2017年02月25日

Baci di Dama バーチディダーマ

IMG_3413バーチ・ディ・ダーマは、「貴婦人のキス」の意味を持つピエモンテ州生まれのお菓子です。

オリジナルはヘーゼルナッツ粉で生地を作り、間に挟むのはブラックチョコレートですが、今日はアーモンドとホワイトチョコレートで作ってみました。

生地はフードプロセッサーで作るのでとてもとても簡単です。

丸のままのアーモンドをフードプロセッサーで粉にしてからお菓子を作るのは、以前ペルージャで下宿をしていた時、大家さんのリーナさんがしていたのを見て覚えました。

torciglioneウンブリア州のお菓子はアーモンドの粉を使ったものがとても多く、例えばTorciglione トルチリオーネという蛇の形をしたドルチェはアーモンド粉を固めたようなお菓子で、どっしりして素朴な味わいがとってもおいしいです。

イタリアでもアーモンドプードルは売っていますが、一晩水につけて皮を剥くところからはじめるのですから、イタリアのおばあちゃんたちの料理に対するコツコツさに感服します。

孫が彼氏のお宅に初訪問とかで、「手土産に作って」と、孫にお願いされてのことでした。彼氏は南イタリアの人ですから、ペルージャのこの大蛇ドルチェは珍しかったのでしょう。

私は皮付きのほうがおいしいと思うので、バーチディダーマを作るときも、皮付きアーモンドをフードプロセッサーをかけて粉にします。少し茶色に仕上がった方が、温かみがあっておいしそうです。

でも白く仕上げたい人は、皮なしのアーモンドを使ってください。富澤商店などで売っています。

チョコと柑橘との相性はとてもいいです。
本来は生地にオレンジの皮をすりおろして使うところですが、無農薬のものは手に入りにくいので、代わりに柚子を使いました。

柚子の時期以外は、オレンジピールを薄く切って、チョコレートと共にクッキーの間に挟んでもおいしいです。


<バーチディダーマ25ケ分>
バタ                            60g
アーモンド        60g
(170度オーブンで10分空焼きしたもの)
塩             一つまみ
きび砂糖         60g
柚子の皮(すりおろす)半ヶ~1ケ分
小麦粉          80g
ブラックかホワイトチョコレート  適宜 


①フードプロセッサーにアーモンドを入れて、粉状になったら、バタ、塩、キビ砂糖、柚子の皮を入れて撹拌する。全体がまざったら、小麦粉を加え軽く撹拌する。

②ラップにぴっちり包んで冷蔵庫で1時間寝かせる。(四角形、または長方形にしておくと、あとで50等分に切り分けやすい)

③生地のラップをはずし、50等分に切り分け、一個ずつ丸め、170度のオーブンで20分焼く。

④クッキーが冷めたら、溶かしたチョコレートを間に挟む。

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norichetta at 14:14|PermalinkComments(0)TrackBack(0)Piemonte | デザート dolci

2017年02月17日

Yukina lessata 雪菜とさつま芋の茹でっぱなし

4ペポーゾ新今日は「おいしいイタリア」の日でした。

「おいしいイタリア」は2009年より、毎月第3金曜日、仙台市福祉プラザの調理室をお借りして開いているイタリア家庭料理の会です。

毎月参加してくださる方々のお蔭様、今年で8年目を迎えます。

今日のメニューは下の3品。参加者の皆さんと作りました。

ごぼう入りペポーゾ
・雪菜とさつま芋の茹でっぱなし
レンズ豆のスープ

(パン、デザート&エスプレッソ付き)

「雪菜とさつま芋の茹でっぱなし」は、そのネーミングの通り、塩茹でして、オリーブオイルを回しかけただけの副菜。ピリッと辛いペポーゾのお供にぴったりです。

こういうなんでもない料理が個性の強い料理を引き立ててくれます。料理の組み合わせで、単品よりも何倍もおいしく感じるから献立は重要です。

献立と言えば、栄養士時代を思い出します。「おいしいイタリア」の献立を立てていて気を付けていることは、栄養と味のバランスに加え、季節の素材を使っているか、デモストレーション+調理+試食を3時間内で出来るかどうかなどです。

