さっき別れた彼らから。「問題が生じたからまだ空港にいたら出国ロビーまで来て」

IMG_3610何があったかとドキドキしながら向かうと、最後の日に購入した盆栽用の特注のピンセットを機内バックに入れため没収にあったということでした。そのピンセットの先は極細で、松の葉を掃除するのに都合が良いものだそうで、イタリアでは絶対に見かけない道具なんだそうです。

次回再会する時まで預かることにしました。

次回の会う時は、トレヴィーゾで行われる来年2月の盆栽展。
日本家屋の講演や、サツキ盆栽の手入れ、盆栽鉢のデモストレーションなどが予定されています。もっと勉強して皆さんのお役に立つ通訳が出来るように頑張らなければと思っています。
   
 お約束の一枚

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norichetta at 23:24|PermalinkComments(0)TrackBack(0)