それらを考慮しながら毎月のメニューを考えていると、就学前の子供たちのために献立作成していた栄養士時代を思い出します。

加えて言うと、通訳ガイドとして来日するイタリア観光客のために旅程を立てている時も、20年前の栄養士時代を思い出します。毎年年度末、保育士さんなど職員みんなで親睦旅行をするのが習わしでしたが、旅程を立てて案内するのが私の役目だったからです。同僚の皆さんはこれをとても楽しみにしていて、企画する私も「今年はどこへ行ったらみんなが喜ぶかな?あのご当地料理を是非食べさせなくては」などと、ワクワクしながらスケジュールを決めていくのでした。

このゴールデンウィークも盆栽愛好家のイタリア人がいらっしゃるのでただいま計画中です。ただGWということで、非常に頭を悩ませています!

さて、話を「雪菜とさつま芋の茹でっぱなし」戻します。

茹で加減ですが、さつま芋も雪菜もちょっと柔らか目がオリーブオイルとよく絡みおいしいです。

さつま芋は皮を剥いて水から茹でます。塩の量はパスタと同じ水の1%がよいでしょう。さつま芋が柔らかくなったら、ざく切りした雪菜を加えます。雪菜も柔らかくなったらさつま芋共々笊に上げ、笊の上に広げるようにして数分置き、余分な水気を飛ばします。皿に盛り付け、上質のオリーブオイルを回しかけて出来上がり。

満員御礼。
皆さんと肩を寄せ合いテーブルを囲んで
「いただきまーす!」

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norichetta at 06:21|PermalinkComments(0)TrackBack(0)Incontro di cucina italiana   おいしいイタリア | 野菜料理 Contorni

2017年02月12日

Zuppa di lenticche レンズ豆のスープ

6ペポーゾ新

レンズ豆はイタリアでポピュラーな豆。

浸水する時間も、茹で時間も短いため、扱いやすい利点もありますが、何と言ってもその栄養価の高さは注目です。

優れたタンパク質源でありながら脂質はほぼ含まず、皮膚/粘膜の生成や状態維持に欠かせないビタミン
B群、抗酸化のビタミンE、運動をする人にもうれしいカリウムや鉄分やリンなどのミネラルも豊富。免疫力を高めて風邪などを防ぐレシチン、便秘予防の食物繊維まで補えてしまうパーフェクト食材です。

冷蔵庫にある野菜をレンズ豆くらいに細かく刻んで、まずベーコンとともにオリーブオイルでよく蒸し炒めます。


IMG_3386丁寧にじっくり炒めることで、スープストックいらずの、水だけでとてもいい味が出ます。

イタリア料理では、スープをパスタと同じグループ(一つ目の皿: primo piatto)として考えるので、こういった野菜スープにもパスタを入れてボリュームを出す傾向があります。

スープが出来上がったら、加熱時間4分程度の細いスパゲティをポキポキ指先で折って加えて、スパゲティが柔らかくなるまで煮れば出来上がり。

このスープを沢山作っておくと、夜遅く帰宅した時にも便利です。温めて、折ったスパゲティを加えれば、胃にもたれず、でも栄養満点で、しっかり体が温まります。


<レンズ豆のスープ 2人分>
①レンズ豆は洗って、ザルにあげておく。スパゲティ(サラダ用など4分程度でゆであがる細目のもの)を1~2㎝程度の長さに折っておく。

②野菜(キャベツ、人参、玉ねぎ、セロリ、トマト)とベーコンは全て、レンズ豆よりも少し大きい程度に刻んでおく。

③オリーブオイルを熱して、まず玉ねぎとベーコンをよく炒める。次にキャベツ、人参、セロリを加えて、よく炒める。小さじ半の塩を加えながら、全体がしんなりとするまでじっくり炒めること。

④③にレンズ豆を加え、全体を混ぜたら、トマトを加え、蓋をして蒸し炒めする。

⑤水4カップ加えて、ふつふつと静かに煮立つ火力で20分煮る。

⑥味を調えて、スパゲティを加え、柔らかくなるまで煮たら出来上がり。

⑦皿に盛り、オリーブオイルを回しかけていただく。



norichetta at 15:24|PermalinkComments(0)TrackBack(0)パスタなど Primi piatti